お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

イッポウ

色々考えていたら･･･Qちゃんが、目に入った！

「あっ！Qちゃん！！！」

佳は、Qちゃんに近づくと･･･

「Qちゃん！また、力を貸してくれないか。」

すると！Qちゃんは･･･

「キューキュー！！！」と鳴いて

刀に吸い込まれた。

すると･･･

刀身が青く光だし！

青い炎に包まれた。

「おお！これは･･･
これならイケる！！！行くよ、Qちゃん！」

佳は、炎を纏った刀を構え！

大鬼に突っ込んで行った。

「主人～！よく気づいてくれた！
それは、タマギツネの剣のイッポウじゃ！」

「あ！･･････うん。
よく分からないけど！イッポウって言うのねー！分かったー。」

佳は、大鬼をイッポウで切り付けると･･･

大鬼の体に深い傷が付いた！

「おお！すごい凄い！！！」

負けじと大鬼も交戦して来るが、イッポウなら大鬼の攻撃も受け止める事が出来た。

そして、妖力をこめると！

イッポウの火力が増し大鬼の腕が、炎に包まれた！

大鬼が怯んで後ろによろめくと･･･

佳は、すかさず連撃を繰り出す！

壁を蹴り床を蹴り天上を蹴り！

どんどん加速して行く佳は･･･

大鬼を切り裂いて行く！

切って、切って、切りまくる！

すると･･･大鬼の咆哮が！

「グガァァァァァァー！！！」

それに吹き飛ばされ！

佳が、後ろへ下がると･･･

イッポウの炎が、微弱になっていた。

「あれ･･･？
火力が、上がらないや！」

「主人！あ奴は、相手の霊力をも食べる事が出来るのじゃ！」

「あっ！そう言うことね。
じゃー･･･長期戦は、厳しいね！」

「そう言うことじゃ！出来るだけ･･･一撃で決めるんじゃ！！！」

「う～ん･･･そうしたいのは、山々なんだけど！霊力が、もうほとんど残ってないんだよね。」

「･･･」

「佳くん！私の霊力を使って！！！」

花子さんが、いきなり飛びついて来た！

「うわっ！ビックリしたー！！！」

「ちょと、待ってて！私の霊力を全て送るから･･･」

そう言うと花子さんは、佳を強く抱きしめて霊力を送った！

「クラマ！少し時間を稼げる？」

「任せておけ！主人。
尻尾達！！！時間を稼げ！！！」

すると･･･

クラマの尻尾が、小狐になり！大鬼へと向かっていった。

「佳くん･･･ごめんなさい。」

「何を謝ってるの？花子さん･･･」

「私のせいで、こんなに傷だらけになっているのに何の力にもなれなくて･･･」

「そんな事、無いよ！花子さん
皆んなが、居たからここまで来れたし！
君が居たから･･･僕は、強くなれた！」

「佳くんは、初めから強かったよ･･･」

「僕が、強い･･･？
僕は、喧嘩もした事無いし！
もし、そう見えてたなら･･･君のために
強くなったんだ！！！
だから･･･僕は、負けない！
アイツを倒して！君の体を取り戻す！！！
そしてら、また遊園地に行こう！」