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12. はじめての恋
しおりを挟む鼓動がバクバクと速く鳴るのは、恐怖からじゃない。
自分の気持ちを晒け出すことへの緊張。不安。怯え。逃げ出したくなりそうな弱い気持ちが千晃の心臓を動かす。そして、同じくらい……いや、それ以上に自分の気持ちを伝えたいという想いが鼓動を速くする。
どうなってもいいから、心の声を聞いてほしいという我が儘が生まれていた。そして、できれば良い結果がほしいという欲や期待も。
「僕……篤人さんのこと、好きなんだと思います。その、恋愛の意味で」
こういうときの作法がわからない千晃は、それでもきちんと言葉を紡いだ。
決して派手ではない。ロマンチックでもない。ただ、心の中に生まれた想いを言葉として、口にしただけのもの。
でも、千晃にとっては、自分の中にできた宝石みたいな感情を口にすることがどれだけのことであったか。
「変な言い方でしか想いを伝えられなくて、ごめんなさい」
目を瞠っている篤人に、千晃は小さく頭を下げた。
篤人の反応からして、たぶん上手くできなかったことは想像がつく。自分の気持ちを口にしたことに後悔はない。けれど、驚きとか、迷惑とか、そういうものに巻きこんでしまったことは申し訳なかった。もしかしたら、自分の気持ちが上手く伝えられていないのかもしれないことも。
ただ、千晃には、正解がわからないのだ。
「こういう気持ちで、人を好きになったことがないから、よくわからなくて」
「ないって……もしかして、初恋ってこと?」
「たぶん……? この年で、おかしいですよね」
ようやく反応を見せた篤人の質問に、千晃は申し訳なさそうに首を傾げる。
一般的に、初恋と呼ばれるものを経験する年齢からは、随分離れている自覚はある。身をもって恋を知らないだけで、情報としては頭に入ってはいるのだ。
「理沙さん——ええと、お店の店長とか、他のスタッフとかも好きですし、施設やみんなことだって好きです。僕なんかに優しくしてくれるし、いい人たちばかりだから。他にも、親切にしてくれる人はみんな好きです」
「施設?」
不思議そうに篤人が訊ねた。
「あー……っと。その……僕、八歳から高校を卒業するまで、養護施設でお世話になってて。その前は……母子家庭だったんですけど、母さんは僕を、あまり好きではなかったから」
好きじゃないどころか、嫌いだった。
疎まれていることは幼心ながら理解していたから、今さら傷つくようなことではない。施設に保護されるあのときまで、千晃は母親に何かを期待したことなんてない。
けれど……なぜか今でも「嫌っていた」とか「関心がなかった」とか、そういう言葉で、母からの感情を表すのには勇気がいった。
言葉にしてしまうと、無意味な自分を突きつけられるみたいで、胸の奥がずきりと痛むのだ。
「その話は……その、もし機会があればお話するんですけど、ともかく——」
自分の過去もいつかは……許されて、求めてもらえるのであれば、話してみたい。でも、今は違うことを伝えたい。
不器用でも、下手くそでも、気持ちの『正体』をきちんと篤人に伝えたかった。
「篤人さんに対する気持ちは、他の人への気持ちと全然違うんです」
「うん」
「恋なんて、したことがないからわからないけれど。でも、理沙さんたちへの『好き』と違うのはわかります。親切にしてもらえて嬉しいし、お話できるのも嬉しい。それは同じかもしれないけれど……篤人さんがいる世界は、きらきら輝いて見えます。これって、初恋……ですか?」
恋の相手に不思議な質問だとも思った。
けれど、今この瞬間、訊ける相手は篤人しかいない。それに篤人なら、こんな馬鹿げた質問にも真摯に対応してくれると信じられたから——。
「うーん、そうだなぁ。俺が決めるのは、違うかもしれないけど……きっと、そうなんじゃないかな」
「そっか。……そっかぁ……」
案の定、初めての恋だと話す千晃のことを嗤うわけでもなく、篤人は柔らかな眼差しで示してくれた。くしゃりと下がる眦に、千晃はまたドキドキする。
——やっぱり、この胸の高鳴りは恋なんだ。
そう理解した途端、さらに心拍数は上がる。でも、このドキドキ感は何かに怯えるときとは違う。千晃にとって未知のもの……幸せという、見えない何かを得られたときの、心地の良いものだ。
恋という生まれたての気持ちを噛み締めるように、千晃はしみじみと呟く。
「篤人さん、ありがとうございます。僕にこんな気持ちを教えてくれて」
千晃はこの夜、はじめて心から笑えた気がした。
そして、この恋が、どこにたどり着こうとも構わなかった。
千晃は恋愛成就よりも、知らなかった感情を得られたことが嬉しかったのだ。
もとより、千晃の人生観に『恋が叶う』ということがないのも大きい。
なにせ、自分は不倫の末にできた子で、母は叶うと思ったはずの関係に終止符を打たれたのだ。それからも、彼女は恋をたくさんしていたけれど、千晃が一緒に暮らしている間にその恋が叶ったことはない。母はいつも、恋に敗れていた。
だから、千晃も「自分の恋が叶う」なんて考えが浮かばなかった。
恋は、相手を好きになること。自分の想いをぶつけて、相手も似たような想いをぶつけれくれれば恋人関係がひとときの間、成立する。そうして、ぶつけあっているうちは一緒にいられる。
けれど、いずれはどちらかがぶつける想いを無くしてしまう。そして、いつかは一方的なものになり、ぶつける先すらなくなる。——それが千晃の知る恋だ。
千晃は、この気持ちを篤人にぶつけるつもりはなかった。知ってほしいと思ってしまったから、厳密にいえば今、告白として想いをぶつけてしまったけれど……。
でも、これ以上に気持ちをぶつけるつもりは、もうなかった。ぶつけてしまえば、恋はいつか、終わりを迎えるのだ。
もしかしたら、似た想いを篤人も持ってくれているのかもしれない。
けれど、そうでなくてもいい。
そもそも千晃は男で、篤人も男だ。
ジェンダーレスが叫ばれ、性自認や性的指向の多様性が広く知られてきた昨今、男性同士の恋愛なんて忌避されることではないけれど、世の中の多くは異性と交際するという事実はある。
千晃は、自分の指向がどこにあるか、定かでない。
初恋は篤人——つまりは、同性である男性へと向いたけれど、男性が好きなのかと問われると正直よくわからない。どちらかというと、篤人だから好きなのであって、男だとか女だとか、そういう理由で好きになったわけじゃないというほうが、しっくりくる。
なにせ自分は恋の初心者だ。
そして、これから違う恋ができるとも思えない。
でも、篤人は別だろう。
彼の生い立ちは知らないけれど、恋も仕事も、そのほかのプライベートだって充実していそうだ。そして、千晃よりも長く生きて、おそらく千晃よりも多くのことを経験して、知っている。
それに加えて、これだけの美形なのだから、わざわざマイノリティなほうへ行くようには見えない。千晃が性別で恋をしていなくても、篤人もそうだとは限らない。
だから、恋が成就しなくてもいい。けれど——。
(恋って、きっと楽しいことなんだな)
ずっとわからなかった母の気持ちが、少しだけわかったような気はした。
人に恋情を抱くというのは、世界が煌めいて、心がうきうきと華やぐものなのだと。母がどうだったかは定かではないが、誰かを好きになるというのは、素敵な感情に思えたのだ。
ただし、母のように似た想いをぶつけてもらいたいとは思わない。ぶつけて、ぶつけられて、そうやっていつか恋に敗れて憎しみに変わるくらいなら、この生まれたての感情をずっとずっと、長い間、大切にしながら過ごしたい。
千晃にとっては、最初で最後の宝物のようや恋なのだから。
「あの……今さら、なんですけど」
自分の感情に名前をつけられたことに満足感を覚えた千晃は、このとき、さらりと紡いだ告白の前に呟いたことも、篤人に訊かれたこともすっかり忘れていた。
むしろ、心がすっきりしたからか、別の疑問が頭に浮かんでくる。
「篤人さん、こんな日に僕なんかに構って、よかったんですか?」
昨日今日と、平日とはいえ、所謂『聖なる夜』だ。
初恋という自覚を得たからなおのこと、千晃は篤人のことが気になった。恋情という意味ではなく、単純な申し訳なさや、純粋な疑問だ。
世の中の『恋人』というのは、ディナーやイルミネーションなどのデートを楽しむのではないか。恋人とはいかずとも、片想いの相手を誘う人も多いだろう。
そしてそれは、篤人も例外ではないのでは、と思ったのだ。
なにより、篤人はかなりの美形だ。
これまでのおしゃべりで、恋人の有無を訊ねたことはないけれど、彼女くらいいてもおかしくない。むしろ、いないほうが不思議なくらいである。
助けてもらえたことは、本当に心の底から有り難いと思っている。でも、篤人にはもしかしたら彼を待つ恋人がいたのではないかと思うと、ひどく申し訳ない気持ちが湧いた。
すると、篤人はふっと目を細めた。
「じゃあさ。今度は俺の話を聞いてくれる?」
恋情としての『好き』を自覚してから向けられる笑顔ほど、破壊的なものはない。
彼の言う『俺の話』がいったい何かわからないが、千晃はこくりと頷いた。
ぎゅっと握り続けていた手をそっと解かれて、代わりに握り返される。ちょうど、千晃の手と篤人の手が逆転した形だ。
大人の男の人らしい大きさで、けれど形の良い長い指先が千晃の細い指をさらりと撫でる。
「千晃くんはさっき、俺が君を助けた理由と、君が俺を怖いと思わない理由が一緒ならいいって言ったでしょ」
「はい。でも、それは僕の願望なので同じじゃなくたっていいんです。一緒じゃなくても、篤人さんが助けてくれただけで僕は嬉しいから」
はにかみながら、千晃は答えた。
千晃はただ、思ったことを返しただけだ。でも、篤人は困ったような、弱ったような、そんな様子で眉を八の字にする。
「君のそれを健気っていうべきか、欲がないというべきか悩ましいところだけど、そうだな……」
何かを思案しながら、篤人は「うーん」も小さく唸る。それからすぐさま、穏やかな声色で言葉を紡いだ。
「千晃くんと出会ったのは、十二月三日だったよね」
「そうです。篤人さん、よく憶えてますね」
「そりゃ憶えてるよ。君だって憶えてたんだろう?」
言われたとおり、千晃も憶えている。忘れもしない……忘れたくない、あの日。三週間と一日前の、十二月三日の夜は千晃の中に大切に刻まれている。
「あの日、困っていた君を助けたのは本当に偶然だった。でもさ、必然だったって俺は思いたい」
「必然、ですか?」
「そう。この冬、俺の勤め先があの近辺に引っ越したことも、引越し直後で残業続きだったことも、あの日は少しだけ早く帰るかと思って前日よりも早く残業を切り上げたことも。あのとき、君を助けるためにできた必然」
「あの日もお忙しかったんですね」
思わず返せば、「まあね」と苦笑された。
篤人がカフェに通ってくれたときも、忙しそうな様子は見てとれたけれど。あの日も残業帰りのお疲れなタイミングで煩わせてしまったのだと、はじめて知って、やはり申し訳なさが募った。
千晃にとっては特別で、嬉しくて、有り難かった出来事でも、篤人の負担になっていたことについては、頭を下げたい気持ちでいっぱいだ。
しかし謝ろうとしたところ、篤人に止められた。そして、手をぎゅっと握られて「変に落ち込まないで」と微笑まれる。
「まだ続きがあるから、聞いて」
「あっ、と……はい」
「ありがと、いい子だね。まあそれでさ。それが神様によるものなのか、運命なのか——まあ、俺はどっちでもいいんだけど。とにかく、俺は君と出会えたことには感謝してるんだ」
「新しいカフェ開拓ができたから?」
たしか篤人は、コーヒーの美味い店を知れたのだから人助けをして運が良かった、といった主旨のことを話していたはずだ。あのときは、恐縮する千晃に対しての、彼なりの気遣いでもあるのだろうと感じたけれど、本心として喜んでくれていたのなら、それはとても嬉しい。
でも、千晃の返答に篤人は楽しそうに笑った。
「ははっ。まったく、君は想像以上に欲がないな。それに、鈍感だね。いや、無垢と言うべきかな」
決して嘲笑ではない、カラッとした明るい笑い声。
無垢というのはよくわからないが、鈍感と言われるのは初めてではなく、千晃はほとんど反射で「すみません」と言いかけた。
最後まで言葉を発せられなかったのは、千晃の手を握りこんでいた篤人の両手のうち片方——右手がそっと離れ、美しく立てられた人差し指が千晃の唇に触れたから。静かに、と言葉なく言われて、千晃は出かけた謝罪を呑みこむ。
「俺のは『初恋』じゃないけれど、一目惚れは君が初めてだよ、千晃くん」
ひときわ甘く紡がれた言葉と眼差しを、千晃は真正面から受け止めた。
冷静なんてことはなく、唇にあてられた指をやたらと熱く感じながら、頭の中をぐるぐると疑問が浮かんでは消える。
——一目惚れって、誰が? 誰に?
篤人の声は、いつものように千晃の耳にすぅっと入ってきて心地良く響いたのに、紡がれた言葉がきちんとした意味を持って頭に入っていかなかった。
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