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1章 可愛いは無敵
10、私の勝ちよ! マリー視点
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「毎日ゴミをあさっているなんて、お姉様もおわりね」
ピンク一色で飾り立てた自室で、天井をあおぎ「ガハハハハハ」とバカ笑いする。
そのへんの人形なんかより圧倒的に可愛い私、らしくない行動だけど誰も見てないからいーの。
「勝利の決めてはこのベイビーだわ」
深く腰かけたロッキングチェアを揺らせながら、まだまだ目立たないお腹にソッと手をそえほくそ笑む。
私はお姉様が大、大、大ー嫌い。
姉妹だから幼い時から自然に比べられて育ったけど、ずーとお姉様の一人勝ち状態だった。
「パッとしない地味子のくせにどーしてなの!」
って、日々イライラしてたけど、ある時答がひらめいたの。
「そっかー。
お姉様は王太子の婚約者だから、皆がソンタクしてるのよ」
とね。
「なら、マリーがヒョイ様をお姉様からいただいてやるわ」
パチンと指をならして、心を決めた。
そしてすぐに行動した。
まずは。
悩みを相談する、という口実でヒョイ様の元を訪ねたのだった。
「ヒョイ様。
マリーって、学園の成績はいつも底でしょ。
両親から天才なお姉様と比べられて叱られてばかりいるの」
そしたらさ。
私に負けないぐらいバカなヒョイ様は
「僕も同じだ。
弟が優秀すぎて辛い」
と言って、私の身体をグイと抱き寄せたの。
あとは簡単だったわ。
「マリーの味方はヒョイ様だけだわ。
大好き!」
無邪気なおバカを装おって、自分からヒョイ様の唇にキスをした。
「やめろ。私は姉の婚約者だぞ」
ヒョイ様は驚いていたけど、最初だけだったわ。
「決めた。自分の気持ちに忠実に生きることを」
そう言うと、すぐに自分から私の身体をガツガツと求めてきた。
カッコつけてるけどさ。
ヒョイ様もだたのスケベな男ってわけ。
「オリビアは堅物すぎる。
『結婚まではダメよ』とキスの1つもさせてくれないんだからな。
おかげで私は欲求不満だ」
ヒョイ様は会うたびに、お姉様への不満を口にしながら私の身体を求めてきたのだ。
結果、王太子様の子供を宿したのよ。
計画通りにね!
「これからはお姉様なんかより、ずーと豪華な暮らしが待ってるのよ!」
ニンマリして指でピースサインをつくったけれど、脳裏に嫌な事実がうかんで気分がだだ下がる。
「あ、マリーも王太子妃教育を受けないといけないんだ」
お姉様が受けていたから、なんとなくだけどわかっている。
王太子妃教育の超ハードさを。
自国の歴史を完璧に理解したり、他国の言葉を覚えたり……。
そのうえ、立ち居振る舞いも厳しくチェックされる。
「めんどくさー。マリーにできるかしら」
顎に手をあて視線を天井に移し、しばらく考えてみる。
「やっぱ、無理。無理。
やだー、どーしよう。
そうだわ!
ヒョイ様に頼んじゃえ。
『妊娠して気分がさえないから、王太子妃教育は形だけにしてね』って」
目を潤ませ自慢のアヒル唇をすぼめれば、即オッケイのはずよ。
「なにせ可愛いは無敵なんだから」
私は自分に言い聞かせるように呟くと、暗い気持ちで暮らしていた幼い日々を思い出していた。
ピンク一色で飾り立てた自室で、天井をあおぎ「ガハハハハハ」とバカ笑いする。
そのへんの人形なんかより圧倒的に可愛い私、らしくない行動だけど誰も見てないからいーの。
「勝利の決めてはこのベイビーだわ」
深く腰かけたロッキングチェアを揺らせながら、まだまだ目立たないお腹にソッと手をそえほくそ笑む。
私はお姉様が大、大、大ー嫌い。
姉妹だから幼い時から自然に比べられて育ったけど、ずーとお姉様の一人勝ち状態だった。
「パッとしない地味子のくせにどーしてなの!」
って、日々イライラしてたけど、ある時答がひらめいたの。
「そっかー。
お姉様は王太子の婚約者だから、皆がソンタクしてるのよ」
とね。
「なら、マリーがヒョイ様をお姉様からいただいてやるわ」
パチンと指をならして、心を決めた。
そしてすぐに行動した。
まずは。
悩みを相談する、という口実でヒョイ様の元を訪ねたのだった。
「ヒョイ様。
マリーって、学園の成績はいつも底でしょ。
両親から天才なお姉様と比べられて叱られてばかりいるの」
そしたらさ。
私に負けないぐらいバカなヒョイ様は
「僕も同じだ。
弟が優秀すぎて辛い」
と言って、私の身体をグイと抱き寄せたの。
あとは簡単だったわ。
「マリーの味方はヒョイ様だけだわ。
大好き!」
無邪気なおバカを装おって、自分からヒョイ様の唇にキスをした。
「やめろ。私は姉の婚約者だぞ」
ヒョイ様は驚いていたけど、最初だけだったわ。
「決めた。自分の気持ちに忠実に生きることを」
そう言うと、すぐに自分から私の身体をガツガツと求めてきた。
カッコつけてるけどさ。
ヒョイ様もだたのスケベな男ってわけ。
「オリビアは堅物すぎる。
『結婚まではダメよ』とキスの1つもさせてくれないんだからな。
おかげで私は欲求不満だ」
ヒョイ様は会うたびに、お姉様への不満を口にしながら私の身体を求めてきたのだ。
結果、王太子様の子供を宿したのよ。
計画通りにね!
「これからはお姉様なんかより、ずーと豪華な暮らしが待ってるのよ!」
ニンマリして指でピースサインをつくったけれど、脳裏に嫌な事実がうかんで気分がだだ下がる。
「あ、マリーも王太子妃教育を受けないといけないんだ」
お姉様が受けていたから、なんとなくだけどわかっている。
王太子妃教育の超ハードさを。
自国の歴史を完璧に理解したり、他国の言葉を覚えたり……。
そのうえ、立ち居振る舞いも厳しくチェックされる。
「めんどくさー。マリーにできるかしら」
顎に手をあて視線を天井に移し、しばらく考えてみる。
「やっぱ、無理。無理。
やだー、どーしよう。
そうだわ!
ヒョイ様に頼んじゃえ。
『妊娠して気分がさえないから、王太子妃教育は形だけにしてね』って」
目を潤ませ自慢のアヒル唇をすぼめれば、即オッケイのはずよ。
「なにせ可愛いは無敵なんだから」
私は自分に言い聞かせるように呟くと、暗い気持ちで暮らしていた幼い日々を思い出していた。
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