暴走族の総長が異世界転生で、無双します。 ハイファンタジー！！！

63

リオンがお店の中に入ると、、、
忙しく働く2人！

「何事だ！？」

店のおばさんに聞くと、なんでも
2人の人気が凄く客がひっきりなしに来る様になったらしい。

リオンの妹って事もあるが、、、
2人の可愛さに大勢の人が集まり店は、大繁盛した。

「でも、もう！そろそろ終わりにしてくれ！
食事も取らしてあげたい。」

「私もそうしたいんだけどね。」

「ダムちゃーんこっちにお酒お願い！」

「ディーちゃん。俺にもー！！！」

「はぁーい！」

2人は額に汗をかきながら働いていた。
でも、その姿はとても楽しそうだった！

「あ！お兄ちゃん！！！」
「お姉ちゃんも来てくれてる。」
2人がリオンとチェシャに気付くと近づいて来た。

「お前達、そろそろ終わりにしなさい。」

「ごめんなさい。お兄ちゃん！もう少しだけ待ってて！
注文は何にする？」

「、、、お前達が終わるまで待つよ。
コーヒーだけ！もらえるか。」

「分かった。すぐに持ってくるね！」

元気良く走って行くダム。
小さく手を振ってから追いかけるディー。

「なんか複雑ね。村の人達と仲良くなるのはいい事だけど、、、。
その分、私達との時間が減ってしまうのね。」

「ああ。」

「もともと、あの子達は素直でいい子だから
村人と仲良くなるのも早いとは思っていたけれど、、、こんなに早いとは予想以上ね。」

「ああ。可愛いしな」

「そうね。、、、、、」

2人はしばらくダムとディーの働く姿を眺めていた、、、。

そうしてお店が落ち着くと、ダムとディーは解放され
リオン達の待つ席に着いた。

「ダム、ディー、お疲れ様！」

「大変だったわね。お疲れ様。」

「楽しかったよ！」

「私も、楽しかった。」

「そうかい！、、、これサービスね。
ダムちゃん、ディーちゃん楽しかったなら
明日も頼みたいね！！」

「え！？いいのー。
明日も頑張る！！！」

「私も、、、。」

「じゃー。お願いするよ！」

「おい！勝手に決めるな。」

「お兄ちゃん、、、ダメ？なの？」

「、、、ダムとディーがやりたいなら、、、」

「ありがとう。お兄ちゃん大好き！！！」

「改めて。よろしくお願いするよ！
ダムちゃんディーちゃん。」

「うん！」

話が終わるとおばさんは、居なくなった。

「とりあえず食事にするか！」

「うん！
あ！ちょっと待って、お兄ちゃん！
はい。これ！！！」

と渡されたのは、、、
銀貨が３枚。

「何だ？これ！」

「今日のお給料。」

「凄いな！駆け出しの冒険者より、稼いでる
じゃないか！」

「はい。お兄ちゃん」

「？」

リオンは訳が分からなかったが、、、
2人は今日の給料を渡して来たのだ！
自分達は、リオンに買われた身だから自分達の物は、リオンに渡すのが当たり前と思っている。

「違うよ。これは2人が稼いだ、お金だ！
だからお前達が自由に使いなさい。」

「でも、、、」

「でも！じゃない！！
お前達が使いなさい！！！」

2人は渋々お金を引っ込めてた。

「分かりました。」

それから４人で楽しく食事をとり。
家に帰り寝て、次の日！
リオンは朝から店に来ていた。
勿論！ダムとディーの様子を見る為だ！
2人の仕事姿を見ていると、、、

「いい事、思いついた。」

それから、店のおばさんに話し許可をせたので、、、
ダムとディーに指示をだした。
それは、大盛況だった。

「他に、美味しくなる魔法をかけて欲しい者はいないか？」

「こっちにも頼むー！！！」

「はーい！」

「美味しくなーれ！萌え萌えキュン。」

「うわー！本当に美味しくなった！！！」

「こ、こっちにも頼む！！！」

美味しくなる魔法とは嘘だ！
しかし、男とは哀れな物で騙されてしまう！
いや！騙されたいのだ！！！
チップとして銅貨１枚の美味しくなる魔法は
飛ぶ様に売れた！！！
その日の2人の売り上げは金貨１枚となった。
２日で中級冒険者を超えた！！！