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目撃した少年たちは、動き出す(2)
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白鴎学園に編入出来たとき、「コネで入学できたんじゃねぇの」という自分の噂を聞いた。以前の学校で不正で潔白を勝ちとった不良集団リーダーの父親を思い出して、暁也は再び怒りを覚えた。それだけがどうしても許せなくて、入学早々にそう言って絡んできた三年生と喧嘩を起こした。
正義を掲げる父を遠ざける理由を、嫌悪感だといって自分を納得させると、鬱陶しい想像も浮かばなくなった。その方が、小難しく考えずに済んでひどく楽だった。
だって俺は「不良」なのだ。
期待なんかされる方がおかしい。
「もらったジャガイモが大きくて、煮込み切れているか心配だったのよ。どう? アキ」
「ん、普通に美味い」
「そう、良かったわ」
母は料理上手だ。友人をテラスに呼び、紅茶と手作りの菓子を御馳走するのが日課であった。暁也が何も語らなかったが、母だけが事件後も変わらずに接してくれていた。
理不尽に高校を追いだされた暁也が、「俺なんて産まれて来なきゃいいって思ってんだろ」と当たり散らしたとき、母は彼を抱きしめてたった一度だけ、その事件の想いを口にした。「そんな悲しいこと言わないで。アキが優しいこと、母さん知っているもの」と彼女は言った切り、以前通っていた高校のことを話題に出さなかった。
食事が終わった頃、暁也は何食わぬ顔で母に「今日の夜も、ちょっとバイクを走らせて来るから」と告げた。
いつも父が帰って来る午後九時から午後十時に掛けて家を出ると、母が就寝する十二時前までは一人ツーリングを楽しむことが日課だった。だから暁也にとっては、怪しまれることもない外出理由だったのだ。
午後十時頃に修一と落ち合うことも知らない母は、明日の土曜日にでも一度バイクの定期検診を受けさせることをすすめただけだった。母もバイクを乗り回していた人間だったので、暁也が夜のドライブを始めた頃も「夜風って気持ちいいし、夜景も最高よね」としか言わなかったのだ。
暁也は部屋に戻ると、修一に『俺出る口実オーケー、お前は?』とメールを送った。すぐに返ってきた返事は『メシ食ってる、ハンバーグ最高。親どっちも帰り遅くなるから、友だちんとこに宿題写しに行くって書き置き残す』とあった。修一の両親は自営業で食品加工を行っており、途中母親が職場を抜けて夕飯を作っておくことが多かった。
午後十時前に、改めてショッピングセンター前で待ち合わせすることを確認し合って、暁也は時間を待ちながら持って行くものを揃えた。
携帯電話と免許証の入った財布をポケットに詰め、バイクの鍵とヘルメットをベッドに並べる。最後に彼が手に取ったのは、火曜日に修一とカケオケ店へ行く前に買った、安物の腕時計だった。
今まで時間を気にすることはなかったから、腕時計なんて買った経験もなかった。しかし、授業時間外を利用して雪弥に校内を案内するようになってから、ベルト式の細い腕時計は必需品の一つになっていた。
人に時間を合わせたり、説明することは苦手だったはずなのに、修一と同様に、雪弥に対しても不思議とそんな面倒臭さを覚えなかった。最近はもっぱら、授業も休み時間も常に三人でいることが多く、「おはよう」から「また明日ね」を、修一や雪弥と交わすことも心地良かった。
暁也は、三学年で一番の遅刻魔である。時間に縛られることが好きではなく、つまらない学校でじっと過ごすことも耐えられなかった。事件の一件以来、教師や生徒も信用できず、そこでは過ぎて行く時間すらひどく遅いと感じた。
それが今週の月曜日からは、あっという間に流れているような物足りなさを感じていた。家で一人じっとしているときや、バイクで走り回っている方が、暁也は時間がのろのろと時を数えているのではないかと思った。
時計の針が九時四十分を打った頃、暁也は昨日読みかけになっていた本から目を上げた。まだこんな時間かよ、と悪態をつきながら、ふと常盤への苛立ちを思い出して舌打ちした。
「常盤の野郎、雪弥を巻き込もうとしやがって」
一発ガツンと言ってやらないと気が済まない、と暁也は本を閉じた。
月曜日から金曜日までの五日間、暁也は修一と共に雪弥と過ごした。大人しいだけの少年かと思いきや、雪弥は自分のことよりも第三者を考え、時には予想もつかいない行動を起こして暁也たちを驚かせた。
教室で一人の男子生徒が「この年頃になって母ちゃんと一緒に買い物なんて笑えるよな」と言ったとき、雪弥は「そんなこと言っちゃ駄目だよ、聞いている子を知らずに傷つけることだってあるんだから」と真っ直ぐに主張した。
普段三組のクラスメイトたちは、「またレッテル貼って」と迷惑そうにその男子生徒を見るだけだったのだが、反論意見が上がるのは初めてのことだった。その男子生徒に「じゃあお前はそうなんだ?」とからかわれる対象になるのが嫌なのである。
案の定、その時雪弥は「お前まだ母ちゃんと一緒に行動してるマザコンなんだろ」と笑いのタネにされたが、彼は平然と笑ってこう返した。
「両親や家族を大事にすることって大切だと思うよ。その対象が例えば母親だとしたら、僕たちは男で、彼女は女性でしょう? 僕たちは、助けられるときに手を差し伸べて、そして守ってあげるべきじゃないかな」
家族の繋がりって大事だよ、と雪弥は強調した。
その男子生徒を含むクラスメイトたちは、何も言い返せなかった。しばらくすると「確かになぁ」と賛同する意見が多数上がり、結局その男子生徒は「そうだよな、その、ごめんな。別に深い意味があったわけじゃないんだ」といって項垂れた。けれどからかわれたにも関わらず、雪弥はその男子生徒にこう続けたのだ。
「自分だけが大事に想っているのかなと思って、そんなことを言っただけだろう? 君は不器用なだけで、本当は優しい子なんだね」
フォローするような言葉だった。その少年は柔らかく諭され、後味悪くもならずに照れただけで済んだ。クラスメイトの誰も、その少年を嗤ったりしなかった。
雪弥は口数が少ないと思いきや、饒舌に話しを切り出すことがあった。初めての合同体育の授業の際は、てっきり運動音痴の真面目君かとマークされなかった彼が、一瞬にして点数を奪って盛り上がったときもある。
折り紙を初めて触ったとクラスメイトたちを驚かせ、野球のルールも知らずに百二十キロ以上の剛球を放ってピッチャーを泣かせた。小食かと思いきや、今日は修一ですら食べられないほどの量を、あっさりと胃袋に課おさめてしまった。
彼といると退屈しない。合同授業で一緒だった三組の西田たちが、最近よく四組に出没するという騒動も笑みが絶えないものだった。
「ったく、そんな奴に薬物とか、常盤の奴マジで馬鹿だろ」
色々と思い返して浸ってしまったせいで、暁也は彼らがどうして学校で待ち合わせするのかという疑問をすっかり忘れた。
時計が午後九時五十分を差したとき、ヘルメットとバイクの鍵を持って部屋を出た。バイクはショッピングセンターの駐輪所に停めとくか、と考えて階段を下り始めたが、ふと一階から少し騒がしい気配がすることに気付いた。
一階へと差しかかって、暁也はそこにスーツ姿の男たちがいる事に気付いた。懐かしい顔触れは、父の部下たちであった。毅梨、内田、澤部、阿利宮、そして阿利宮といつも一緒にいる三人の若手刑事たちの姿もあった。
正義を掲げる父を遠ざける理由を、嫌悪感だといって自分を納得させると、鬱陶しい想像も浮かばなくなった。その方が、小難しく考えずに済んでひどく楽だった。
だって俺は「不良」なのだ。
期待なんかされる方がおかしい。
「もらったジャガイモが大きくて、煮込み切れているか心配だったのよ。どう? アキ」
「ん、普通に美味い」
「そう、良かったわ」
母は料理上手だ。友人をテラスに呼び、紅茶と手作りの菓子を御馳走するのが日課であった。暁也が何も語らなかったが、母だけが事件後も変わらずに接してくれていた。
理不尽に高校を追いだされた暁也が、「俺なんて産まれて来なきゃいいって思ってんだろ」と当たり散らしたとき、母は彼を抱きしめてたった一度だけ、その事件の想いを口にした。「そんな悲しいこと言わないで。アキが優しいこと、母さん知っているもの」と彼女は言った切り、以前通っていた高校のことを話題に出さなかった。
食事が終わった頃、暁也は何食わぬ顔で母に「今日の夜も、ちょっとバイクを走らせて来るから」と告げた。
いつも父が帰って来る午後九時から午後十時に掛けて家を出ると、母が就寝する十二時前までは一人ツーリングを楽しむことが日課だった。だから暁也にとっては、怪しまれることもない外出理由だったのだ。
午後十時頃に修一と落ち合うことも知らない母は、明日の土曜日にでも一度バイクの定期検診を受けさせることをすすめただけだった。母もバイクを乗り回していた人間だったので、暁也が夜のドライブを始めた頃も「夜風って気持ちいいし、夜景も最高よね」としか言わなかったのだ。
暁也は部屋に戻ると、修一に『俺出る口実オーケー、お前は?』とメールを送った。すぐに返ってきた返事は『メシ食ってる、ハンバーグ最高。親どっちも帰り遅くなるから、友だちんとこに宿題写しに行くって書き置き残す』とあった。修一の両親は自営業で食品加工を行っており、途中母親が職場を抜けて夕飯を作っておくことが多かった。
午後十時前に、改めてショッピングセンター前で待ち合わせすることを確認し合って、暁也は時間を待ちながら持って行くものを揃えた。
携帯電話と免許証の入った財布をポケットに詰め、バイクの鍵とヘルメットをベッドに並べる。最後に彼が手に取ったのは、火曜日に修一とカケオケ店へ行く前に買った、安物の腕時計だった。
今まで時間を気にすることはなかったから、腕時計なんて買った経験もなかった。しかし、授業時間外を利用して雪弥に校内を案内するようになってから、ベルト式の細い腕時計は必需品の一つになっていた。
人に時間を合わせたり、説明することは苦手だったはずなのに、修一と同様に、雪弥に対しても不思議とそんな面倒臭さを覚えなかった。最近はもっぱら、授業も休み時間も常に三人でいることが多く、「おはよう」から「また明日ね」を、修一や雪弥と交わすことも心地良かった。
暁也は、三学年で一番の遅刻魔である。時間に縛られることが好きではなく、つまらない学校でじっと過ごすことも耐えられなかった。事件の一件以来、教師や生徒も信用できず、そこでは過ぎて行く時間すらひどく遅いと感じた。
それが今週の月曜日からは、あっという間に流れているような物足りなさを感じていた。家で一人じっとしているときや、バイクで走り回っている方が、暁也は時間がのろのろと時を数えているのではないかと思った。
時計の針が九時四十分を打った頃、暁也は昨日読みかけになっていた本から目を上げた。まだこんな時間かよ、と悪態をつきながら、ふと常盤への苛立ちを思い出して舌打ちした。
「常盤の野郎、雪弥を巻き込もうとしやがって」
一発ガツンと言ってやらないと気が済まない、と暁也は本を閉じた。
月曜日から金曜日までの五日間、暁也は修一と共に雪弥と過ごした。大人しいだけの少年かと思いきや、雪弥は自分のことよりも第三者を考え、時には予想もつかいない行動を起こして暁也たちを驚かせた。
教室で一人の男子生徒が「この年頃になって母ちゃんと一緒に買い物なんて笑えるよな」と言ったとき、雪弥は「そんなこと言っちゃ駄目だよ、聞いている子を知らずに傷つけることだってあるんだから」と真っ直ぐに主張した。
普段三組のクラスメイトたちは、「またレッテル貼って」と迷惑そうにその男子生徒を見るだけだったのだが、反論意見が上がるのは初めてのことだった。その男子生徒に「じゃあお前はそうなんだ?」とからかわれる対象になるのが嫌なのである。
案の定、その時雪弥は「お前まだ母ちゃんと一緒に行動してるマザコンなんだろ」と笑いのタネにされたが、彼は平然と笑ってこう返した。
「両親や家族を大事にすることって大切だと思うよ。その対象が例えば母親だとしたら、僕たちは男で、彼女は女性でしょう? 僕たちは、助けられるときに手を差し伸べて、そして守ってあげるべきじゃないかな」
家族の繋がりって大事だよ、と雪弥は強調した。
その男子生徒を含むクラスメイトたちは、何も言い返せなかった。しばらくすると「確かになぁ」と賛同する意見が多数上がり、結局その男子生徒は「そうだよな、その、ごめんな。別に深い意味があったわけじゃないんだ」といって項垂れた。けれどからかわれたにも関わらず、雪弥はその男子生徒にこう続けたのだ。
「自分だけが大事に想っているのかなと思って、そんなことを言っただけだろう? 君は不器用なだけで、本当は優しい子なんだね」
フォローするような言葉だった。その少年は柔らかく諭され、後味悪くもならずに照れただけで済んだ。クラスメイトの誰も、その少年を嗤ったりしなかった。
雪弥は口数が少ないと思いきや、饒舌に話しを切り出すことがあった。初めての合同体育の授業の際は、てっきり運動音痴の真面目君かとマークされなかった彼が、一瞬にして点数を奪って盛り上がったときもある。
折り紙を初めて触ったとクラスメイトたちを驚かせ、野球のルールも知らずに百二十キロ以上の剛球を放ってピッチャーを泣かせた。小食かと思いきや、今日は修一ですら食べられないほどの量を、あっさりと胃袋に課おさめてしまった。
彼といると退屈しない。合同授業で一緒だった三組の西田たちが、最近よく四組に出没するという騒動も笑みが絶えないものだった。
「ったく、そんな奴に薬物とか、常盤の奴マジで馬鹿だろ」
色々と思い返して浸ってしまったせいで、暁也は彼らがどうして学校で待ち合わせするのかという疑問をすっかり忘れた。
時計が午後九時五十分を差したとき、ヘルメットとバイクの鍵を持って部屋を出た。バイクはショッピングセンターの駐輪所に停めとくか、と考えて階段を下り始めたが、ふと一階から少し騒がしい気配がすることに気付いた。
一階へと差しかかって、暁也はそこにスーツ姿の男たちがいる事に気付いた。懐かしい顔触れは、父の部下たちであった。毅梨、内田、澤部、阿利宮、そして阿利宮といつも一緒にいる三人の若手刑事たちの姿もあった。
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