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周バースデーSS(完結済)
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※こちらは、本編途中で周に告白されたヒロインが周の告白をOKした場合のif世界線の話です。
ガッシャーン!
ガラスが割れる音で目が覚める。
目覚めてすぐ、周囲を見渡すと、隣で寝ていたはずの彼女がいない。
「大丈夫!?何かあった!?」
慌てて声をかけて、リビングに向かうと、彼女は泣きそうな顔で身体を震わせている。
「あ……あ……あまね……ごめんなさい……」
彼女の周りを見渡すと、僕のグラスが割れていた。
彼女は出血はしていなさそうだけど、彼女がガラスの破片で怪我をしていないか心配になる。
「大丈夫!?ガラスの破片で怪我とかしてない?」
「私は大丈夫……。それよりごめん……」
彼女は割れたグラスを指し示す。
「あまねのお気に入りの物なのに……」
そう言われてグラスをちゃんと見ると、割れたグラスは、好きなバンドのライブで買った物だった。
それで彼女は気にしてたのか。
そんなこと、全然気にしなくて良いのに。
「いいんだよ。それより、君に怪我がなくて良かった」
「でも……それプレミアが……」
「そろそろこのグラスも古くなってきたし、処分しようと思ってたところだから大丈夫だよ」
処分しようと思っていたというのは、嘘だけど、彼女と同棲し始めてから、音楽関係の物への執着が薄れたのは本当だ。
一人で大好きなバンドのライブに行くよりも、彼女と一緒に部屋で駄弁ってる方が楽しいし、彼女からもらった物以外、あまり興味が無くなってしまった。
実際このグラスだって、高校時代からの宝物の一つだったはずなのに、割れても特に悲しみは湧いて来ない。
「ガラスは僕が片付けておくから、君は安全なところで待っててね」
「私が落としたから、私が片付け」
「ダメ。万が一ガラスが刺さったら、危ないでしょ」
彼女を軽く抱きしめてから、リビングの椅子に座らせる。
「本当にごめん……」
「いいよ。物はいつか壊れるし、それがたまたま今日だっただけだから、本当に気にしないで」
今にも泣きそうな彼女の頭を撫でてあげると、彼女は少し落ち着いたみたいだ。
ガラスを片付けていると、オーブンからチョコの匂いがしてくる。
ガラスを片付け終えてすぐに、オーブンを開けると、そこにはガトーショコラが入っている。
もしかして、今日は僕の誕生日だから……?
彼女が僕のためにケーキを作ってくれていたんじゃないかって期待してしまう。
そもそも彼女が僕より早く起きるのは珍しいし、早起きしてたのもそのためなのかなって。
「ねえ、オーブンにガトーショコラが入ってたんだけど……もしかしてこれって……?」
彼女に向かってそう聞くと、彼女は小さく頷く。
「うん……。今日は周の誕生日だから……」
彼女はそう言い終えると、「誕生日なのにごめん……」と言って俯く。
「何で謝るの!?僕、むしろ今、すごく嬉しいよ……!本当にありがとう……!」
彼女が僕のために手作りケーキを作ってくれたなんて……。
付き合う前も「お世話になってるから」とか「友達だから」とか言って、バレンタインチョコをくれることはあったけど、その時は既製品だったから、彼女の手作りを食べるのは初めてだ。
同棲してからも、料理は全部、彼女が怪我するのが心配で僕が作ってたし。
彼女が僕のために手作りしてくれたケーキ。
彼女は実家でも料理は全然しなかったって言ってたし、彼女の手料理を食べるのは僕が初なんじゃないかな?
いや、みんな一応、家庭科で料理を作って、同じ班の人達と食べたことくらいあるはずだから、僕が初なわけないか。
いや、それにしても嬉しいな。
そんなことを考えてニヤニヤしていると、彼女が不安そうに僕を覗き込んでくる。
「周……大丈夫……?」
「あっ、ごめんね。嬉し過ぎて脳がフリーズしてた」
彼女が作ってくれたケーキ、出来立てのうちに食べたいな。
「その……これって食べても良いかな?」
そう聞くと、彼女は椅子から立ち上がって、僕がいるキッチンに向かう。
「ちょっと待っててね。まだ粉糖かけてないから……」
そう言って彼女は、オーブンの中からケーキを取り出すと、悲しそうな顔をする。
「あ……これ焦げてる……」
さっきはチラッと見ただけだから気付かなかったけど、よく見たらたしかに焦げている。
「ごめん。作り直す。これは私が食べるから……」
彼女は僕にケーキを見られないように、手で隠そうとする。
「大丈夫だよ。その、何とか言うか、むしろそのままのケーキが食べたいなって」
彼女は気まずそうにしているけど、焦げたケーキっていうのも、むしろ不器用な彼女らしくてイイ。
ケーキを焦がしちゃうところも可愛いなって。
こんなこと言ったら、彼女は嫌がるだろうけど。
「ねえ、僕これ全部食べても良い?」
「良いけど……。でもそれ……」
「僕も君にデザート作るからさ、君が作ってくれたケーキは僕が独り占めしたいなって」
「私の分は大丈夫……。でもそれ絶対美味しくないから……」
「お願い……」
僕の押しが強いからか、彼女は困った顔をしつつも頷く。
「あっ……うん……。まずかったら残してね……」
「ありがとう……!」
また彼女を抱きしめると、彼女は居心地が悪そうにする。
「朝は簡単な物でもいい?出来立てのケーキ食べたいからさ。お昼はちゃんとしたの作るね」
「うん……。むしろ今日も周に料理してもらっちゃってごめんね……」
彼女はケーキの件で完全に料理への自信を失くしたのか、「私が作るから」とも言えずに俯く。
彼女にご飯を出して、一緒に食事を摂る。
「本当にありがとう……。いただきます……!」
彼女が作ってくれたケーキを食べる。
甘くて美味しい。
僕は大学時代、チョコを常備していて、よく彼女にあげていたから、ガトーショコラにしてくれたんだろうなぁ。
彼女が僕の好きな物を把握してくれていることが嬉しくて、思わず笑みが溢れる。
「すごく美味しいよ……!」
「ほ……本当に……?本気で言ってる……?」
「うん!」
彼女は自信がなさそうに僕を見つめる。
ちょっと焦げてたり、中が一部生焼けだったりするところもあるけど、それが逆に愛しい。
「ありがとう……。今日はすでに最高の誕生日だよ……」
ケーキを完食して、彼女にキスをすると、彼女は顔を赤くしながら言う。
「あの……今から……する……?」
「いいの……?」
「うん……」
誕生日だからなんだろうけど、彼女から誘ってくれたのは初めてで、思わずニヤけてしまう。
僕が誘うと、彼女はいつもOKしてくれるけど、彼女はセックスを恋人同士の義務だと思って応じてくれているだけなんじゃないかなって、少し不安になってたから。
彼女の負担になると思って、週に1,2回だけにしてるけど、本当は毎日でも抱きたい。
彼女としない日は、夜中にこっそり、彼女の寝顔を見ながら一人でしてるなんて知ったら幻滅されるかな?
「周、ちゃんと気持ち良くできてる?」
彼女が僕の性器を舐めてくれる。
まだ慣れない舌遣いで一生懸命舐めてくれる彼女が可愛くて、頭を撫でる。
「気持ち良いよ……。ありがとう……。初めてした時から、すごく上手になったね……」
彼女は資格試験浪人時代に他の男に処女を捧げたらしい。
初めて聞いた時は、彼女の前では頑張って気にしてない風を装ったけど、あまりにも辛くて吐くかと思った。
でも、フェラも騎乗位もあまり上手くない彼女を見てからは、そいつとはそんなにしてなかったんじゃないかなって、少し気持ちが落ち着いた。
最近は、彼女の最初の男にはなれなかったけど、最後の男になれればそれで十分なんだって自分に言い聞かせている。
そいつに染められた部分は、僕が塗り替えていけばいいんだから。
彼女の口の中に射精すると、彼女は口を押さえ出す。
「ごめんね。ここに吐き出して」
彼女が吐き出せるようにいつも通りティッシュを差し出すけど、彼女はそのまま口を押さえて、僕の精液を飲み込む。
初めての飲精はきつかったらしく、彼女は咽せる。
「ごほっ!げほっ!」
「大丈夫!?」
咽せる彼女の背中をさすると、彼女は呼吸を整えてから、僕に向かって微笑む。
「あまね……わたしっ……のめたよ……!」
可愛い……。
あんまり精液の味が得意じゃないのに、僕のことを喜ばせようと飲んでくれたなんて。
そんな無理なんてしなくてもいいのに。でも嬉しい。
「ありがとう……!大好き……♡」
「大袈裟だって……」
彼女を思い切り抱きしめると、彼女は顔を赤くする。
「僕にも君の、飲ませて……♡」
お返しにと、彼女の身体を持ち上げて、僕の顔に跨らせる。
「ちょっ……あまね……!?」
そのまま彼女の太ももをしっかり掴んで、下から彼女の性器を舐め始める。
「ひゃうっ……!あまね……らめぇ!」
彼女は気持ち良さに喘ぎながらも、脱力して僕の顔に全体重がかからないように、必死に耐えるけど、快楽に耐えられなかったみたいで、僕の顔に思い切りのしかかってしまう。
「あまねぇ……ごめっ……なひゃっ……」
僕に体重をかけないように、必死に力を入れようとするけど、思い切り体重をかけて乗っていることで、僕も舐めやすくなる。
そのせいで、余計に彼女が快楽を逸らすことは難しくなる。
「ひゃぁっ……ぅ♡あまね……ごめんにゃひゃいっ……♡」
ただただ僕に舌でいじめられながら、謝る彼女に興奮する。
一般的に、女性が男性の顔に跨るのは、女性優位のいわゆる女王様?(僕はそういうのは詳しくないけど)のプレイらしい。
でも、顔を紅潮させながら、僕に体重がかからないように力を入れてみるけど、なす術もなく、僕に一方的に舌でいじめられて、謝りながら喘ぐ彼女は、女王様とは真逆で可愛い。
彼女はそのまま潮吹きをするから、僕はそれを全部飲んであげる。
まだイったばかりで、呼吸が整っていない彼女をベッドに寝かせてあげると、彼女は僕に愛液を飲まれたのが恥ずかしかったみたいで可愛く抗議をしてくる。
「いつものまないでっていってるのにぃ……。あまねのばかぁ……」
「あはは。ごめんね。君を味わいたくてつい……」
そのまま彼女の中を今度は指とローションを使って慣らす。
中を拡げながらもう一度、彼女をイかせてあげる。
「挿れてもいい……?」
「いいよ……。でも今日は私が上に乗るね……」
今日の彼女は完全に僕に奉仕してくれるつもりみたいだ。
僕がゴムを着けると、彼女は僕の上に跨る。
跨って僕のを挿れただけで、ちょっと喘ぎ声が出たのが可愛い。
「今日は私が動くから……周は何もしなくていいから……。私が周を気持ち良くするね……」
そう言って彼女は、慣れない腰使いをする。
自信が無さそうな顔で、僕に「ちゃんときもちいい……?」って聞いてくるから可愛くて仕方がない。
「何もしなくていい」と言われたものの、そんないじらしい彼女を見ていると、少し意地悪したくなって、彼女の片方の乳首を摘みつつ、彼女のクリトリスを撫でてあげる。
「ひゃっ……!♡しょこさわりゃないでぇ……!♡あまねはにゃにもしなくていいかりゃぁ……♡」
「触らないでって言われても……。君が僕に、可愛いここを見せつけたのが悪いんだよ?」
「あまねのいぢわりゅ……♡」
そう言って、彼女はただ僕に与えられる快楽に喘ぐだけで、腰を動かすことも出来なくなってしまう。
「動けなくなっちゃった?じゃあ僕が動かしてあげる」
「まって……!♡」
制止する彼女を無視して、彼女の腰を掴んで下から突く。
「ぁ……!♡ひゃぁっ……!♡」
彼女はすっかり脱力して僕にもたれかかってくるから、中を突いたまま、キスをして口内を舐め回すと、彼女は身体をびくびく震わせるだけになる。
そのまま何回も彼女をイかせてあげてから、僕も射精したタイミングで彼女を解放してあげた。
ベッドでぐったりしている彼女に声をかける。
「大好き……♡結婚して……♡」
少し前までは、デートした時とか、日常生活の中とかで、彼女にプロポーズをしていたけど、彼女は僕との交際は続けてくれているのに、結婚だけは頷いてくれないから、最近はセックスした後のぐったりした彼女に向かって言うようにしている。
もしかしたら、判断力が鈍っている彼女がOKしてくれるかもしれないから。
「私も周のこと好きだよ……。でも結婚は……。ごめんね……」
今日も彼女に断られる。
僕のこと好きって言ってくれるのに、どうして結婚だけはダメなんだろう?
それから彼女に昼食とデザートを作って、一緒に食事をする。
彼女は「周はデザートを作るのも上手いよね……」と少し悲しそうにしていた。
それから彼女とテレビを見たり、お話ししたりしてのんびり過ごす。
僕は一旦洗濯物をするために、リビングを離れる。
洗濯が終わって、リビングに戻ると、彼女が真剣な顔でスマホを見つめていたから、気になって中を覗き込んでみる。
「なに見てるのー?」
「あまね!?やだ……!見ないで……!」
軽いノリで覗き込んだだけなのに、彼女がスマホを隠そうとしたから逆に気になってしまう。
思わず目に入った文字を読み上げる。
「なになに?無職で家事ができない彼女との結婚について……?」
この画面は投稿者用の画面だ。
僕は気になって、彼女の手からスマホを取り上げる。
「これ何?もしかして君が投稿したの?」
「あの……その……」
中身を読んでみると、彼女が僕の視点に立って書いた質問のようだ。
無職で家事ができなくて、姪に暴力を振るって実家から勘当された同い年の彼女と結婚するべきかという内容だ。
彼女の自己評価なのか、性格についても、ネガティブな発言ばかりでめんどくさいとか、情緒不安定で自分の思い通りにならないとすぐに病むとか、ろくに努力をする気配もないとか、酷い書き方で書かれている。
回答欄は更に酷いもので、「そんな女とは早く別れろ」という書き込みがほとんどで、中には「その彼女さん、将来子供ができたら虐待しそうですね……」とか、「顔は可愛い?www可愛くて床上手なら、セフレとしてキープするのはアリwww」なんてあまりにも低俗で心ないコメントもあった。
「僕、君のこと、こんな風に思ったことなんて一度もないよ……」
彼女は、僕が彼女をこんな目で見ているとでも思っているんだろうか?
だから結婚してくれないの?
僕は君のことを愛していて、君の全てが愛しいと思っているのに?
僕の気持ちってそんなに伝わってなかったの?
「もし仮に、僕がここに質問するなら、大好きな彼女が結婚には頷いてくれないのですが、どうしたらいいですか?だよ……。君に甘えられたらすごく嬉しくて、めんどくさいなんて思ったことは一度もない……」
彼女の顔を覗き込むと、彼女は僕から目を逸らす。
「君は……こういうのを見て、僕と結婚しない方がいいんじゃないかって思ったの……?だから僕が結婚しようって言っても断るの?」
彼女は弱々しく頷く。
「君は、彼氏である当事者の僕の言葉より、顔も知らない、君の人生に一切責任も取れないようなこの人達の言葉を信じるの?」
僕の声が震えていたからか、彼女は少し気まずそうに答える。
「ごめん……。それもあるけど……でもやっぱり、私自身も……周は私と別れた方が良いと思ってる……」
「何でそう思うの?僕がいつ、君と別れたいなんて言った?」
彼女を壁際に追い詰めて問い詰めると、彼女は僕が怖いみたいで怯え出す。
「ご……ごめんなさい……。でも私と周は釣り合わないから……。私はダメ人間だから……」
「釣り合わない?何でそんなこと思うの?むしろ僕は、君に好かれるためにはまだ彼氏として足りないところばかりで悩んでるのに。ねえ、もしかして僕のことが嫌で別れたいだけなのを、僕を傷付けないように嘘ついてくれてるの?もしそうなら、僕のどこが嫌で、どこを直して欲しいのか言ってよ。僕ちゃんと直すから」
そう捲し立てると、彼女は少し怯んだみたいだけど、ゆっくりと口を開く。
「周が嫌なわけじゃない……。でも私、何も良いところがないし……」
彼女はそのまま投げやりな口調で続ける。
「どうせ周だって、本当は私に呆れてるでしょ?呆れないわけないよね。だって私ダメだもん……」
「君はダメじゃないよ」
「周はちゃんと仕事してて、家事もできて、優しくて、ギターも弾けて、心に余裕があるじゃん。そんな周が、私みたいな無職で性格も悪くて何も出来なくて、いつも不安で周りに当たり散らして親にまで捨てられたような人間と付き合って、何のメリットがあるの?一つもないでしょ?」
「僕は君がそばに居てくれるだけで嬉しいんだよ……。僕は君のこと大好きだし、君の全部が愛しいと思ってる……。僕が大好きな君のこと、そんな風に否定しないで欲しいな」
「…………」
彼女は黙ってしまう。
そうだよね。彼女は別に、僕に肯定されても、そんなに嬉しくないよね。
彼女は彼女の母親に肯定されたいのであって、僕が彼女を肯定したところで、それだけで彼女の気持ちが救われるわけではないんだ。
「ごめん、こんな風に言われたら君も困るよね……。これは君自身の自己肯定感の問題であって、僕に何か言われたからってすぐに変わる物ではないもんね……。でも、僕は君のこと大好きだから……。君がそばに居てくれるだけで嬉しいから……。それだけは忘れないで……」
彼女のことを抱きしめる。
「とにかく別れた方が良いなんて二度と言わないで……」
「…………」
「何で黙ってるの?」
彼女は少し困ったように切り出す。
「誕生日にこんな話してごめん……。でも、周との関係はこれから考え」
ここまで言っても引き下がらないくらいだから、彼女は真剣に別れも視野に入れているみたいだ。
彼女は以前も僕に内緒でこの家を出て風俗で働こうとしていた。
今引き止めて、何とかして彼女と結婚しないと、また家を出て行こうとするかもしれない。
「いいよ……。君がそういう態度なら、僕も考えがあるから……」
彼女の言葉を遮って防音室のベッドに押し倒す。
ついでに、彼女がいくら叫んでも周りに聞こえないように扉を閉める。
本当は傷付きまくっている彼女を慰めなきゃいけないのに、それよりも彼女に別れられるかもしれないという不安と、病的なまでに彼女のことが好きなのに、それが少しも伝わっていなかった悲しみで、冷静な判断が出来なくなる。
「やだっ……!離して……!」
暴れる彼女を押さえつけて、服を脱がせる。
「子供ができたら、君も別れるなんて考えを改めてくれる?」
僕のやろうとしていることに気付いたのか、彼女は震え出す。
「ごめんなさい!私が間違ってたから!もう別れるなんて言わないから!」
「じゃあ結婚してくれる?」
「それは……」
ほら、言葉に詰まるんじゃん。
どうにかして、彼女を繋ぎ止めないと。
彼女の腕を片手で押さえて、彼女の中を弄る。
「さっきしたばかりだから、すぐに挿れられそうだね」
「やめて……!」
「さっきまで君はあんなに気持ち良さそうに僕に抱かれてくれてたのに、まさか別れを考えていたなんて、微塵も思わなかったなぁ……。もしかして、誘ってくれたのも、セフレならアリみたいなこと書いてた奴の言葉でも真に受けたの?」
彼女の入り口に軽く性器を擦り付けると、彼女は恐怖で顔を真っ青にする。
「ねえ、生で挿れられて中に出されるのと、結婚するの、どっちがいい?」
「なまはだめ……!あかちゃんできちゃうから……」
「じゃあ結婚してくれる?」
「あっ……やっ……」
追い詰められた彼女は、顔をぐしゃぐしゃにして泣き始める。
「うっ……ひぐっ……。ゆるして……。こわい……」
彼女の泣き顔を見て、少し冷静になる。
ダメだ。これじゃレイプと変わらない。
「ごめん……。僕達は付き合ってるのに、これじゃ無理矢理みたいでダメだよね……。ちゃんとゴムはつけるね……」
ゴムをつけて彼女の中に挿れて突く。
彼女は僕に怯えて泣いているのに、中を突かれると、ちゃんと可愛い声で喘ぎ始める。
「可愛い……♡」
「ひゃぅっ……。やめてぇ……」
何度も突いて、彼女がイキそうになったところでわざと性器を抜く。
「あまね……なんれぇ……!?」
「何で驚いてるの?やめてとか離してって言ってたのに……。もしかして……僕にイかせて欲しいの?」
「ちがっ……!」
「良いこと思いついた。君のことちゃんとイかせてあげるから、代わりに結婚してよ」
「それは……」
彼女が落ち着いたところで、彼女の乳首を弄りながら、中をぐちゃぐちゃに掻き回す。
そして、彼女がイキそうになったところで、また止める。
おあずけを食らった彼女は、僕に解放された手で、自分の性器を触ろうとするから、僕はその手を掴む。
「何勝手に一人で気持ち良くなろうとしてるの?」
「ごめんなしゃい……。ゆるひて……」
おいたをしようとした彼女の腕を、脱がせた彼女の服で、リボン結びで縛る。
「あはは。今の君、誕生日プレゼントみたいで可愛いね?」
そのまま泣きながら喘ぐ彼女を何度も寸止めで追い詰める。
30分くらい経ったところで、彼女はすっかり弱々しくなって、うわ言のように「いきたい……♡」と繰り返すようになった。
「イキたい?イキたいならちゃんと僕のこと求めて?」
「ぁ……♡ぅ……♡」
「結婚してくれるならイかせてあげるよ」
彼女の身体を弄りながら耳元で囁くと、彼女は僕に身体を擦り付けながら懇願してくる。
「いかしぇて……♡ゆるひて……♡」
「まだ30分しか経ってないよ?君はあんなに頑なに僕との結婚を拒んでたのに、たった30分で降参するの?」
「あぅ……♡ごめんにゃひゃいっ……♡」
「君の結婚したくないって気持ちはその程度だったんだよ。その程度の意地なんて早く捨ててよ。そしたらこの苦しいのも終わらせてあげるから」
「いかしぇてくれりゅの……?♡」
「うん。君がイかせて欲しいならイかせてあげる。その代わり、ちゃんと周大好き。周と結婚するって言って?」
さりげなく近くに置いてあるスマホの録音モードをオンにする。
後で彼女が言い逃れなんてしないように。
「あまね……だいしゅき……♡あまねとけっこんすりゅ……♡だかりゃいかしぇてくだひゃい……♡」
「本当にいいの?僕、君の言葉、本気で真に受けるよ?」
「いいかりゃ♡いかしぇてください……♡けっこんすりゅから……♡」
よだれを垂らしながら、腰をビクビクさせている彼女は、どう考えても正常な判断が出来る状況ではない。
それでも良い。言わせた者勝ちだから。
もう一度彼女の中に性器を挿入して、彼女を抱きしめる。
「ありがとう……。僕……今すごく幸せだよ……!」
そのまま何度も中を突くと、彼女はすでに限界だったのか、すぐに失神してしまう。
それから数時間後に彼女は目を覚ます。
「おはよう。時間的にはこんばんはかな?」
「あまね……?」
彼女はまだぼーっとしていて、焦点の合っていない目で僕を見つめた後に、自分の指を見てハッとした顔をする。
「えっ?指輪……?」
「指輪が気になる?」
驚いている彼女に僕も自分の指を見せつける。
「君に断られ続けてたから隠してたけど、前からこっそり準備してたんだ。僕もちゃんと着けてるから安心して?お揃いだよ♡」
僕は前々から、彼女が寝ている間に指のサイズを測って、彼女が好きそうなデザインの婚約指輪を買って、準備していた。
彼女がプロポーズを受けてくれたら、彼女の指に嵌めようと思っていたんだけど、こんな形で嵌めることになるとは、僕も予想をしていなかった。
「それ、外しちゃダメだよ?だって君、さっきはあんなに熱烈に僕のことを求めてくれたもんね?」
さっき録音した彼女の音声を聞かせる。
言い逃れが出来ないくらいに、鮮明なその音声では、彼女は僕にイかせてもらう代わりに、結婚するとはっきり言っている。
「ここまではっきり言っておいて、やっぱりさっきの約束は無しなんて言わないよね?君はそんな無責任なことはしないよね?」
「あま……ね……」
彼女のそばに近寄ると、彼女はまた怯えているみたいで、身体を震わせる。
「君はね、僕のこと、優しくて余裕があるみたいに言ってたけど、僕は全然そんな出来た人間じゃないから」
「君が僕のことを評価してくれるのは嬉しいけどね」と、付け加える。
「君は自分が仕事をしてないことを随分と気にしているみたいだけど、僕は君が、このまま働かずにずっと家に居てくれたら良いなって思ってるよ。そしたら君が他の男に見られることもないし、何より簡単に僕から離れられないでしょ?」
震える彼女を抱きしめる。
「僕ね、そういうの嬉しいって思うタイプの人間なんだよね。君とは長い付き合いだけど、知らなかったでしょ?」
「あ……あ……」
「余裕があるって言うけどさ、僕は全然余裕ないよ?君が欲しくて、君と婚姻関係を結んでないと、また君がある日ここを出ていくって言うんじゃないかって不安で仕方ないんだよね。だから、こうして、君に強引に結婚を迫ってみちゃったりもするんだ」
彼女はすっかり怯えてしまったみたいで、身を竦める。
そりゃそうか。
彼女は僕がこんな人間だなんて知らなかったんだから。
僕も彼女に、少しでも良い男に見られたくて、そういうのを知られないようにって思ってたけど、隠していたら隠していたで、彼女は僕に対して引け目を感じるみたいだから、これからは隠さないでいこうと思う。
「これでも僕が優しすぎるから、僕が余裕があるように見えるから、引け目を感じるなんて言う?」
「ごめんなさい……」
「謝らなくていいよ。君は僕と別れないんだよね?ちゃんと結婚してくれるんだよね?そうなら、さっき別れた方が良いって言ったこと、許してあげる」
そのまま彼女を押し倒す。
「ねえ、結婚するって言ったの、嘘じゃないよね?」
彼女の顔をじっと見つめると、彼女は泣きそうな顔で、こくこくと頷く。
彼女は一見気が強そうに見えるけど、実際は怖がりだから、もしこれからも別れられそうになったら、こういう脅しみたいなのも効くのかもしれない。
「さっきは酷いことしてごめんね。君がまたいなくなるかと思うと、不安になっちゃって……。君だって不安でいっぱいだったから、別れたくなっちゃったんだよね……。君の不安が吹き飛ぶくらい、僕が君のこと、大切にするから……」
彼女を抱きしめてキスをすると、彼女はまだ怯えているのか、固まったまま素直に受け入れてくれる。
「結婚するって約束してくれて嬉しいよ♡最高の誕生日プレゼントをありがとう……♡これからも、ずーっと一緒だよ?♡」
ガッシャーン!
ガラスが割れる音で目が覚める。
目覚めてすぐ、周囲を見渡すと、隣で寝ていたはずの彼女がいない。
「大丈夫!?何かあった!?」
慌てて声をかけて、リビングに向かうと、彼女は泣きそうな顔で身体を震わせている。
「あ……あ……あまね……ごめんなさい……」
彼女の周りを見渡すと、僕のグラスが割れていた。
彼女は出血はしていなさそうだけど、彼女がガラスの破片で怪我をしていないか心配になる。
「大丈夫!?ガラスの破片で怪我とかしてない?」
「私は大丈夫……。それよりごめん……」
彼女は割れたグラスを指し示す。
「あまねのお気に入りの物なのに……」
そう言われてグラスをちゃんと見ると、割れたグラスは、好きなバンドのライブで買った物だった。
それで彼女は気にしてたのか。
そんなこと、全然気にしなくて良いのに。
「いいんだよ。それより、君に怪我がなくて良かった」
「でも……それプレミアが……」
「そろそろこのグラスも古くなってきたし、処分しようと思ってたところだから大丈夫だよ」
処分しようと思っていたというのは、嘘だけど、彼女と同棲し始めてから、音楽関係の物への執着が薄れたのは本当だ。
一人で大好きなバンドのライブに行くよりも、彼女と一緒に部屋で駄弁ってる方が楽しいし、彼女からもらった物以外、あまり興味が無くなってしまった。
実際このグラスだって、高校時代からの宝物の一つだったはずなのに、割れても特に悲しみは湧いて来ない。
「ガラスは僕が片付けておくから、君は安全なところで待っててね」
「私が落としたから、私が片付け」
「ダメ。万が一ガラスが刺さったら、危ないでしょ」
彼女を軽く抱きしめてから、リビングの椅子に座らせる。
「本当にごめん……」
「いいよ。物はいつか壊れるし、それがたまたま今日だっただけだから、本当に気にしないで」
今にも泣きそうな彼女の頭を撫でてあげると、彼女は少し落ち着いたみたいだ。
ガラスを片付けていると、オーブンからチョコの匂いがしてくる。
ガラスを片付け終えてすぐに、オーブンを開けると、そこにはガトーショコラが入っている。
もしかして、今日は僕の誕生日だから……?
彼女が僕のためにケーキを作ってくれていたんじゃないかって期待してしまう。
そもそも彼女が僕より早く起きるのは珍しいし、早起きしてたのもそのためなのかなって。
「ねえ、オーブンにガトーショコラが入ってたんだけど……もしかしてこれって……?」
彼女に向かってそう聞くと、彼女は小さく頷く。
「うん……。今日は周の誕生日だから……」
彼女はそう言い終えると、「誕生日なのにごめん……」と言って俯く。
「何で謝るの!?僕、むしろ今、すごく嬉しいよ……!本当にありがとう……!」
彼女が僕のために手作りケーキを作ってくれたなんて……。
付き合う前も「お世話になってるから」とか「友達だから」とか言って、バレンタインチョコをくれることはあったけど、その時は既製品だったから、彼女の手作りを食べるのは初めてだ。
同棲してからも、料理は全部、彼女が怪我するのが心配で僕が作ってたし。
彼女が僕のために手作りしてくれたケーキ。
彼女は実家でも料理は全然しなかったって言ってたし、彼女の手料理を食べるのは僕が初なんじゃないかな?
いや、みんな一応、家庭科で料理を作って、同じ班の人達と食べたことくらいあるはずだから、僕が初なわけないか。
いや、それにしても嬉しいな。
そんなことを考えてニヤニヤしていると、彼女が不安そうに僕を覗き込んでくる。
「周……大丈夫……?」
「あっ、ごめんね。嬉し過ぎて脳がフリーズしてた」
彼女が作ってくれたケーキ、出来立てのうちに食べたいな。
「その……これって食べても良いかな?」
そう聞くと、彼女は椅子から立ち上がって、僕がいるキッチンに向かう。
「ちょっと待っててね。まだ粉糖かけてないから……」
そう言って彼女は、オーブンの中からケーキを取り出すと、悲しそうな顔をする。
「あ……これ焦げてる……」
さっきはチラッと見ただけだから気付かなかったけど、よく見たらたしかに焦げている。
「ごめん。作り直す。これは私が食べるから……」
彼女は僕にケーキを見られないように、手で隠そうとする。
「大丈夫だよ。その、何とか言うか、むしろそのままのケーキが食べたいなって」
彼女は気まずそうにしているけど、焦げたケーキっていうのも、むしろ不器用な彼女らしくてイイ。
ケーキを焦がしちゃうところも可愛いなって。
こんなこと言ったら、彼女は嫌がるだろうけど。
「ねえ、僕これ全部食べても良い?」
「良いけど……。でもそれ……」
「僕も君にデザート作るからさ、君が作ってくれたケーキは僕が独り占めしたいなって」
「私の分は大丈夫……。でもそれ絶対美味しくないから……」
「お願い……」
僕の押しが強いからか、彼女は困った顔をしつつも頷く。
「あっ……うん……。まずかったら残してね……」
「ありがとう……!」
また彼女を抱きしめると、彼女は居心地が悪そうにする。
「朝は簡単な物でもいい?出来立てのケーキ食べたいからさ。お昼はちゃんとしたの作るね」
「うん……。むしろ今日も周に料理してもらっちゃってごめんね……」
彼女はケーキの件で完全に料理への自信を失くしたのか、「私が作るから」とも言えずに俯く。
彼女にご飯を出して、一緒に食事を摂る。
「本当にありがとう……。いただきます……!」
彼女が作ってくれたケーキを食べる。
甘くて美味しい。
僕は大学時代、チョコを常備していて、よく彼女にあげていたから、ガトーショコラにしてくれたんだろうなぁ。
彼女が僕の好きな物を把握してくれていることが嬉しくて、思わず笑みが溢れる。
「すごく美味しいよ……!」
「ほ……本当に……?本気で言ってる……?」
「うん!」
彼女は自信がなさそうに僕を見つめる。
ちょっと焦げてたり、中が一部生焼けだったりするところもあるけど、それが逆に愛しい。
「ありがとう……。今日はすでに最高の誕生日だよ……」
ケーキを完食して、彼女にキスをすると、彼女は顔を赤くしながら言う。
「あの……今から……する……?」
「いいの……?」
「うん……」
誕生日だからなんだろうけど、彼女から誘ってくれたのは初めてで、思わずニヤけてしまう。
僕が誘うと、彼女はいつもOKしてくれるけど、彼女はセックスを恋人同士の義務だと思って応じてくれているだけなんじゃないかなって、少し不安になってたから。
彼女の負担になると思って、週に1,2回だけにしてるけど、本当は毎日でも抱きたい。
彼女としない日は、夜中にこっそり、彼女の寝顔を見ながら一人でしてるなんて知ったら幻滅されるかな?
「周、ちゃんと気持ち良くできてる?」
彼女が僕の性器を舐めてくれる。
まだ慣れない舌遣いで一生懸命舐めてくれる彼女が可愛くて、頭を撫でる。
「気持ち良いよ……。ありがとう……。初めてした時から、すごく上手になったね……」
彼女は資格試験浪人時代に他の男に処女を捧げたらしい。
初めて聞いた時は、彼女の前では頑張って気にしてない風を装ったけど、あまりにも辛くて吐くかと思った。
でも、フェラも騎乗位もあまり上手くない彼女を見てからは、そいつとはそんなにしてなかったんじゃないかなって、少し気持ちが落ち着いた。
最近は、彼女の最初の男にはなれなかったけど、最後の男になれればそれで十分なんだって自分に言い聞かせている。
そいつに染められた部分は、僕が塗り替えていけばいいんだから。
彼女の口の中に射精すると、彼女は口を押さえ出す。
「ごめんね。ここに吐き出して」
彼女が吐き出せるようにいつも通りティッシュを差し出すけど、彼女はそのまま口を押さえて、僕の精液を飲み込む。
初めての飲精はきつかったらしく、彼女は咽せる。
「ごほっ!げほっ!」
「大丈夫!?」
咽せる彼女の背中をさすると、彼女は呼吸を整えてから、僕に向かって微笑む。
「あまね……わたしっ……のめたよ……!」
可愛い……。
あんまり精液の味が得意じゃないのに、僕のことを喜ばせようと飲んでくれたなんて。
そんな無理なんてしなくてもいいのに。でも嬉しい。
「ありがとう……!大好き……♡」
「大袈裟だって……」
彼女を思い切り抱きしめると、彼女は顔を赤くする。
「僕にも君の、飲ませて……♡」
お返しにと、彼女の身体を持ち上げて、僕の顔に跨らせる。
「ちょっ……あまね……!?」
そのまま彼女の太ももをしっかり掴んで、下から彼女の性器を舐め始める。
「ひゃうっ……!あまね……らめぇ!」
彼女は気持ち良さに喘ぎながらも、脱力して僕の顔に全体重がかからないように、必死に耐えるけど、快楽に耐えられなかったみたいで、僕の顔に思い切りのしかかってしまう。
「あまねぇ……ごめっ……なひゃっ……」
僕に体重をかけないように、必死に力を入れようとするけど、思い切り体重をかけて乗っていることで、僕も舐めやすくなる。
そのせいで、余計に彼女が快楽を逸らすことは難しくなる。
「ひゃぁっ……ぅ♡あまね……ごめんにゃひゃいっ……♡」
ただただ僕に舌でいじめられながら、謝る彼女に興奮する。
一般的に、女性が男性の顔に跨るのは、女性優位のいわゆる女王様?(僕はそういうのは詳しくないけど)のプレイらしい。
でも、顔を紅潮させながら、僕に体重がかからないように力を入れてみるけど、なす術もなく、僕に一方的に舌でいじめられて、謝りながら喘ぐ彼女は、女王様とは真逆で可愛い。
彼女はそのまま潮吹きをするから、僕はそれを全部飲んであげる。
まだイったばかりで、呼吸が整っていない彼女をベッドに寝かせてあげると、彼女は僕に愛液を飲まれたのが恥ずかしかったみたいで可愛く抗議をしてくる。
「いつものまないでっていってるのにぃ……。あまねのばかぁ……」
「あはは。ごめんね。君を味わいたくてつい……」
そのまま彼女の中を今度は指とローションを使って慣らす。
中を拡げながらもう一度、彼女をイかせてあげる。
「挿れてもいい……?」
「いいよ……。でも今日は私が上に乗るね……」
今日の彼女は完全に僕に奉仕してくれるつもりみたいだ。
僕がゴムを着けると、彼女は僕の上に跨る。
跨って僕のを挿れただけで、ちょっと喘ぎ声が出たのが可愛い。
「今日は私が動くから……周は何もしなくていいから……。私が周を気持ち良くするね……」
そう言って彼女は、慣れない腰使いをする。
自信が無さそうな顔で、僕に「ちゃんときもちいい……?」って聞いてくるから可愛くて仕方がない。
「何もしなくていい」と言われたものの、そんないじらしい彼女を見ていると、少し意地悪したくなって、彼女の片方の乳首を摘みつつ、彼女のクリトリスを撫でてあげる。
「ひゃっ……!♡しょこさわりゃないでぇ……!♡あまねはにゃにもしなくていいかりゃぁ……♡」
「触らないでって言われても……。君が僕に、可愛いここを見せつけたのが悪いんだよ?」
「あまねのいぢわりゅ……♡」
そう言って、彼女はただ僕に与えられる快楽に喘ぐだけで、腰を動かすことも出来なくなってしまう。
「動けなくなっちゃった?じゃあ僕が動かしてあげる」
「まって……!♡」
制止する彼女を無視して、彼女の腰を掴んで下から突く。
「ぁ……!♡ひゃぁっ……!♡」
彼女はすっかり脱力して僕にもたれかかってくるから、中を突いたまま、キスをして口内を舐め回すと、彼女は身体をびくびく震わせるだけになる。
そのまま何回も彼女をイかせてあげてから、僕も射精したタイミングで彼女を解放してあげた。
ベッドでぐったりしている彼女に声をかける。
「大好き……♡結婚して……♡」
少し前までは、デートした時とか、日常生活の中とかで、彼女にプロポーズをしていたけど、彼女は僕との交際は続けてくれているのに、結婚だけは頷いてくれないから、最近はセックスした後のぐったりした彼女に向かって言うようにしている。
もしかしたら、判断力が鈍っている彼女がOKしてくれるかもしれないから。
「私も周のこと好きだよ……。でも結婚は……。ごめんね……」
今日も彼女に断られる。
僕のこと好きって言ってくれるのに、どうして結婚だけはダメなんだろう?
それから彼女に昼食とデザートを作って、一緒に食事をする。
彼女は「周はデザートを作るのも上手いよね……」と少し悲しそうにしていた。
それから彼女とテレビを見たり、お話ししたりしてのんびり過ごす。
僕は一旦洗濯物をするために、リビングを離れる。
洗濯が終わって、リビングに戻ると、彼女が真剣な顔でスマホを見つめていたから、気になって中を覗き込んでみる。
「なに見てるのー?」
「あまね!?やだ……!見ないで……!」
軽いノリで覗き込んだだけなのに、彼女がスマホを隠そうとしたから逆に気になってしまう。
思わず目に入った文字を読み上げる。
「なになに?無職で家事ができない彼女との結婚について……?」
この画面は投稿者用の画面だ。
僕は気になって、彼女の手からスマホを取り上げる。
「これ何?もしかして君が投稿したの?」
「あの……その……」
中身を読んでみると、彼女が僕の視点に立って書いた質問のようだ。
無職で家事ができなくて、姪に暴力を振るって実家から勘当された同い年の彼女と結婚するべきかという内容だ。
彼女の自己評価なのか、性格についても、ネガティブな発言ばかりでめんどくさいとか、情緒不安定で自分の思い通りにならないとすぐに病むとか、ろくに努力をする気配もないとか、酷い書き方で書かれている。
回答欄は更に酷いもので、「そんな女とは早く別れろ」という書き込みがほとんどで、中には「その彼女さん、将来子供ができたら虐待しそうですね……」とか、「顔は可愛い?www可愛くて床上手なら、セフレとしてキープするのはアリwww」なんてあまりにも低俗で心ないコメントもあった。
「僕、君のこと、こんな風に思ったことなんて一度もないよ……」
彼女は、僕が彼女をこんな目で見ているとでも思っているんだろうか?
だから結婚してくれないの?
僕は君のことを愛していて、君の全てが愛しいと思っているのに?
僕の気持ちってそんなに伝わってなかったの?
「もし仮に、僕がここに質問するなら、大好きな彼女が結婚には頷いてくれないのですが、どうしたらいいですか?だよ……。君に甘えられたらすごく嬉しくて、めんどくさいなんて思ったことは一度もない……」
彼女の顔を覗き込むと、彼女は僕から目を逸らす。
「君は……こういうのを見て、僕と結婚しない方がいいんじゃないかって思ったの……?だから僕が結婚しようって言っても断るの?」
彼女は弱々しく頷く。
「君は、彼氏である当事者の僕の言葉より、顔も知らない、君の人生に一切責任も取れないようなこの人達の言葉を信じるの?」
僕の声が震えていたからか、彼女は少し気まずそうに答える。
「ごめん……。それもあるけど……でもやっぱり、私自身も……周は私と別れた方が良いと思ってる……」
「何でそう思うの?僕がいつ、君と別れたいなんて言った?」
彼女を壁際に追い詰めて問い詰めると、彼女は僕が怖いみたいで怯え出す。
「ご……ごめんなさい……。でも私と周は釣り合わないから……。私はダメ人間だから……」
「釣り合わない?何でそんなこと思うの?むしろ僕は、君に好かれるためにはまだ彼氏として足りないところばかりで悩んでるのに。ねえ、もしかして僕のことが嫌で別れたいだけなのを、僕を傷付けないように嘘ついてくれてるの?もしそうなら、僕のどこが嫌で、どこを直して欲しいのか言ってよ。僕ちゃんと直すから」
そう捲し立てると、彼女は少し怯んだみたいだけど、ゆっくりと口を開く。
「周が嫌なわけじゃない……。でも私、何も良いところがないし……」
彼女はそのまま投げやりな口調で続ける。
「どうせ周だって、本当は私に呆れてるでしょ?呆れないわけないよね。だって私ダメだもん……」
「君はダメじゃないよ」
「周はちゃんと仕事してて、家事もできて、優しくて、ギターも弾けて、心に余裕があるじゃん。そんな周が、私みたいな無職で性格も悪くて何も出来なくて、いつも不安で周りに当たり散らして親にまで捨てられたような人間と付き合って、何のメリットがあるの?一つもないでしょ?」
「僕は君がそばに居てくれるだけで嬉しいんだよ……。僕は君のこと大好きだし、君の全部が愛しいと思ってる……。僕が大好きな君のこと、そんな風に否定しないで欲しいな」
「…………」
彼女は黙ってしまう。
そうだよね。彼女は別に、僕に肯定されても、そんなに嬉しくないよね。
彼女は彼女の母親に肯定されたいのであって、僕が彼女を肯定したところで、それだけで彼女の気持ちが救われるわけではないんだ。
「ごめん、こんな風に言われたら君も困るよね……。これは君自身の自己肯定感の問題であって、僕に何か言われたからってすぐに変わる物ではないもんね……。でも、僕は君のこと大好きだから……。君がそばに居てくれるだけで嬉しいから……。それだけは忘れないで……」
彼女のことを抱きしめる。
「とにかく別れた方が良いなんて二度と言わないで……」
「…………」
「何で黙ってるの?」
彼女は少し困ったように切り出す。
「誕生日にこんな話してごめん……。でも、周との関係はこれから考え」
ここまで言っても引き下がらないくらいだから、彼女は真剣に別れも視野に入れているみたいだ。
彼女は以前も僕に内緒でこの家を出て風俗で働こうとしていた。
今引き止めて、何とかして彼女と結婚しないと、また家を出て行こうとするかもしれない。
「いいよ……。君がそういう態度なら、僕も考えがあるから……」
彼女の言葉を遮って防音室のベッドに押し倒す。
ついでに、彼女がいくら叫んでも周りに聞こえないように扉を閉める。
本当は傷付きまくっている彼女を慰めなきゃいけないのに、それよりも彼女に別れられるかもしれないという不安と、病的なまでに彼女のことが好きなのに、それが少しも伝わっていなかった悲しみで、冷静な判断が出来なくなる。
「やだっ……!離して……!」
暴れる彼女を押さえつけて、服を脱がせる。
「子供ができたら、君も別れるなんて考えを改めてくれる?」
僕のやろうとしていることに気付いたのか、彼女は震え出す。
「ごめんなさい!私が間違ってたから!もう別れるなんて言わないから!」
「じゃあ結婚してくれる?」
「それは……」
ほら、言葉に詰まるんじゃん。
どうにかして、彼女を繋ぎ止めないと。
彼女の腕を片手で押さえて、彼女の中を弄る。
「さっきしたばかりだから、すぐに挿れられそうだね」
「やめて……!」
「さっきまで君はあんなに気持ち良さそうに僕に抱かれてくれてたのに、まさか別れを考えていたなんて、微塵も思わなかったなぁ……。もしかして、誘ってくれたのも、セフレならアリみたいなこと書いてた奴の言葉でも真に受けたの?」
彼女の入り口に軽く性器を擦り付けると、彼女は恐怖で顔を真っ青にする。
「ねえ、生で挿れられて中に出されるのと、結婚するの、どっちがいい?」
「なまはだめ……!あかちゃんできちゃうから……」
「じゃあ結婚してくれる?」
「あっ……やっ……」
追い詰められた彼女は、顔をぐしゃぐしゃにして泣き始める。
「うっ……ひぐっ……。ゆるして……。こわい……」
彼女の泣き顔を見て、少し冷静になる。
ダメだ。これじゃレイプと変わらない。
「ごめん……。僕達は付き合ってるのに、これじゃ無理矢理みたいでダメだよね……。ちゃんとゴムはつけるね……」
ゴムをつけて彼女の中に挿れて突く。
彼女は僕に怯えて泣いているのに、中を突かれると、ちゃんと可愛い声で喘ぎ始める。
「可愛い……♡」
「ひゃぅっ……。やめてぇ……」
何度も突いて、彼女がイキそうになったところでわざと性器を抜く。
「あまね……なんれぇ……!?」
「何で驚いてるの?やめてとか離してって言ってたのに……。もしかして……僕にイかせて欲しいの?」
「ちがっ……!」
「良いこと思いついた。君のことちゃんとイかせてあげるから、代わりに結婚してよ」
「それは……」
彼女が落ち着いたところで、彼女の乳首を弄りながら、中をぐちゃぐちゃに掻き回す。
そして、彼女がイキそうになったところで、また止める。
おあずけを食らった彼女は、僕に解放された手で、自分の性器を触ろうとするから、僕はその手を掴む。
「何勝手に一人で気持ち良くなろうとしてるの?」
「ごめんなしゃい……。ゆるひて……」
おいたをしようとした彼女の腕を、脱がせた彼女の服で、リボン結びで縛る。
「あはは。今の君、誕生日プレゼントみたいで可愛いね?」
そのまま泣きながら喘ぐ彼女を何度も寸止めで追い詰める。
30分くらい経ったところで、彼女はすっかり弱々しくなって、うわ言のように「いきたい……♡」と繰り返すようになった。
「イキたい?イキたいならちゃんと僕のこと求めて?」
「ぁ……♡ぅ……♡」
「結婚してくれるならイかせてあげるよ」
彼女の身体を弄りながら耳元で囁くと、彼女は僕に身体を擦り付けながら懇願してくる。
「いかしぇて……♡ゆるひて……♡」
「まだ30分しか経ってないよ?君はあんなに頑なに僕との結婚を拒んでたのに、たった30分で降参するの?」
「あぅ……♡ごめんにゃひゃいっ……♡」
「君の結婚したくないって気持ちはその程度だったんだよ。その程度の意地なんて早く捨ててよ。そしたらこの苦しいのも終わらせてあげるから」
「いかしぇてくれりゅの……?♡」
「うん。君がイかせて欲しいならイかせてあげる。その代わり、ちゃんと周大好き。周と結婚するって言って?」
さりげなく近くに置いてあるスマホの録音モードをオンにする。
後で彼女が言い逃れなんてしないように。
「あまね……だいしゅき……♡あまねとけっこんすりゅ……♡だかりゃいかしぇてくだひゃい……♡」
「本当にいいの?僕、君の言葉、本気で真に受けるよ?」
「いいかりゃ♡いかしぇてください……♡けっこんすりゅから……♡」
よだれを垂らしながら、腰をビクビクさせている彼女は、どう考えても正常な判断が出来る状況ではない。
それでも良い。言わせた者勝ちだから。
もう一度彼女の中に性器を挿入して、彼女を抱きしめる。
「ありがとう……。僕……今すごく幸せだよ……!」
そのまま何度も中を突くと、彼女はすでに限界だったのか、すぐに失神してしまう。
それから数時間後に彼女は目を覚ます。
「おはよう。時間的にはこんばんはかな?」
「あまね……?」
彼女はまだぼーっとしていて、焦点の合っていない目で僕を見つめた後に、自分の指を見てハッとした顔をする。
「えっ?指輪……?」
「指輪が気になる?」
驚いている彼女に僕も自分の指を見せつける。
「君に断られ続けてたから隠してたけど、前からこっそり準備してたんだ。僕もちゃんと着けてるから安心して?お揃いだよ♡」
僕は前々から、彼女が寝ている間に指のサイズを測って、彼女が好きそうなデザインの婚約指輪を買って、準備していた。
彼女がプロポーズを受けてくれたら、彼女の指に嵌めようと思っていたんだけど、こんな形で嵌めることになるとは、僕も予想をしていなかった。
「それ、外しちゃダメだよ?だって君、さっきはあんなに熱烈に僕のことを求めてくれたもんね?」
さっき録音した彼女の音声を聞かせる。
言い逃れが出来ないくらいに、鮮明なその音声では、彼女は僕にイかせてもらう代わりに、結婚するとはっきり言っている。
「ここまではっきり言っておいて、やっぱりさっきの約束は無しなんて言わないよね?君はそんな無責任なことはしないよね?」
「あま……ね……」
彼女のそばに近寄ると、彼女はまた怯えているみたいで、身体を震わせる。
「君はね、僕のこと、優しくて余裕があるみたいに言ってたけど、僕は全然そんな出来た人間じゃないから」
「君が僕のことを評価してくれるのは嬉しいけどね」と、付け加える。
「君は自分が仕事をしてないことを随分と気にしているみたいだけど、僕は君が、このまま働かずにずっと家に居てくれたら良いなって思ってるよ。そしたら君が他の男に見られることもないし、何より簡単に僕から離れられないでしょ?」
震える彼女を抱きしめる。
「僕ね、そういうの嬉しいって思うタイプの人間なんだよね。君とは長い付き合いだけど、知らなかったでしょ?」
「あ……あ……」
「余裕があるって言うけどさ、僕は全然余裕ないよ?君が欲しくて、君と婚姻関係を結んでないと、また君がある日ここを出ていくって言うんじゃないかって不安で仕方ないんだよね。だから、こうして、君に強引に結婚を迫ってみちゃったりもするんだ」
彼女はすっかり怯えてしまったみたいで、身を竦める。
そりゃそうか。
彼女は僕がこんな人間だなんて知らなかったんだから。
僕も彼女に、少しでも良い男に見られたくて、そういうのを知られないようにって思ってたけど、隠していたら隠していたで、彼女は僕に対して引け目を感じるみたいだから、これからは隠さないでいこうと思う。
「これでも僕が優しすぎるから、僕が余裕があるように見えるから、引け目を感じるなんて言う?」
「ごめんなさい……」
「謝らなくていいよ。君は僕と別れないんだよね?ちゃんと結婚してくれるんだよね?そうなら、さっき別れた方が良いって言ったこと、許してあげる」
そのまま彼女を押し倒す。
「ねえ、結婚するって言ったの、嘘じゃないよね?」
彼女の顔をじっと見つめると、彼女は泣きそうな顔で、こくこくと頷く。
彼女は一見気が強そうに見えるけど、実際は怖がりだから、もしこれからも別れられそうになったら、こういう脅しみたいなのも効くのかもしれない。
「さっきは酷いことしてごめんね。君がまたいなくなるかと思うと、不安になっちゃって……。君だって不安でいっぱいだったから、別れたくなっちゃったんだよね……。君の不安が吹き飛ぶくらい、僕が君のこと、大切にするから……」
彼女を抱きしめてキスをすると、彼女はまだ怯えているのか、固まったまま素直に受け入れてくれる。
「結婚するって約束してくれて嬉しいよ♡最高の誕生日プレゼントをありがとう……♡これからも、ずーっと一緒だよ?♡」
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