僕の親友に捧げる

粒豆

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淫夢5

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仰向けに寝っ転がった香澄の腰の上に乗って、今度は俺が香澄を受け入れた。
香澄の性器は、年相応というか、控えめな大きさだけど、
それでも尻に受け入れたら圧迫感が凄まじくて、裂けるような痛みがあった。


「う、ぐっ……」


なんで夢なのに都合よく気持ちよくならないんだろう。
もしかして夢じゃないのかな。そんなわけないか。


「あ、はあ……っ」


だけど香澄は挿れられていた時と違って、頬を染め、甘い息を吐いている。
さっきよりはずっとずっと、気持ち良さそうに見える。


「気持ちいいか?」

「んうぅ……ッ」

「満足したか?」

「うー…………」

「頼むから満足してくれよ……」


満足して、もう俺の夢に出て来ないでくれ。
だって、もう、お前は死んでいるんだから。
いつまでも死者に囚われていたくないんだ。
いい加減、うんざりしているんだ。お前に。


「は、あ……」

「あぁ……」

痛みを我慢して、腰を少し浮かせる。
そうやってペニスをギリギリまで引き抜いて、また腰を沈める。
自分の身体に香澄を埋め込む。
そんな動きを繰り返す。


「んぅ、はぅ、あぁ……」

「あ、あ、あぅ……ッ」


俺の腰の動きに合わせて、香澄の薄い唇から声が漏れる。


「んッ、ふっ、ああぁ……っ」


やがて香澄は一際甘い声をあげて、身体をビクつかせて、イった。
俺の腹のナカに、熱い液体がじんわりと染み込む。
なんだか浣腸をされているみたいで気持ち悪かった。
どうりで、さっき香澄が不快そうな顔をしていたわけだ。
もしかしたら本当に恋愛感情を抱いている相手ならば、ナカに出されるのも気持ちいいのかもしれない。
でも、俺達は、恋とか愛とかで繋がっているわけじゃない。
俺たちの間にあるのは、そんな甘ったるくて幸福な感情じゃない。
香澄は俺に依存していて、俺は香澄に囚われてる。
愛のない、行為……。
俺達は、一緒に居ても、苦しいだけで幸せにはなれない。
俺達は、出会わなければ、良かったのかもしれない。
それなのに何故、お前と俺は同じ時代に産まれて、
同じ学校に入学して、同じクラスになって……
……そうして、友達になってしまったんだろうな。
俺は、お前なんかと、友達になりたくなかったよ。

――お前なんか、大嫌いだ。
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