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第五章 エンドの街にて
五話 買い物とお披露目と
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おっさんと腕を組んだ山猫美女のカップルは、誰が見てもバカップル。
幸せいっぱいの新婚カップルが傍目も気にせず、いちゃいちゃと街を練り歩く。
「旦那様、あのタンスなんかよくないかニャ♪」
「そうだなぁ、リルアが気に入ったのなら良いんじゃないか♪」
服屋に雑貨屋、家具屋までもバカップルは、これから二人の生活用品を買い漁る。
生まれてから42年目にしてのハッピーライフの始まりである。多少の羽目の外しも仕方のない事だったのかも知れない。
そんな二人が最後に訪れたのが魔道具屋。これまで訪れた店舗とは違い、おっさんには、これまでにまるで知識のない商品が並べられていた。
「これが照明用だとすると、この水属性の印が刻んであるのが‥なるほど、そういうことか」
初めて見る魔道具も、おっさんの鑑定にかかると真実が見えてくる。錬金術師達が門外不出として世の中に作り出している魔道具の制作過程がのぞき見えるのである。
「旦那様♪納得できたかニャ?」
「ああ、十分だ」
「それじゃ、この水作りの魔道具と、ここに置いた魔石でいいニャ?」
おっさんは魔道具屋で冒険のさい必要となりそうな魔道具を一つと、その動力源となる魔石の購入を決め支払いを済ます。
「確か、旦那様はエンドに来て3日のはずニャ。何故そんなにお金を持ってるニャ?」
リルアの質問も当然とは言え当然だった。
冒険者初心者のおっさんに出来るクエストの種類は少ない。もちろんそれは、ランクの低い事が原因で、その低いランクのクエストの報酬が多いとは考えられなかった。
「ああ、それはね、ゲン爺さんからの依頼報酬のおかげかな‥」
「どうして、ギルマスが旦那様に依頼を?」
屋敷への帰り道、余り人に聞かせらない話に変わり、おっさんは苦笑いを浮かべると唇に人差し指を立てた。
「その話は、帰ってからね♪」
「あっ……」
さすがに料理担当とはいえリルアは上位のクラン所属。話の内容に機密保持が含まれていることをいち早く気づく。
「そんなことよりさ、俺、ちょっと試したい事ができたんだよねぇ♪」
その顔は、まるで悪戯を閃いた子供の笑顔。これから始める試みを想像して笑みを溢さずにはいられない、そんな表情のおっさんである。
「旦那様、愉しそうニャ?」
「ああ、愉しいよ♪リルアもこれからいろいろと手伝ってくれな♪」
「はいニャ♪」
その夜、ゴルドの屋敷では、隣のクランメンバーがゲストとして呼ばれ、最大の驚きと喜びがお披露目されることになる。
幸せいっぱいの新婚カップルが傍目も気にせず、いちゃいちゃと街を練り歩く。
「旦那様、あのタンスなんかよくないかニャ♪」
「そうだなぁ、リルアが気に入ったのなら良いんじゃないか♪」
服屋に雑貨屋、家具屋までもバカップルは、これから二人の生活用品を買い漁る。
生まれてから42年目にしてのハッピーライフの始まりである。多少の羽目の外しも仕方のない事だったのかも知れない。
そんな二人が最後に訪れたのが魔道具屋。これまで訪れた店舗とは違い、おっさんには、これまでにまるで知識のない商品が並べられていた。
「これが照明用だとすると、この水属性の印が刻んであるのが‥なるほど、そういうことか」
初めて見る魔道具も、おっさんの鑑定にかかると真実が見えてくる。錬金術師達が門外不出として世の中に作り出している魔道具の制作過程がのぞき見えるのである。
「旦那様♪納得できたかニャ?」
「ああ、十分だ」
「それじゃ、この水作りの魔道具と、ここに置いた魔石でいいニャ?」
おっさんは魔道具屋で冒険のさい必要となりそうな魔道具を一つと、その動力源となる魔石の購入を決め支払いを済ます。
「確か、旦那様はエンドに来て3日のはずニャ。何故そんなにお金を持ってるニャ?」
リルアの質問も当然とは言え当然だった。
冒険者初心者のおっさんに出来るクエストの種類は少ない。もちろんそれは、ランクの低い事が原因で、その低いランクのクエストの報酬が多いとは考えられなかった。
「ああ、それはね、ゲン爺さんからの依頼報酬のおかげかな‥」
「どうして、ギルマスが旦那様に依頼を?」
屋敷への帰り道、余り人に聞かせらない話に変わり、おっさんは苦笑いを浮かべると唇に人差し指を立てた。
「その話は、帰ってからね♪」
「あっ……」
さすがに料理担当とはいえリルアは上位のクラン所属。話の内容に機密保持が含まれていることをいち早く気づく。
「そんなことよりさ、俺、ちょっと試したい事ができたんだよねぇ♪」
その顔は、まるで悪戯を閃いた子供の笑顔。これから始める試みを想像して笑みを溢さずにはいられない、そんな表情のおっさんである。
「旦那様、愉しそうニャ?」
「ああ、愉しいよ♪リルアもこれからいろいろと手伝ってくれな♪」
「はいニャ♪」
その夜、ゴルドの屋敷では、隣のクランメンバーがゲストとして呼ばれ、最大の驚きと喜びがお披露目されることになる。
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