偏食の吸血鬼は人狼の血を好む

琥狗ハヤテ

文字の大きさ
53 / 65

偏食の吸血鬼は人狼の血を好む・52

しおりを挟む






 レオニスのガードに戻り、日常がかえって来た。
 奴がオフィスに詰めている間は日がな1日、窓際の椅子で時間を潰す。これがなかなかに暇だ。数日街をウロウロしていたことから比べると考えることもやることもない。レオニスはデスクワークだ。PCで何かしらを書いたり、通信でカンファレンスをしたりしている。それを時折盗み見て、楽しむくらいだ。ペットの犬が、仕事中の飼い主にちょっかいをかける気持ちがよくわかる。…さすがにそんなことはしないが。
 移動日は神経を使うが、その緊張感がいい。仕事をしていると言う気分になる。レオニスとオフィスで過ごすのが嫌なわけではないが、暇を持て余すのはなかなか味気ないものだ。
 未だに雪で白い街並みを見下ろす。足を組んでぶらぶらさせながら。ぼんやりとオリエンタル街であった事を反芻していた。デミを思い出せば嫌な気持ちになるだけだったが、繰り返し奴の特徴を反芻していた。気配をすぐに察知できるように意識の中に擦り込む。
 そこへレオニスのモバイルに電話が入る。応答をしているのはわかったが、それを気にすることはない。この部屋での俺は、観葉植物みたいなもんだ。レオニスの仕事にはよっぽどじゃない限り口は挟まない。
「ニグレド」
 電話を切り、レオニスが俺を呼ぶ。
 椅子を回して、奴を見た。眼帯に覆われていない方の眉を上げて返事がわりにする。
「セキュリティがお前を呼んでいる」
 リリィの赤毛が思い出されて、少し萎える。アイツが嫌いなわけじゃない。口うるさく勝気だが、切れ者だしいい女だ。だがアイツはレオニスに惚れている。俺もレオニスに惚れている…つまるところ、恋敵ではある。今のところ俺に軍配は上がっているが、罪悪感を覚えはするのだ。時には優越感も感じるが、それは底意地の悪い感情だ。
「すまないが、私は今向かえない」
 レオニスが申し訳なさそうに言う。俺を吸血鬼集団であるセキュリティに単身行かせるのは忍びないと言った気持ちだろう。恋敵・リリィと会うのが気まずい…そんな風に俺が考えているとは思ってもいないだろう。
「オフィスにひとりになるぞ」
「言ったろ? このオフィスは私とお前しか入れない。安全だ。だが、用が済んだらお前がこちらに戻ってくれ。もちろん、私がお前のいる場所に向かってもいいが…」
 俺は立ち上がりながら言う。
「俺が戻る」
 ガードとしての責務半分、恋人としての気持ちが半分。それにレオニスは頷く。そして指をくいくいと動かして机のそばまで呼びつけられた。
 スーツのボタンをひとつ止めながら近づくと、腕が伸びてきてネクタイを引かれる。身体を折ると、少し首を伸ばしてレオニスが俺に軽くキスをした。
「いい子でな?」
「…俺を何だと思ってるんだ」
 少し顔を顰めると、レオニスは苦笑した。
「皆と仲良くできるまじないだ」
 引っ張られたネクタイを取り返し、前あわせの中にいれる。子供扱いなことに少し不満を表して、フンと鼻を鳴らし、踵を返した。
 エレベーターに乗り閉じる扉からレオニスを見ると、小さく「バイバイ」と手を振っていた。あんな仕草を見るのは俺だけだろうな…そう思うと、しょうがないから言うことは聞いてやろうかと言う気分になった。



 セキュリティルームはもはや行き慣れた場所だ。
 スタッフ達も当初は俺に白い目を向けていたが、今や「ああ人狼か」の扱いだ。疑問視もされない。実際、ここで起こした問題は、ミーティングルームの扉を壊したくらいのはずだ。今や顔見知りのスタッフは軽く会釈する奴だっている。別に敵視しているわけでもない、そう言う奴らには俺も少し顎を引いて頷く。
 呼ばれたとあって、部屋中央に置かれたデスク型のモニタには、セキュリティの主要メンバーが揃っていた。リリィはその中におり、モニタに指を滑らせている。他の奴らの反応で、俺が来た事を悟ったようだ。振り返るとすでに半眼で睨め上げられた。
「人狼」
 未だに名は呼ばない。
 俺は会釈はせずに、女の横に立った。リリィは俺の胸ほどまでしか身長がない。それも腹を立てるポイントかもしれない。
「任務ご苦労だった」
「珍しいな、労うとは」
「依頼した事には、慰労もする」
「……」
 そうなのだ。
 デミの捜索は、俺だけの意思ではなかった。
 秘密裏にセキュリティから依頼されてのことだった。レオニスの手前、本来リリィ達は俺を使える立場ではない。主人の飼い犬を勝手に狩に連れ出すなど、できることではない。申し出を聞いた時は驚いた。
 アレッシの動向は警察の方から情報が上がってくる。だが肝心のデミに関しては警察も把握が難しく、不明瞭が過ぎた。それをどうしても把握したかったセキュリティだが、自分達吸血鬼では、容姿が目立ち過ぎて追うに追えない。そこで俺の出番だったというわけだ。
 人狼を毛嫌いしていた奴らだが、主人・レオニスの危機とあっては背に腹は変えられなかったのだろう。
 もちろん、俺自身デミとの接触を望んでいた。エドには数度言っていたし、話がそこから伝播したのは想像がつく。まあ詰まるところ、ウィンウィンであったということか。
 レオニスには秘密だ。
 これを知れば、セキュリティ達はレオニスに叱りを受けるだろう。もちろん強引な捜査に関してもだが、レオニスの預かりである俺を無断使用したわけだから。
 俺には、セキュリティがレオニスの安全警護を重視しているからだとわかる。ただ主人を護りたいのだと。
 俺が承諾したのも、その気持ちを理解したからだ。俺を腹立たしく見ているリリィでさえ、今回は俺が成果を上げて戻るのを待っていたはずだ。 
「まずはこれを見て」
 デスクモニタに警察から上がって来たのであろう写真が数十枚映し出される。逮捕後の写真と、検死台の上に乗った遺体の写真があった。
「お前が争ったという人間がいるか」
 指を伸ばして、あの夜俺を襲撃した奴らの写真を叩く。
「4人相手にしたのか」
「2発撃たれた。おかげでデミは逃した」
「失態だな」
「敵が3人以上いると、死角はどうしてもできる。生憎俺の目はひとつしかない」
 気になったのは、俺が弾いた写真のどれもが検死台に乗った遺体だったことだ。襲撃された手前、死人が出てもおかしくはないと思う反撃はした。正当防衛だが、過剰防衛と言われたらそれまでだ。
「死んだのか」
「1名は銃による失血死、他3名は薬物による服毒死だ」
「……」
「『ヴェスパー』というグループは、秘密の漏洩を防ぐために、捕まるよりも死を選ぶということだ。そう言った取り決めが存在するのだろう。グループとは目に見えた結束の印を持つものだが、『ヴェスパー』にはそれがない。揃いの刺青もないし、見た目の統一もない。我々に見えるのは『死』だけだ」
 だからこそ、「ヴェスパー」という組織がどういうものか未だにわからないのだろう。
「デミについて詳しく聞きたい。私見で構わない。気づいたことを教えろ」
 ビジネスライクな声音でリリィが言う。さっきから俺の足を踏んでいること以外は、チーフらしい振る舞いだった。避けるのも癪で、踏ませたままにしている俺も大概ではあるが。
「身長は185ほど、痩せ型、グリーンの瞳。ひどい腐臭がした。50歳程に見えたが、骨格のせいかもしれん。芝居かがった口調でイギリス訛りがある。髪は長くオールバック。丸メガネは真鍮製だった。だが度は入っていない。牙はなかった。他にアクセサリーもなし。服装は黒一色でスーツ。高価な仕立てられたものに見えた。お前達よりも見た目は吸血鬼然としていた」
 俺はペンを取り、モニタのタブからフリースペースを開いて簡易的に顔の絵を描く。記憶を辿りながら。
「見かけによらない。絵が上手いじゃないか、人狼」
「千年以上生きていれば、何でもそれなりに身につく」
 皆が俺を見た。絵を描くことに驚いたと言うより、俺の年齢に驚いたのだろう。言ってはいなかった。
「千年…?」
 背の高い金髪のスタッフが呟く。
 ペンを戻して、手をポケットに入れながら言う。
「吸血鬼でも似たようなものだろう。レオニスだって千年は生きているはずだ」
「真祖の血ならばそうだが……流石に我々は眠りにつく休眠期を必要とする。なら、その…おま……、いやあなたは…」
「どれだけ生きてきたかより、どう生きてきたかの問題だ。吸血鬼や人狼に年功序列はナンセンスだ」
 まごつくスタッフ達に俺は言う。事実そうだ。千年生きても俺は恋を知らなかった。まだ知らないことも数多くあるだろう。
「…それで。お前はデミにどんな印象を受けた」
 リリィが脱線しかけた話題を軌道修正する。踏んでいた足は退けられた。
「……奴は言った。レオニスに対する気持ちはアマデウス症候群だと。つまるところ、奴は本物の吸血鬼に憧れ、なりたいと考えてる。だが不可能だ。だから吸血鬼を恨んでる。まあそんなところだろうな」
 ある意味わかりやすい愛憎だ。
 だからこそ根深く、断ち切りにくい。
「奴が高価な黒いスーツを着るのも、古い映画に出てくるような吸血鬼の話し方を真似るのも、レオニスの逆張りしているに過ぎない。光と影、そんな風に言っていたからな」
 リリィが横で「無礼千万な」と歯噛みする。
「俺はプロファイラーじゃねえからな、見たままの感想だ。デミは吸血鬼を敵視している。レオニスを狙うのはそれが1番自分のコンプレックスを刺激する存在だからだろう。アレッシからの仕事であるとも言ったが、それは建前みたいなもんだろう」
「…改めてプロファイラーと話をしてもらう。間接的ではあるけれど、よりデミの性格や理念が見えてくるかも知れないから」
 俺はリリィの言葉に頷いた。
 デミの人間離れした運動能力にも言及したが、そもそも吸血鬼の運動能力を俺ははっきりと把握していない。ただ「人間離れしていた」としか言えなかった。
「ああ、それと」
「何だ」
「気になる台詞だった。デミは『私とアレッシの目的は違う』と言っていた」
 リリィは考え込んだ。
「普通に考えれば、レオニス様に危害を加えたいと考えるデミと、メテオラの利権を牛耳りたいアレッシというところだが」
「大差はない。どちらも元を辿ればレオニスを総帥から引き下ろすということだろう。『違う』と言うには、違和感がある」
「アレッシにはまた別の理由があると?」
 わからない。言葉のあやでしかなかった可能性もある。俺は不確定なことも言えず首を振った。
「アレッシに関しては警察が動いているし、見識も深いはずだ。それを踏まえてまた話を聞いておこう」
 リリィがデスクをトンと叩いた。一旦話はここで終わりということだろう。皆がモニタから顔を上げ、小話をし始める。
 俺は用が済んだらしい。踵を返してオフィスに戻ろうとしたところをリリィに呼び止められた。
「人狼」
「何だ」
「…この者に見覚えは?」
 タブレットを差し出してくる。また遺体の写真だった。検死台の上で色を失った肌はライトの加減か青く見えた。
 化粧は落とされていた。ウィッグもはずされていたから、記憶の中の髪色は違った。
 だが、そのどこか幼なげな顔に見覚えがあった。
「知ってる。オリエンタル街の娼婦だ」
「今朝見つかったそうだ。首に酷い噛み跡があったようだ」
 デミだ。
 俺は奴の牙のない歯を思い出していた。そして腐臭も。
「俺にデミの居所を教えてくれた」
「報復だな、名前はわかるか」
「いや、聞かなかった」
「そうか、わかった」
 リリィはタブレットを脇に挟んで去っていった。その顔には責めるような色はなかった。
 俺はエレベーターに乗った。静かに扉が閉まり、閉鎖される。
 胸に触れた女の、頼りなげな細い指を思い出していた。
 望むまま、抱いてやればよかったのか。
 それなら嬉しい思い出もひとつはできただろうか。
 そんな風に今更思っても、失われたものは還らない。
 俺は拳を握った。
 爪が食い込むほどに。





しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない

タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。 対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】

紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。 相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。 超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。 失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。 彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。 ※番外編を公開しました(2024.10.21) 生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。 ※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。

最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。

はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。 2023.04.03 閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m お待たせしています。 お待ちくださると幸いです。 2023.04.15 閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。 m(_ _)m 更新頻度が遅く、申し訳ないです。 今月中には完結できたらと思っています。 2023.04.17 完結しました。 閲覧、栞、お気に入りありがとうございます! すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。 そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語

【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~

綾雅(りょうが)今年は7冊!
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」  洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。 子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。  人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。 「僕ね、セティのこと大好きだよ」   【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印) 【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ 【完結】2021/9/13 ※2020/11/01  エブリスタ BLカテゴリー6位 ※2021/09/09  エブリスタ、BLカテゴリー2位

異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします

み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。 わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!? これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。 おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。 ※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。 ★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★ ★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★

処理中です...