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第5章 完成!究極の超次元殺法!!
第278話 無敵の盾、最強の矛。
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「大武会、第二回戦を開始します!本大会はこれからますますヒートアップしていくものと思われます!どうかお見逃しなきよう、観戦をお願いします!」
大会三日目、今日から第二回戦が始まる。実力不足の連中はほとんど脱落し、真の戦いはここからが本番だ。
「ヨシ、今日も気張っていくか!」
第一回戦の相手は拍子抜けするほど弱かったが、今回からはキチンと名の通った強豪と戦わないといけない。
「本日の第一試合を開始します。皆さんご存じスーパーヒーロー、勇者様です!ザ・タービュレンス、ご登場お願いします!」
呼び声が掛かり、俺は勢いよく飛び出した。そして、観客に精一杯のアピールをやってみた。
「イエーイ!みんな盛り上がってるかぁ!これから、さらに盛り上げてやるから、覚悟しとけよぉ!」
観客から更なる声援が巻き起こった。大成功だ。これならいける。会場全体を巻き込んで、みんなを味方に付けるんだ!
「ケッ、調子こきやがって。浮かれてんじゃねえよ!」
「こういうときは巻き込んだモン勝ちだぞ!会場全体も味方に付けるんだ。テンションもモチベーションも爆上がりになるんだぜ!」
ファルちゃん、相変わらずクールぶってやがんなあ。俺と同じくらい目立ってるくせに。女性ファンだけならコイツの方が多いはず。俺が同じ立場だったら、もっと調子に乗っちゃうよ。
「勇者様も注目の的ですが、相方のファル選手も人気急上昇中であります!第一回戦の戦いではなんと、勇者の奥義も披露しています!ある意味、正にダブル勇者コンビと言っても過言ではないでしょう!」
「大げさに言いやがって、司会のヤロウ!」
「素直に喜んどけよ!自分から目立つ技使ったくせに!」
素直じゃないなあ。結構、自己アピールしたがったり、進んで前に出てくるクセにねえ。
「続きまして、勇者コンビの対戦相手、こちらも優勝候補のお二人、オーデル・バックラーの登場です!」
婚約者コンビもやってきた。相変わらず、ガンツがジュリアを肩に乗せた状態での入場だ。なんかガンツがジュリアに乗り物扱いされているみたいに見える。ホントに尻にひかれてない?
「一回戦では盾で対戦相手二人の攻撃を受け止めただけで倒したガンツ選手。正に動かざる者!果たして、彼を動かせる者はいるのでしょうか!」
「ちょっと、ちょっと!あたしは?あたしの紹介がされてないよぉ!」
ジュリアが自分も紹介しろと抗議している。お前、相手を罵ってただけじゃないか。どう紹介しろと?
「し、失礼しました!ガンツ選手のフィアンセ、ジュリア選手も恐るべき実力者なのです!皆さんご存じの通り、噂に名高い、“破砕の戦姫”の異名を持ち、手にした戦槌で砕けぬ物はないと言われています!正に最強の盾と最強の矛の黄金コンビなのであります!」
盾と矛、思わず古くから伝わるあの言葉を思い出してしまうが、アイツらの場合は意味が違う。最強同士が組み合わさるとさらに強くなるという意味へと変わる。でも俺達二人に勝てるかな?こっちは最強の剣二人だ。絶対に勝ってやるぞ!
大会三日目、今日から第二回戦が始まる。実力不足の連中はほとんど脱落し、真の戦いはここからが本番だ。
「ヨシ、今日も気張っていくか!」
第一回戦の相手は拍子抜けするほど弱かったが、今回からはキチンと名の通った強豪と戦わないといけない。
「本日の第一試合を開始します。皆さんご存じスーパーヒーロー、勇者様です!ザ・タービュレンス、ご登場お願いします!」
呼び声が掛かり、俺は勢いよく飛び出した。そして、観客に精一杯のアピールをやってみた。
「イエーイ!みんな盛り上がってるかぁ!これから、さらに盛り上げてやるから、覚悟しとけよぉ!」
観客から更なる声援が巻き起こった。大成功だ。これならいける。会場全体を巻き込んで、みんなを味方に付けるんだ!
「ケッ、調子こきやがって。浮かれてんじゃねえよ!」
「こういうときは巻き込んだモン勝ちだぞ!会場全体も味方に付けるんだ。テンションもモチベーションも爆上がりになるんだぜ!」
ファルちゃん、相変わらずクールぶってやがんなあ。俺と同じくらい目立ってるくせに。女性ファンだけならコイツの方が多いはず。俺が同じ立場だったら、もっと調子に乗っちゃうよ。
「勇者様も注目の的ですが、相方のファル選手も人気急上昇中であります!第一回戦の戦いではなんと、勇者の奥義も披露しています!ある意味、正にダブル勇者コンビと言っても過言ではないでしょう!」
「大げさに言いやがって、司会のヤロウ!」
「素直に喜んどけよ!自分から目立つ技使ったくせに!」
素直じゃないなあ。結構、自己アピールしたがったり、進んで前に出てくるクセにねえ。
「続きまして、勇者コンビの対戦相手、こちらも優勝候補のお二人、オーデル・バックラーの登場です!」
婚約者コンビもやってきた。相変わらず、ガンツがジュリアを肩に乗せた状態での入場だ。なんかガンツがジュリアに乗り物扱いされているみたいに見える。ホントに尻にひかれてない?
「一回戦では盾で対戦相手二人の攻撃を受け止めただけで倒したガンツ選手。正に動かざる者!果たして、彼を動かせる者はいるのでしょうか!」
「ちょっと、ちょっと!あたしは?あたしの紹介がされてないよぉ!」
ジュリアが自分も紹介しろと抗議している。お前、相手を罵ってただけじゃないか。どう紹介しろと?
「し、失礼しました!ガンツ選手のフィアンセ、ジュリア選手も恐るべき実力者なのです!皆さんご存じの通り、噂に名高い、“破砕の戦姫”の異名を持ち、手にした戦槌で砕けぬ物はないと言われています!正に最強の盾と最強の矛の黄金コンビなのであります!」
盾と矛、思わず古くから伝わるあの言葉を思い出してしまうが、アイツらの場合は意味が違う。最強同士が組み合わさるとさらに強くなるという意味へと変わる。でも俺達二人に勝てるかな?こっちは最強の剣二人だ。絶対に勝ってやるぞ!
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