39 / 42
知る者と、知らぬ者
しおりを挟む
ナンバー1は、慎重に確認した。
「つまり現在も、現場の状況を正確に把握できていない、と?」
「はい。報告よると、そのようです。ただ、もし殺戮モードに入っていたとすると、ナンバー4は、その……見境が利かなくなる事があるため、彼らも〝殺戮距離内〟には入らず、近くに町の者が近付かないよう対応に回っているようです」
その暗殺部隊の隊長は、以前、雪弥から直接その忠告を命令で受けてもいた。それはナンバー1達も、把握しているものではあった。
今、一番知りたいのは、雪弥が暴走に入っているのか否か、だ。
「ここ数日は、仕事をさせていないからな」
なんというタイミングの悪さだ、とナンバー1は髪をぐしゃりとかき上げた。でも、この短い期間ならば、殺戮衝動もまだ抑えられるはず――。
その時、中央の情報部の方から声が上がった。
「大変困惑しているのですが、その、敵艦の方も〝よく見えない〟んです」
「どういう事だ?」
「はっ。色々と映像や存在情報を取得しようとしているのですが、その、妨害電波でも出ているのか、どのモニターにもうまく映ってくれないんです」
その声を聞きながら、ようやくリザが動き出した。近くの画面を覗き込んだ際、その漂う色気に男性職員がゴクリと息を詰めてしまう。
「不思議ね。あれだけ派手に動いているのに、離れた位置からの目撃情報はあがっていないの?」
リザに尋ねられ、男性職員が首を横に振った。
「近くの一般人達も、鈍い光と音で、何かイベントでもやっているのかと不思議に思っている、とか」
「おい、『鈍い光』だと? これだけ攻撃されていながらか?」
「はい、ナンバー1。現場周囲から情報を集めようと思って動いてみたところ、そういう事になっていて、我々もいよいよ分からない状況に」
男の言葉は、続かなかった。
先程からずっと自分の仕事にあたっていた一人が、イヤホンマイクを口の前からややそらしながら「ナンバー1!」と呼んだ。
「どうにか信号をハッキングして、こちらから何度も呼び掛けていますが、現在も未確認の軍艦から応答はありません!」
※※※
広いホテルのラウンジで、二人の美しい男が休憩を取っていた。一人は西洋寄り、もう一人は東洋寄りの武人みたいな凛々しい目鼻立ちをした男だ。
――貫禄を漂わせてはいるが、実年齢が分からない方は、夜蜘羅(よるくら)である。
「始まったみたいだね」
でも、と囁き声を落とした彼が微笑む。
「大騒ぎになるかと思ったのに、残念だなぁ」
そのへんは何も考えていなかった、というような様子だ。子供みたいな無垢さと好奇心。しかし、その頭の中では自然と何十パータンを描いてしまってもいる。
それだと単につまらない。だから彼は、時々下の者が驚く、突拍子もない『笑えない遊び』をする。
「恐らく、魔術師がそばにいるんでしょう」
その向かいで、幹部メンバー中もっとも若い門舞(かどまい)が言った。
「〝理(ことわり)〟を熟知している者ほど、均衡が崩れるのを嫌うと言いますからね。でも不思議な事に、彼、いまだ〝僕の目〟でも全然見えないんですよ」
ティーカップを口元に引き寄せた彼を、夜蜘羅が見た。
「ふっふっ、目は大丈夫かい?」
気味の悪い笑みが、夜蜘羅の喉の奥で鳴った。
予想外で〝愉しかった〟のだろう。会合の中で、唐突に上がった悲鳴。その注目の中心にいた門舞を見た時、夜蜘羅が心配する表情を作るのを忘れていたのを、門舞は見ていた。
「おかげさまで」
門舞は軽く笑って答えた。唐突に流血して騒ぎになった片目は、既に応急処置がされていた。面白かったからなのか、気前よく彼に〝蜘蛛の糸〟で押さえてもらったから出血も止まっている。
そして、こうして一旦休憩を取って、ラウンジにいた。
――原因は、この世の〝理〟のルールを破った、その反転。
巨大な力のようなモノなのだ。その跳ね返ってきた力が、想定外の威力で牙を剥いて、門舞を打った。
どうやら今回動いた一件の状況を、利用されたらしい。
次にルールを破ったら〝理〟が敏感にも反応し、必ず〝咎め〟を落とすよう、巧みにも仕組まれていたようだ。
「見えない方の側、というのは厄介みたいだね。せっかく色々と用意してあげたのに、鑑賞できないなんてなぁ」
そう言った夜蜘羅が、当初からする気もなかったとは誰もが分かっている。
彼がやろうと望めば、こんなところで企業の社長として、仕事をこなして出席してはいないだろう。
「あなたが軍艦に仕掛けたモノと、少し似たようなものですよ。ただ、厄介なのは、その相手には物理的なカラクリがない事、ですかね」
「存在していないモノ、か。幽霊みたいに消えたり現われたり、記憶できたりできなかったりするモノは、私は生憎興味がないなぁ」
「あなたの自由にならないから、でしょ」
門舞もまた面白い一件だったので、処置された片目に血が滲むのも構わず、肩を揺らして笑った。夜蜘羅が「その通り」といたく満足げに笑む。
「目、潰れなくて良かったね?」
――本心なのか。それとも、からかいなのか分からない言葉。
でも、門舞だって〝どっちでもいい〟のだ。夜蜘羅がどう考えていようが、愉しければそれでいい。にっこりと微笑んだ。
「結界に干渉しようとして、その寸でのところで手を引きましたから、向こうに目を奪われずに済みました。ほんと、全然見えて来なくって」
そこで彼は、少し肩を竦めてみせる。
「見えない方のモノに、浅知恵で手を出すべきではないですね」
「領分が違うからねぇ。雪弥君、プレゼントした両方の鬼、喜んでくれるかな?」
すぐに夜蜘羅の関心は、別へと移る。テーブルに置かれてあった、包み菓子の一つをつまんで、鼻歌交じりに指先で遊ぶ。
その楽しげな様子を見て、門舞は秀麗な眉をやや困ったように寄せた。
「あなたも酷な事をする」
そこは、彼も少し同情するような笑みを浮かべた。誰に、どこの人に……とは明確にしない。
言葉を掛けられた夜蜘羅は、菓子の包みを解きながら言う。
「人間の副当主は、戦士部隊長であったと聞く。あれくらいで壊れてしまうようでは、話にならない」
でもまさか、早々に軍艦を丸ごと一隻ぶつけるとは、思わなかったわけで。
いや夜蜘羅自身なら、平気で生き残れるだろうけれど。
門舞は、そんな事を少し思って――けれど別に深く興味を抱くところでもなかったので、うんと一つ頷いて思考を終わらせた。
「その日本菓子、僕も頂きます」
「いいよ。はい、どーぞ」
わざわざ、今、夜蜘羅が包みから出したばかりの菓子を、門舞の掌(てのひら)の上に置く。
そこに置かれたのは、あまり見慣れない抹茶味のチョコ。
門舞は、なるほどと頷いた。
「包みを開いてみたら、あなたの好みではなかったわけですね」
「気分じゃなかったんだ」
あっさり認めた夜蜘羅は、続いて別柄の包みを開いて、ようやく発見した純粋なチョコ味を口に放り込んだ。
「つまり現在も、現場の状況を正確に把握できていない、と?」
「はい。報告よると、そのようです。ただ、もし殺戮モードに入っていたとすると、ナンバー4は、その……見境が利かなくなる事があるため、彼らも〝殺戮距離内〟には入らず、近くに町の者が近付かないよう対応に回っているようです」
その暗殺部隊の隊長は、以前、雪弥から直接その忠告を命令で受けてもいた。それはナンバー1達も、把握しているものではあった。
今、一番知りたいのは、雪弥が暴走に入っているのか否か、だ。
「ここ数日は、仕事をさせていないからな」
なんというタイミングの悪さだ、とナンバー1は髪をぐしゃりとかき上げた。でも、この短い期間ならば、殺戮衝動もまだ抑えられるはず――。
その時、中央の情報部の方から声が上がった。
「大変困惑しているのですが、その、敵艦の方も〝よく見えない〟んです」
「どういう事だ?」
「はっ。色々と映像や存在情報を取得しようとしているのですが、その、妨害電波でも出ているのか、どのモニターにもうまく映ってくれないんです」
その声を聞きながら、ようやくリザが動き出した。近くの画面を覗き込んだ際、その漂う色気に男性職員がゴクリと息を詰めてしまう。
「不思議ね。あれだけ派手に動いているのに、離れた位置からの目撃情報はあがっていないの?」
リザに尋ねられ、男性職員が首を横に振った。
「近くの一般人達も、鈍い光と音で、何かイベントでもやっているのかと不思議に思っている、とか」
「おい、『鈍い光』だと? これだけ攻撃されていながらか?」
「はい、ナンバー1。現場周囲から情報を集めようと思って動いてみたところ、そういう事になっていて、我々もいよいよ分からない状況に」
男の言葉は、続かなかった。
先程からずっと自分の仕事にあたっていた一人が、イヤホンマイクを口の前からややそらしながら「ナンバー1!」と呼んだ。
「どうにか信号をハッキングして、こちらから何度も呼び掛けていますが、現在も未確認の軍艦から応答はありません!」
※※※
広いホテルのラウンジで、二人の美しい男が休憩を取っていた。一人は西洋寄り、もう一人は東洋寄りの武人みたいな凛々しい目鼻立ちをした男だ。
――貫禄を漂わせてはいるが、実年齢が分からない方は、夜蜘羅(よるくら)である。
「始まったみたいだね」
でも、と囁き声を落とした彼が微笑む。
「大騒ぎになるかと思ったのに、残念だなぁ」
そのへんは何も考えていなかった、というような様子だ。子供みたいな無垢さと好奇心。しかし、その頭の中では自然と何十パータンを描いてしまってもいる。
それだと単につまらない。だから彼は、時々下の者が驚く、突拍子もない『笑えない遊び』をする。
「恐らく、魔術師がそばにいるんでしょう」
その向かいで、幹部メンバー中もっとも若い門舞(かどまい)が言った。
「〝理(ことわり)〟を熟知している者ほど、均衡が崩れるのを嫌うと言いますからね。でも不思議な事に、彼、いまだ〝僕の目〟でも全然見えないんですよ」
ティーカップを口元に引き寄せた彼を、夜蜘羅が見た。
「ふっふっ、目は大丈夫かい?」
気味の悪い笑みが、夜蜘羅の喉の奥で鳴った。
予想外で〝愉しかった〟のだろう。会合の中で、唐突に上がった悲鳴。その注目の中心にいた門舞を見た時、夜蜘羅が心配する表情を作るのを忘れていたのを、門舞は見ていた。
「おかげさまで」
門舞は軽く笑って答えた。唐突に流血して騒ぎになった片目は、既に応急処置がされていた。面白かったからなのか、気前よく彼に〝蜘蛛の糸〟で押さえてもらったから出血も止まっている。
そして、こうして一旦休憩を取って、ラウンジにいた。
――原因は、この世の〝理〟のルールを破った、その反転。
巨大な力のようなモノなのだ。その跳ね返ってきた力が、想定外の威力で牙を剥いて、門舞を打った。
どうやら今回動いた一件の状況を、利用されたらしい。
次にルールを破ったら〝理〟が敏感にも反応し、必ず〝咎め〟を落とすよう、巧みにも仕組まれていたようだ。
「見えない方の側、というのは厄介みたいだね。せっかく色々と用意してあげたのに、鑑賞できないなんてなぁ」
そう言った夜蜘羅が、当初からする気もなかったとは誰もが分かっている。
彼がやろうと望めば、こんなところで企業の社長として、仕事をこなして出席してはいないだろう。
「あなたが軍艦に仕掛けたモノと、少し似たようなものですよ。ただ、厄介なのは、その相手には物理的なカラクリがない事、ですかね」
「存在していないモノ、か。幽霊みたいに消えたり現われたり、記憶できたりできなかったりするモノは、私は生憎興味がないなぁ」
「あなたの自由にならないから、でしょ」
門舞もまた面白い一件だったので、処置された片目に血が滲むのも構わず、肩を揺らして笑った。夜蜘羅が「その通り」といたく満足げに笑む。
「目、潰れなくて良かったね?」
――本心なのか。それとも、からかいなのか分からない言葉。
でも、門舞だって〝どっちでもいい〟のだ。夜蜘羅がどう考えていようが、愉しければそれでいい。にっこりと微笑んだ。
「結界に干渉しようとして、その寸でのところで手を引きましたから、向こうに目を奪われずに済みました。ほんと、全然見えて来なくって」
そこで彼は、少し肩を竦めてみせる。
「見えない方のモノに、浅知恵で手を出すべきではないですね」
「領分が違うからねぇ。雪弥君、プレゼントした両方の鬼、喜んでくれるかな?」
すぐに夜蜘羅の関心は、別へと移る。テーブルに置かれてあった、包み菓子の一つをつまんで、鼻歌交じりに指先で遊ぶ。
その楽しげな様子を見て、門舞は秀麗な眉をやや困ったように寄せた。
「あなたも酷な事をする」
そこは、彼も少し同情するような笑みを浮かべた。誰に、どこの人に……とは明確にしない。
言葉を掛けられた夜蜘羅は、菓子の包みを解きながら言う。
「人間の副当主は、戦士部隊長であったと聞く。あれくらいで壊れてしまうようでは、話にならない」
でもまさか、早々に軍艦を丸ごと一隻ぶつけるとは、思わなかったわけで。
いや夜蜘羅自身なら、平気で生き残れるだろうけれど。
門舞は、そんな事を少し思って――けれど別に深く興味を抱くところでもなかったので、うんと一つ頷いて思考を終わらせた。
「その日本菓子、僕も頂きます」
「いいよ。はい、どーぞ」
わざわざ、今、夜蜘羅が包みから出したばかりの菓子を、門舞の掌(てのひら)の上に置く。
そこに置かれたのは、あまり見慣れない抹茶味のチョコ。
門舞は、なるほどと頷いた。
「包みを開いてみたら、あなたの好みではなかったわけですね」
「気分じゃなかったんだ」
あっさり認めた夜蜘羅は、続いて別柄の包みを開いて、ようやく発見した純粋なチョコ味を口に放り込んだ。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる