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不死鳥シリーズ
★『好きな体位』ソルジver
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※質問コーナー「好きな体位」の続き
※ソルルート(フェラ、複数、素股注意)
※七話読了推奨
***
「よっしゃ、オレの勝ちだぜ!」
「…は?」
酒を買って部屋に戻ると何故かソルがガッツポーズしてくる。他三人が肩を落としてるのも気になるが「勝ち」ってなんだ「勝ち」って。嫌な予感がするんだが。顔をしかめてると人差し指でちょいちょいと招かれる。
「ほら、ライ、ここ来て座れ」
「なんでだよ」
「座らねえとこのコーナー終わらねえぜ?皆待ってんだから早くしろって」
「はあ??…ったく」
仕方なく先程まで座っていたソルとフィンの間に腰かけた。男三人が座っても余裕な大きめのソファがぎしっと音を立てる。フィンが横から俺の買物袋を奪っていく。
「これは預かっておこう」
「ああ、ありがと。てかフィン体調悪い?」
顔色というか機嫌があまりよろしくなさそうだが、俺がいない間に何かあったのだろうか。
「…いや」
「じゃあ何…え、なんで手繋いでんだ?」
「じっとして、私だけみててくれ」
「いや皆見てるし…ひいっ?!おい!ソル!」
フィンの方の手を恋人繋ぎにされたと思えば、次の瞬間、反対側から肩を抱かれ引っ張られる。構える間もなく首に吸い付かれ、次の瞬間犬歯で甘噛みされた。本能的な恐怖と痺れるような刺激が走る。
「うあっ…?!ソル!!ちょっ、何血迷って…!」
顔面を掴んで引き剥がそうとするがいつの間にかソファの後ろに回り込んでいたユウキがその手も奪っていく。背もたれの上に乗せて手首を抑えた後「暴れちゃダメだよ」と微笑まれた。
「ユウキ!?」
「負けは負けだからね。協力するよ」
「はあ?ユウキまで何言って…んむぐっ、んううっ?!」
抗議しようと開けた口をソルの唇で塞がれた。一切の遠慮もなく、普通に舌をいれてくる。噛もうとしたが顎を掴まれ、阻まれてしまう。
「はっ、ンッ…んん…っ」
口の中を好き勝手されたと思えば舌の先を甘噛みされる。
「ンゥ、うう…」
じわりと頭の奥がとけるような感覚に喘いでると、両手を捕らえてる二人から視線が突き刺さってきた。痛いほどの視線に恥ずかしさと熱がじわじわ増していく。
(なんだよこれっ…質問コーナーはどこいったんだ…??なんでソルにキスされてんだよっ…)
助けを求めて、斜め方向に座っていた高身長の男に訴える。俺達がいるソファとは別のL字ソファでのんびり一服してるグレイと目があった。煙を吐きながら苦笑してくる。
「はいはい、説明してあげるワ。かくかくしかじかで…ソルが勝ったってワケ」
「はあ?!んぐ、うう…!俺、は、賞品じゃ、ねえっ!うあっ、そこやめろっ、ん、ふっ、んん~!!」
「安心しなさい。暴走しかけたら霧使ってあげるカラ」
(いや、その言葉、一回裏切られてて全然安心できねえから!!)
口が塞がれてて反論できないが内心そう叫んだ。グレイはくすくすと笑ってるだけで止める様子は一切ない。温泉の時も思ったが本当に良い趣味をしてる。
「状況がわかったならてめえも協力しろや。時間がねえんだよ」
ガジガジと鎖骨を噛みながら囁かれる。その手は俺の胸を刺激していて酷くむずむずした。蹴り飛ばしてやりたいのに、ソルとフィンにそれぞれ押さえつけられどうしようもない。
するっ
フィンが後ろから手を回してズボンの前を寛げられた。そのまま性器を掴まれたら全身から力が抜けてしまう。
「うあっ、んんっ、フィ、ン…っ」
最後の賭けで上目遣いで振り返ってみるが、色を濃くさせたオレンジの瞳は前と同じように謎にキレていて会話が成り立ちそうにない。そんなになるなら許さなきゃいいのにと毒づいた。
「ンンッ、な、っ、あ…っ、」
「ライ、十五分の辛抱だ」
「そんなっ、見られて、とか、い、やだって、うああ…!」
ソルに襲われるのもあんたに見られながらも嫌に決まってる。なのにその目で見られてるだけで、体は期待して、抱いてくれるのかと勘違いしてしまうのだ。素直すぎる体の反応に泣きたくなった。
くちゅくちゅ
目を瞑って霧散させようとしても、前を弄る手や音は止まらない。ソルは胸を、フィンは俺のを対抗するように追い立ててくる。
(いらない。そんな刺激いらねえって…!)
拳をぎゅっと握りしめ首を振った。すると背もたれに固定された手に濡れた感触がする。
ちゅるっ、ちゅ…
ユウキが指先や掌を舐めてるらしい。むず痒くて焦れったい刺激に更に混乱させられた。もう誰からのどこの刺激で気持ち良くなってるのかわからない。
「はっ、はあ…んんっ、やだっ、て……っ」
「やだじゃなくて、気持ちいい、だろが」
ソルが俺の勃ったのを見下ろしてからかうように笑ってくる。うるさい、と睨み付けてやったが目が潤んでいるせいであまり効いてないらしい。ちゅっと目尻に吸い付いてくる。
「しょっぱ。嬉し泣きしてんじゃねえか。本当は見られて興奮してんだろ」
「ちがっ…ああっ!このっソルっ!」
ガブリと胸に噛みつかれ、声が出てしまう。部屋に響くのが恥ずかしくて顔を背けるが、どこを向いても誰かの視線は感じる。ここは地獄か。せめて早く終わらせてくれと、勝者である目の前の男に視線を送ってみても
「くくっ、オレはてめえの性器には触れられねえんだよ。甘えるなら後ろの男にしとけ。…ま、イかせてくれるかは知らねえけどなあ」
そういって唇に指を差し入れてくる。指の腹で舌を撫でられほぼ無意識にその指に舌を絡ませれば、目の前で眺めていたソルがごくりと喉を鳴らした。完全にスイッチが入ったらしい。指で無理やり舌を引きずり出される。
「っ…!!」
「そうだな。オレを満足させられたら、繰り上げで終わらせてやってもいいぜ?」
膨らんだ自分のを指さして囁いた。目を見開く。
(は??フェラしろって…事か??)
こんな状態で咥えられる程理性は失っていない。他の三人にも見られてる状況で馬鹿言うな。体に燻ってる熱に喘ぎつつも首を横に振った。
「わからず屋」
ソルが俺の唇を奪って噛みつくようなキスをしていく。腰をするすると撫でられれば目にたまっていた涙がぽろりと落ちた。それすら舐めとられ…、本気で泣きそうになる。
「しょうがないわネエ…」
呆れた様子でグレイが立ち上がった。やっと助けてくれるのかと期待するが、なぜかグレイはソルを押し退けてソファに乗っかってくる。
「ぐ、れい…?」
「口を開けて」
「…」
「大丈夫、気持ち良くしてあげる」
不思議と、その両目で見られると拒否する気が起きなかった。大人しく口を開けて…グレイからのキスを受け入れる。ソルのと違って優しいそれに心臓がバクバクとうるさくなった。
「ん、ンう…、んん…」
「はは、ライ気持ちよさそうだね。狼センパイより上手だな~」
「うーるせえ」
二人の揶揄するような声を遠くで聞きながら、グレイのキスに酔わされて、ぼんやりと頭の奥が溶けていく。背後にいるフィンが私も忘れるなというようにうなじに噛みついてきた。肩が震えて、与えられる気持ちよさに溺れる。ああやばい、気持ちいい、何も考えられない。
「…ん、はい、ちょっとだけ溶かしといたワヨ。ある程度なら言うこと聞くと思うワ」
「おう助かったぜ」
「貸しイチよ」
「へいへい、次はてめえの大好きなバックでやってやるよ」
グレイはその言葉に妖艶に笑って元の位置に戻っていく。正面に戻ったソルが顎を掴んで上を向かせた。それからすでに固くなったそれを口に突っ込んでくる。一気に喉まで入れられ呻いた。
「んうう…っ、うっ、んぐ…!んーっ」
「はあ、あっちいなあ…。どうよ、インキュバスの体液は?うまかったろ。媚薬みたいな効果があるらしいぜ、ああ…聞こえてねえか」
「ん、ンンっ、ごくっ、んっ、ふっ、うう…!」
先ほどより抵抗感の薄れたそれを咥え、裏筋に舌を這わせる。先走りが溢れてきて苦味が一気に口に広がるが、味わいたくなくてすぐに嚥下した。すると引きずりこまれるその動きに巻き込まれたソルが気持ちよさそうに息を乱した。
「はっ、…もっと堪能したいが…時間ねえんだよな、おい、支えとけ」
一度喉の奥まで突っ込まれて、ずるりと引き抜かれる。やっと息ができるようになった事にホッとしつつ、肩を掴まれ体の向きを変えられた。今までずっと背もたれにしていたフィンと向き合う。そのオレンジの瞳と目が合うと、落ちかけていた理性が少しだけ戻ってきた。
「は、はあ、フィ、ン…あっ、え」
フィンに腰を抱かれ、ひょいっと持ち上げられる。よくこんなデカい体を腕だけで持てるなと感心してると、ソファに腰掛けたフィンの膝の間に着地させられた。膝立ちした状態でフィンを見下ろす姿勢になる。
「なに、あ、おい…」
「足を抜いて…汚れるといけないから全て脱いでおこう」
「え…脱ぐって…」
あれよあれよとズボンと下着を脱がされ下半身を裸にされた。何するんだとフィンに戸惑いの視線を向けると
「手はここへ」
誘導されるままフィンの肩に両手を置かされる。おかげで体を支えやすくなったがグレイの媚薬が効いてるのか頭も体も思うように動かない。力が抜けて座り込みそうになる。
ぐっ
それを後ろから掴まれて、膝立ちの位置で固定された。振り返ると、雄の顔をしたソルが頬に口付けてくる。
「足閉じてろよ」
「んん、ソル…、な…!足、にっ…!」
「立ちバックじゃねえのはつまらねえが、素股で許してやるよ」
「やっ、ああ…っ、」
閉じた太ももにソルのが擦り付けられる。その熱さと固さを感じて、ぐっと腰の奥が疼いた。とっさにフィンの肩に爪を立てれば、ずっと表情一つ変えず俺を視姦していたフィンが、あやすように背中をさすってくる。
「ライ、口を開けて」
「はっ、はあ、……んぅ…ン、んん…っ」
「…」
素股されながら、フィンと舌を絡ませた。誰よりも熱くて溶けそうな体温を舌から感じて、体が歓喜する。唾液がかき混ぜられ、舌を吸われ、噛まれ…また舌を絡ませられて。それだけで背中が震えイきそうになった。背もたれに頬杖をついて眺めていたユウキがくすくすと笑っている。
「やっぱり恋人とのキスが一番嬉しそうだね」
「ほんと、テクも媚薬も結局愛には負けるのヨ…妬けちゃうワ」
「はは」
そこから先は聞こえなかった。フィンの手によって耳を塞がれ、ぐちゃぐちゃと激しくなった音を脳内に響かせるだけになる。溺れそうなキスを堪能して、とろんと思考が溶けてきた。気持ちいい。もっとしていたい。とっくに時間は過ぎてるはずなのに誰も止めようとしない事に少しホッとしてる自分がいた。もう少しだけこうやってキスしていたい。
がぶっ
「うあっ、ひ、あ…ソル…?!」
「勝者のオレを忘れてんじゃねえぞ。それ以上二人の世界に入るってなら、後ろに突っ込んでやるからな」
「いっ、やめっ、んああっ!」
うなじを噛まれ、あろうことか後ろに先端が入り込んでくる。
(いれられる…?!)
慌てて振り向けば、唇を奪われた。やばいやばいとパニックになりながら、必死にソルの機嫌を戻させようと自分から舌を絡ませる。強く噛まれたが、それに引かずじゅるりと吸い上げた。ソルはくくっと喉を鳴らして、目元を緩ませる。少しだけ荒さの取れたキスにホッとする間もなく、胸をぎゅっとつままれる。
「んんー…っ!!ん?!うううっ!!」
フィンの手が俺の勃ちあがったそれに伸びた。掌で先端を撫でたあと絞り上げるように下から上へ擦り上げる。びくびくと腰が揺れた。足にも力が入って刺激が強まったらしい。ソルのが一回り大きくなった。
「チッ…、はあ、おい出すぞ」
短く告げられ、胸を弄っていた手が腰に移動して固定した。次の瞬間ガツガツと激しく揺さぶられる。耐えきれずフィンに倒れ込めば、俺の喘ぎ声を飲み込むように口付けられた。
「んっ!んうう!ンンーーっ!」
ひときわ強く擦られたと思えばソルのが抜けて、太ももにびしゃりと熱いものがかけられる。熱い濡れた感触に顔をしかめるが、フィンの手が前を弄ってきて、その不快感もすぐに消えた。ぐちゅぐちゅと擦られ限界まで我慢していたのが溢れる。
「んああっ…!!」
どろりとフィンの掌へ吐き出した。綺麗な指に俺の精液が白く絡みついて、その光景に更に興奮してまたイってしまう。
「はああ…、うあっ、はっ、はあ、はっ…フィ、ン…、手が…」
「気にしなくていい」
拭おうとしたのをフィンが首を振って拒絶する。まだイってる余韻でふわふわしていて動きが鈍い俺を挟んでソルとフィンが睨みあった。
「くくっ、てめえ、わざとオレとイかせなかっただろ?相変わらず性格悪い奴だぜ」
「うるさいぞ。ここまで許された事に感謝しろ、駄犬。満足したのならさっさとその汚いものをしまえ、見苦しい」
「はーうっぜ」
舌打ちと共にソルが体を引いた。出した事で少し冷静になったのか俺にはもう触れてくる気配がない。…いや、フィンがキレてて近づけないだけか。俺はフィンの胸板に額を擦り付けるようにして座り込み、必死に息を整えていた。その肩にフィンの腕が回されぎゅっと抱かれる。やっと終わったのだ。そう思うと一気に脱力した。目を瞑りフィンに体を預ける。
「あはは、俺もしたかったけど、もう触らせてもらえなさそうだねー残念~」
「敗者は退散って事ヨ。はーい、解散解散」
ぱんぱんと手を鳴らしてグレイが号令をかける。渋々ソルとユウキが部屋から出ていく。それにグレイも続いた。
「…」
残ったフィンと見つめ合う。
「…ライ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ…ねえ…」
足は精液かけられて気持ち悪いし、イッたのに媚薬の効果が残っててふわふわするしで最悪だ。質問コーナーをするはずがなんで乱交させられてんだよ。
「ライはよく頑張った」
とんとんと背中を叩かれ、ちゅ、ちゅっと顔中にキスを落とされた。だるくて顔を上げるのも億劫だったが、あまりにも熱心にキスされるものだから、なんだよと渋々顔を上げてやる。すると俺が反応した事が嬉しかったのかオレンジの瞳がすうっと細められた。
「誰かに襲われてるライは素直に縋りついてくれるから、格段に可愛いのだ」
「え?なんか言った?」
ぼーっとしてて聞き逃してしまった。聞き返してみるがフィンは笑みを浮かべて首を横に振るだけだった。
「さあ、そろそろライの体を綺麗にしようか、ライ」
「え、あ、ちょっ」
「奴の匂いが染みつく前に全て洗い流す必要がある。もちろんその後は私ので上書きするが」
「それ結果、同じじゃねえかっ!ああっ!まてまて!」
抱き上げられ風呂に連行された後の事は…まあ、ご想像にお任せという事にしておこう。
end
※ソルルート(フェラ、複数、素股注意)
※七話読了推奨
***
「よっしゃ、オレの勝ちだぜ!」
「…は?」
酒を買って部屋に戻ると何故かソルがガッツポーズしてくる。他三人が肩を落としてるのも気になるが「勝ち」ってなんだ「勝ち」って。嫌な予感がするんだが。顔をしかめてると人差し指でちょいちょいと招かれる。
「ほら、ライ、ここ来て座れ」
「なんでだよ」
「座らねえとこのコーナー終わらねえぜ?皆待ってんだから早くしろって」
「はあ??…ったく」
仕方なく先程まで座っていたソルとフィンの間に腰かけた。男三人が座っても余裕な大きめのソファがぎしっと音を立てる。フィンが横から俺の買物袋を奪っていく。
「これは預かっておこう」
「ああ、ありがと。てかフィン体調悪い?」
顔色というか機嫌があまりよろしくなさそうだが、俺がいない間に何かあったのだろうか。
「…いや」
「じゃあ何…え、なんで手繋いでんだ?」
「じっとして、私だけみててくれ」
「いや皆見てるし…ひいっ?!おい!ソル!」
フィンの方の手を恋人繋ぎにされたと思えば、次の瞬間、反対側から肩を抱かれ引っ張られる。構える間もなく首に吸い付かれ、次の瞬間犬歯で甘噛みされた。本能的な恐怖と痺れるような刺激が走る。
「うあっ…?!ソル!!ちょっ、何血迷って…!」
顔面を掴んで引き剥がそうとするがいつの間にかソファの後ろに回り込んでいたユウキがその手も奪っていく。背もたれの上に乗せて手首を抑えた後「暴れちゃダメだよ」と微笑まれた。
「ユウキ!?」
「負けは負けだからね。協力するよ」
「はあ?ユウキまで何言って…んむぐっ、んううっ?!」
抗議しようと開けた口をソルの唇で塞がれた。一切の遠慮もなく、普通に舌をいれてくる。噛もうとしたが顎を掴まれ、阻まれてしまう。
「はっ、ンッ…んん…っ」
口の中を好き勝手されたと思えば舌の先を甘噛みされる。
「ンゥ、うう…」
じわりと頭の奥がとけるような感覚に喘いでると、両手を捕らえてる二人から視線が突き刺さってきた。痛いほどの視線に恥ずかしさと熱がじわじわ増していく。
(なんだよこれっ…質問コーナーはどこいったんだ…??なんでソルにキスされてんだよっ…)
助けを求めて、斜め方向に座っていた高身長の男に訴える。俺達がいるソファとは別のL字ソファでのんびり一服してるグレイと目があった。煙を吐きながら苦笑してくる。
「はいはい、説明してあげるワ。かくかくしかじかで…ソルが勝ったってワケ」
「はあ?!んぐ、うう…!俺、は、賞品じゃ、ねえっ!うあっ、そこやめろっ、ん、ふっ、んん~!!」
「安心しなさい。暴走しかけたら霧使ってあげるカラ」
(いや、その言葉、一回裏切られてて全然安心できねえから!!)
口が塞がれてて反論できないが内心そう叫んだ。グレイはくすくすと笑ってるだけで止める様子は一切ない。温泉の時も思ったが本当に良い趣味をしてる。
「状況がわかったならてめえも協力しろや。時間がねえんだよ」
ガジガジと鎖骨を噛みながら囁かれる。その手は俺の胸を刺激していて酷くむずむずした。蹴り飛ばしてやりたいのに、ソルとフィンにそれぞれ押さえつけられどうしようもない。
するっ
フィンが後ろから手を回してズボンの前を寛げられた。そのまま性器を掴まれたら全身から力が抜けてしまう。
「うあっ、んんっ、フィ、ン…っ」
最後の賭けで上目遣いで振り返ってみるが、色を濃くさせたオレンジの瞳は前と同じように謎にキレていて会話が成り立ちそうにない。そんなになるなら許さなきゃいいのにと毒づいた。
「ンンッ、な、っ、あ…っ、」
「ライ、十五分の辛抱だ」
「そんなっ、見られて、とか、い、やだって、うああ…!」
ソルに襲われるのもあんたに見られながらも嫌に決まってる。なのにその目で見られてるだけで、体は期待して、抱いてくれるのかと勘違いしてしまうのだ。素直すぎる体の反応に泣きたくなった。
くちゅくちゅ
目を瞑って霧散させようとしても、前を弄る手や音は止まらない。ソルは胸を、フィンは俺のを対抗するように追い立ててくる。
(いらない。そんな刺激いらねえって…!)
拳をぎゅっと握りしめ首を振った。すると背もたれに固定された手に濡れた感触がする。
ちゅるっ、ちゅ…
ユウキが指先や掌を舐めてるらしい。むず痒くて焦れったい刺激に更に混乱させられた。もう誰からのどこの刺激で気持ち良くなってるのかわからない。
「はっ、はあ…んんっ、やだっ、て……っ」
「やだじゃなくて、気持ちいい、だろが」
ソルが俺の勃ったのを見下ろしてからかうように笑ってくる。うるさい、と睨み付けてやったが目が潤んでいるせいであまり効いてないらしい。ちゅっと目尻に吸い付いてくる。
「しょっぱ。嬉し泣きしてんじゃねえか。本当は見られて興奮してんだろ」
「ちがっ…ああっ!このっソルっ!」
ガブリと胸に噛みつかれ、声が出てしまう。部屋に響くのが恥ずかしくて顔を背けるが、どこを向いても誰かの視線は感じる。ここは地獄か。せめて早く終わらせてくれと、勝者である目の前の男に視線を送ってみても
「くくっ、オレはてめえの性器には触れられねえんだよ。甘えるなら後ろの男にしとけ。…ま、イかせてくれるかは知らねえけどなあ」
そういって唇に指を差し入れてくる。指の腹で舌を撫でられほぼ無意識にその指に舌を絡ませれば、目の前で眺めていたソルがごくりと喉を鳴らした。完全にスイッチが入ったらしい。指で無理やり舌を引きずり出される。
「っ…!!」
「そうだな。オレを満足させられたら、繰り上げで終わらせてやってもいいぜ?」
膨らんだ自分のを指さして囁いた。目を見開く。
(は??フェラしろって…事か??)
こんな状態で咥えられる程理性は失っていない。他の三人にも見られてる状況で馬鹿言うな。体に燻ってる熱に喘ぎつつも首を横に振った。
「わからず屋」
ソルが俺の唇を奪って噛みつくようなキスをしていく。腰をするすると撫でられれば目にたまっていた涙がぽろりと落ちた。それすら舐めとられ…、本気で泣きそうになる。
「しょうがないわネエ…」
呆れた様子でグレイが立ち上がった。やっと助けてくれるのかと期待するが、なぜかグレイはソルを押し退けてソファに乗っかってくる。
「ぐ、れい…?」
「口を開けて」
「…」
「大丈夫、気持ち良くしてあげる」
不思議と、その両目で見られると拒否する気が起きなかった。大人しく口を開けて…グレイからのキスを受け入れる。ソルのと違って優しいそれに心臓がバクバクとうるさくなった。
「ん、ンう…、んん…」
「はは、ライ気持ちよさそうだね。狼センパイより上手だな~」
「うーるせえ」
二人の揶揄するような声を遠くで聞きながら、グレイのキスに酔わされて、ぼんやりと頭の奥が溶けていく。背後にいるフィンが私も忘れるなというようにうなじに噛みついてきた。肩が震えて、与えられる気持ちよさに溺れる。ああやばい、気持ちいい、何も考えられない。
「…ん、はい、ちょっとだけ溶かしといたワヨ。ある程度なら言うこと聞くと思うワ」
「おう助かったぜ」
「貸しイチよ」
「へいへい、次はてめえの大好きなバックでやってやるよ」
グレイはその言葉に妖艶に笑って元の位置に戻っていく。正面に戻ったソルが顎を掴んで上を向かせた。それからすでに固くなったそれを口に突っ込んでくる。一気に喉まで入れられ呻いた。
「んうう…っ、うっ、んぐ…!んーっ」
「はあ、あっちいなあ…。どうよ、インキュバスの体液は?うまかったろ。媚薬みたいな効果があるらしいぜ、ああ…聞こえてねえか」
「ん、ンンっ、ごくっ、んっ、ふっ、うう…!」
先ほどより抵抗感の薄れたそれを咥え、裏筋に舌を這わせる。先走りが溢れてきて苦味が一気に口に広がるが、味わいたくなくてすぐに嚥下した。すると引きずりこまれるその動きに巻き込まれたソルが気持ちよさそうに息を乱した。
「はっ、…もっと堪能したいが…時間ねえんだよな、おい、支えとけ」
一度喉の奥まで突っ込まれて、ずるりと引き抜かれる。やっと息ができるようになった事にホッとしつつ、肩を掴まれ体の向きを変えられた。今までずっと背もたれにしていたフィンと向き合う。そのオレンジの瞳と目が合うと、落ちかけていた理性が少しだけ戻ってきた。
「は、はあ、フィ、ン…あっ、え」
フィンに腰を抱かれ、ひょいっと持ち上げられる。よくこんなデカい体を腕だけで持てるなと感心してると、ソファに腰掛けたフィンの膝の間に着地させられた。膝立ちした状態でフィンを見下ろす姿勢になる。
「なに、あ、おい…」
「足を抜いて…汚れるといけないから全て脱いでおこう」
「え…脱ぐって…」
あれよあれよとズボンと下着を脱がされ下半身を裸にされた。何するんだとフィンに戸惑いの視線を向けると
「手はここへ」
誘導されるままフィンの肩に両手を置かされる。おかげで体を支えやすくなったがグレイの媚薬が効いてるのか頭も体も思うように動かない。力が抜けて座り込みそうになる。
ぐっ
それを後ろから掴まれて、膝立ちの位置で固定された。振り返ると、雄の顔をしたソルが頬に口付けてくる。
「足閉じてろよ」
「んん、ソル…、な…!足、にっ…!」
「立ちバックじゃねえのはつまらねえが、素股で許してやるよ」
「やっ、ああ…っ、」
閉じた太ももにソルのが擦り付けられる。その熱さと固さを感じて、ぐっと腰の奥が疼いた。とっさにフィンの肩に爪を立てれば、ずっと表情一つ変えず俺を視姦していたフィンが、あやすように背中をさすってくる。
「ライ、口を開けて」
「はっ、はあ、……んぅ…ン、んん…っ」
「…」
素股されながら、フィンと舌を絡ませた。誰よりも熱くて溶けそうな体温を舌から感じて、体が歓喜する。唾液がかき混ぜられ、舌を吸われ、噛まれ…また舌を絡ませられて。それだけで背中が震えイきそうになった。背もたれに頬杖をついて眺めていたユウキがくすくすと笑っている。
「やっぱり恋人とのキスが一番嬉しそうだね」
「ほんと、テクも媚薬も結局愛には負けるのヨ…妬けちゃうワ」
「はは」
そこから先は聞こえなかった。フィンの手によって耳を塞がれ、ぐちゃぐちゃと激しくなった音を脳内に響かせるだけになる。溺れそうなキスを堪能して、とろんと思考が溶けてきた。気持ちいい。もっとしていたい。とっくに時間は過ぎてるはずなのに誰も止めようとしない事に少しホッとしてる自分がいた。もう少しだけこうやってキスしていたい。
がぶっ
「うあっ、ひ、あ…ソル…?!」
「勝者のオレを忘れてんじゃねえぞ。それ以上二人の世界に入るってなら、後ろに突っ込んでやるからな」
「いっ、やめっ、んああっ!」
うなじを噛まれ、あろうことか後ろに先端が入り込んでくる。
(いれられる…?!)
慌てて振り向けば、唇を奪われた。やばいやばいとパニックになりながら、必死にソルの機嫌を戻させようと自分から舌を絡ませる。強く噛まれたが、それに引かずじゅるりと吸い上げた。ソルはくくっと喉を鳴らして、目元を緩ませる。少しだけ荒さの取れたキスにホッとする間もなく、胸をぎゅっとつままれる。
「んんー…っ!!ん?!うううっ!!」
フィンの手が俺の勃ちあがったそれに伸びた。掌で先端を撫でたあと絞り上げるように下から上へ擦り上げる。びくびくと腰が揺れた。足にも力が入って刺激が強まったらしい。ソルのが一回り大きくなった。
「チッ…、はあ、おい出すぞ」
短く告げられ、胸を弄っていた手が腰に移動して固定した。次の瞬間ガツガツと激しく揺さぶられる。耐えきれずフィンに倒れ込めば、俺の喘ぎ声を飲み込むように口付けられた。
「んっ!んうう!ンンーーっ!」
ひときわ強く擦られたと思えばソルのが抜けて、太ももにびしゃりと熱いものがかけられる。熱い濡れた感触に顔をしかめるが、フィンの手が前を弄ってきて、その不快感もすぐに消えた。ぐちゅぐちゅと擦られ限界まで我慢していたのが溢れる。
「んああっ…!!」
どろりとフィンの掌へ吐き出した。綺麗な指に俺の精液が白く絡みついて、その光景に更に興奮してまたイってしまう。
「はああ…、うあっ、はっ、はあ、はっ…フィ、ン…、手が…」
「気にしなくていい」
拭おうとしたのをフィンが首を振って拒絶する。まだイってる余韻でふわふわしていて動きが鈍い俺を挟んでソルとフィンが睨みあった。
「くくっ、てめえ、わざとオレとイかせなかっただろ?相変わらず性格悪い奴だぜ」
「うるさいぞ。ここまで許された事に感謝しろ、駄犬。満足したのならさっさとその汚いものをしまえ、見苦しい」
「はーうっぜ」
舌打ちと共にソルが体を引いた。出した事で少し冷静になったのか俺にはもう触れてくる気配がない。…いや、フィンがキレてて近づけないだけか。俺はフィンの胸板に額を擦り付けるようにして座り込み、必死に息を整えていた。その肩にフィンの腕が回されぎゅっと抱かれる。やっと終わったのだ。そう思うと一気に脱力した。目を瞑りフィンに体を預ける。
「あはは、俺もしたかったけど、もう触らせてもらえなさそうだねー残念~」
「敗者は退散って事ヨ。はーい、解散解散」
ぱんぱんと手を鳴らしてグレイが号令をかける。渋々ソルとユウキが部屋から出ていく。それにグレイも続いた。
「…」
残ったフィンと見つめ合う。
「…ライ、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ…ねえ…」
足は精液かけられて気持ち悪いし、イッたのに媚薬の効果が残っててふわふわするしで最悪だ。質問コーナーをするはずがなんで乱交させられてんだよ。
「ライはよく頑張った」
とんとんと背中を叩かれ、ちゅ、ちゅっと顔中にキスを落とされた。だるくて顔を上げるのも億劫だったが、あまりにも熱心にキスされるものだから、なんだよと渋々顔を上げてやる。すると俺が反応した事が嬉しかったのかオレンジの瞳がすうっと細められた。
「誰かに襲われてるライは素直に縋りついてくれるから、格段に可愛いのだ」
「え?なんか言った?」
ぼーっとしてて聞き逃してしまった。聞き返してみるがフィンは笑みを浮かべて首を横に振るだけだった。
「さあ、そろそろライの体を綺麗にしようか、ライ」
「え、あ、ちょっ」
「奴の匂いが染みつく前に全て洗い流す必要がある。もちろんその後は私ので上書きするが」
「それ結果、同じじゃねえかっ!ああっ!まてまて!」
抱き上げられ風呂に連行された後の事は…まあ、ご想像にお任せという事にしておこう。
end
5
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