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第三章 第一異世界人発見
六話 ご挨拶とこれからの事(その二)
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「なるぼど、それならば、一応の理解はできるな…」
おっさんの言葉は、内容の割に案外簡単に受け入れられた。
しかし、簡単に受け入れられた理由もそれなりに存在する。
まず、おっさんの現れた方角。それは、現在居る場所(聖域の泉)から見て、死の森の方角。何処よりも魔素の濃いその森は、極最強ランクの魔物の生息する場所とされ、一度踏み込んだものを返すことはないとされる場所である。
当然、この大陸に住まうもので、その事を知らない者は居ない。
そんな死の森から、武器も防具も装備しない人が、現れる事などどう考えても有り得ない。
山茶花のメンバーからしてみれば、突然現れたおっさんを魔物の変幻と疑って警戒したのは公然の秘密である。
「それで、わたくし、どうしたらいいんでしょうか?」
「そうだなぁ、我々のパーティーもギルドの依頼で、この泉の周辺の探査を受けているんでなぁ、あと二日はここを動けない。」
「そ、そうなんですか…あっ、それでその探査って…」
「ああ、それは、死の森が活発化していて、普段、森から出てこない魔物を見かけたという報告が、たびたび上がっていてなぁ…」
パーティーリーダー、アトリの話から『死の森』の最南端にあるこの泉は、精霊の加護によって魔素がなく、魔物が近寄らない安全地帯であり。この泉を、南に下ること三日ほどで最果ての街『エンド』へと到着するという。
そして、その『エンドの街』の冒険ギルドに所属している上位パーティーにある山茶花が、今回『死の森探査』のギルド指名のクエストを受けていた。
「あの、わたくし、探知に関しては些か自信があるのですが…」
「?」
とうとつに告げるおっさんをアトリは訝しげに眺めた。
「はあ、それで、あのぉ、わたくしにも、何かお手伝いができれば…」
それは、おっさんにしてみれば必死の主張である。
全く知らない土地、しかも異世界という付加価値のついた場所で、このまま邪魔者扱いで一人放り出されては、生きていく自信はまるでない。
「‥うーん、そうだなぁ、では、一度、テストしてみよう。それで、まあ、役にたちそうなら、協力してもらうか‥」
「は、はい♪♪♪」
主張の通ったおっさんは、ほっとした。
ともかく、皮一枚ながらも首は繋がった。
あとは何とかしてテストに合格。役に立つところを見せれば良いだけである。
「では、さっそく、探知の魔法を展開してくれ♪」
「…」
『探知の魔法』それはおっさんにしてみれば初めて聞いた言葉である。
異世界へとやって来た義弘にしてみれば、この泉へと到着するまで、危険な気配を感じたままに避けていた。
それは、探知の魔法などというもの展開した自覚などまるでなく、無意識の中なされたことであった。
義弘にしてみれば自然に、危険な相手がいる距離と方角。それと、その相手がどれほどヤバイ相手なのか。それがはっきりと感じ取れていたからこそ、自信を主張したのである。
「‥た、探知魔法?ですね‥」
おっさんは、できもしない魔法を展開するしか手はなかった。
『結果良ければ全てよし。魔物が判ればいいんだよな』
それは、おっさんの開き直りであった。
おっさんの言葉は、内容の割に案外簡単に受け入れられた。
しかし、簡単に受け入れられた理由もそれなりに存在する。
まず、おっさんの現れた方角。それは、現在居る場所(聖域の泉)から見て、死の森の方角。何処よりも魔素の濃いその森は、極最強ランクの魔物の生息する場所とされ、一度踏み込んだものを返すことはないとされる場所である。
当然、この大陸に住まうもので、その事を知らない者は居ない。
そんな死の森から、武器も防具も装備しない人が、現れる事などどう考えても有り得ない。
山茶花のメンバーからしてみれば、突然現れたおっさんを魔物の変幻と疑って警戒したのは公然の秘密である。
「それで、わたくし、どうしたらいいんでしょうか?」
「そうだなぁ、我々のパーティーもギルドの依頼で、この泉の周辺の探査を受けているんでなぁ、あと二日はここを動けない。」
「そ、そうなんですか…あっ、それでその探査って…」
「ああ、それは、死の森が活発化していて、普段、森から出てこない魔物を見かけたという報告が、たびたび上がっていてなぁ…」
パーティーリーダー、アトリの話から『死の森』の最南端にあるこの泉は、精霊の加護によって魔素がなく、魔物が近寄らない安全地帯であり。この泉を、南に下ること三日ほどで最果ての街『エンド』へと到着するという。
そして、その『エンドの街』の冒険ギルドに所属している上位パーティーにある山茶花が、今回『死の森探査』のギルド指名のクエストを受けていた。
「あの、わたくし、探知に関しては些か自信があるのですが…」
「?」
とうとつに告げるおっさんをアトリは訝しげに眺めた。
「はあ、それで、あのぉ、わたくしにも、何かお手伝いができれば…」
それは、おっさんにしてみれば必死の主張である。
全く知らない土地、しかも異世界という付加価値のついた場所で、このまま邪魔者扱いで一人放り出されては、生きていく自信はまるでない。
「‥うーん、そうだなぁ、では、一度、テストしてみよう。それで、まあ、役にたちそうなら、協力してもらうか‥」
「は、はい♪♪♪」
主張の通ったおっさんは、ほっとした。
ともかく、皮一枚ながらも首は繋がった。
あとは何とかしてテストに合格。役に立つところを見せれば良いだけである。
「では、さっそく、探知の魔法を展開してくれ♪」
「…」
『探知の魔法』それはおっさんにしてみれば初めて聞いた言葉である。
異世界へとやって来た義弘にしてみれば、この泉へと到着するまで、危険な気配を感じたままに避けていた。
それは、探知の魔法などというもの展開した自覚などまるでなく、無意識の中なされたことであった。
義弘にしてみれば自然に、危険な相手がいる距離と方角。それと、その相手がどれほどヤバイ相手なのか。それがはっきりと感じ取れていたからこそ、自信を主張したのである。
「‥た、探知魔法?ですね‥」
おっさんは、できもしない魔法を展開するしか手はなかった。
『結果良ければ全てよし。魔物が判ればいいんだよな』
それは、おっさんの開き直りであった。
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