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1章 手探り村長、産声を上げる
4話 怒涛の採取指示が入植者を襲う
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「労働力が必要でしたら、入植者を募りましょう。その為にも村長さんには、ある条件を達成して頂きます」
「条件?」
俺は首を傾げる。するとナビ子は頷いて、
「入植者を迎える為には、資材と食糧の確保が条件となっています。二人目の住民ならば、今伐採しているものと、先程作った畑で収穫できる食糧で足りるでしょう。ですが収穫までは時間が掛かるので、採取などをして食糧を賄いましょう」
「次は食糧の確保ですか。えっと――」
森中を見渡した俺の視界に、小さな繁みが映る。その繁みには赤い実が確認できた。小さな粒が集まった、キイチゴのような見た目だ。
「ナビ子さん、これは?」
「《レッドベリーの繁み》ですね」
「食えるやつ?」
「はい」
「序盤に農業しなくてもよかったやつか……」
選択を間違えたか。肩を落としていると、ナビ子は短いツインテールを揺らして、それを否定する。
「『農民』は育てておいて損はない役職です。それに、フィールド上に存在する食糧も無限ではありません。村長さんの選択は間違ってませんよ。気を落とさずに!」
「ありがとう、ナビ子さん……」
「村長さんのサポートも、この『ナビ子』の役目ですから! さあ、村長さん。一緒にアランさんにエールを送りましょう!」
植民地に住民を迎えると言っても、その為の資材と食糧の確保に動くのは俺以外の住民だ。その事実は変わらず、もどかしさも解消されなかった。だがそれも、このゲームの特色であろう。村長――プレイヤーである俺は、彼等の営みに手を出すことは出来ないのだ。
とりあえず俺は、ナビ子と一緒にアランの応援を始めた。
「がんばえーアランしゃーん」
「うるせぇ、気が散る! どっか行け!」
■ ■
耕作と伐採、それを立て続けに終えたアランはぐったりとしていた。草原の上に身体を横たえ、駄々を捏ねている。
「はー、もう嫌だ。もう働かねぇぞ」
「お疲れ様です、アランさん」
彼の努力のお蔭で《木材》が三十個強入手することが出来た。
伐採の指示を出したのは三本、つまり樹木一本からおよそ十個の《木材》が手に入る計算となる。この調子ならば、規模の小さい森でもある程度の《木材》は確保できそうだ。
「ナビ子さん。入植者受け入れの条件って、今どうなってる?」
「資材量の条件はクリアしました。残りは食糧です!」
「了解です。小麦とニンジンは……まだ育たないか。そこら辺に生えている奴を集めますか。――アランさん、起きてください」
そう声を掛けるも、彼は呻くばかりで起きようとしない。もう働かない、その宣言通り休む気なのだろう。だが俺は、いずれ来たる夜を前に、最低限の備えを済ませたいと考えていた。アランには悪いが、もう少し頑張ってもらう。
森は案外開けている。陽の光が入る明るい森。それを進んでいると、《レッドベリーの繁み》がそこら中に点在していることに気付いた。農作物を望めない現状においても、食糧の心配はしなくてもよいようだ。
「村長さん、村長さん!」
尚も歩き続けた俺の袖をナビ子が引いた。キラキラと目を輝かせた彼女は、小刻みに跳ねつつ、ある一点を示していた。
「見てください、あれ。《キノコ群》ですよ! あれからは、様々な種類のキノコが取れるんです!」
「食べられます?」
「食べられるのもあります」
「なら採取させておきますか」
木の枝でそれに触れる。半透明の線がそれを覆い、指示の完了を表した。しばらくすればアランがやって来ることだろう。
「ノルマの達成って、具体的に数字ってありますか?」
「食糧を十五個ですね」
「採取だけで達成できそうですね」
《レッドベリーの繁み》と《キノコ群》、目に付く全ての採取ポイントに触れ指示を出す。きっと彼は今頃げんなりとしているだろう。馬車馬のごとく扱き使われ、休憩もままならないのだ。現実世界だったら確実に法に触れる。
彼はすぐにやって来た。服を器代わりに《レッドベリー》を山ほど乗せ、木々の間を縫うように進む。
そろそろ諦めて仕事に励んでいるかと思いきや、彼の表情はすっかり失せていた。目の色は淀み、今にも自殺せんばかりの雰囲気を醸している。俺は思わずたじろいだ。
「こっ、これで最後ですから」
「最後最後って……そうやってなぁ、期待を持たせるのはなぁ、よくねぇぞ? なあ?」
文句を言いつつも、彼は手早く採取を進める。残り五個、四個。《レッドベリー》が積まれ、服の弛みが大きくなる。
そうこうしている内に、ピロリと可愛らしい音がした。音の方向――ナビ子を見遣ると、トレードマークである短いツインテールが天を向いていた。静電気でも帯びたかのようである。
「やりました、村長さん!」
その笑顔はこれまでにない程眩しかった。
「食糧確保の条件を達成しました。これで新しい住民を迎えることが出来ます!」
「実感湧かないなぁ。でもよかった」
俺はナビ子の手からバインダーを受け取る。今回届いた入植志願書も一枚だけのようだ。
「おっ、女の子じゃん」
ヒュウとアランは口笛を吹く。彼の言うと通り、二人目の志願者は女の子だった。写真を見る限り随分と若い。加えて彼女は、アランと対照的にしっかりとした役職を希望していた。希望役職『ニート』縛りは回避できそうだ。
俺は早速、その書類にペンを走らせた。
入植者番号二
名前:クローイ
性別:女
希望役職:木工師
特性:完璧主義
「条件?」
俺は首を傾げる。するとナビ子は頷いて、
「入植者を迎える為には、資材と食糧の確保が条件となっています。二人目の住民ならば、今伐採しているものと、先程作った畑で収穫できる食糧で足りるでしょう。ですが収穫までは時間が掛かるので、採取などをして食糧を賄いましょう」
「次は食糧の確保ですか。えっと――」
森中を見渡した俺の視界に、小さな繁みが映る。その繁みには赤い実が確認できた。小さな粒が集まった、キイチゴのような見た目だ。
「ナビ子さん、これは?」
「《レッドベリーの繁み》ですね」
「食えるやつ?」
「はい」
「序盤に農業しなくてもよかったやつか……」
選択を間違えたか。肩を落としていると、ナビ子は短いツインテールを揺らして、それを否定する。
「『農民』は育てておいて損はない役職です。それに、フィールド上に存在する食糧も無限ではありません。村長さんの選択は間違ってませんよ。気を落とさずに!」
「ありがとう、ナビ子さん……」
「村長さんのサポートも、この『ナビ子』の役目ですから! さあ、村長さん。一緒にアランさんにエールを送りましょう!」
植民地に住民を迎えると言っても、その為の資材と食糧の確保に動くのは俺以外の住民だ。その事実は変わらず、もどかしさも解消されなかった。だがそれも、このゲームの特色であろう。村長――プレイヤーである俺は、彼等の営みに手を出すことは出来ないのだ。
とりあえず俺は、ナビ子と一緒にアランの応援を始めた。
「がんばえーアランしゃーん」
「うるせぇ、気が散る! どっか行け!」
■ ■
耕作と伐採、それを立て続けに終えたアランはぐったりとしていた。草原の上に身体を横たえ、駄々を捏ねている。
「はー、もう嫌だ。もう働かねぇぞ」
「お疲れ様です、アランさん」
彼の努力のお蔭で《木材》が三十個強入手することが出来た。
伐採の指示を出したのは三本、つまり樹木一本からおよそ十個の《木材》が手に入る計算となる。この調子ならば、規模の小さい森でもある程度の《木材》は確保できそうだ。
「ナビ子さん。入植者受け入れの条件って、今どうなってる?」
「資材量の条件はクリアしました。残りは食糧です!」
「了解です。小麦とニンジンは……まだ育たないか。そこら辺に生えている奴を集めますか。――アランさん、起きてください」
そう声を掛けるも、彼は呻くばかりで起きようとしない。もう働かない、その宣言通り休む気なのだろう。だが俺は、いずれ来たる夜を前に、最低限の備えを済ませたいと考えていた。アランには悪いが、もう少し頑張ってもらう。
森は案外開けている。陽の光が入る明るい森。それを進んでいると、《レッドベリーの繁み》がそこら中に点在していることに気付いた。農作物を望めない現状においても、食糧の心配はしなくてもよいようだ。
「村長さん、村長さん!」
尚も歩き続けた俺の袖をナビ子が引いた。キラキラと目を輝かせた彼女は、小刻みに跳ねつつ、ある一点を示していた。
「見てください、あれ。《キノコ群》ですよ! あれからは、様々な種類のキノコが取れるんです!」
「食べられます?」
「食べられるのもあります」
「なら採取させておきますか」
木の枝でそれに触れる。半透明の線がそれを覆い、指示の完了を表した。しばらくすればアランがやって来ることだろう。
「ノルマの達成って、具体的に数字ってありますか?」
「食糧を十五個ですね」
「採取だけで達成できそうですね」
《レッドベリーの繁み》と《キノコ群》、目に付く全ての採取ポイントに触れ指示を出す。きっと彼は今頃げんなりとしているだろう。馬車馬のごとく扱き使われ、休憩もままならないのだ。現実世界だったら確実に法に触れる。
彼はすぐにやって来た。服を器代わりに《レッドベリー》を山ほど乗せ、木々の間を縫うように進む。
そろそろ諦めて仕事に励んでいるかと思いきや、彼の表情はすっかり失せていた。目の色は淀み、今にも自殺せんばかりの雰囲気を醸している。俺は思わずたじろいだ。
「こっ、これで最後ですから」
「最後最後って……そうやってなぁ、期待を持たせるのはなぁ、よくねぇぞ? なあ?」
文句を言いつつも、彼は手早く採取を進める。残り五個、四個。《レッドベリー》が積まれ、服の弛みが大きくなる。
そうこうしている内に、ピロリと可愛らしい音がした。音の方向――ナビ子を見遣ると、トレードマークである短いツインテールが天を向いていた。静電気でも帯びたかのようである。
「やりました、村長さん!」
その笑顔はこれまでにない程眩しかった。
「食糧確保の条件を達成しました。これで新しい住民を迎えることが出来ます!」
「実感湧かないなぁ。でもよかった」
俺はナビ子の手からバインダーを受け取る。今回届いた入植志願書も一枚だけのようだ。
「おっ、女の子じゃん」
ヒュウとアランは口笛を吹く。彼の言うと通り、二人目の志願者は女の子だった。写真を見る限り随分と若い。加えて彼女は、アランと対照的にしっかりとした役職を希望していた。希望役職『ニート』縛りは回避できそうだ。
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