お化けの花子さんは、普通の女の子でした。

漫点

文字の大きさ
85 / 93

温泉

しおりを挟む
「・・・ふぅ~‥‥」

僕は、ミラとポン太と一緒に温泉に浸かっていた。

貸切状態の温泉は、とても疲れが取れた。

同級生の赤井さんが、居ないのを見ると‥‥

きっと、女の子なのだろう!と思った。

僕は、お風呂を上がると誰も居ない部屋には料理が用意されていた。

お腹が空いていた為。

可愛先生も赤井さんも‥‥

「遅い!!!もう、待ちきれない!!!」

「佳様!待ちましょう。」

ミラに、止められると‥‥

やっと、可愛先生と赤井さんがお風呂から出てきた。

「2人とも遅いじゃないか!!!」

「待たせて、ごめんなさい!」
「・・・」

先生が、少し謝る。

赤井さんは、まだ制服を着ていた。

「あれ!赤井さんは、お風呂に入らなかったの?」

先生が答える!

「入りましたよ。」

「なら、何で?制服???」

「実は‥‥赤井さんには、呪いがかかっているのです。
なので、制服を脱いでしまうと‥‥
呪いの効果が、発動してしまう為。
制服を脱げないのです。」

ああ、そう言う事か‥‥
彼女が狙われる理由もきっとそこにあるのだろう。

「でも、フードば大丈夫だよね。」

「‥‥そうですね。
しかし、赤井さんが嫌でなければです‥‥」

「確かに‥‥そうですね。
顔を隠したい人も居るとか言ってましたものね。」

「・・・呪いが‥‥大丈夫なら‥‥フード脱ぎたいです‥‥」

「大丈夫ですよ。」

「なら‥‥」

そして、彼女がフードを上げると‥‥

僕は、上手く認識出来なかった彼女を認識できる様になった。

「あっ!やっぱり‥‥女の子だ!!!」

認識された彼女は、とても幼く身長も低い‥‥

可愛先生より、幼く感じる。

その容姿は、まるで小学生だ!!!

ああ、僕にも‥‥
こんな妹がいたら良いのになぁ~と思わせるほど!

可愛らしい! ザ・妹キャラ!!!

「・・・なんて言うか‥‥赤井さんって、言うより!
赤井ちゃんだね!!!」

「・・・林檎りんごです‥‥」

「‥‥???」

「・・・赤井あかい 林檎りんごです‥‥私の名前‥‥」

「‥‥あぁ、名前か‥‥リンゴちゃん!
とっても、良い名前だね。
君に、よく合ってる名前だと思うよ!!!」

「・・・なぜか‥‥よく言われます‥‥」

「なんか!?フードを外したら話してくれる様に、なったね。」

「今日、1日 一緒にいて‥‥無鉄砲くんは、悪い人ではない‥‥と言う事が‥‥分かったので‥‥。」

「そうなんだ! 2人とも座って座って!
食事にしよう!!!」

そして、2人が座ると皆んなで食事を始めた。

僕は、食事をしながらリンゴちゃんに質問をした。

「リンゴちゃんは、どんな呪いが掛かっているの?」

「・・・それは‥‥」

「佳くん!それは、プライベートですよ!
人には、話したくない事だってあります。」

「‥‥可愛先生にも人には、言えない事があるんですか?」

「・・・そ‥‥それは、先生だって大人です。
人には、言えないことの一つや二つありますよ!!!」

「それは、何ですか?」

「・・・それは‥‥‥って!言うわけないじゃないですかー!!!」

「ちぇッ!つまんない‥‥‥」

「つまんない!じゃありません!!!」

「僕は、特に秘密にする事なんて!無いですよ!!!」

「それは、まだ!貴方が、子供だからです!!!」

「そう言うモノですかね~‥‥‥」

「そう言うモノです。
では、佳くんは! 貴方の好きな人を私と赤井さんに教えられますか?」

「‥‥えっ!‥‥あ‥‥はい!」

「ほら~‥‥言いたく無い事、合ったではありませんか!!!」

「いや!別に、言いたく無い訳ではなく‥‥‥
好きな人と言うか‥‥
婚約者が、いるモノで‥‥‥」

「こ‥‥婚約者!!! 誰ですか?」

「何食いついているのですか?先生!?
花子さんですよ!同じクラスの」

「えっーーーーー!!!
本当ですか!?」

「‥‥うるさいな!そうですよ。
僕は、花子さん以外!好きになる事は、無いと思いますから‥‥‥」

「そんなの!分かんないじゃないですか!」

あんた、先生だろ!!!
何故!そんな事を言う‥‥‥

「僕は、特殊!何ですよ!!!」

「特殊とは‥‥?」

なんかずっと‥‥僕への質問になってないか‥‥‥
まぁ、いいけど‥‥‥

「平たく言えば‥‥
妖やお化けといったモノとしか、結婚できない!
好きにならない!家系なのですよ。」

「なんと! それは、また!
では、花子さんは妖なのですか?」

「元、お化けですね。」

すると‥‥リンゴちゃんが!

「元、お化け‥‥」

「はい。」

そして、僕は花子さんとの馴れ初めを話した。

花子さんの呪いを解き体を取り戻し!
人間に戻った事を‥‥‥

「・・・なら‥‥無鉄砲くんは‥‥私の呪いも解ける?」

「分かりません。
花子さんの場合は、分かりやすかった!ですからねぇ~‥‥」

すると、ミラが‥‥

「まずは、どんな呪いが分からないと対処のしょうがありません!!!」

「確かに!そうだね。
リンゴちゃんにの呪いって、何?」

「・・・わ‥私の‥‥呪いは‥‥‥」

「呪いは‥‥‥?」

「魅了!」

「・・・魅了?
魅了って、惚れさせるとか!そう言う呪い?」

「はい‥‥」

「それって、呪いなの?
単に君が、モテるだけでは?」

リンゴちゃんは、大声で否定をする。

「違います!!!」

「!!!‥‥びっくりした。
分かったから落ち着いて‥‥‥」

「・・・では、試してみます!!!
女性にも掛かりますが‥‥男性は、比ではありません!!!
掛かれば、分かります。」

「なら、お願いしま~す。」

僕が、かる~く答えると‥‥
リンゴちゃんは、制服を脱いだ!!!

「・・・」
「!!!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

神木さんちのお兄ちゃん!

雪桜
キャラ文芸
✨ キャラ文芸ランキング週間・月間1位&累計250万pt突破、ありがとうございます! 神木家の双子の妹弟・華と蓮には"絶世の美男子"と言われるほどの金髪碧眼な『兄』がいる。 美人でカッコよくて、その上優しいお兄ちゃんは、常にみんなの人気者! だけど、そんな兄には、何故か彼女がいなかった。 幼い頃に母を亡くし、いつも母親代わりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?! そう思った華と蓮は、兄のためにも自立することを決意する。 だけど、このお兄ちゃん。実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった! これは、モテまくってるくせに家族しか愛せない美人すぎるお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ。 果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、恋人ができる日はくるのか? これは、美人すぎるお兄ちゃんがいる神木一家の、波乱万丈な日々を綴った物語である。 *** イラストは、全て自作です。 カクヨムにて、先行連載中。

処理中です...