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十一話
緊急事態発生
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ザッ
俺達に気付かれたと知り、生い茂る木々の合間から男が現れた。長い手足に、見惚れるような顔立ち、キラキラと輝く白金の髪、そして何よりも美しいオレンジの瞳は紛れもなく…
「フィン?!」
「ああ、遅いから迎えに来たぞ、ライ」
フィンが優雅な足取りで目の前にくる。その瞳には珍しく感情が映っておらず変な感じがしたが、ソルとの外出を許してくれたのだしこんなもんかと思い直した。
「せっかくの所悪いがもうすぐ閉園時間だ。そろそろ帰らなくては」
「え、ああ、うん…」
背中を押されるまま歩き出そうとすれば
「おーい、そいつ偽物だぜ~」
ソルが雑に口を挟んできた。
「え?偽物?」
「ああ、そのままついてったらキツネにつままれるぜ」
「!」
ソルはすでにパーカーを着ており、追加で俺の上着を腰に巻きながら「そうだろぉ?クソガキィ」と俺の横の男に笑いかける。
「…あーあ、邪魔しないでくださいよ、ソルジさん」
ポフン
軽い音がしたと思えば、フィンがいた場所に…制服姿のユウキが立っていた。
「も~!イイ感じに化けてたのになんで言っちゃうかな~今日一日ライとデートして良い思いしたんだから少しはシェアハピしてくださいよ~」
「るせぇ、てめえに持ち帰られたらオレが不死身野郎とグレイに殺されんだよ!」
「え…ユウキ…今日一日って…」
その口ぶり、まさかずっとつけてたのか??と目で訴えればユウキは悪びれる様子もなく「うん」と満面の笑みで頷いてくる。
「ライとソルジさんが揃って位置情報載せて、同じ動きをしてて、その上現在地動物園って…こんなのもう追いかけてくれって言ってるようなもんでしょ!!フリかと思ったよマジで!」
「いやいや…」
ユウキの言うようにアプリに位置情報を載せたのは俺達だし、追われても責める立場にないのかもしれないが、当然のように学校をサボってストーキングするのはおかしいだろう。それにソルもソルだ。俺と違って「ユウキがストーキングしてた」と聞いても全く驚く様子がない。ということはつまり、
「…ソル、あんたも気付いてたんだな」
「ああ、触れ合いコーナー辺りからずっとイヤ~な視線と匂いを嗅ぎつけてたぜ。鬱陶しくて無視してたがなぁ」
「気付いてたんならすぐに言えよ…」
「アア?!うるせーのがいたら集中できねえだろが」
「まあ…それもそうか…」
「失礼なー!どう考えてもソルジさんの方がうるさいでしょ!あと、言っときますけどね!今日のは完全に抜け駆けですからねソルジさん!一日ライとお出かけして!お弁当作ってもらっちゃって!!最後なんかイチャイチャしだすし!!ズルいズルい!ソルジさんだけズルい~ッ!!ふっつーに殺意沸いた!!」
「ズルくねえッ!!文句なら狼に言え!!」
「…おい、言い合うなら俺を挟まずやってくれ」
左右でうるさくする二人にため息を吐いていると、ガガッとガラスハウス内のスピーカーがオンになる音がした。
《緊急事態発生です。繰り返します。緊急事態発生です。チンパンジーが脱走しました。園内にいるお客様及びスタッフは速やかに避難してください。繰り返します。緊急事態発生です…》
けたたましい緊急アナウンスが鳴り響き、流石のソルとユウキも真剣な表情になった。
「おいおい、避難訓練…じゃねえよなぁ?」
「営業日にアナウンスなく避難訓練なんてやりませんよ。しかもこんな夕方の暗くなってきた時間帯に…逆に怪我人が出ますって」
「ケッ、てことはマジの脱走か。世界ニュースでチンパンジーに顔抉られたって話聞いた事あるぜぇ」
「ゴリラより気性が荒いんだっけ…」
「ですね。これはさっさと逃げた方がよさそうです」
早々に立ち去ろうとするユウキに「待ってくれ」と慌てて声をかける。
「狼化したままじゃメインゲートを通るのは厳しいと思う…」
「あちゃーそうだった」
耳はフードを被せばなんとかなるが、尻尾はそうはいかない。上着で覆っていても風が吹いたら一瞬でバレてしまうし普通に裾から尻尾の先が出てるので近くに来られるだけでアウトだ。
(この状態でメインゲートを通ろうものなら、大勢の避難者に囲まれてあっという間に正体を晒しちまう…)
ユウキは「ちょっと待って」といってどこかに電話をかけ始めた。
「うん、わかった。じゃあそっちで待機してて。…ライ、ソルジさん、今柴沢に確認とったけど、園内にはいくつかの裏口があって、一番人が使わなそうな裏口なら今のソルジさんでも怪しまれず通過できそうだって」
「!」
「今回は特別に俺が案内してあげるから二人共、ついてきて」
ユウキに先導される形で俺達はガラスハウスを出て、薄暗くなった園内を突き進んでいく。西に向かって十分ほど進んだ所で、オオカミの柵が見えてきた。
「えっと…この先に裏口があるみたい。……って…ライとソルジさん何してるの?」
スマホを確認していたユウキが不思議そうに見てくる。
「いや、ソルの奴が…急に動かなくなっちまって…」
「ええっ??」
「ここまで普通に走ってたのに、おい!ソル!何やってんだ!ソル!」
オオカミの柵に来た瞬間ぴたりとソルの足は止まってしまった。何度呼びかけても、肩を揺さぶっても反応しない。よく見ればその銀色の瞳はじーっと柵の中へと向けられていて、
「!」
草木の中、身を寄せあって眠りにつくオオカミが二匹いた。それをソルは食い入るように見ていた。
(いや…違う)
多分、今このオオカミ達を凝視しているのは…
「ライ!ソルジさんッ!」
ユウキの慌てた声と同時にガササッと黒い影が飛び出してきた。三匹のチンパンジーで「ホー!ホー!」と妙な鳴き声をあげながら近寄ってくる。
「クソっ、来ちまった…おい!ソル!ソルってば!起きろ!」
肩を強く揺さぶるが、やっぱり棒立ちのまま動かない。その間もチンパンジーがじりじりと距離を詰めてきて、焦りを覚えた俺は肩から鞄を外し…ユウキがいる方とは逆へ放り投げた。
キィ!!
一匹のチンパンジーが鞄に釣られて背を向けたが、他二匹はこちらを睨んだままだった。しかも四方八方から新たなチンパンジーが集まってきて…完全に囲まれてしまう。離れた位置にいたユウキも追いやられるようにして俺の背中側に回ってくる。
「うわわわ…なんでこんなに脱走してんの?!ヤバすぎでしょ!飼育員さん扉開けっ放しにしちゃった感じ?!」
「しっ、大きな声出すなって。何か変化できないのか?ほら、ゴリラになるとか」
「チンパンジーの群れにゴリラ一匹じゃ効果ないと思う…」
柵の近くは防犯カメラが多く設置してあるため前見た“デカトカゲ"になるわけにもいかない。もうこうなったら自力で迎え撃つしかないと拳を握り締めると、
「まったく、つじつま合わせで来たはずが…どうしてライが襲われてるんだ」
聞き慣れた声と共に、パチンパチンと指を鳴らす音が響く。
キキキィッ!!
その瞬間チンパンジーの鼻先で火花が走り、突然の超常現象に驚いたチンパンジーは散り散りになって逃げていく。火花を散らせるということは今度こそ本物のフィンのようだ。ホッと胸を撫で下ろしていると、フィンはパンッと手を鳴らして閃光を起こし、残っていたチンパンジー達を怯ませ、強引に一掃する。何度か瞬きを繰り返し、目の眩みをやり過ごしながらフィンに駆け寄った。
「フィン!」
「ライ、怪我はないか」
「あぁ、助かった…。てか、つじつま合わせって言ってたけど何かトラブってんのか」
「それが…いや、長くなるから後にしよう。先程の閃光で人が集まってくるだろうからな。一度退散した方がいい」
フィンはユウキが使おうとした裏口から来たらしく「こっちだ」と誘導してくる。しかしその途中で、突っ立ったまま動かないソルに気付き眉をひそめた。
「…駄犬は何をしているんだ?」
「いや、その…こっちも話すと長くなる…というか」
「はあ…また駄犬が駄犬になってるのか…」
「……」
フィンは面倒くさそうに顔をしかめた後、大股でソルに近づき、
ドスッ!
鳩尾を容赦なく殴る。ソルは声もなく気絶し、その体が地面に倒れ伏す頃には狼の耳と尻尾は引っ込んでいた。
「これ以上余計な時間はとれない…運ぶぞ」
フィンはすごく不本意そうな顔でソルを肩に担ぎ上げる。何度も俺を運んでるし、ソルでできても驚きはしないが、こうしてデカいのが運ばれるのを他者目線で見るとなかなか迫力があった。「おおー…」と横でユウキがパチパチと拍手している。
「そこの君達!何をやってる!!」
そんな時、鋭い声が響いてきた。
俺達に気付かれたと知り、生い茂る木々の合間から男が現れた。長い手足に、見惚れるような顔立ち、キラキラと輝く白金の髪、そして何よりも美しいオレンジの瞳は紛れもなく…
「フィン?!」
「ああ、遅いから迎えに来たぞ、ライ」
フィンが優雅な足取りで目の前にくる。その瞳には珍しく感情が映っておらず変な感じがしたが、ソルとの外出を許してくれたのだしこんなもんかと思い直した。
「せっかくの所悪いがもうすぐ閉園時間だ。そろそろ帰らなくては」
「え、ああ、うん…」
背中を押されるまま歩き出そうとすれば
「おーい、そいつ偽物だぜ~」
ソルが雑に口を挟んできた。
「え?偽物?」
「ああ、そのままついてったらキツネにつままれるぜ」
「!」
ソルはすでにパーカーを着ており、追加で俺の上着を腰に巻きながら「そうだろぉ?クソガキィ」と俺の横の男に笑いかける。
「…あーあ、邪魔しないでくださいよ、ソルジさん」
ポフン
軽い音がしたと思えば、フィンがいた場所に…制服姿のユウキが立っていた。
「も~!イイ感じに化けてたのになんで言っちゃうかな~今日一日ライとデートして良い思いしたんだから少しはシェアハピしてくださいよ~」
「るせぇ、てめえに持ち帰られたらオレが不死身野郎とグレイに殺されんだよ!」
「え…ユウキ…今日一日って…」
その口ぶり、まさかずっとつけてたのか??と目で訴えればユウキは悪びれる様子もなく「うん」と満面の笑みで頷いてくる。
「ライとソルジさんが揃って位置情報載せて、同じ動きをしてて、その上現在地動物園って…こんなのもう追いかけてくれって言ってるようなもんでしょ!!フリかと思ったよマジで!」
「いやいや…」
ユウキの言うようにアプリに位置情報を載せたのは俺達だし、追われても責める立場にないのかもしれないが、当然のように学校をサボってストーキングするのはおかしいだろう。それにソルもソルだ。俺と違って「ユウキがストーキングしてた」と聞いても全く驚く様子がない。ということはつまり、
「…ソル、あんたも気付いてたんだな」
「ああ、触れ合いコーナー辺りからずっとイヤ~な視線と匂いを嗅ぎつけてたぜ。鬱陶しくて無視してたがなぁ」
「気付いてたんならすぐに言えよ…」
「アア?!うるせーのがいたら集中できねえだろが」
「まあ…それもそうか…」
「失礼なー!どう考えてもソルジさんの方がうるさいでしょ!あと、言っときますけどね!今日のは完全に抜け駆けですからねソルジさん!一日ライとお出かけして!お弁当作ってもらっちゃって!!最後なんかイチャイチャしだすし!!ズルいズルい!ソルジさんだけズルい~ッ!!ふっつーに殺意沸いた!!」
「ズルくねえッ!!文句なら狼に言え!!」
「…おい、言い合うなら俺を挟まずやってくれ」
左右でうるさくする二人にため息を吐いていると、ガガッとガラスハウス内のスピーカーがオンになる音がした。
《緊急事態発生です。繰り返します。緊急事態発生です。チンパンジーが脱走しました。園内にいるお客様及びスタッフは速やかに避難してください。繰り返します。緊急事態発生です…》
けたたましい緊急アナウンスが鳴り響き、流石のソルとユウキも真剣な表情になった。
「おいおい、避難訓練…じゃねえよなぁ?」
「営業日にアナウンスなく避難訓練なんてやりませんよ。しかもこんな夕方の暗くなってきた時間帯に…逆に怪我人が出ますって」
「ケッ、てことはマジの脱走か。世界ニュースでチンパンジーに顔抉られたって話聞いた事あるぜぇ」
「ゴリラより気性が荒いんだっけ…」
「ですね。これはさっさと逃げた方がよさそうです」
早々に立ち去ろうとするユウキに「待ってくれ」と慌てて声をかける。
「狼化したままじゃメインゲートを通るのは厳しいと思う…」
「あちゃーそうだった」
耳はフードを被せばなんとかなるが、尻尾はそうはいかない。上着で覆っていても風が吹いたら一瞬でバレてしまうし普通に裾から尻尾の先が出てるので近くに来られるだけでアウトだ。
(この状態でメインゲートを通ろうものなら、大勢の避難者に囲まれてあっという間に正体を晒しちまう…)
ユウキは「ちょっと待って」といってどこかに電話をかけ始めた。
「うん、わかった。じゃあそっちで待機してて。…ライ、ソルジさん、今柴沢に確認とったけど、園内にはいくつかの裏口があって、一番人が使わなそうな裏口なら今のソルジさんでも怪しまれず通過できそうだって」
「!」
「今回は特別に俺が案内してあげるから二人共、ついてきて」
ユウキに先導される形で俺達はガラスハウスを出て、薄暗くなった園内を突き進んでいく。西に向かって十分ほど進んだ所で、オオカミの柵が見えてきた。
「えっと…この先に裏口があるみたい。……って…ライとソルジさん何してるの?」
スマホを確認していたユウキが不思議そうに見てくる。
「いや、ソルの奴が…急に動かなくなっちまって…」
「ええっ??」
「ここまで普通に走ってたのに、おい!ソル!何やってんだ!ソル!」
オオカミの柵に来た瞬間ぴたりとソルの足は止まってしまった。何度呼びかけても、肩を揺さぶっても反応しない。よく見ればその銀色の瞳はじーっと柵の中へと向けられていて、
「!」
草木の中、身を寄せあって眠りにつくオオカミが二匹いた。それをソルは食い入るように見ていた。
(いや…違う)
多分、今このオオカミ達を凝視しているのは…
「ライ!ソルジさんッ!」
ユウキの慌てた声と同時にガササッと黒い影が飛び出してきた。三匹のチンパンジーで「ホー!ホー!」と妙な鳴き声をあげながら近寄ってくる。
「クソっ、来ちまった…おい!ソル!ソルってば!起きろ!」
肩を強く揺さぶるが、やっぱり棒立ちのまま動かない。その間もチンパンジーがじりじりと距離を詰めてきて、焦りを覚えた俺は肩から鞄を外し…ユウキがいる方とは逆へ放り投げた。
キィ!!
一匹のチンパンジーが鞄に釣られて背を向けたが、他二匹はこちらを睨んだままだった。しかも四方八方から新たなチンパンジーが集まってきて…完全に囲まれてしまう。離れた位置にいたユウキも追いやられるようにして俺の背中側に回ってくる。
「うわわわ…なんでこんなに脱走してんの?!ヤバすぎでしょ!飼育員さん扉開けっ放しにしちゃった感じ?!」
「しっ、大きな声出すなって。何か変化できないのか?ほら、ゴリラになるとか」
「チンパンジーの群れにゴリラ一匹じゃ効果ないと思う…」
柵の近くは防犯カメラが多く設置してあるため前見た“デカトカゲ"になるわけにもいかない。もうこうなったら自力で迎え撃つしかないと拳を握り締めると、
「まったく、つじつま合わせで来たはずが…どうしてライが襲われてるんだ」
聞き慣れた声と共に、パチンパチンと指を鳴らす音が響く。
キキキィッ!!
その瞬間チンパンジーの鼻先で火花が走り、突然の超常現象に驚いたチンパンジーは散り散りになって逃げていく。火花を散らせるということは今度こそ本物のフィンのようだ。ホッと胸を撫で下ろしていると、フィンはパンッと手を鳴らして閃光を起こし、残っていたチンパンジー達を怯ませ、強引に一掃する。何度か瞬きを繰り返し、目の眩みをやり過ごしながらフィンに駆け寄った。
「フィン!」
「ライ、怪我はないか」
「あぁ、助かった…。てか、つじつま合わせって言ってたけど何かトラブってんのか」
「それが…いや、長くなるから後にしよう。先程の閃光で人が集まってくるだろうからな。一度退散した方がいい」
フィンはユウキが使おうとした裏口から来たらしく「こっちだ」と誘導してくる。しかしその途中で、突っ立ったまま動かないソルに気付き眉をひそめた。
「…駄犬は何をしているんだ?」
「いや、その…こっちも話すと長くなる…というか」
「はあ…また駄犬が駄犬になってるのか…」
「……」
フィンは面倒くさそうに顔をしかめた後、大股でソルに近づき、
ドスッ!
鳩尾を容赦なく殴る。ソルは声もなく気絶し、その体が地面に倒れ伏す頃には狼の耳と尻尾は引っ込んでいた。
「これ以上余計な時間はとれない…運ぶぞ」
フィンはすごく不本意そうな顔でソルを肩に担ぎ上げる。何度も俺を運んでるし、ソルでできても驚きはしないが、こうしてデカいのが運ばれるのを他者目線で見るとなかなか迫力があった。「おおー…」と横でユウキがパチパチと拍手している。
「そこの君達!何をやってる!!」
そんな時、鋭い声が響いてきた。
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