【R18】さようならとはじめまして おまけ小説

名乃坂

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おまけ小説①(完結済)

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「こ……これ……着てくれないかな……?」
通販で買った猫耳付きパジャマを彼女に見せる。
このパジャマは、彼女が寝ている間に、彼女の新しい服を買おうと、通販サイト巡りをしていた時に偶然見つけたものだ。
深夜テンションも後押ししてつい買ってしまったものの、今日まで着て欲しいと彼女に言い出せずにいた。

変なお願いをしたかなと不安に思いながら、彼女を見ると、彼女は新しいパジャマを見て、嬉しそうにはしゃいでいるようだ。
「ねこさんだ!ねこさん!きる!」
勇気を出して言ってみて良かった。
どうやら着る気満々なようだ。
彼女が着てくれること自体は嬉しいけど、幼児退行していない彼女だったら、恥ずかしいと言って着てくれなかっただろうなと思うと少し胸が痛む。
「あまね、きせて?」
彼女に促されて彼女の着替えを手伝う。
何度も着替えを手伝っているはずなのに、下着姿の彼女を見ると、未だにドキドキしてしまう。着替えどころか、彼女とはもう何度も肌を重ねているのに。
「みてみて?にあってる?」
「ゔぇっ?ちょっと待って?あまりにも可愛過ぎない……?」
どうしよう。あまりにも彼女が可愛過ぎる。予想はしてたけど、彼女と猫耳の組み合わせがこんなに可愛いなんて。
「あまね、だいじょうぶ……?」
「いや、ごめん……。大丈夫じゃないけど大丈夫……」
あまりの可愛さに、顔を押さえて蹲る僕を見て、彼女が怪訝そうな顔をする。
しばらくそのまま、彼女を指の隙間から見たり、焦点を合わさずに見たりして、精神を落ち着かせる。
精神が落ち着くと、新たな欲求が生まれてくる。
「あの……にゃーって言ってみて……」
僕が遠慮がちにそうお願いすると、彼女は心底不思議そうな顔をする。
「え?なんで?わたしねこじゃないのに?」
彼女の言葉は正論だ。
でも、どうしても猫耳をつけた彼女に「にゃー」と鳴いて欲しい。
「にゃーって言ってくれたら、冷蔵庫のシュークリーム、全部君にあげるから……」
元からあげるつもりだったんだけど、彼女を物で釣る作戦に出る。
我ながら必死過ぎて笑えてくる。
彼女は、シュークリームという単語に魅力を感じたみたいで、目を輝かせて言う。
「しゅーくりーむほしい!にゃー!」
それで良いんだ……?
彼女はシュークリーム欲しさにひたすらにゃーにゃー言い続ける。
「にゃっ!?」
気付くと彼女に覆いかぶさってキスをしていた。
彼女は顔を真っ赤にして、身体をビクビクさせながら、僕にキスされるがままになっている。
彼女が酸欠気味になっているのを見て、慌てて口を離す。
「ごめん……君が可愛すぎて……」
「あまね……♡いいよ……♡」
彼女の身体に硬くなった性器が当たっていたらしい。彼女は照れながら、僕の性器に視線をやる。
「あまね……ここ、おっきくなってる……♡」
彼女は自分の身体を使って僕の性器を擦る。
「わたしとえっちしたい?♡ここからしろいの、だしたい?♡」
「したい……。出したい……。抱かせて……?」
「いいよ♡でもきょうは、わたしがあまねをせめるから♡」
彼女は僕を誘惑するように熱のこもった視線で見つめる。
「あまね、ふくぬいで?♡ちゃんとぜんぶぬいでね♡」
「わ……わかった……」
彼女を抱く時、僕はいつも服を着ている。
服を脱いで彼女を抱くの、何だか少し恥ずかしいな。一緒にお風呂に入ってる時点で、恥ずかしがるのも変だけど。
「あまね、てれててかわいい♡」
彼女は僕の身体を嬉しそうに見つめる。
それから、少し気まずそうにお願いをしてくる。
「あの……っ……あまね、わたしのこと、だきあげてもらってもいいかな……?わたしがうえになりたいから……」
「あはは。OK」
彼女を抱き上げて、彼女を僕の上に乗せる。
さっきまであんなに得意げな顔をしていたのに、僕に抱き上げられる間、彼女はバツが悪そうな顔をしていた。
可愛い。彼女は僕がいないと、こうやって体位を変えることすら難しい。
「あまね、なめてあげる♡」
彼女の体重がのしかかって、興奮する。
初めて抱いた時より、彼女は少し痩せてしまった。
監禁生活中、彼女の食欲は減退していた上、骨を折ってからは、お腹が空いても「食べさせて」と僕にお願いをするのが嫌だったみたいで、ほとんど食べてなかったから。
今はよく食べるようになってくれたから、いっぱい美味しいものを食べさせてあげないと。
そんなことを考えていると、彼女は僕の乳首を舐め始める。
「あまねもちくびきもちいい?♡」
彼女は普段僕が彼女の乳首を舐めている時と同じような舌遣いをする。
彼女が嬉しそうなところに水を差すようで申し訳ないけど、彼女に乳首を舐められて感じるようになるのは、ちょっと男として辛いものがある。
「そこやめて……っ……。感じるようになったら困るから……」
「やだ♡やめない♡」
彼女は僕が困っているのが面白いらしく、このまま舐め続ける。
「あまねかわいい♡ちくびできもちよくなっちゃえ♡しろいのだしちゃえ♡」
「ちょっ……。お願い……。やめて……」
「やめませーん♡」
彼女はやめる気配がない。
それならこっちも考えがある。
「じゃあ君がこのまま舐め続けるなら、僕も君の乳首、いじめるね?」
彼女の乳首を指で摘んでクリクリと捏ねくり回すと、彼女はそれだけで身体をビクビク震わせる。
「やら……っ……!♡あまね!♡しょれらめ!♡くりくりしないで!♡」
「ちょっと触ってるだけなのに?すごい顔真っ赤になってる。乳首だけでこんなに気持ちよくなっちゃうの、君くらいだよ?ほんとに可愛い……」
彼女は気持ち良さに耐えられないみたいで、舌の動きも止めて、一方的にされるがままになっている。
「舌、止まってるよ?今日は君が責めてくれるんじゃなかったの?」
「ひゃう……♡らめ……♡ゆるひて……♡」
「乳首でイクのは変態さんだけだよ?君はそんな変態さんじゃないよね?君はいい子だもんね?」
「ひぐっ……!♡あまねのいぢわりゅ♡」
そのまま彼女は乳首でイったみたいで、僕の身体にもたれかかって、呼吸を整えている。
「もしかして乳首でイったの?違うよね?君がそんな変態さんなわけないよね?」
イったばかりの彼女の乳首をつつくと、彼女は涙目になる。
「ゆるひてぇ……♡いったからぁ……♡」
「えっ?ほんとに乳首でイったの?そんな人いるんだ……。ちょっとびっくり……」
そのままもう一度彼女を乳首でイかせてから、彼女の乳首をつつくのをやめてあげる。
「ほら、僕のこと責めてくれるんでしょ?続けて?」
「…………。いじわる……。あまねだってちょっとおちんちんなめたら、すぐぴゅぴゅってしろいのだすくせに……」
さっきまであんなに甘えた声で喘いでたのに、可愛らしく僕に悪態をつく。
彼女のそういう負けず嫌いなところが僕は昔から好きだった。
記憶を失くしても変わらないあたり、負けず嫌いは彼女の生まれつきの特性なんだろうか。

「あまね♡おちんちんきもちいい?♡」
「うん……っ……。すごくきもちいいよ……」
彼女が僕の性器を舐める。
最初は下手だったのに、監禁中何度も舐めさせてたから、彼女はすっかりフェラが上手になった。
もう出そう。
そう思った時に、ふと彼女が口を離す。
「ちょっ……。やめないで……」
出したい。出したい。
突然彼女に射精を止められて、それしか考えられなくなる。
「あまね、くるしい?♡」
「くるしい……。ださせて……」
「そんなに?♡」
「うん……。おねがいだからなめて……」
「えーどうしよっかなー?♡めんどくさいなー♡」
これは彼女なりの仕返しなんだろうか。
手を使うなり、彼女を押し倒して中に挿れるなりすれば、すぐに出せるけど、あえて彼女のいたずらに乗ってあげる。
嬉しそうにいたずらをする彼女は可愛いし、後でいたずらをしたことを口実にお仕置きできるから。
「だいすきって100かいいえたら、なめてあげる♡」
可愛い。仕返しなのに僕に大好きって言わせるなんて。
「大好き……っ……。大好き……。大好き大好き大好き大好き大好き大好き」
そのまま大好きと繰り返す。
大好きと言っている間も、彼女は可愛い舌を使って、寸止めを繰り返してきて、どうにかなりそうだ。
「あまね、ひっしなかおしててかわいい♡」
「そろそろダメ……?」
「だーめ♡まだ20かいしかいってないよ?♡」
彼女は僕が100回言うまで絶対にイかせないつもりらしい。
諦めて彼女に寸止めされながら、大好きと言い続ける。
自分では数えられてなかったけど、100回めを言えたらしく、彼女から許可が下りる。
「100かいいえたね♡じゃあださせてあげる♡」
そのまま彼女は勢いよく僕の性器を吸い上げる。僕はその瞬間、彼女の中に勢い良く射精してしまう。
彼女は射精の勢いに驚いて口を離そうとする。
そんな彼女の後頭部を押さえつけて、口を離せないようにする。
「んむぅ!」
「ちゃんと君の理不尽な要求にも耐えたんだから、全部飲んで?」
彼女は身体を震わせながら、必死に僕の精液を飲み込もうとする。
それでも全ては飲み切れなかったみたいで、口の端から精液を溢す。
「こぼしちゃった?シーツにこぼした分もちゃんと舐めとって?」
彼女の顔を精液が溢れたところに押し付ける。
「全部舐め取るまで、顔、あげちゃダメだよ?」
彼女の顔は見えないけど、シーツが濡れているから、どうやら涙を流しているみたいだ。
「あはは。ねこちゃん、ミルク美味しい?」
彼女が被っている猫耳のフードを撫でる。
彼女がシーツに溢れた分を舐め取ったのを確認してから、彼女の顔をこちらに向けさせる。
「ねこちゃん、ちゃんとごめんにゃさいって言って?」
「ごめんにゃさい……」
「ちゃんとごめんなさいできてえらいね。いい子。いい子」
それから彼女を押し倒して、また僕が覆いかぶさる形にする。
「じゃあ、今度は僕が君をいじめる番だよ♡いじわるしたらやり返されるって、教えてあげる♡」
「あまね……ゆるひて……」
許してと懇願する彼女を無視して、彼女の身体を愛撫し始める。

「気持ちいい?イキたい?」
「いきたい……っ……!♡いかしぇてぇ……!♡」
「苦しい?必死な顔してて可愛い……♡」
「あまね……ぇ……♡やめないで……♡やらぁ……!♡」
「君も同じことしたのに?」
彼女に何度も寸止めを繰り返す。
彼女の中は可哀想なくらいに濡れて、ひくついている。
「悪い子にはお仕置きが必要でしょ?」
「ゆるひてぇ……!♡いきたいれひゅ……♡おねがい……♡」
「そんなにイキたい?そっかー。じゃあ、周大好きって100回言えたらイかせてあげる」
彼女に助け舟を出してあげると、彼女は必死に僕の提案に乗っかる。
「あまね……だいひゅき……♡」
「ちゃんと言えてない。今のはカウントなしね?」
「ひぐ……っ……♡いぢわりゅ……♡」
彼女はまた泣く。
「あまねだいすき……♡あまね……だいひゅきぃ……♡あまねだいしゅき♡」
もうろれつも回っていないみたいで、ほとんどまともに言えていない。
「はぁ……。このままだと終わる気がしないから、ちゃんとごめんなさいができたらイかせてあげる」
「ごめ……っ……なひゃい……♡」
「君は今、何でごめんなさいしてるのかな?」
「いたじゅらひたから……♡」
「どんないたずらしたんだっけ?」
「あまねのおちんちんなめりゅの……わざとやめまひた……♡」
「何でそんなことしたの?」
「あぅ……♡もっ……♡いかしぇて……♡」
「まだごめんなさいが終わってないよ?」
「あ……♡ぅ……♡いつもよゆうひょうなあまねがこまってりゅのがおもひろくて……♡」
余裕そうに見えてたのか。僕は彼女を抱く時、いつも内心では興奮と気持ちよさで理性を失いそうになってるのに。
今だって彼女が可愛すぎて、彼女の中に挿れたくて仕方ないのを、必死に抑えている。
「僕を困らせて楽しんでたなんて、本当に悪いなぁ……。じゃあ僕に、ごめんなさい。もうしません。その代わりイかせてくださいって5回言って?」
「ごめっ……なひゃい……♡もうひましぇん……♡そのかわりぃっ……いかしぇてくらひゃい……♡」
「またちゃんと言えてない。やり直しね」
彼女は僕に手を止められている間、少しでもクリトリスが太ももに擦れて気持ち良くなるように、必死に腰をヘコヘコ動かしている。
「必死に腰ヘコヘコしてて可愛い……♡」
彼女は20回くらい言ったところで、必死に「イかせてください」とお願いし続けている。そろそろイかせてあげてもいいかな。
「えらいね♡ちゃんと反省できたから、いっぱいイかせてあげるね♡」

「もういぎだぐないれぢゅっ!♡ゆるぢでっ!♡」
彼女の中を突いたり、指や舌で愛撫し続ける。
もう彼女は何回イったか分からないくらいに連続でイキ続けたせいで、すっかり中がぐずぐずになっている。
「君がイかせてくださいって僕にお願いしたんだよ?だから僕は、その言葉の通りに、いっぱい気持ちよくしてあげてるだけなんだけどなぁ」
「も……っ……むりぃ……!♡あまねのいぢわりゅ……♡もうやめで……!♡」
「僕って意地悪なの?じゃあ、君がやめてって言ってもやめてあげない。だって僕、意地悪らしいからね?」
笑いながらまた彼女の弱いところを集中的に突くと、彼女はさらにボロボロ泣き出す。
「あぅ……♡ごべんなざいっ……♡あまねはいぢわりゅじゃないれしゅ……♡あまねはやしゃしいれひゅ!♡」

そのまま「許して」と懇願し続ける彼女を無視して、更に30分間イかせ続けた。
彼女はすっかり疲れ切って、眠ってしまった。
眠る前に「あまね……つかれた……。あまね、はげしすぎ……」とつぶやいていた。

彼女をソファで寝かせて、その間にベッドのシーツを替える。
最初は精神が幼くなった彼女と性行為をすることに躊躇いがあったけど、彼女から求められるうちに、そんな躊躇いもほとんどなくなった。
今では彼女と頻繁にセックスしていて、その度にシーツが彼女の愛液塗れになるから、洗濯済みのシーツを何枚も常備している。
シーツの取り替えや部屋の掃除をしてから、夕飯の準備をしていると、寝ていた彼女が起きる。
起きた彼女をお風呂に入れて、それから夕飯を完成させて、彼女に食べさせる。
「おいしかった!あまねのごはんすき!」
「それは良かった。今日は食後にシュークリームも食べようね」
「わーい!」
シュークリームを彼女の口に近づけると、彼女はシュークリームを必死に食べ始める。
丸かじりタイプのものを食べさせる時、いつも動物園でやった餌やり体験を思い出す。
何個めかのシュークリームの残りが減ったところで、彼女は勢いよくシュークリームを口に挟んだかと思うと、僕の口に無理やり入れてくる。
「あまねにもあげる♡」
彼女の口移しでシュークリームを食べさせられたことに、思わず興奮してしまう。
ちょっと、いや、だいぶ、丸々口に入れるには大き過ぎるサイズで、少し苦しいのはこの際置いておく。
窒息しないように気をつけながら、シュークリームを噛んで飲み込む。
僕が食べ終えたのを見て、彼女は微笑む。
「あまね、おいしかった?♡」
「うん。おいしかったよ。ありがとうね」
彼女の口の端にクリームが付いているのを見つける。
「クリーム付いてるよ」
彼女の口の端に付いたクリームを舐め取る。
興奮が収まらなくて、そのまま彼女にキスをする。
彼女の口内を舐め回すと、彼女は顔を赤くしながら、僕の舌に自分の舌を絡める。
彼女の口の中を存分に味わってから口を離す。
「シュークリームより、君の方が甘いね……」
彼女とのキスがあまりにも気持ち良すぎて、思わずドラマみたいなことを言ってしまう。
「え……?わたし、そんなにあまい……?」
「いや、そのままの意味じゃなくて……」
精神が幼くなった彼女にも、その意図は伝わらなかったらしい。すごく怪訝そうな顔をしていて、ちょっと申し訳なくなる。
「とにかく、君のことが大好きってことだから」
そのまま彼女を抱きしめる。

寝る支度が済んで、二人でベッドに入ると、彼女は「ねえ」と呼びかけてくる。
「あまね……わたしのせいでたいへんだよね……」
彼女が悲しそうに言うから、そっと彼女を抱きしめる。
「全然そんなことないよ。急にどうしちゃったの?」
彼女の頭を撫でても、彼女は暗い顔をしたままだ。
「わたし……あまねになにもしてあげられない……。あまねがいないとなにもできなくて……いつもあまねにめいわくかけてる……。せめてあまねがいっぱいきもちよくなるようにって、えっちをがんばってみても、わたしはあまねにさわられるのでいっぱいいっぱいで……。わたし、あまねにしてもらってばかりで……」
彼女の根っこは変わらない。
彼女は、自分は僕に一方的にしてもらっているだけだと思い込んでいて、その関係が不安なんだ。
「僕は君がそばにいてくれないとダメなんだよ。君は僕にしてもらってばかりって言うけど、僕が君に構いたくて、必要とされたくてやってるだけだし、僕からしたら、むしろ君からもらってばかりというか……。とにかく君が大好きで、君がそばにいてくれるだけで本当に幸せで……」
君を失いたくないあまり、色んなことをやったよ。本当はしちゃいけないこともいっぱいやった。
その言葉は心の中に秘めておく。
彼女が負い目を感じてしまうほどに何もできないようにしたのは僕だ。
本当なら、彼女は今も自分でご飯を食べて、好きなだけ外で遊んで、たまにはベースを弾いて、一人でもいっぱい楽しいことができたはずだ。
僕は彼女のそういう幸せを全部奪った。
「それくらい、君のことが好きなんだ。本当に……ずっと好きで……。君がそばにいてくれるなら、他に何もいらなくて……」
「あまね……?」
僕の様子が変だったのか、彼女は不安そうに僕の名前を呼ぶ。
僕は彼女の不安を拭えるように、必死に笑顔を作る。
「とにかく、君がそばにいてくれるだけで僕は幸せだから……!むしろ僕が君からいっぱいもらってるから……!本当に、大好きだよ……」
「そっか……。よかった……」
そう言って彼女は目を瞑る。
「ねてるあいだもだきしめてて」
「もちろん。僕も君のこと、このまま抱きしめていたから、ちょうどいいね」
そのまま彼女を抱きしめながら一緒に眠る。


「周、最近めっちゃ再生数多くない!?」
「最近は流行りの曲ばかりやってるからね。完全に原曲のおかげだし、原曲には感謝しかないよ」
「そういうものかなぁ。純粋に周の実力が広まって、ファンが増えたのもあるんじゃない?周は謙遜し過ぎ。私ならもっと自慢する」
「あはは。ありがと。そういえば、君もベースの演奏動画とか載せてみる?僕も君のベース、久しぶりに聴きたいな」
「ベース?無理だよ」
「えっ?」
「だって、私もうベース弾けないもん」
彼女がそう言うと、急に彼女の四肢と指が変な方向に曲がり出す。
「こんな身体でベース弾けるわけないでしょ?全部周がやったくせに何驚いてんの?」
「私、またベース弾きたかった……。料理も練習して、ちゃんと出来るようになりたかった……。好きなバンドのライブ、また行きたかった……。ちゃんと働いて、お母さんにごめんなさいを言いに行きたかった……」
「全部全部……周が私から奪った……」
「ねぇ、何で私にここまで酷いことをしておいて、平気で私のそばにいられるの?毎日周が壊した私の身体を見て、何とも思わないの?何ちゃっかり私の記憶がないのを良いことに恋人ごっこしてんの?」
「ぶっちゃけ私の記憶がこのまま戻らなければいいなって思ってるでしょ?私にとっては全部大切な記憶だったのに……」
「早く警察に自首して私のこと解放してよ。私、このままこの部屋で死ぬまで周と一緒にいるなんて嫌だ。少しでも私に申し訳ないと思ってるなら、せめてこれからの人生、私の好きにさせてよ。周と恋人ごっこするの、本当に苦痛なんだけど。私、周のこと、大嫌いだし、憎んでるから。許せるわけないよ。ここまでされて」
「周と出会わなきゃ良かった……。周さえいなければ……」

目覚ましが鳴る。
彼女を起こさないようにすぐに目覚ましを切って、朝食の支度を始める。

悪夢を見るのにももう慣れた。
最初の頃は、悪夢を見る度に吐いていたけど、彼女とのこの生活を続ける上で、一々悪夢くらいで吐いていたら身が持たない。

「毎日周が壊した私の身体を見て、何とも思わないの?」

彼女を見る度、いつも自分のやってしまったことの大きさを再確認して、彼女に対する罪悪感を感じると同時に、自分が間違えてしまったことに対する後悔の念が湧く。
それでも、正直心のどこかで、「もう彼女はどこにも行けないから、これでずっと一緒にいられる」って思ってる。
きっと僕はとうにおかしくなっている。
どこからおかしくなってたんだろう?
彼女を監禁し始めた時には、すでにおかしくなってたのかな。

彼女が僕の弾き語りを喜ぶから、彼女との生活のために少しでも多めにお金が欲しいから、そんな理由で久しぶりに弾き語り動画の投稿を再開した。
何となくコメントを見ると、首から下しか写してないのに、「以前と比べてかなりやつれてませんか?」「身体悪いんですか?心配です」などと書かれていた。
少しエゴサをしてみただけで、しばらく動画を投稿していなかったのは、大病を患って入院していたからじゃないかとか、最近は再生数が稼げそうな曲ばかり投稿しているのは治療費を稼ぐためじゃないかとか、そういう憶測をまとめた記事が投稿されているのを発見した。
他にも、今は別のクリニックに変えたけど、彼女に飲ませる睡眠薬を入手するために、たまに通っていたメンタルクリニックの医者には、嘘しか話していないのに、「貴方が心配なので、可能ならばもっと頻繁に来てください」と言われた。
ここまで他者から心配されると、嫌でも今の自分はおかしいんだろうなって気付かされる。

それでも僕は思う。
彼女がそばにいてくれる。
彼女が僕を頼ってくれる。
彼女が僕を好きだと言ってくれる。
彼女とのこれからの未来がある。
それだけで幸せだなって。

彼女を起こして朝食を食べさせてあげる。
朝食を食べ終えた彼女は、ふと僕の顔を見つめて口を開く。
「あまね、わたし、おそとでたい」

彼女が外の世界に興味を持たないように、彼女が寝ている間以外は常に窓を閉めて、カーテンで外が見えないようにしてきた。
ネットに興味を持たないように常に彼女から隠して、テレビも人間が出てこないファンタジーな世界観のアニメしか見せないようにしてきた。
絵本も彼女が外の世界に興味を持ってしまいそうなものは避けてきた。
会社からの呼び出しや買い出しで、僕が外に出なきゃ行けない時は、彼女を睡眠薬で眠らせて、僕が外に出ていることを気付かれないようにしてきた。

彼女を外に出したら、彼女は見た目的にも大人として扱われるだろう。
その時、彼女が自分の心と身体の乖離に気付いたら、どう思うだろうか。
少しずつ今の生活に違和感を覚えて、僕に不信感を抱いて、僕から逃げようとするかもしれない。また拒絶されるかもしれない。
どうしてもそれは避けたい。

僕は身体の震えを隠して、必死に笑顔を作る。
「急にどうしたの?外は危険だから出ちゃダメだよ?」
「だっておそときになるもん」
「もしかして、僕が仕事してる間、暇だから?君のこと、あまり構ってあげられなくてごめんね。だから、お外に出たくなっちゃうんだね?」
彼女に考えさせるな。
彼女の思考力を奪って、外に出たいなんて気持ちは忘れさせないと。
いつもは彼女に音楽を聴かせたり、アニメを観せたりしながら、定期的に彼女に構いつつリビングで仕事をしている。
でも今日は彼女が何も考えられなくなるようにしなきゃ。
彼女を抱えて防音室のベッドに寝かせて、彼女の乳首とクリトリスにローターをつけて、中にバイブを挿れる。
「あまね……?」
「そんなに暇なら、僕が仕事してる間は、これで遊んでなよ」
それら全てを振動の強弱が変化する設定にして、スイッチを押す。
「じゃあ、僕は仕事してくるね。君が脱水症状にならないように、ちょいちょいお水を飲ませに来てあげるから」
「まっで!♡あまね!♡ゆるぢで!♡」
彼女の手足はギブスで固定されてるから、自力でおもちゃを取るのは難しいだろう。
泣き叫ぶ彼女を無視して防音室の扉を閉める。
リビングに入ると、彼女の声は一切届かない。

外に出る時のために設置した防音室の監視カメラの映像を流しながら仕事を始める。
イヤホンをつけると、彼女の嬌声が聞こえる。
「も……っ……♡らめぇ……!♡ごべんなざい!♡ゆるぢて!♡」
「あまねぇ!♡がえっできでぇ!♡」
「たぢゅげで!♡だぢゅげで!♡」
イヤホンを外すと、部屋の中は静寂に包まれる。
彼女は中であんなに悲鳴を上げているのに、リビングには一切届いていない。
彼女の声を聞いていると、仕事に集中できないから、身体に異変がないかカメラの映像だけちょくちょく確認して、音は切っておこう。
映像の中の彼女は泣きながら身体をビクビクと震わせてイキ続けている。
きっと今も僕に許しを乞い続けているんだろうなと思うと興奮する。
これで彼女が外に出たいと思うことは悪いことだって学んでくれたらいいな。
彼女を甘やかすのも彼女を躾けるのも僕だけ。
彼女を監禁し始めてから、彼女への歪んだ支配欲が増幅している。
彼女の部屋に水を飲ませに行くのが楽しみだな。

彼女に水を飲ませるために、僕が部屋の中に行くと、彼女はその都度僕に泣きながら、おもちゃを外して欲しいと懇願してきた。
僕はそれを無視して、水だけ飲ませるとまたリビングに戻って仕事をした。

それを何度か繰り返していたら、お昼時間になった。
僕は急いで彼女の部屋に入る。
シーツの上は彼女のおしっこと愛液と涙と唾液でびちゃびちゃに濡れていて、彼女が快楽に耐えられずに暴れたのかシーツはすっかりぐしゃぐしゃになっている。
「僕がいない間も楽しかったみたいだね。あはは。おもらししてる。おもらししちゃダメでしょ?後でお仕置きね」
「はやぐどっでぇ……!♡しんじゃう!♡」
「取って欲しいの?そんなに気持ち良さそうなのに?」
「も……っ……むりぃ……!♡たぢゅげでぇ!♡」
「これからもお外に出たくなったら、お外出ちゃう前に、こうやって君の退屈を紛らわせてあげる」
「ごべっ……なざい!♡ゆるぢで!♡」
彼女の中からバイブを引き抜くと、その刺激で彼女は潮吹きをする。
「またおもらししてる。さっきダメって言ったのに。そんなにお仕置きされたいんだね?」
「ぁ……ぅ……♡」
「君のお股、すごい濡れてるから舐めとってあげるね?」
イったばかりで敏感な彼女のクリトリスや中を執拗に舐めると、彼女は嬌声を上げながら、さらに中を濡らす。
「せっかく舐めとってあげてるのに、また濡らしちゃダメでしょ?」
「ごべんなざいっ!♡」
「退屈は紛れた?」
「まぎれたからぁ……!♡ゆるぢて!♡もうおしょとでたいなんていわないかりゃゆるぢて!♡」
「えらい♡えらい♡いい子だね♡ちゃんと分かったなら許してあげる♡」
舐めるのをやめてあげると、彼女は力尽きたみたいで、そのまま失神する。
「かわいい……。どこにもいかせないから……。君はずっとここにいてね……」
気を失ってる彼女を抱きしめてキスをする。

彼女が寝ている間に、彼女の身体をお湯で濡らしたタオルで拭き取ってから服を着せてソファに寝かす。そしてびちゃびちゃに濡れているシーツを取り替える。
それから、レンジでできる簡単な昼食を作る。
昼食ができたタイミングで彼女を起こす。
彼女は起きてすぐ、「あまねのいじわる……。わたしつかれた……」と言う。

彼女にご飯をあげて、また彼女を寝かしつける。
彼女が可愛すぎて、昼休みギリギリまで彼女とイチャイチャしてたら、うっかり食事を摂り損ねてしまった。
まあいっか。どうせそんなに食欲無いし。
彼女は散々イかされまくって疲れちゃったのか、ぐっすり寝ている。
寝顔かわいい……。あっ、今寝返り打った。
彼女のことは普段から見ているけど、監視カメラで彼女の行動を監視する興奮は大きい。

仕事が終わった後は、また彼女をお風呂に入れてあげて、それから二人で夕食を食べた。
夕食後は「きょうはあまねのせいでつかれたから、あまやかして」と言われた。
今日の彼女はいつもよりも甘えん坊さんで、彼女に頼まれるまま、彼女の好きな曲を弾き語ったり、絵本を読んであげたりした。
甘えてくる彼女が可愛くて、すごく幸せな時間を過ごせた。

一緒にベッドに入って眠りにつく。
眠りについてからどれくらい経っただろうか。
彼女の声で目が覚める。

「あまね……ゆるして……」
「いやだ……こわい……まま……たすけて……」
彼女の顔を見ると、彼女はガタガタと震えながら泣いている。
「あまね、ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「ああああああああああああああああ!あが……っ……。いだい!いだい!」
彼女が隣で叫ぶ。
彼女はきっと、過去に僕にされたことを夢で見ているんだ。
息が出来ない。
彼女を起こすべきか否か。
今すぐ彼女をこの悪夢から目覚めさせてあげるべきなのに、今起こしたら彼女が夢のことを覚えたまま起きてしまうかもしれないと思うと怖くて起こせない。
「だずげで……っ……!だずげでっ!ゆるぢでっ!いだい……っ……!いだいの!あまね……ゆるぢて……」
吐き気がする。
彼女との平和で幸せな日々を過ごす中で、できるだけ意識しないように、思い出したくない記憶には蓋をしていた。
でも、彼女がこうなったのは全部僕のせいで、彼女との今の生活は、僕が犯した罪の地続きにあるもので、それから目を背けることは出来ないし、そんな都合の良いことは許されない。
僕はこれから一生、彼女にしたことの罪の重さと、彼女が全てを思い出して、また僕を拒絶するかもしれないという恐怖を抱えて生きていくしかない。
それは最初から覚悟していたし、彼女をここまで傷付けた上に、彼女のことを解放してあげるつもりがないなら、それくらいの罰は受けて然るべきだし、むしろ本来はそれくらいの罰で済んでいい話ではない。僕は彼女に対してそれだけのことをした。

好きなら何をしてもいいのか?
彼女が記憶を取り戻したら、お前のことを一生恨むと言うだろう。
このまま何も思い出さないでくれたらいいとでも思っているんだろう?彼女に嫌われたくないから。彼女が無邪気に好き好き言って、何の疑問も持たずにそばにいてくれる今の状況が一番都合が良いから。
泣くな。泣きたいのはお前じゃなくて、お前に全てを奪われた彼女の方だ。
好きな人をここまで壊してまで繋ぎ止めるのは、愛ではなくただのエゴじゃないのか?
彼女を本当に愛してるなら、今すぐ彼女を解放しろ。お前が彼女から奪ったものは、もう二度と返ってこないけど、せめて彼女のこれからの未来まで奪うな。

毎晩、彼女が寝た後、頭の中で声が響く。
最初の頃は、その声に押しつぶされそうになって何度も吐いた。
それでも僕は、彼女をここに繋ぎ止めていたい。
もう自分でもこれは愛なんて呼べるような綺麗なものじゃなくて、依存とか執着とか、そういう醜い感情なんだって痛いほど自覚してる。

夢の中で感じる彼女の恐怖が少しでも緩和されるように、彼女の背中を優しくさする。
少し経つと彼女の悪夢が終わったのか、彼女の悲鳴は止んで、また安らかな寝息を立て始める。

どうか明日の彼女が今日の悪夢を忘れてくれていますように。

次の日彼女を起こすと、彼女はいつもと変わらない表情で僕に「おはよう」と言ってくれた。
まだ少し寝ぼけている彼女にご飯を食べさせると、彼女はふと口を開く。
「あまね……わたしなんかきのうはこわいゆめをみたきがする……」
震えを必死に抑える。
もし彼女が昨日の夢を覚えていたら、何て言えばいいんだろう。
何度もシミュレーションしてきたのに、いざ彼女に夢のことを聞かれる可能性を前にすると、頭の中が不安でいっぱいになる。
「怖い夢?どんな夢だったのかな?」
努めていつも通りの声のトーンで尋ねる。
彼女は少し考えるように俯いてからこう続ける。
「んー、なんかこわくてさけんでたきがするけど、ぜんぜんおもいだせないや……。なんかだいじなゆめだったきがするのに……」
「怖くて叫んだ?もしかしてお化けの夢じゃない?君って怖いの苦手だしさ。もしかしたら、僕が昨日、君にお化けの絵本を読み聞かせしちゃったから、その影響だったり……?」
誤魔化せたかな?どうか彼女が僕の言葉に乗ってくれますように。
また彼女は少し考えてから口を開く。
「そうかも。あまね、もうおばけのほんはよまないでね」
「ごめんね。これからは可愛い動物の絵本とかしか読まないようにするね」
良かった。誤魔化せた。
彼女にまた拒絶されるかもしれないという不安から脱せて、安堵でいっぱいになる。
「そういえばきょうのあさごはんなに?」
「へへーん。なんと今日は……」
「きょうは!なに!?」
「サンドイッチです!」
「…………そっか……」
「え?反応薄くない!?サンドイッチ美味しいじゃん……」
「おいしいけど、よくたべてるし……」
「いやいや、今日のサンドイッチは特別だからね。めっちゃ美味しい生ハム挟むから」

「ココア飲む?」
「のむ!」
仕事が終わったところで、睡眠薬を溶かしたココアを彼女に渡す。
最近通い始めたメンタルクリニックは、水に溶かしても透明な睡眠薬をくれるところで良かった。
あんまりやる気のない先生なのか、前の先生みたいに、心配だから頻繁に通院しろとも言わずに、淡々とテキトーな作り話を聞いて、睡眠薬をくれるから助かる。
「あまね……ねむくなってきた……」
「ご飯出来るまで寝てていいよ。おやすみ」
彼女には彼女の年齢のことを意識して欲しくないから、部屋中の鏡を取り去っただけでなく、人間の大人や子供が出る作品は見せないようにして、日付感覚も無くさせるために、クリスマスとかそういう記念日は何も教えないようにしているけど、今日は彼女の誕生日だ。
今日が誕生日だと悟られないように、定期的にホールケーキを買ってきているし、誕生日でもバースデープレートも付けないようにしているけど、彼女の誕生日を祝いたい気持ちはあるから、今日のために予約しておいたケーキを取りに行かないと。
それから近くのデパートで、ご馳走を買って行こう。
彼女にあげるプレゼントも何を買うかはもう決めてあるから、今日買って、だいぶ日にちをずらしてからあげよう。
彼女が寝ている間に外の用事をささっと済ませなきゃ。
彼女の誕生日を祝う準備をするために、彼女に睡眠薬を盛って無理やり寝かしつける。
冷静に考えると、これってどうなんだろう?
まあいっか。起きたら彼女は喜んでくれるだろうし。

「おはよう。ご飯できたから起きてー」
買い物と食事の支度を全て済ませてから彼女を起こす。
彼女はまだ寝ぼけているみたいで、ぼーっと僕を見つめる。
「まだねむい……」
「せっかくのご馳走が冷めちゃうから、頑張って起きて。ほら、こちょこちょー」
「あははっ!あまねっ!やめてっ!くすぐったい!」
彼女を擽り続けると、彼女は半泣きになりながら目を覚ます。
「あまねってけっこういじわるだよね……」
「ごめんごめん。君が可愛いからつい」
頬を膨らませる彼女を抱き上げて、食卓の椅子に座らせる。
「わーい!けーき!おさかな!おにく!」
「今日はご馳走にしてみたんだ。喜んでもらえて嬉しいよ。はい、あーん」
僕が彼女の口にスプーンを運ぶと、彼女はさっきまで頬を膨らませてたことも忘れて、すっかり上機嫌になって、勢い良くスプーンにかぶりつく。
「おいしい?消化に悪いからゆっくり食べるんだよ?おさかなさんは逃げないから」

幸せだ。
彼女がそばにいてくれて本当に幸せだ。
これからも何度でもこうして彼女の誕生日を祝えますように。

僕はたぶん今も間違い続けてるんだと思う。
でも、間違いか正解かなんてどうでもよくない?
だって彼女はいつもそばにいて、微笑んでくれている。
彼女だって、僕の家に来たばかりの暗い顔をしていた時よりもずっと幸せそうだ。
彼女がいれば他に何もいらない。
他の物は全て捧げるから、少しでも長く彼女のそばにいられますように。
どうかこの幸せな間違いが正されずに守られますように。

彼女の髪を撫でながら、何かにそう願った。
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