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1章 飯テロ?
手伝い
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フライドポテトに関しては一悶着ありましたが、私はあれから料理にハマってしまいました。忙しい合間を縫ってライアスたちと一緒に料理をしています。勿論ドレスではなく、エプロンを着て。
「お嬢様、今日は何にしましょう?」
「王宮図書館で本を読んだのだけど、そこに載っていたスコーンなんてどうかしら。」
「いいですね!」
今日はスコーンを作ります。薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖を混ぜてふるいます。冷やしておいたバターを小さく切り粉と混ぜ合わせ、牛乳を投入。まとまったら休ませます。
「よっと、じゃあ俺ゴミ捨ててきますね。」
「あ、私も手伝うわ!」
「え?いいですよ、俺たちでやりますから。」
「いいの、いつもやってもらってるから!」
「じゃ、じゃあ……」
料理を始めて分かりましたが、使用人たちはいつも凄く大変なんですね。料理だけでも気を配らなければならない事が山ほどで、それを毎日ミスなくやっているのですから。しかも片付けまで。そう考えると、少しでも負担を減らしてあげたいと思うのです。
侯爵邸のゴミ捨て場は厨房の裏口から行けて、ここに屋敷のゴミは全て集められます。集められたゴミは夜に回収され、処理されるのです。そこまで道には背の低い草が生えていて、踏む度音がします。肝心のゴミ捨て場付近は少し臭いますがそこは我慢です。
とはいえ普段持たない重さに私の足取りはおぼつきません。前もあまり見えませんし。ライアスは軽々片手で運んでいますけど、どれだけ力持ちなんでしょう。
「あっ!」
「お、お嬢様?」
フラフラ運んでいたら、落ちている何かをしまいました。乾いた音がします。ゴミを置き、下を見ると落ち葉が辺りに散らばっていました。
「集めた落ち葉を蹴っちゃったわ……」
「あー、じゃあ後片付けときますよ。」
「私がやる。自分で散らかしたんたもの!」
自分の不始末は自分でやります。何とかゴミを運び終え、箒で落ち葉を集め直します。
「お嬢様、今日は何にしましょう?」
「王宮図書館で本を読んだのだけど、そこに載っていたスコーンなんてどうかしら。」
「いいですね!」
今日はスコーンを作ります。薄力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖を混ぜてふるいます。冷やしておいたバターを小さく切り粉と混ぜ合わせ、牛乳を投入。まとまったら休ませます。
「よっと、じゃあ俺ゴミ捨ててきますね。」
「あ、私も手伝うわ!」
「え?いいですよ、俺たちでやりますから。」
「いいの、いつもやってもらってるから!」
「じゃ、じゃあ……」
料理を始めて分かりましたが、使用人たちはいつも凄く大変なんですね。料理だけでも気を配らなければならない事が山ほどで、それを毎日ミスなくやっているのですから。しかも片付けまで。そう考えると、少しでも負担を減らしてあげたいと思うのです。
侯爵邸のゴミ捨て場は厨房の裏口から行けて、ここに屋敷のゴミは全て集められます。集められたゴミは夜に回収され、処理されるのです。そこまで道には背の低い草が生えていて、踏む度音がします。肝心のゴミ捨て場付近は少し臭いますがそこは我慢です。
とはいえ普段持たない重さに私の足取りはおぼつきません。前もあまり見えませんし。ライアスは軽々片手で運んでいますけど、どれだけ力持ちなんでしょう。
「あっ!」
「お、お嬢様?」
フラフラ運んでいたら、落ちている何かをしまいました。乾いた音がします。ゴミを置き、下を見ると落ち葉が辺りに散らばっていました。
「集めた落ち葉を蹴っちゃったわ……」
「あー、じゃあ後片付けときますよ。」
「私がやる。自分で散らかしたんたもの!」
自分の不始末は自分でやります。何とかゴミを運び終え、箒で落ち葉を集め直します。
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