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しおりを挟むある日のことです。
ピエロは彼女に相談を持ちかけられました。
片思いの男性がいるのだが、どうすれば良いか解からないと。
ピエロは悩みました。
彼女を励ますべきなのか、それとも自分の気持ちを打ち明けるべきなのか。
そして、悩みに悩んだ末、ピエロは彼女を励まし、勇気付けることにしました。
一人の男である前に、自分はピエロであるという事を選択したのです。
自分の気持ちを打ち明けてしまうと、彼女は困るかもしれない。
それは彼女の笑顔を奪うことに繋がるかもしれない。
笑顔を与えることに誇りを持ち続け、そしてそれが自分の、ピエロの役目だと思ったからです。
それに、彼女の笑顔が大好きだから。
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