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四十話 祝宴(その二)
しおりを挟む重治の手に入れた勅命は、絶対的な力を発揮した。
現代人の重治にとっての天皇は、ちょっと高貴な出のただの人である。決して神の子などではない。
しかし、この当時の武家の出自の者にすれば、自分達よりも身分の高い公家よりもさらなる高みにおられる神様の御言葉である。
兼続が、勅命の書状に平伏するのも当たり前すぎる事なのである。
「‥‥兼続殿。今すぐ、謙信様に、お会い出来ませんか‥‥」
重治は、不意に思いついたかのように、突然に兼続にそう告げた。
兼続は、突然の予想もしなかった重治の言葉に、平伏した姿勢から、ゆっくりと顔を上げた。
「??、今から、ですか‥‥」
「‥‥い、いや、やっぱり……、もう遅いですかね……」
重治にとっては、ほんの思いつきからでた何気ない一言であった。
自分が死んだ事が、謙信を悩み苦しませ、歴史をも変えた。
その事を知った重治は、時間が経てば経つほど、居てもたってもいられない。遂には、どうしても謙信の顔が見たくなったのである。
兼続にしてみても、重治からの申し出は有り難かった。例え僅かな時間であっても、少しでも早く、主の憂いを晴らしたかった。
重治は、兼続に案内され謙信のいる部屋の前にいた。
「……お館様……、兼続に御座います‥‥」
「…………どうした?‥‥なにかあったか?」
兼続から伝え聞いていた通り、謙信は、未だ就寝はしておらず、部屋の中から感情のこもらない淡々とした返事がかえった。
重治は、兼続を制したあと自らが部屋の入り口の襖をゆっくりと開けた。
そこで重治の見たものは、薄暗い行灯の光にぼんやりと映し出された、覇気のまるで感じられない、至って普通の老人にしか見えない人物が一人、手酌で酒を呑んでいる光景であった。
「……………………」
重治は、あまりのショックにかける言葉も無くし、ただただ、茫然と立ち尽くした。
「………だれじゃ?」
重治をちらりと見た謙信は、物憂げにそう尋ねた。
「……………………」
「‥‥はぁ、この御方は、近衛公の御使者にあられまする」
茫然と言葉を失った重治に代わり、後ろで控えていた兼続がそう応えた。
「…………ほぅ……」
謙信は、兼続の言葉に相槌はうったものの、使者として紹介された重治には、全く興味を示さず、自ら杯に酒をつぎ、一気に飲み干した。
「…………で、その御使者殿が、‥‥なんの御用かな?」
重治に視線を移すことなく、ぼんやりと中空を見つめたままの謙信が つまらなさそうに言葉を紡いだ。
『見てはならないものを見てしまった』そんな思いに捕らわれた重治は、以前に楽しく酒を酌み交わした笑顔いっぱいの謙信とは、比べようのない様に、涙が溢れ出てくるのを堪えようがなかった。
この様な主を心配して、使者でさえ排除しようとした兼続の気持ちを責めることは、誰にも出来ないことを ここにきて初めて重治は知ったのである。
「……謙信‥‥様、……お一人でのお酒は、寂しいでしょう……。私が、お相手、いたします‥‥」
やはり、無表情のままの謙信が、ちらりとだけ重治に目をやりはしたものの何も答えず、また酒の方へと視線を移した。
世の中には、公私の区別をつけると言う言葉がある。
勝利の祝宴で、家臣たちに笑顔を見せることが 今の謙信の公の部分である。
そして、もう一つの顔、憂いを秘めた顔で、淡々と毎夜、酒を飲み、悲しみで出来た大きな穴をごまかし続ける、私の部分の顔がここにある。
たくさんの上杉家、家臣の中でも、この私の部分の顔を知るものは、側近中の側近のごく少数のものであった。
そして、そのごく少数の内の一人が、今、重治の後ろに控える、知将と呼ばれた直江兼続であった。
私の部分であるはずの顔が、日に日に悪くなる謙信の心の病と共に、公の部分、他の家臣の前の時でさえ、その私の時の顔が現れ始めていた。
そんな謙信の症状を知将と呼ばれた兼続でさえ、打つ手立てなく、手をこまねき、ただ見守る事しか出来なかったのである。
そんな謙信の私の部分が色濃く顔をだしている今、重治は、重い空気の漂う部屋に一人、入り込んでいった。
そうして部屋に入っていった重治は、ごく自然に謙信の前に、静かに座り込んだ。
感情のない謙信の眉がピクリと動いた。
しかし、それが重治を受け入れたものか拒否したものかは判らない。
ただ謙信は、杯に入った酒をゆっくりと飲み干した。
重治は腰を浮かせて、謙信のすぐ前に置いていあった素焼きの粗末な徳利を手に取り、謙信の前へと、ゆっくり差し出した。
謙信は、空になった杯を一度じっと見たあと、ゆっくりと重治の方へ、杯を持った右手を差し出した。
それまで、重く澱んだ空気の部屋に、一瞬だが確かに心地よい風が吹きこんだ。その澱んだ重い空気は、僅かにではあるが確実に少しは軽くなったように感じられた。
重治は、にっこりと微笑み、謙信の杯をこぼさないようにと慎重に酒を注いだ。
「‥‥謙信様。俺、少しは酒、強くなりましたよ……」
しかし、小さく呟いた重治の言葉は、謙信には届いていなかった。
謙信は、まったく表情を変えずに、注がれた杯を一気に飲み干した。
そうして謙信は、空になった杯を今度は、謙信の方から重治に向かって差し出した。
「‥‥次に、次に、飲む時には、新平を呼ばないといけませんね……」
重治は、そう独り言のように呟きながら、杯に酒を注いだ。
重治の注いだ酒は、杯をいっぱいに満たしていた。
しかし、その杯が謙信の口元に近づく様子はなかった。
重治は、動かない杯から謙信の顔へと視線を移した。
それまで、まったく無表情であった謙信の眉が、再びピクリと動いた。
謙信の視線は、手に持たれた杯から、重治の顔へと移って行った。
謙信の捉えた視線が、揺れた。
何かを感じた事だけは、確かである。しかし、それでも謙信の変化はそれ以外には何もない。
相変わらずの重苦しい雰囲気の中、謙信と重治の二人の時間がゆっくりと流れた。
「失礼いたします」
ゆっくりとした流れの時間を戻す声がした。
重治は、声のする後ろを振り返った。
そこには、酒徳利と何種類かの酒の肴と杯を乗せた膳を持った伊蔵がそこにいた。
伊蔵は、重治の横に座ると杯を重治に、そして、どこで手に入れて来たのであろうか、まるで自分の屋敷にいるかのように、酒の肴をさっさと並べ、さっと、お辞儀をしたかと思うと何も語らずに、部屋を出て行ったのである。
「…………いぞう!?……」
謙信の口から伊蔵の名前が、こぼれでた。
「……ふふふ‥‥ははっは。‥‥ははっはは。ははっははは。‥‥まったく、気が利くんだか、利かないんだか‥‥ははっ……」
伊蔵の去る姿を見えなくなるまで、笑いの中、目で追った謙信は、再び重治の顔へと視線を戻し、しっかりと見つめた。
重治は、見つめ続ける謙信の視線に耐えきれず、照れ笑いを浮かべてた。
謙信の視線は、重治が照れ笑いをしようがしまいが、全く動じずに変わらない。
伊蔵の名前を口にしてからの謙信は、明らかに変わっていた。
『カッチャァン』
謙信の手に持たれていた杯が滑り落ち、鈍い音をたて割れた。
「あぁ、もう一つ、杯を持って来てもらわないと……」
重治は、謙信ににっこりと微笑みかけたあと、謙信の落として割れた杯を拾いだした。
「………………シゲハル‥‥」
「‥‥???、何か?おっしゃいましたか」
割れた杯の欠片を拾う重治は、謙信の方を見た。
謙信は、重治と自分の間にある酒徳利や肴などまるで気にせず、重治に飛びつき抱き締めた。
あまりの突然の謙信の行為に、重治は、抱き締められた勢いのまま倒れ込んだ。
「………重治。‥‥重治なのじゃな!!!」
「……はい。‥‥謙信様。……ご心配をかけました」
「…………心配‥‥心配など、心配などしてはおらぬ‥‥」
口とは裏腹に、謙信の重治を抱きしめる力は、緩まるどころか、逆にますます強く力が込められていった。
「謙信様、痛いですよ‥‥」
「‥‥何を言うか。心配をかけた罰じゃ」
謙信は、一度なくして諦めた大事な玩具が、再び手に戻った子供のように、重治に、はしゃぎじゃれついた。
そんな二人の以上な様子に気がつき驚いたのは、部屋の事が気になって、部屋の前から動けずにずっとその場に控えていた兼続であった。
ずっと静かに時が過ぎていたものが、使者のともの者が、酒の差し入れをしたすぐ後、大きな変化を感じたのである。
差し入れをした時間は、ごく僅か、差し入れの間、開け放たれた襖のおかげで、見ることのできた部屋の中の、主の姿に変化はまるで感じなかった。
何があったのか?
兼続は焦った。主の相手は、勅命を持参している上杉家にとっても重要な相手である。
『失礼があってはならない』
ここ最近では、聞きたくても聞いた事のない、主のはしゃぐ声。
『まさか、主の乱心!?』
兼続の想像は、悪い方へ悪い方へと、傾いていった。
兼続が我慢しきれず、失礼を承知で、目の前にある部屋への侵入を妨げていた襖を勢いよく開けた。
「お、お、お、おや、かた、さま………」
兼続が目にしたものは、あろう事か、主が御使者を襲っている光景(焦る兼続には、そのようにしか見えない)であった。
『乱心』『乱心』『乱心』『乱心』『乱心』同じ言葉が兼続の頭の中をぐるぐると駆け回った。
『!!はっ、こうしてはおれん』
部屋の入り口で、驚きのあまり立ち竦んでいた兼続は、急いで二人に駆け寄った。
「……ははっ。やぁ、ども、兼続殿…………」
必死の形相で、側に立つ兼続に先に気がついたのは、重治だった。
重治の上に覆い被さり胸に顔を埋めていた謙信が頭を上げた。
「……無粋な奴め!」
謙信の兼続に向かって放った言葉は、内容とは異なり、どこか暖かさを感じるものであった。
謙信は、名残惜しそうに、ゆっくりゆっくりと重治から離れ起き上がった。
重治は、兼続のおかげで危機??を脱出したのである(笑)
「おぉ、そうじゃ、兼続。今から酒宴を開くぞ。酒の支度をいたせい」
「い、今からで御座いますか?」
突然の命令に、これまでの流れが理解しきれない兼続は、謙信に聞き返した。
「そうじゃ、今からじゃ。この部屋でよい。‥‥そうじゃ、景勝を呼べい。もちろん、兼続お前もじゃ」
「はぁ‥‥」
元気を取り戻してくれた主を見るのは、とても嬉しい。さりとて、使者にとった行為といい、突然の酒宴宣言といい、乱心とまではいかなくとも奇行としか兼続の目には、移らなかった。
「‥‥おお、そうじゃ!!忘れるところであった」
謙信の大きな声に、部屋を出ようとしていた兼続が、立ち止まり振り向いた。
「いかんいかん。伊蔵殿を忘れるところであったわ。兼続、伊蔵殿も誘って参れ」
「……いぞう?」
兼続は、家中でそんな名前には聞き覚えなく、該当する人物に、まるで心覚えがなかった。
「どうした?兼続。伊蔵殿じゃ。先ほど酒を運んで来たであろうが‥‥。この重治の保護者じゃ」
謙信は、重治の顔を見てにんまりと笑った。
「……しげはる?…………重治?…………」
兼続は、重治と言う名前を聞いて、それまでの主の奇行は、奇行などではないことを知った。
それまで、混乱して噛み合わなかった情報が、たった一つの名前で、すべてが結びつき、理解できたのである。
「……?どうした、兼続」
「……は、はいぃ。只今。‥‥い、今すぐに、支度致します」
兼続は、元気よく走り出した。
一瞬、重治は、走り出す前の兼続に恨めしそうに睨まれた気はしたものの、それまでの深刻な顔が、消えた事で、その事をあまり深く考えはしなかった。
その事が、後の酒宴の席で兼続の絡み酒となって、重治を苦しめることになろうとは、さすがの重治にも、この時点で想像する事は出来なかった。
こうして、極々少数の謙信側近の者たちが集まり、酒宴が始められた。
側近の者たちにすれば、どうすることも出来なかった主の病が全快した、めでたき日であった。
集まった者たちは、勝利の美酒とは比べようのない、最高に旨い酒を酌み交わしあったのである。
気分の良い酒は、心を軽く大きくさせる。
そんな酒が言わせたのかどうか判らない。
謙信が重治に耳打ちをした。
「信長が、西をとるなら、わしが東をとって、重治、お前にやろう。はははははは」
その耳打ちは、耳打ちと言うものからは程遠く、周りの者の耳にもしっかりと届く大きな声であった。
「はははは、お館様。それは良いお考えじゃ」
義息子の景勝も楽しげに相づちを打った。
こうして、ただ一人、重治に、ねちねちと恨みつらみで絡んだ酒癖の悪い兼続以外、酒宴に加わった者たちは、楽しい一夜を過ごしたのである。
しかし、この時の重治の笑顔の裏側には、一つの大きな悲しい事実が隠されていた。
謙信が愉しげに語った夢物語が、実現されない事実を重治だけは知っていたのである。
翌年、春になり関東遠征の準備を始めた謙信は、急死することになる。
これが謙信と会う機会の最後となるかもしれないと思うと、重治は、酒癖の悪い兼続に絡まれながらも、尊敬止まない武将、上杉謙信の笑顔を姿を全てを心に焼き付けるのであった。
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