ピエロと伯爵令嬢

白湯子

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ある日のことです。


ピエロは彼女に相談を持ちかけられました。


片思いの男性がいるのだが、どうすれば良いか解からないと。


ピエロは悩みました。


彼女を励ますべきなのか、それとも自分の気持ちを打ち明けるべきなのか。 


そして、悩みに悩んだ末、ピエロは彼女を励まし、勇気付けることにしました。


一人の男である前に、自分はピエロであるという事を選択したのです。


自分の気持ちを打ち明けてしまうと、彼女は困るかもしれない。 


それは彼女の笑顔を奪うことに繋がるかもしれない。


笑顔を与えることに誇りを持ち続け、そしてそれが自分の、ピエロの役目だと思ったからです。 


それに、彼女の笑顔が大好きだから。



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