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第五章 エンドの街にて
十四話 結成 おっさんズ?(その二)
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その夜の屋敷での夕食は、とても賑やかであった。
ゴルドの息子ジンのパーティーメンバーは当然として、何故かお隣さんからは、リーダーのアトリ、それに頭脳労働担当リリーまでもが着席している。
またそれとは別に対面する座席には、ギルドからギルマス。つまりはゲン爺さんが。そして極めつけと言うべきか、異世界定番、豪華な装飾の衣裳を纏った恰幅の良い壮年が、これまたよくある執事を伴って着席していた。
そんな給仕を待つだけの部屋に遅れて入ってきたのが義弘でありリルアである。
「偉く賑やかですね?」
「ヨッシ、お前また何かやらかしたんだって?」
リルアと二人、空いた座席に向かう途中、毛むじゃのおっさんから声がかかる。
「さて、何のことでしょうかね?」
そう答えながら歩くおっさんの後ろには、ごろんごろんと転がりながら付いてくるたまご。
「「「「「えぇー」」」」」
「ああ、もしかして、たま子のことですかね?」
噂は既に噂を呼び、おっさんとたまごの事をエンドで知らない者はいない。(どんだけこの街は噂好きなのか?)
しかし、それも噂だけ。現物を見て現実を知る。現物に勝る物はない。
転がるたまご。それは自らの意志により、おっさんに寄り添う、簡単には、受け入れられない現実であった。
この部屋の視線を一人じめしていたたま子が、突然おっさんの前に回りこみ飛び上がる。
「たま子は、しょうがない甘えん坊さんですね」
軽く胸元でたまごをキャチしたおっさんは、愛おしそうにつぶやく。
そうしてたまごを抱えたおっさんとリルアが座席へとつくと、おっさんの知らないメイド部隊が食事を運び込み始めた。
「ゴホン!‥初めましてだね♪ヨッシー君。私はこの街周辺を治めるロッシーニというものだ。本日は挨拶を兼ねて夕食の準備をさせて頂いた。お口に合うか判らんが楽しんでくれ♪」
次々に配膳された食器に給仕されていく豪勢な数々の料理の中、立ち上がりおっさんに挨拶をしたのが、北部辺境伯、ロッシーニ・エンディング伯爵である。
エンドの街を治め反映させているのは実質上はギルドである。しかし、この国ノーフォーク王国としての統治者でいえば、最果ての街エンドのある北部辺境地域に幾つか点在する街や村を統治するロッシーニ伯爵が存在していた。
「これはどうも、初めまして♪私、異世界迷走者?の佐伯義弘と申します。そして、こちらがこんな冴えないおっさんの嫁になってくれたのがリルア。それと腕の中にいるこの子がたま子です♪」
「………」
たまごに名前まで付けてしまうおっさんの感性に一同全てが黙り込む。
やらかしてしまったおっさんのせいで静まり返った食堂で、メイド部隊が一斉に壁際へと一列に並んだ。
「…さて、食事の支度もできたようです。それでは冷めても何ですので頂きましょうか?!」
冷めた空気の助け船となったのはロッシーニ。
伯爵さまの言葉で一斉に手を併せるのは、地球もビクトリアでも一緒の風習。
「「「「「「「いただきます♪」」」」」」」
それからはしばらく和やかな雰囲気の中、食事会は進む。食べられ空になった食器は下げられタイミングよくメイドが次の料理を運び込む。さながら異世界コース料理である。
「ヨッシよ♪お前の人外行動へのお目付役が確定したぞ♪」
それまで個人的恩義によりおっさんに付き従うつもりの毛むじゃのゴルドだったが、現在ギルドの職員としての立場がそれを阻んでいた。
ゴルドの息子ジンのパーティーメンバーは当然として、何故かお隣さんからは、リーダーのアトリ、それに頭脳労働担当リリーまでもが着席している。
またそれとは別に対面する座席には、ギルドからギルマス。つまりはゲン爺さんが。そして極めつけと言うべきか、異世界定番、豪華な装飾の衣裳を纏った恰幅の良い壮年が、これまたよくある執事を伴って着席していた。
そんな給仕を待つだけの部屋に遅れて入ってきたのが義弘でありリルアである。
「偉く賑やかですね?」
「ヨッシ、お前また何かやらかしたんだって?」
リルアと二人、空いた座席に向かう途中、毛むじゃのおっさんから声がかかる。
「さて、何のことでしょうかね?」
そう答えながら歩くおっさんの後ろには、ごろんごろんと転がりながら付いてくるたまご。
「「「「「えぇー」」」」」
「ああ、もしかして、たま子のことですかね?」
噂は既に噂を呼び、おっさんとたまごの事をエンドで知らない者はいない。(どんだけこの街は噂好きなのか?)
しかし、それも噂だけ。現物を見て現実を知る。現物に勝る物はない。
転がるたまご。それは自らの意志により、おっさんに寄り添う、簡単には、受け入れられない現実であった。
この部屋の視線を一人じめしていたたま子が、突然おっさんの前に回りこみ飛び上がる。
「たま子は、しょうがない甘えん坊さんですね」
軽く胸元でたまごをキャチしたおっさんは、愛おしそうにつぶやく。
そうしてたまごを抱えたおっさんとリルアが座席へとつくと、おっさんの知らないメイド部隊が食事を運び込み始めた。
「ゴホン!‥初めましてだね♪ヨッシー君。私はこの街周辺を治めるロッシーニというものだ。本日は挨拶を兼ねて夕食の準備をさせて頂いた。お口に合うか判らんが楽しんでくれ♪」
次々に配膳された食器に給仕されていく豪勢な数々の料理の中、立ち上がりおっさんに挨拶をしたのが、北部辺境伯、ロッシーニ・エンディング伯爵である。
エンドの街を治め反映させているのは実質上はギルドである。しかし、この国ノーフォーク王国としての統治者でいえば、最果ての街エンドのある北部辺境地域に幾つか点在する街や村を統治するロッシーニ伯爵が存在していた。
「これはどうも、初めまして♪私、異世界迷走者?の佐伯義弘と申します。そして、こちらがこんな冴えないおっさんの嫁になってくれたのがリルア。それと腕の中にいるこの子がたま子です♪」
「………」
たまごに名前まで付けてしまうおっさんの感性に一同全てが黙り込む。
やらかしてしまったおっさんのせいで静まり返った食堂で、メイド部隊が一斉に壁際へと一列に並んだ。
「…さて、食事の支度もできたようです。それでは冷めても何ですので頂きましょうか?!」
冷めた空気の助け船となったのはロッシーニ。
伯爵さまの言葉で一斉に手を併せるのは、地球もビクトリアでも一緒の風習。
「「「「「「「いただきます♪」」」」」」」
それからはしばらく和やかな雰囲気の中、食事会は進む。食べられ空になった食器は下げられタイミングよくメイドが次の料理を運び込む。さながら異世界コース料理である。
「ヨッシよ♪お前の人外行動へのお目付役が確定したぞ♪」
それまで個人的恩義によりおっさんに付き従うつもりの毛むじゃのゴルドだったが、現在ギルドの職員としての立場がそれを阻んでいた。
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