45 / 153
第7章 魔法学院の授業風景編
授業⑤ チーム演習③ それぞれのチームの思案
しおりを挟む
「ソウジ!」
登ってきたソウジに抱きつくミスズ。
「スズはすごいね。こんな高いところをよじ登ってきたのかい?」
「ふふん!このくらいどうってことないわ!」
ミスズはソウジに褒められて嬉しそうに笑った。
「降りるときは、この蔦を使って降りましょう?」
「いやー。草木の魔法か、すごいね。さて、僕たちはどうするかね?」
ジョン・ブラウンがチームメンバーに話しかける。
「あの高さだと炎の翼は厳しいわ…」
「僕も同じだね」
リリアナ・ソルフェリノとクリスティーン・チェスナットがそう答えた。
リリアナはブロンドの腰ぐらいまである綺麗なロングヘアーで、全体的にふわふわのパーマがかかっていた。それに対して、クリスティーンは黒髪短髪だった。
リリアナは、例えるならフランス人形のように顔立ちが整っており可愛らしい。まさにお姫様といった感じだった。その気品のある立ち振る舞いは育ちの良さが伺える。
クリスティーンは「僕」とは言っているが、れっきとした女性である。育ちがいいのか、言動は優雅で気品があるが、その見た目や、一人称が「僕」であることからも、お姫様というよりは王子様といった感じだ。
どちらも正反対ではあるが、人を引き付ける魅力を持った女性だった。
リリアナもクリスティーンもどちらも赤系統の魔力なので火は得意としていたが、ランクはCのため最大魔力量は決して高くない。一度の魔法詠唱で連続使用できる魔力には限りがある。
飛行魔法は中位魔法に位置する魔法ではあるが、魔力消費が激しいゆえに、半分高位魔法的な魔法である。ルビアやレイチェルが普通に使っているのは、非常に魔力が高いからである。とりわけ、火や風を使った飛行魔法は、常に火や風を生成し続け、生成したものを造形し操作し続けなければならないため、使っているだけで魔力がどんどんと消費されていき、普通の魔法使いであればあっという間に最大魔力量に到達してしまい、地面に落ちてしまう。実用化はしているが、使用できる人は限られてしまう魔法なのである。
「コニーはどう?いけそう?」
「あー、無理。高すぎる」
そう尋ねたリリアナをちらっと見て、コニア・ディースバッハは不愛想にそう答えた。コニアは顔を全体的に隠す感じのショートで、目つきが悪かった。第一印象は決して良い方ではない。
コニアは一見怒っているように見えるが、決してそんなことはない。無口で表情もあまり変わらないので、知らない人からは恐いと言われることもあるが、慣れてくるとそうでもないらしい。リリアナとコニアは学院入学前からの知り合いのようで、リリアナはその辺をよく理解しているらしく、全く気にしている様子はなかった。
ジョン・ブラウンをリーダーとするチームは、リリアナ・ソルフェリノ、クリスティーン・チェスナット、コニア・ディースバッハの4人チームだった。
「ヘンリエッタさんは簡単に登ってしまいましたが、普通はそうはいきませんよ。どうやれば登ることができるか、みんなで知恵を出し合って考えましょうね」
担任のリサが全員に向けてそう言った。
実はこの『チーム演習』、クラスのチーム全てが登り切ったことは今までほとんどなかった。どうしてもチームメンバーの使用できる魔法の偏りや、魔力ランクによる使用魔法の限界ゆえに、登ることができないチームも多いのである。この『チーム演習』の目的は実は登って降りること自体にあるのではなく、みんなで知恵を出し合って考えることにあるのだ。
「飛行魔法だと、僕とレガリーでギリギリかも知れないねぇ」
ランダルがチームメンバーにそう話した。
「そうね…あそこまで高く飛んだことがないから何とも言えないけど、使用時間的にはギリギリな気がするわ」
レガリーがそれに答える。レガリーは腰までくるブロンドのストレートロングヘアーで、美人で女性らしさも感じるが、全体的にきりっとした雰囲気のする女性だった。
「俺は空は飛べねーな、何か他の方法考えるしかないよなー。うーん、なんかいい案あるー?アヤちゃん」
ビリー・ジェンクスがチームメンバーのアヤメ・クロッカスに話しかける。
ビリーはブロンドの短髪で、耳にピアスをつけた男子生徒で、少し軽そうではあるが、人当たりがよく誰とでもすぐに仲良くなれそうな感じの生徒だ。
「いやぁ…私も専門は治癒魔法なんで何とも…ラコちゃんはどうっすか?」
「私もわかんない…どうすればいいんだろ?」
アヤメは切り揃えた黒髪のボブヘア。そのアヤメが声をかけたのが、ラコッテ・テラコッタという生徒だ。ラコッテは茶色の髪がゆるやかにウェーブがかかった、女の子らしい見た目の生徒で、アヤメもラコッテも身長は少し低めだった。
「僕とレガリーでみんなを上まで運ぶ…というのはちょっと無理そうだね。今一度、みんなが使える魔法を整理してみて、使えそうなものがないか考えてみようか」
ランダルがみんなにそう声をかける。
ランダル・カーマインをリーダーとするチームは、このレガリー・コチニール、ビリー・ジェンクス、アヤメ・クロッカス、ラコッテ・テラコッタの5人チームだった。
他のチームと同様、シアンのチームも頭を悩ませていた。チームのリーダーでもあり、一番魔力ランクが高いシアンの魔力が青系統のため、今回の演習には全く向いていないのだ。もちろんルーシッドが考えた『水の飛行魔法』が実用化していれば変わったかも知れないが。
「私も防御魔法で壁を作るのは得意だけど、せいぜい頑張って2メートルってところね…あの柱の上まで届くような階段とかは無理だわ…」
チームメンバーのロイエ・ネイプルスがそう言った。ロイエはヘンリエッタとはまた違う色気がある女子生徒だった。ヘンリエッタは言ってしまえば妖艶で沸き立つような色気があるが、ロイエはいわばナチュラルにふわっと香るような色気があった。ただし、どちらも他の生徒と同年代とは思えないほどに発育が良いという点は共通していた。
「ペルカはどう思う?」
「最初のミスズがやった柱登りがかっこいい。私もやりたい」
「んー、ペルカにはちょっと無理かもね?」
「残念…」
ロイエが問いかけた生徒はペルカ・パーチメントという女子生徒で、黒の長い髪を左右にわけて束ね、それを両肩から前に垂らしていた。ロイエとは学院に入る前からの知り合いのようだ。正直何を考えているのかよくわからないし、言動も理解できないものが多々ある生徒である。付き合いが長いロイエにはわかるらしい。
シアン・ノウブルをリーダーとするチームは、このロイエ・ネイプルスとペルカ・パーチメント、それにシャルロッテ・キャルロットとライム・グリエッタの5人だった。
「ロイエやアンに無理なら私たちにはなおさらだよ…どうしようアン?」
「そうね…考えないと…」
シアンはあごに右手をやってうなった。
登ってきたソウジに抱きつくミスズ。
「スズはすごいね。こんな高いところをよじ登ってきたのかい?」
「ふふん!このくらいどうってことないわ!」
ミスズはソウジに褒められて嬉しそうに笑った。
「降りるときは、この蔦を使って降りましょう?」
「いやー。草木の魔法か、すごいね。さて、僕たちはどうするかね?」
ジョン・ブラウンがチームメンバーに話しかける。
「あの高さだと炎の翼は厳しいわ…」
「僕も同じだね」
リリアナ・ソルフェリノとクリスティーン・チェスナットがそう答えた。
リリアナはブロンドの腰ぐらいまである綺麗なロングヘアーで、全体的にふわふわのパーマがかかっていた。それに対して、クリスティーンは黒髪短髪だった。
リリアナは、例えるならフランス人形のように顔立ちが整っており可愛らしい。まさにお姫様といった感じだった。その気品のある立ち振る舞いは育ちの良さが伺える。
クリスティーンは「僕」とは言っているが、れっきとした女性である。育ちがいいのか、言動は優雅で気品があるが、その見た目や、一人称が「僕」であることからも、お姫様というよりは王子様といった感じだ。
どちらも正反対ではあるが、人を引き付ける魅力を持った女性だった。
リリアナもクリスティーンもどちらも赤系統の魔力なので火は得意としていたが、ランクはCのため最大魔力量は決して高くない。一度の魔法詠唱で連続使用できる魔力には限りがある。
飛行魔法は中位魔法に位置する魔法ではあるが、魔力消費が激しいゆえに、半分高位魔法的な魔法である。ルビアやレイチェルが普通に使っているのは、非常に魔力が高いからである。とりわけ、火や風を使った飛行魔法は、常に火や風を生成し続け、生成したものを造形し操作し続けなければならないため、使っているだけで魔力がどんどんと消費されていき、普通の魔法使いであればあっという間に最大魔力量に到達してしまい、地面に落ちてしまう。実用化はしているが、使用できる人は限られてしまう魔法なのである。
「コニーはどう?いけそう?」
「あー、無理。高すぎる」
そう尋ねたリリアナをちらっと見て、コニア・ディースバッハは不愛想にそう答えた。コニアは顔を全体的に隠す感じのショートで、目つきが悪かった。第一印象は決して良い方ではない。
コニアは一見怒っているように見えるが、決してそんなことはない。無口で表情もあまり変わらないので、知らない人からは恐いと言われることもあるが、慣れてくるとそうでもないらしい。リリアナとコニアは学院入学前からの知り合いのようで、リリアナはその辺をよく理解しているらしく、全く気にしている様子はなかった。
ジョン・ブラウンをリーダーとするチームは、リリアナ・ソルフェリノ、クリスティーン・チェスナット、コニア・ディースバッハの4人チームだった。
「ヘンリエッタさんは簡単に登ってしまいましたが、普通はそうはいきませんよ。どうやれば登ることができるか、みんなで知恵を出し合って考えましょうね」
担任のリサが全員に向けてそう言った。
実はこの『チーム演習』、クラスのチーム全てが登り切ったことは今までほとんどなかった。どうしてもチームメンバーの使用できる魔法の偏りや、魔力ランクによる使用魔法の限界ゆえに、登ることができないチームも多いのである。この『チーム演習』の目的は実は登って降りること自体にあるのではなく、みんなで知恵を出し合って考えることにあるのだ。
「飛行魔法だと、僕とレガリーでギリギリかも知れないねぇ」
ランダルがチームメンバーにそう話した。
「そうね…あそこまで高く飛んだことがないから何とも言えないけど、使用時間的にはギリギリな気がするわ」
レガリーがそれに答える。レガリーは腰までくるブロンドのストレートロングヘアーで、美人で女性らしさも感じるが、全体的にきりっとした雰囲気のする女性だった。
「俺は空は飛べねーな、何か他の方法考えるしかないよなー。うーん、なんかいい案あるー?アヤちゃん」
ビリー・ジェンクスがチームメンバーのアヤメ・クロッカスに話しかける。
ビリーはブロンドの短髪で、耳にピアスをつけた男子生徒で、少し軽そうではあるが、人当たりがよく誰とでもすぐに仲良くなれそうな感じの生徒だ。
「いやぁ…私も専門は治癒魔法なんで何とも…ラコちゃんはどうっすか?」
「私もわかんない…どうすればいいんだろ?」
アヤメは切り揃えた黒髪のボブヘア。そのアヤメが声をかけたのが、ラコッテ・テラコッタという生徒だ。ラコッテは茶色の髪がゆるやかにウェーブがかかった、女の子らしい見た目の生徒で、アヤメもラコッテも身長は少し低めだった。
「僕とレガリーでみんなを上まで運ぶ…というのはちょっと無理そうだね。今一度、みんなが使える魔法を整理してみて、使えそうなものがないか考えてみようか」
ランダルがみんなにそう声をかける。
ランダル・カーマインをリーダーとするチームは、このレガリー・コチニール、ビリー・ジェンクス、アヤメ・クロッカス、ラコッテ・テラコッタの5人チームだった。
他のチームと同様、シアンのチームも頭を悩ませていた。チームのリーダーでもあり、一番魔力ランクが高いシアンの魔力が青系統のため、今回の演習には全く向いていないのだ。もちろんルーシッドが考えた『水の飛行魔法』が実用化していれば変わったかも知れないが。
「私も防御魔法で壁を作るのは得意だけど、せいぜい頑張って2メートルってところね…あの柱の上まで届くような階段とかは無理だわ…」
チームメンバーのロイエ・ネイプルスがそう言った。ロイエはヘンリエッタとはまた違う色気がある女子生徒だった。ヘンリエッタは言ってしまえば妖艶で沸き立つような色気があるが、ロイエはいわばナチュラルにふわっと香るような色気があった。ただし、どちらも他の生徒と同年代とは思えないほどに発育が良いという点は共通していた。
「ペルカはどう思う?」
「最初のミスズがやった柱登りがかっこいい。私もやりたい」
「んー、ペルカにはちょっと無理かもね?」
「残念…」
ロイエが問いかけた生徒はペルカ・パーチメントという女子生徒で、黒の長い髪を左右にわけて束ね、それを両肩から前に垂らしていた。ロイエとは学院に入る前からの知り合いのようだ。正直何を考えているのかよくわからないし、言動も理解できないものが多々ある生徒である。付き合いが長いロイエにはわかるらしい。
シアン・ノウブルをリーダーとするチームは、このロイエ・ネイプルスとペルカ・パーチメント、それにシャルロッテ・キャルロットとライム・グリエッタの5人だった。
「ロイエやアンに無理なら私たちにはなおさらだよ…どうしようアン?」
「そうね…考えないと…」
シアンはあごに右手をやってうなった。
0
あなたにおすすめの小説
私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ
柚木 潤
ファンタジー
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。
また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。
女神様、もっと早く祝福が欲しかった。
しゃーりん
ファンタジー
アルーサル王国には、女神様からの祝福を授かる者がいる。…ごくたまに。
今回、授かったのは6歳の王女であり、血縁の判定ができる魔力だった。
女神様は国に役立つ魔力を授けてくれる。ということは、血縁が乱れてるってことか?
一人の倫理観が異常な男によって、国中の貴族が混乱するお話です。ご注意下さい。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
みなしごだからと婚約破棄された聖女は実は女神の化身だった件について
青の雀
恋愛
ある冬の寒い日、公爵邸の門前に一人の女の子が捨てられていました。その女の子はなぜか黄金のおくるみに包まれていたのです。
公爵夫妻に娘がいなかったこともあり、本当の娘として大切に育てられてきました。年頃になり聖女認定されたので、王太子殿下の婚約者として内定されました。
ライバル公爵令嬢から、孤児だと暴かれたおかげで婚約破棄されてしまいます。
怒った女神は、養母のいる領地以外をすべて氷の国に変えてしまいます。
慌てた王国は、女神の怒りを収めようとあれやこれや手を尽くしますが、すべて裏目に出て滅びの道まっしぐらとなります。
というお話にする予定です。
処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う
yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。
これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。
巻き込まれ召喚された賢者は追放メンツでパーティー組んで旅をする。
彩世幻夜
ファンタジー
2019年ファンタジー小説大賞 190位!
読者の皆様、ありがとうございました!
婚約破棄され家から追放された悪役令嬢が実は優秀な槍斧使いだったり。
実力不足と勇者パーティーを追放された魔物使いだったり。
鑑定で無職判定され村を追放された村人の少年が優秀な剣士だったり。
巻き込まれ召喚され捨てられたヒカルはそんな追放メンツとひょんな事からパーティー組み、チート街道まっしぐら。まずはお約束通りざまあを目指しましょう!
※4/30(火) 本編完結。
※6/7(金) 外伝完結。
※9/1(日)番外編 完結
小説大賞参加中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる