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第五章 エンドの街にて
十五話 たまごの正体?
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にっこり微笑むゴルドに渋面のギルドマスターのゲン爺さん。
「やっぱり、決め手はこの子ニャ♪」
当然、おっさんの嫁も非常識な人外行動を起こす義弘の事は理解している。いや理解というよりも全てを受け入れ、そんなおっさんにさえ惚れ込んだこその嫁の座である。
「そうじゃな‥恐ろしい程の威圧を放つそのたまご。一体、何のたまご何のか?たまごかわ歩くなんて聞いたこともないわい」
ゲン爺さんにしてみれば、エンドの街にとっての義弘の存在は福の神にもなりえれば、厄災となる危険性さえ孕んでいる。
そんなおっさんを野放しすることは、ゲン爺さんの寿命を縮める事を確定する。そうなればすることなどは知れている。最もおっさんがしていて実力者としても申し分のないゴルドをお目付役として傍に置く、これ以上最良の手立ては考えられない。
「まあ、そんな訳でな♪ヨッシよ、これからよろしくな♪」
毛むじゃのおっさん、タイミングよくおかわりの出されるエールのジョッキに上機嫌である。
給仕される料理のほうもデザートが並べられようやく食事会も終盤となる頃、ゴルドの屋敷の玄関辺りから叫ぶ声が届く。
その声は時間とともに大きく屋敷全体に響き渡っていく。
「みつけました!みつけましたよ!!」
いかにもドスドスの形容の似合う歩き方で大食堂へと侵入したのは、お隣さんクランの魔術師ローリーである。
ここでローリーのプロフィールなど簡単に説明する。
山茶花、魔術師のローリー・ファフニールは、今では滅んだとされるエルフの血を色濃く遺す魔力に突出した冒険者である。クラン山茶花に参加する以前は、この国の東方に隣接するイースタニアの魔法学院で教鞭をとっていた程の知識人であり隠し称号『賢者』を有する才女でもあった。
そんなローリーが、大発見を土産に屋敷に訪問。さて発見されたる物は如何に…
「たまごの類似文献をみつけました♪」
ローリーの手に持たれたその書物は、背表紙さえ色褪せて見るからに年代を感じさせている。
「ずっと以前に不思議なたまごの記述がされたものがあった事を思い出したので探してみました」
ギルドマスターからの連絡受けたローリーは、記憶をもとにこれまでに収集してきた文献の中から現在手に持つ書物を探し出したのである。
「まずは、その話しの中のたまごが表記された年代ですが、約700年ほど前まで遡った神話時代の終わった頃の話しになります」
「記述を信頼するならば、そのたまごは突然に現れ突然に消えたとされています。つまりはほとんど手がかりがないということです。しかし、その文献には、幾つかの考察が記されていて、その考察から幾つかの事柄が予想できます」
「ローリー嬢、その考察とは?厄災と繋がる事はないのか?」
ローリーの発言に最も食いついたのは、北部地域への厄災による被害を最も被るであろう辺境伯であった。
「これは、ロッシーニ伯爵。ご挨拶、遅れまして申し分ありません」
「よいよい、今宵は無礼講の食事会、気にする事はない。それよりもたまごに関する事、何でも良いから教えて欲しい」
「やっぱり、決め手はこの子ニャ♪」
当然、おっさんの嫁も非常識な人外行動を起こす義弘の事は理解している。いや理解というよりも全てを受け入れ、そんなおっさんにさえ惚れ込んだこその嫁の座である。
「そうじゃな‥恐ろしい程の威圧を放つそのたまご。一体、何のたまご何のか?たまごかわ歩くなんて聞いたこともないわい」
ゲン爺さんにしてみれば、エンドの街にとっての義弘の存在は福の神にもなりえれば、厄災となる危険性さえ孕んでいる。
そんなおっさんを野放しすることは、ゲン爺さんの寿命を縮める事を確定する。そうなればすることなどは知れている。最もおっさんがしていて実力者としても申し分のないゴルドをお目付役として傍に置く、これ以上最良の手立ては考えられない。
「まあ、そんな訳でな♪ヨッシよ、これからよろしくな♪」
毛むじゃのおっさん、タイミングよくおかわりの出されるエールのジョッキに上機嫌である。
給仕される料理のほうもデザートが並べられようやく食事会も終盤となる頃、ゴルドの屋敷の玄関辺りから叫ぶ声が届く。
その声は時間とともに大きく屋敷全体に響き渡っていく。
「みつけました!みつけましたよ!!」
いかにもドスドスの形容の似合う歩き方で大食堂へと侵入したのは、お隣さんクランの魔術師ローリーである。
ここでローリーのプロフィールなど簡単に説明する。
山茶花、魔術師のローリー・ファフニールは、今では滅んだとされるエルフの血を色濃く遺す魔力に突出した冒険者である。クラン山茶花に参加する以前は、この国の東方に隣接するイースタニアの魔法学院で教鞭をとっていた程の知識人であり隠し称号『賢者』を有する才女でもあった。
そんなローリーが、大発見を土産に屋敷に訪問。さて発見されたる物は如何に…
「たまごの類似文献をみつけました♪」
ローリーの手に持たれたその書物は、背表紙さえ色褪せて見るからに年代を感じさせている。
「ずっと以前に不思議なたまごの記述がされたものがあった事を思い出したので探してみました」
ギルドマスターからの連絡受けたローリーは、記憶をもとにこれまでに収集してきた文献の中から現在手に持つ書物を探し出したのである。
「まずは、その話しの中のたまごが表記された年代ですが、約700年ほど前まで遡った神話時代の終わった頃の話しになります」
「記述を信頼するならば、そのたまごは突然に現れ突然に消えたとされています。つまりはほとんど手がかりがないということです。しかし、その文献には、幾つかの考察が記されていて、その考察から幾つかの事柄が予想できます」
「ローリー嬢、その考察とは?厄災と繋がる事はないのか?」
ローリーの発言に最も食いついたのは、北部地域への厄災による被害を最も被るであろう辺境伯であった。
「これは、ロッシーニ伯爵。ご挨拶、遅れまして申し分ありません」
「よいよい、今宵は無礼講の食事会、気にする事はない。それよりもたまごに関する事、何でも良いから教えて欲しい」
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