167 / 182
第二十四章 馬小屋
7 命の恩人 中
しおりを挟む
7 命の恩人 中
僕は気を取り直して、鏡の前で身だしなみを整えた。
今日はウツボみたいなヒレが、肩から爪先までぐるっと流れてるドレスにした。ザクロさんに、よく似合っていると思う。その上に、乗馬用の上着を羽織る。
命を救ってくれた男の人は、まだ馬小屋にいてくれるだろうか。はやくお礼が言いたい。
彼への薬と食べ物をもらっていくために、僕は調理場に顔を出した。
調理場には、マフがいた。中央の作業テーブルには、綺麗なタルトが手付かずで置かれていた。僕のために切り分けただけで、あとはまるまる残っている。
「ごめんね、せっかく作ってもらったのに」
「何をおっしゃいます……それに、作ったのはほとんど坊ちゃんでねえですか」
マフがまた、僕を「坊ちゃん」て呼んでくれて嬉しい。
「まさかお倒れになるとは」
マフはもじもじと言った。
「食べる時だってあんなに嬉しそうに」
「ごめんよ。だって、どうしても食べたかったんだよ……」
僕は自分の食い意地に笑ってしまった。
「あーあ、これが食べられない体なんて最悪だ」
大好物だったのだ。マフがこっそり出してくれるという背徳感も手伝って、とびきりのお菓子だった。
「みんなは食べないの?」
「誰も食う気はしねえですよ。これが坊ちゃんを苦しめたと思うと……」
また落ち込んでしまったマフの背中を僕は撫でた。
「大丈夫だよ、マフ。本当に」
マフは僕にすごく気を遣ってくれる。
「あのさ、マフ。僕のことを助けてくれた人がいたんでしょう?」
「ああ、あの化け物ですか」
「……化け物なんて呼ばないで。僕の命の恩人なんだから」
「へえ」
僕がマフの言葉をたしなめると、マフは頭をかいた。
「まあ、今やあっしの恩人でもあるってことで」
「このタルト、お礼にあげてもいい?」
「そりゃ構いませんが……奴はどこかにいっちまいましたよ」
「うん」
僕はマフに目を見られないように俯いて、ちょっと赤くなりながら言った。
「探して、連れてくる」
マフは、ええっと言ったけれど、強く反対まではしなかった。
「しかしあれは……恩人とはいえ、なんとも、かなり、不思議な男ですな」
「見た目は怖いけど、いい人だよ」
「はあ……まあ、ホクトの坊ちゃんとメアリがなんて言うかは知りませんがね。この忌まわしいタルトをもらってくれるなら、なんでもいいですわ」
マフは、タルトの残りを気前よく全部包んでくれた。
僕は薬と清潔なガーゼ、それから飲み物を用意した。僕がそれらをバスケットに詰めるのを見ながら、マフは言った。
「しかしね、坊ちゃんの体の方は、どこへいっちまったんでしょう」
「え?」
「さっきおっしゃったでしょう。あなたは今、心は坊ちゃんでも、体は奥様だって。だったら、坊ちゃんの体のほうはどこへいっちまったんでしょう」
僕はきょとんとした。
「僕の体は……変化してしまったんだよ」
マフの捉え方はちょっと違った。
「体と心が、入れ替わっちまったんじゃねえですか。何かのはずみで」
「どういうこと?」
「奥様の体には、坊ちゃんの心が。坊ちゃんの体には、奥様の心が。なんかのはずみで、あべこべに入っちまったんでねえかと」
マフの言うことには驚いた。そもそも、心と身体が切り離せるなんて、僕は考えたこともなかった。
「故郷の婆さんに、そんな話を聞いたことがあるですよ」
マフは声をひそめていった。僕は自分を振り返る。
確かに不思議だったんだ。身につけていたものも体質も、傷跡までもそのままに変身させられるなんてことがあるんだろうかって。
ザクロさんの身体に、僕の心が入っただけと考える方が、自然かもしれない。
「心当たりはねえですか。入れ替わっちまった時のこと」
「うーん」
あの日の夕方、プリッツに森の淵に送ってもらった時までは、確かに僕は僕だった。
「ザクロさんが、お祈りをしようって言ったんだ。森のほとりで……」
だんだん記憶が蘇ってくる。
「二人で並んで、雪の上に座ったの。目を閉じて」
「それで?」
「それで、気がついたら、朝だった。雪の中で倒れてて、マフに起こされたでしょ。その時はもう、この姿で」
「……」
マフはあんぐりと口を開けていた。
「なぜそれを早く仰ってくれなかったんです。奥様に、いっぱい食わされたんですよ、坊っちゃん」
「え?」
「あの方が、お祈りなんてするたまですかい。お祈りと見せかけて、黒魔術でも使ったに違いありませんや」
マフは背後の窓を振り返って森を眺め、畏れるように声をひそめた。
「あるいは、あの森……」
「森?」
「いえね。メアリのやつは、森の妖精の仕業だと言うんでさ」
「……」
僕は袖の中の火打石を触った。確かに、ピノがやけに静かなのが気になってはいるんだ。
だけどピノとプリッツが、なんの説明もなしにこんなイタズラをするはずはない。
「いや、あの子達がそんなことするはずないよ」
「あの子達?」
「いやその、妖精さん達が」
感覚的に、口封じの魔法はザクロさんのものだってわかる。僕の姿を変えたのも、ザクロさんの仕業と考えて間違いはないだろう。
「妖精でないなら、やはり奥様の仕業でしょう」
「うーん」
とは言え、心と体を入れ替えるなんてむちゃくちゃなことを、あの一瞬で出来るものかな。ザクロさんがいくら手だれの魔女だとしても。
「マフの考えが正しいとしてさ。そんなことを、ザクロさんがわざわざする理由ってなんだろう」
ザクロさんにはデメリットしかない。
僕はザクロさんのドレスを何枚も勝手に着ては汚している。部屋も身体も勝手に見ちゃってる。何も知らずに木苺を食べて、ザクロさんの体を危険にさらす始末。
「いや、坊ちゃんのめんこい顔と若い体を使って、奥様が今頃何をしているかわかったものじゃありませんよ」
マフは、それがとても恐ろしいことであるかのように、わなわなしながら言った。
「なんでそう落ち着いていられるんです、坊ちゃん」
「え? 落ち着いてるわけじゃ……」
僕だってやだけどさ。いまいち想像できないだけなんだ。
「もう、あっしはじっとしてられません。坊ちゃんの体を探しに行きます」
マフは鼻息も荒く立ち上がった。
「償わせてくだせえ。今までのことも、昨日のことも……。坊ちゃんの屋敷も、坊ちゃんの体も、ザクロの好きにはもうさせねえ」
僕はびっくりしてマフをなだめた。
「落ち着いて、マフ。何を言ってるの。僕はマフたちのおかげで十分、幸せなんだよ」
マフの手を取って、僕は言った。
「大丈夫。ザクロさんのことは、僕がきっと探しだすからさ……」
「一人で動こうなどと思っちゃいけませんぜ。あっしらも協力しますから」
僕は笑うと、バスケットを持って立ち上がった。
「タルト、もらっていくね」
「あの男を探しに行かれるんですか」
「うん」
まずはあの人に会って、命を助けてくれてありがとうって言いたい。
「ファラダを借りるよ。森まで行ってくる」
お礼をした後は森に行って、このおかしな状況を、ピノとプリッツに相談するつもりだ。
「森へ? あまり遠出なさるのはどうかと……あっしもお供いたしましょうか」
「大丈夫だよ」
僕はマフの頭にキスすると、調理場の裏口から庭に出た。
「お茶の時間までにはお戻りくださいね。でねえと、ホクト坊ちゃんに叱られますよ」
僕はマフに手を振ると、馬小屋を目指して駆け出した。
どうか、まだあそこにいてくれますように。本当はずっと、あの人に、このタルトを食べてもらいたいたかったんだ。
僕は気を取り直して、鏡の前で身だしなみを整えた。
今日はウツボみたいなヒレが、肩から爪先までぐるっと流れてるドレスにした。ザクロさんに、よく似合っていると思う。その上に、乗馬用の上着を羽織る。
命を救ってくれた男の人は、まだ馬小屋にいてくれるだろうか。はやくお礼が言いたい。
彼への薬と食べ物をもらっていくために、僕は調理場に顔を出した。
調理場には、マフがいた。中央の作業テーブルには、綺麗なタルトが手付かずで置かれていた。僕のために切り分けただけで、あとはまるまる残っている。
「ごめんね、せっかく作ってもらったのに」
「何をおっしゃいます……それに、作ったのはほとんど坊ちゃんでねえですか」
マフがまた、僕を「坊ちゃん」て呼んでくれて嬉しい。
「まさかお倒れになるとは」
マフはもじもじと言った。
「食べる時だってあんなに嬉しそうに」
「ごめんよ。だって、どうしても食べたかったんだよ……」
僕は自分の食い意地に笑ってしまった。
「あーあ、これが食べられない体なんて最悪だ」
大好物だったのだ。マフがこっそり出してくれるという背徳感も手伝って、とびきりのお菓子だった。
「みんなは食べないの?」
「誰も食う気はしねえですよ。これが坊ちゃんを苦しめたと思うと……」
また落ち込んでしまったマフの背中を僕は撫でた。
「大丈夫だよ、マフ。本当に」
マフは僕にすごく気を遣ってくれる。
「あのさ、マフ。僕のことを助けてくれた人がいたんでしょう?」
「ああ、あの化け物ですか」
「……化け物なんて呼ばないで。僕の命の恩人なんだから」
「へえ」
僕がマフの言葉をたしなめると、マフは頭をかいた。
「まあ、今やあっしの恩人でもあるってことで」
「このタルト、お礼にあげてもいい?」
「そりゃ構いませんが……奴はどこかにいっちまいましたよ」
「うん」
僕はマフに目を見られないように俯いて、ちょっと赤くなりながら言った。
「探して、連れてくる」
マフは、ええっと言ったけれど、強く反対まではしなかった。
「しかしあれは……恩人とはいえ、なんとも、かなり、不思議な男ですな」
「見た目は怖いけど、いい人だよ」
「はあ……まあ、ホクトの坊ちゃんとメアリがなんて言うかは知りませんがね。この忌まわしいタルトをもらってくれるなら、なんでもいいですわ」
マフは、タルトの残りを気前よく全部包んでくれた。
僕は薬と清潔なガーゼ、それから飲み物を用意した。僕がそれらをバスケットに詰めるのを見ながら、マフは言った。
「しかしね、坊ちゃんの体の方は、どこへいっちまったんでしょう」
「え?」
「さっきおっしゃったでしょう。あなたは今、心は坊ちゃんでも、体は奥様だって。だったら、坊ちゃんの体のほうはどこへいっちまったんでしょう」
僕はきょとんとした。
「僕の体は……変化してしまったんだよ」
マフの捉え方はちょっと違った。
「体と心が、入れ替わっちまったんじゃねえですか。何かのはずみで」
「どういうこと?」
「奥様の体には、坊ちゃんの心が。坊ちゃんの体には、奥様の心が。なんかのはずみで、あべこべに入っちまったんでねえかと」
マフの言うことには驚いた。そもそも、心と身体が切り離せるなんて、僕は考えたこともなかった。
「故郷の婆さんに、そんな話を聞いたことがあるですよ」
マフは声をひそめていった。僕は自分を振り返る。
確かに不思議だったんだ。身につけていたものも体質も、傷跡までもそのままに変身させられるなんてことがあるんだろうかって。
ザクロさんの身体に、僕の心が入っただけと考える方が、自然かもしれない。
「心当たりはねえですか。入れ替わっちまった時のこと」
「うーん」
あの日の夕方、プリッツに森の淵に送ってもらった時までは、確かに僕は僕だった。
「ザクロさんが、お祈りをしようって言ったんだ。森のほとりで……」
だんだん記憶が蘇ってくる。
「二人で並んで、雪の上に座ったの。目を閉じて」
「それで?」
「それで、気がついたら、朝だった。雪の中で倒れてて、マフに起こされたでしょ。その時はもう、この姿で」
「……」
マフはあんぐりと口を開けていた。
「なぜそれを早く仰ってくれなかったんです。奥様に、いっぱい食わされたんですよ、坊っちゃん」
「え?」
「あの方が、お祈りなんてするたまですかい。お祈りと見せかけて、黒魔術でも使ったに違いありませんや」
マフは背後の窓を振り返って森を眺め、畏れるように声をひそめた。
「あるいは、あの森……」
「森?」
「いえね。メアリのやつは、森の妖精の仕業だと言うんでさ」
「……」
僕は袖の中の火打石を触った。確かに、ピノがやけに静かなのが気になってはいるんだ。
だけどピノとプリッツが、なんの説明もなしにこんなイタズラをするはずはない。
「いや、あの子達がそんなことするはずないよ」
「あの子達?」
「いやその、妖精さん達が」
感覚的に、口封じの魔法はザクロさんのものだってわかる。僕の姿を変えたのも、ザクロさんの仕業と考えて間違いはないだろう。
「妖精でないなら、やはり奥様の仕業でしょう」
「うーん」
とは言え、心と体を入れ替えるなんてむちゃくちゃなことを、あの一瞬で出来るものかな。ザクロさんがいくら手だれの魔女だとしても。
「マフの考えが正しいとしてさ。そんなことを、ザクロさんがわざわざする理由ってなんだろう」
ザクロさんにはデメリットしかない。
僕はザクロさんのドレスを何枚も勝手に着ては汚している。部屋も身体も勝手に見ちゃってる。何も知らずに木苺を食べて、ザクロさんの体を危険にさらす始末。
「いや、坊ちゃんのめんこい顔と若い体を使って、奥様が今頃何をしているかわかったものじゃありませんよ」
マフは、それがとても恐ろしいことであるかのように、わなわなしながら言った。
「なんでそう落ち着いていられるんです、坊ちゃん」
「え? 落ち着いてるわけじゃ……」
僕だってやだけどさ。いまいち想像できないだけなんだ。
「もう、あっしはじっとしてられません。坊ちゃんの体を探しに行きます」
マフは鼻息も荒く立ち上がった。
「償わせてくだせえ。今までのことも、昨日のことも……。坊ちゃんの屋敷も、坊ちゃんの体も、ザクロの好きにはもうさせねえ」
僕はびっくりしてマフをなだめた。
「落ち着いて、マフ。何を言ってるの。僕はマフたちのおかげで十分、幸せなんだよ」
マフの手を取って、僕は言った。
「大丈夫。ザクロさんのことは、僕がきっと探しだすからさ……」
「一人で動こうなどと思っちゃいけませんぜ。あっしらも協力しますから」
僕は笑うと、バスケットを持って立ち上がった。
「タルト、もらっていくね」
「あの男を探しに行かれるんですか」
「うん」
まずはあの人に会って、命を助けてくれてありがとうって言いたい。
「ファラダを借りるよ。森まで行ってくる」
お礼をした後は森に行って、このおかしな状況を、ピノとプリッツに相談するつもりだ。
「森へ? あまり遠出なさるのはどうかと……あっしもお供いたしましょうか」
「大丈夫だよ」
僕はマフの頭にキスすると、調理場の裏口から庭に出た。
「お茶の時間までにはお戻りくださいね。でねえと、ホクト坊ちゃんに叱られますよ」
僕はマフに手を振ると、馬小屋を目指して駆け出した。
どうか、まだあそこにいてくれますように。本当はずっと、あの人に、このタルトを食べてもらいたいたかったんだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
腐男子♥異世界転生
よしの こひな
BL
ある日、腐男子で新卒サラリーマン・伊丹トキヤの自室にトラックが突っ込む。
目覚めたトキヤがそこで目にしたのは、彼が長年追い続けていたBL小説の世界――。しかも、なんとトキヤは彼が最推しするスパダリ攻め『黒の騎士』ことアルチュール・ド・シルエットの文武のライバルであり、恋のライバルでもあるサブキャラの「当て馬」セレスタン・ギレヌ・コルベールに転生してしまっていた。
トキヤは、「すぐそばで推しの2人を愛でられる!」と思っていたのに、次々と原作とは異なる展開が……。 ※なろうさん、Caitaさん、PIXIVさんでも掲載しています。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる