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第七章
第44話 もっと楽して生きたいじゃん
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街を出て、また二日。久々に戻ってきたノストノクスは、以前よりも明らかにピリピリとしていた。
それは入る前から予想できていたこと。何せノストノクスの巨大な建物の周りを多くの吸血鬼達が取り囲んでいたのだ。私はノストノクスを外から見るのは初めてだったけれど、いつも閑散としていた内部の様子を思えばそれが異常なことくらい考えなくても分かる。
今はまだ外にいる吸血鬼達は理性を保っているようだったけれど、きっかけがあればいつでも暴徒に変わる――彼らを見ながらそう言ったノエは顔を顰めていた。
元々こうしてノストノクスに人が集まるのもエルシーさんとの計画に含まれていたものの、ここ数日人々の怒りの矛先はスヴァインに向いていたため、まだこうなるまで余裕があると考えていたそうなのだ。けれどどうやら移動に使った二日間で状況がだいぶ変わってしまったらしく、ノエもこれは想定外だったらしい。
『ま、スヴァインへの怒りをノストノクスに向けようとしてる奴らがいるんだろうな』
まるで断定するような声色でノエが言ったその言葉の重大性は私にはあまり分からなかったけれど、よくないことだということだけは彼の表情で理解できた。
私とノエは途中で調達したマントで身体を完全に覆って、彼の知る抜け道を使いなんとか無事にノストノクスに入り込んだ。街からここに来るまでも思ったのだけれど、ノエはこうやって隠れて行動するのが異様に上手い気がする。それが執行官という仕事のせいなのか、彼の人間時代の生き方のせいなのかは分からない。
私はノエのことを何も知らないんだと思うとまた胸が苦しくなったけれど、今はそれどころじゃないからそういう気持ちごと胸の奥にしまい込む。
忍び込んだノストノクスの中にも以前より多くの人がいて、やっぱりノエは彼らの目を避けて私を見たことのない部屋に隠した。
「ここは……?」
私が使っていた部屋と広さは同じくらいだけれど、少し質素な感じ。誰かの部屋であることは一目瞭然で、今度は一体誰の部屋に不法侵入したのかと思いながらノエに尋ねる。
「俺の部屋。ほたるが前にあの部屋使ってたことは簡単に分かるからな、とりあえずここにいて。まあ俺がほたるの保護してたってのも裁判で知られてるからあんま変わらないけど、少なくとも俺より序列が低い奴らは入るのを嫌がるから」
「……どうして?」
「俺、執行官よ? 機密保持のためにノストノクスがルール作ってんの。『執行官の執務室及び私室に許可なく立ち入ることを禁ずる』ってね。しかも部屋の主は相手をその場で制圧していいんだよ、勿論生死は問わずな」
「それは……結構職権濫用に近いルールなのでは……?」
機密を守りたいのは分かるけれど、例えば執行官が気に入らない相手を自分の部屋に連れ込んで手を下した場合はどうなるんだろう。私の言いたいことが分かったのか、ノエは「その分縛りもあるのよ」と肩を竦めた。
「他の奴らから見れば、執行官とかのノストノクス関係者って特権持ってるようなものだからさ。そのせいで恨みも買うんだけど、でも実際に働いてる身からすれば定期的に監査はされるし仕事は多いし、その割には給料高くないし……」
「それは縛りなの?」
「縛りだよ。もっと楽して生きたいじゃん」
「……ああ、そう」
ノエがはぐらかしているだけなのかもしれないけれど、ただの愚痴にしか聞こえなかったのは私だけではないと思う。
私が微妙な目をしているのに気付いているのかいないのか、ノエは自分のクローゼットを漁り始めた。
「俺ちょっとエルシーに会ってくるから。まだ俺が戻ってきたって誰も知らないから大丈夫なはずだけど、一応窓際とか外から見えそうな位置には近寄らないで待ってて。鍵も掛けていくけど別に閉じ込めたいわけじゃないから」
「私は行かなくていいの?」
「ちょっと二人で話したくてね。まァ、ソファでもベッドでも好きに寛いでてくださいな。あ、風呂も使っていいよ。着替えは出しとくから適当に着て」
「……うん」
「なんだ、俺の服は嫌か。知らん奴のは着たのに」
「そうじゃない、けど……」
正直服はどうでもいい。ちょっとむずむずする気がするけれど、それよりもノエがエルシーさんと二人で話したいという方が気になる。
だってそれって、私を今後どうするかって話になるんじゃないかな。スヴァインを捕まえる囮にしようと思っていたのに、騒ぎを起こしただけで全くもって役に立ちませんってことを、ノエはエルシーさんに報告するんだと思う。そうしたらきっと、私はもう完全にいらなくなる。
「ほたる」
ノエはクローゼットから取り出した服をソファに放り投げると、私の前まで来て視線を合わせるようにして屈んだ。
「俺だってエルシーと話すのは嫌だよ」
「……どうして?」
まただ。またノエに考えていることがバレている。
そんなに私が分かりやすいんだろうか。それともノエが言っていないだけで、実は吸血鬼は心を読めるんだろうか。
そう思いながらノエに視線を合わせると、そこには困ったような顔があった。
「だって俺鍵失くしたもん、絶対怒られるじゃん」
「……は?」
「だから外界と行き来する鍵。あの懐中時計みたいなやつ」
「……うん?」
「俺しか使えないから悪用はされないだろうけど、あれかなり高価らしいんだよな。しかももう二回失くしてるんだよ。エルシーに次はないって言われてるのに」
「……それは、そんな大事なものを何回も失くすノエが悪いんじゃないかな?」
訂正、ノエは別に私の考えていることなんて分かっていなかった。自分の心配しかしていない。
というか今回はともかく、そんなに大事なものなら二回も失くちゃ駄目だよ。もう大人でしょうが。
私が冷めた目で見ると、ノエはにっと笑った。
「なるべく急いで戻ってくるよ。だからほとんど俺への説教で終わると思うから」
そう言って、ノエは「大人しくしててね」と部屋を出ていった。
「――……やっぱバレてるじゃん」
数秒遅れて、彼の発言の真意に気付いた。
ほとんどノエへの説教で終わる、だなんてわざわざ言う必要はない。それなのに言ってきたのは、私がノエ達が何を話すか気にしていると分かっていたからだろう。
少し前までこういう時は頭を撫でられていた。だからそれがノエの気遣いの合図のようなものだったのだけれど、今はない。そのせいで気付くのが遅れたのが不満なのか、それともそんなこととは関係のない寂しさなのか。
「なんなんだよもう私は……」
顔を両手で覆い隠し、その場に座り込んだ。
ノエとの距離を作ってしまっているのは自分なのに、その距離に不満を持っている。
自分にもう囮としても価値はないと分かっているのに、それをノエ達から断言されてしまうのが嫌だと思っている。
何が聞く前に自分で色々考えたい、だ。ただいろんなことを先延ばしにしたいだけじゃないか。
ノストノクスにいらないと言われて、ノエにもここでお別れと言われて――そんなもうすぐ来るかもしれない瞬間を、来るな来るなと貧弱な手で押し返している。
確かに周りからの情報に流されてしまうのは嫌だ。何も知らないと自覚しているからこそ、強い情報を浴びせられたらその真偽を疑うことすらできないまま、ただただ無理矢理受け入れざるを得なくなるかもしれない。だからその前に自分で考えたいと思った。そうしたら、少しはその流れに逆らえるかもしれないから。
でも、そんなのただの言い訳だ。
結局私は怖いだけ。外界にももう居場所なんてないのに、ここでももういらないとはっきり言われてしまうのが怖いだけ。
「情けな……」
自分の情けなさと向き合いたくなくて、私は逃げるように浴室へと向かった。
それは入る前から予想できていたこと。何せノストノクスの巨大な建物の周りを多くの吸血鬼達が取り囲んでいたのだ。私はノストノクスを外から見るのは初めてだったけれど、いつも閑散としていた内部の様子を思えばそれが異常なことくらい考えなくても分かる。
今はまだ外にいる吸血鬼達は理性を保っているようだったけれど、きっかけがあればいつでも暴徒に変わる――彼らを見ながらそう言ったノエは顔を顰めていた。
元々こうしてノストノクスに人が集まるのもエルシーさんとの計画に含まれていたものの、ここ数日人々の怒りの矛先はスヴァインに向いていたため、まだこうなるまで余裕があると考えていたそうなのだ。けれどどうやら移動に使った二日間で状況がだいぶ変わってしまったらしく、ノエもこれは想定外だったらしい。
『ま、スヴァインへの怒りをノストノクスに向けようとしてる奴らがいるんだろうな』
まるで断定するような声色でノエが言ったその言葉の重大性は私にはあまり分からなかったけれど、よくないことだということだけは彼の表情で理解できた。
私とノエは途中で調達したマントで身体を完全に覆って、彼の知る抜け道を使いなんとか無事にノストノクスに入り込んだ。街からここに来るまでも思ったのだけれど、ノエはこうやって隠れて行動するのが異様に上手い気がする。それが執行官という仕事のせいなのか、彼の人間時代の生き方のせいなのかは分からない。
私はノエのことを何も知らないんだと思うとまた胸が苦しくなったけれど、今はそれどころじゃないからそういう気持ちごと胸の奥にしまい込む。
忍び込んだノストノクスの中にも以前より多くの人がいて、やっぱりノエは彼らの目を避けて私を見たことのない部屋に隠した。
「ここは……?」
私が使っていた部屋と広さは同じくらいだけれど、少し質素な感じ。誰かの部屋であることは一目瞭然で、今度は一体誰の部屋に不法侵入したのかと思いながらノエに尋ねる。
「俺の部屋。ほたるが前にあの部屋使ってたことは簡単に分かるからな、とりあえずここにいて。まあ俺がほたるの保護してたってのも裁判で知られてるからあんま変わらないけど、少なくとも俺より序列が低い奴らは入るのを嫌がるから」
「……どうして?」
「俺、執行官よ? 機密保持のためにノストノクスがルール作ってんの。『執行官の執務室及び私室に許可なく立ち入ることを禁ずる』ってね。しかも部屋の主は相手をその場で制圧していいんだよ、勿論生死は問わずな」
「それは……結構職権濫用に近いルールなのでは……?」
機密を守りたいのは分かるけれど、例えば執行官が気に入らない相手を自分の部屋に連れ込んで手を下した場合はどうなるんだろう。私の言いたいことが分かったのか、ノエは「その分縛りもあるのよ」と肩を竦めた。
「他の奴らから見れば、執行官とかのノストノクス関係者って特権持ってるようなものだからさ。そのせいで恨みも買うんだけど、でも実際に働いてる身からすれば定期的に監査はされるし仕事は多いし、その割には給料高くないし……」
「それは縛りなの?」
「縛りだよ。もっと楽して生きたいじゃん」
「……ああ、そう」
ノエがはぐらかしているだけなのかもしれないけれど、ただの愚痴にしか聞こえなかったのは私だけではないと思う。
私が微妙な目をしているのに気付いているのかいないのか、ノエは自分のクローゼットを漁り始めた。
「俺ちょっとエルシーに会ってくるから。まだ俺が戻ってきたって誰も知らないから大丈夫なはずだけど、一応窓際とか外から見えそうな位置には近寄らないで待ってて。鍵も掛けていくけど別に閉じ込めたいわけじゃないから」
「私は行かなくていいの?」
「ちょっと二人で話したくてね。まァ、ソファでもベッドでも好きに寛いでてくださいな。あ、風呂も使っていいよ。着替えは出しとくから適当に着て」
「……うん」
「なんだ、俺の服は嫌か。知らん奴のは着たのに」
「そうじゃない、けど……」
正直服はどうでもいい。ちょっとむずむずする気がするけれど、それよりもノエがエルシーさんと二人で話したいという方が気になる。
だってそれって、私を今後どうするかって話になるんじゃないかな。スヴァインを捕まえる囮にしようと思っていたのに、騒ぎを起こしただけで全くもって役に立ちませんってことを、ノエはエルシーさんに報告するんだと思う。そうしたらきっと、私はもう完全にいらなくなる。
「ほたる」
ノエはクローゼットから取り出した服をソファに放り投げると、私の前まで来て視線を合わせるようにして屈んだ。
「俺だってエルシーと話すのは嫌だよ」
「……どうして?」
まただ。またノエに考えていることがバレている。
そんなに私が分かりやすいんだろうか。それともノエが言っていないだけで、実は吸血鬼は心を読めるんだろうか。
そう思いながらノエに視線を合わせると、そこには困ったような顔があった。
「だって俺鍵失くしたもん、絶対怒られるじゃん」
「……は?」
「だから外界と行き来する鍵。あの懐中時計みたいなやつ」
「……うん?」
「俺しか使えないから悪用はされないだろうけど、あれかなり高価らしいんだよな。しかももう二回失くしてるんだよ。エルシーに次はないって言われてるのに」
「……それは、そんな大事なものを何回も失くすノエが悪いんじゃないかな?」
訂正、ノエは別に私の考えていることなんて分かっていなかった。自分の心配しかしていない。
というか今回はともかく、そんなに大事なものなら二回も失くちゃ駄目だよ。もう大人でしょうが。
私が冷めた目で見ると、ノエはにっと笑った。
「なるべく急いで戻ってくるよ。だからほとんど俺への説教で終わると思うから」
そう言って、ノエは「大人しくしててね」と部屋を出ていった。
「――……やっぱバレてるじゃん」
数秒遅れて、彼の発言の真意に気付いた。
ほとんどノエへの説教で終わる、だなんてわざわざ言う必要はない。それなのに言ってきたのは、私がノエ達が何を話すか気にしていると分かっていたからだろう。
少し前までこういう時は頭を撫でられていた。だからそれがノエの気遣いの合図のようなものだったのだけれど、今はない。そのせいで気付くのが遅れたのが不満なのか、それともそんなこととは関係のない寂しさなのか。
「なんなんだよもう私は……」
顔を両手で覆い隠し、その場に座り込んだ。
ノエとの距離を作ってしまっているのは自分なのに、その距離に不満を持っている。
自分にもう囮としても価値はないと分かっているのに、それをノエ達から断言されてしまうのが嫌だと思っている。
何が聞く前に自分で色々考えたい、だ。ただいろんなことを先延ばしにしたいだけじゃないか。
ノストノクスにいらないと言われて、ノエにもここでお別れと言われて――そんなもうすぐ来るかもしれない瞬間を、来るな来るなと貧弱な手で押し返している。
確かに周りからの情報に流されてしまうのは嫌だ。何も知らないと自覚しているからこそ、強い情報を浴びせられたらその真偽を疑うことすらできないまま、ただただ無理矢理受け入れざるを得なくなるかもしれない。だからその前に自分で考えたいと思った。そうしたら、少しはその流れに逆らえるかもしれないから。
でも、そんなのただの言い訳だ。
結局私は怖いだけ。外界にももう居場所なんてないのに、ここでももういらないとはっきり言われてしまうのが怖いだけ。
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