じだんだ!

ゆきだるま

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第一章 〜尾行から始まるバイオレンス〜

その2 反り立つでこ

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1

「おい! なんでデズネーがないんだ!」
 
 スーツをだらしなく着たひょろいオッサンが怒鳴り散らす。 
 ‎
 ‎ここはレンタルショップ"カブトリス"、俺のバイト先だ。高い時給とクレイジーな店長によって非常に快適なバイトライフを送れている。
 ‎
「すみませんねー、うちはデズネーは置かない事にしてるんですよ」

「デズネーを置かないビデオ屋がどこにあんだ!!」

「…ここに」

 口を尖らせつぶやく店長のナメた謝罪に、更に逆上したオッサンはカウンターを両手でバンと叩き更に荒ぶった。嫌なら帰れば良いだけなのに嫌味な客。
 ‎日本はもっとこういう輩を取り締まるべきだね。接客態度だけじゃなくて接店態度もちゃんとしなきゃ!
 ‎
 ‎
「大体なんでこんなにアダルトコーナーばかりなんだ! こんなんじゃ娘連れて来れないだろーが!」
 
 カブトリスは入り口を入ってすぐ右にカウンターがあり、その向かいの小さな棚には一般向けのDVDが20本程陳列されているが、その僅か1m程のスペースを通過するとそこはもうアダルトコーナーになっている。
 ‎アダルトコーナーにはあらゆる性癖に合わせたブルーレイやDVDが、細かくジャンル分けされてびっしりと並んでいるエロによるエロのためのエロいレンタルビデオ店だ。

「すみませんねぇ、ウチは娘さんを連れてきちゃいけない系レンタルショップなもので…」

「なめてんのか! 客をなんだと思ってんだ!」

「…しつけぇな。…おいマサ、しめるか?」

 こめかみを引きつらせながら客に聞こえないよう、雅人に囁く店長。
 ‎
 ‎「んー、まずくねーすか? ああいうやつって、ぜってーすぐポリに走りますよ?」

 同じく客に聞こえないよう小声で返す雅人。…レンタルショップのやり取りじゃねぇ。二人とも短気なんだから。

 ウィーン。

「おうマスター! いいの入ってっか?」

 入り口の自動ドアが開き嬉しそうな声と共に入って来たのは、週に一度は来る常連のオッサンだ。
 ‎小太りで頭は禿げ上がりニヤけ面。典型的なエロオヤジな風体に相応しく、いい歳こいて精力絶倫なスーパーエロオヤジだ。
 ‎そんなハゲを見た先程のひょろい客が反応する。

「ぶ、部長!」
「おう! 東くん、君も来てたのか? 今夜はハッピーロンリーナイトかい?」

 言いながら軽く握った掌をしこしこと嬉しそうに上下させるハゲもとい部長。…昭和か。

「部長! この店やめといた方がいいですよ! デズニーすらおいてないし、店員の態度も悪いし、気分を害するだけです。ほら、見てくださいこいつのふてぶてしい面を。部長も娘さんのビデオですか? さあ、私と一緒にツ○ヤに行きましょう! ささ、クーポンもありますから」
 
 ゴン!

 ハゲ部長は雷オヤジの形相で東くんにゲンコツをかます部長。

「君ぃ!! マスターを指差すんじゃない!!」

「ぶ、部長、しかし…」
「しかしもへったくれもない! さあ、マスターに謝るんだ! 地面に額をこすりつけて詫びろ! すみませんマスター。」

 東くんの髪の毛を掴んで無理矢理店長の方に頭を下げさせる真っ赤なハゲ部長。…この人どんだけ店長のこと好きなんだよ。

「部長…、こんな猥褻物しか置かない店のどこが…?」

「バカモノ! 君はAVを侮辱するのか! 君も入社した頃は『いやー、AVがなければ私はここに入社出来てなかったでしょうね。絶対性犯罪で逮捕されてますから! …そう考えると私はAV女優に就職させてもらったようですね。そう、この天使達に!』とかいいながらAVコーナーで両手を広げて語っていたではないか! …感謝の気持ちはもう忘れてしまったのか?」

 うわー、東くんったら恥ずかしい…。

「し、しかし、我々はもう妻と子供を持つ身。バレたら一家の大黒柱の尊厳が…」

 鼻と鼻が当たりそうな距離で説教を垂れる部長に、小さな声で反論する東くん。…ガンバレ!

「…ふっ、そんなものはバレなきゃあいいんだよ君。マスター! 例のものを!」

 呼ばれたマスターはニカっと笑う。

「まかせな! おう! マサ! あれ持ってこいや!」

「あいよー!」

 元気よくこたえた雅人はダッシュで奥に引っ込む。

「一体なんだっていうんですか? 私は嫌ですよ? どんなにこっそりやったってバレますよ! うちにはトイレ以外鍵のある部屋なんて…」

「まあ、待ちな。すぐわかる」
 
 店長がニヒルに答える。ここがもし西部劇的な感じのバーならとてもかっこいい展開になりそう。

 しばらくして雅人は両手で抱えるようにバカでかいファイルを持って帰ってくる。それをカウンターに置き広げると、顔を少し斜めに構えてから最初の怒りもわすれキョトンとする部下のオッサンに問いかける。…なんでこいつら一々かっこつけるんだろう。

「おっちゃん! あんたの家の扉はどんなだ?」

「へ? 扉??」

「ああ、家は最近のちょっと洋風な感じか? それとも木造か? あとリビングへの扉はいくつだ?」

「妻の希望で洋風な作りだ。リビングへの扉は一つだが、それがなにか?」

「ふっ、アンタラッキーだぜ? 安く済むよ。リビングへ通じるドアノブこのファイルの中の写真と同じ物はあるかい?」

 ファイルに挟まれた大量のドアノブの写真を指差す雅人。

「えー、あ、これだ! 間違いない、この金ぴかの長いやつ! 私は悪趣味だと言ったんだか妻がどうしてもと…」


 ファイル3ページ目に映る、ゴールドメッキが施されたレバータイプのドアノブを指差す。

「agm362か~、在庫あったっけか店長?」

「お? agm362なら最後の一つだ! お客さん、こいつぁラッキーだぜ?」

 そう残すと奥へ消える店長。…振り向き方までかっこつけちゃつてからに。

 暫くして店長は、なんの印刷もされていない白い箱を抱えて帰ってきた。店長が箱を開けると、その中には先程の写真と同じゴールドのドアノブが入っていた。

「こいつはな? ドアノブ型高性能人感センサーだ。リビングのドアノブをこいつに付け替えりゃおめぇ、誰か近づいくるかがパツイチでわかるってぇことよ」


「で、でももし見逃されたら終わりじゃないですか」

 店長は箱の中のドアノブを触りながら言う。

「安心しな。うちのエロをサポートする商品は完璧だ。…よし、これでOK。 おう! てめぇらぁ!」

「「「おう!」」」

 店長の号令で、俺・雅人・部長の三人はカウンターから3m程離れる。

 店長は箱からインカムを取り出すとオッサンに渡す。

「こいつはBluetoothだが、クラス1だから距離は100mまでOKだ! 誰かがセンサーから1.5m以内に近づいたらブザー音が鳴る」

 オッサンがインカムをつけたのを確認すると雅人がカウンターに近づく。

「うわっ! 本当に鳴ってる」

 少し離れる雅人。

「あ、止んだ」
 
 それから俺たちが入れ替わりカウンターに近づいたり離れたりしてテストすると、オッサンはいきなり店長に向かって90度に頭を下げる。

「この度は、こんなにも素晴らしい商品を提供しているマスターに無礼を働き、本当に申し訳ありませんでした!」

 …また店長のファンが一人増えやがった。

「いいってことよ? それよりこれからは、こいつを使ってアンタのすっかり小さくなっちまったジョニーを、もっかい元気にしてやんな?」

「はい! ありがとうございます! それ、買います! いくらですか?」

「…レンタル券30本分付きで、50000円ポッキリだ! うちはクレジットカードも、やってんだ。請求元もちゃんと偽装してやる」

「で、ではクレジット払いでお願いします!」

「おう、あとビデオ選びで困ったらそこのマサに相談しな。最高のエロスを提供してくれるぜ?」

「はい、是非!」
 とてもいい顔でクレカを差し出すと、早速雅人について奥へと消えていくオッサン。
 ‎…あれは常連確定だな。


2

 午後11時、バイトを終えた俺たちは近所の第二公園に来ていた。ほんのりと灯る街灯に照らされたベンチは、カップルが並んで腰掛け二人の将来なんかについて語り合えばさぞかしロマンチックな光景となるだろう。
 ‎しかしそのベンチに腰掛ける俺たちが話すのはエロビデオ屋でのバイトの話。

「今日も売ったなー。店長時給上げてくんねぇかな」

 はずんだ調子で雅人が言う。

「お前高校生で2000円以上もらってんくせによく言うよ。お前先月の給料いくらあったんだ?」

 先月5万ちょいだった俺と同じ時間入っていれば月10万オーバーはもらっているだろう。…普通に車持ったりできるレベルじゃないか。

「あ? 先月は確か12万くらいだな。もーちっとくんねーとキツいわ」

「お前一体何に金使ってんだよ? エロ関係か? さすがのお前でもそんなに買うエロビないだろ」

「まあな~、そっちは月2~3万ありゃ足りるからな。…とある計画のために金貯めなきゃなんねーんだよ」

 雅人は真剣な眼差しで呟く。

「エロい事か?」

「ああ、エロい事だ」

「そっか、頑張れよ」

 と、その時、スマホから"パキパキ"とメッセージの通知音が鳴る。

車塚晶『今から決闘場に来て! 来なかったらブッコロだぞ(^_-)-☆』

「…うわー、行きたくないな~」

「ーーうわ、俺にも来てるよ。行きたくねー…」


3

 深夜12時を少しまわった頃、スマホのライトを頼りに明かりのない廃屋を進む。

「絶対明日起きるのダルいじゃん」
「今日オ○ニーできねーじゃねーか。あのクソドヤ顔女め」

 千切れかけたドアノブがぶら下がる扉を開けると、そこには既に壁にもたれ掛かり腕を組む車塚晶がいた。

「早いわね。二人して外にいたの?」

 どーでも良さそうに聞く車塚さん。

「そーだよバイト帰りだよ! 早く寝かせろよ」
「そーだよオ○ニーさせろよ!」
 
 口々に不満を言うが、彼女は面倒くさそうに肩を竦め言う。

「…女の子に向かってそんなん言ってんのバレたらクラスの子達泣くわよ? …そんなことはどうでもいいわ。ちょっとお願いがあるんだけど」

 百点満点の笑顔で言う車塚さん。やだなー、お願いされるの。

「あのね、こないだのストーカーいるじゃない? アイツがね…」

 ーーー先を促してもいないのに勝手に語り始めた話を要約すると、どうやら車塚さんは昨日ストーカーの裕太にバッタリ出くわしたらしい。
 ‎そんでその裕太くんに、自分はストーカー行為をしてるわけじゃなくて近所の幼馴染と話しているだけだと。
 ‎車塚さんの行為は不当な脅迫行為であると。だから今後も由美ちゃんと接するし、これ以上自分に圧力をかけるようなら訴えることもじさないと言われたらしい。

「で、どうすればいいと思う?」

「さー? 少年院行ってくりゃいーんじゃねーの? 剣道とか教えてもらえるらしーぜ?」

「そうそう、あとあれだよね? タレントとかも来たりするらしーじゃないか。で出所した後は住む場所とか働く場所斡旋してくれたりして、お得じゃん」

「…アンタら殺して長期で入ったろうか。いや、そうじゃなくて、あんたらアホな策略は好きそうだから、なんかないかと思ってね」

「なんかって?」

「あいつをハメる作戦よ? なんかこう、アイツがぐうの音も出なくなるようね」

「ねーよ!そんな…あだだだ」

「え?」
「いや、探しては見るけど期待には…いだだだた、ぜ、全力でやらせていただきます!」



4


「つってもよー、だりーよ正直。俺らかんけーねーし」
「だよなぁ、しかももうすぐ中間じゃん? まー別に勉強しないでも赤点にゃならんけどさ」

放課後、歩道のない路地を進みながら、先日車塚晶にストーカーくんの調査をめいれ…依頼されたことに不満を漏らす。
くそ、あの女顔面掴んだら何でも言うこと聞くと思ってやがる。…まあ今んとこ全部聞いちゃってるけどさ。

「おい、もうばっくれちまおーぜ? 流石にこれくらいで殺されたりはしねーだろ。アイツ学校での面子とか気にしてるしよ」

「…だとは思うんだけどさ、あの子…馬鹿じゃん? …多分」
 


 そう、あれは今日の昼休み。

 学食でランチを食べ終えた俺達は、保健室のある別棟の廊下を歩いてたんだ。保健室に向かってね。

 なぜなら顔が腫れて痛いからだ。昨日、ストーカーの調査を断ったら右手で俺の、左手で雅人の顔面を掴んで30秒ほど持ち上げられ、朝起きるとすっげー腫れてるんだ、こめかみが。俺がめがねっ子だったら今頃叫びながらメガネを床に叩きつけて裸眼で歩き始めた挙げ句階段から落ちて死んでるな。俺の視力がいい事に感謝して欲しいくらいだ。…感謝はしなくてもいいから二度と俺の前に現れないで欲しい…、という願いも虚しく前から歩いてくるのは車塚晶。
 他の生徒が歩いていない別棟ではどうやら不良モードのようで、自虐的な笑みを浮かべながらこちらに近づいてくる。

「あんたら何よそのデコは? 今日ずっと笑い堪えるの大変だったんだから、ホント勘弁して欲しいわよ」

 なんて自分勝手な事を言う女だ。

「…誰のせいだと思ってるんだ」

 こめかみを抑えながら言う俺を見てはっとする車塚晶。

「あ、あー! 昨日のアレ? アンタら軟弱なデコしてんのねー」

 ケラケラと笑いながら言う車塚。
「おめー、人間の全体重をこめかみで支えるってことがどれ程の事かわかってんのかよ」
「まあまあまあ、こいつに言っても仕方ないだろ? どうせ人間の頭なんてリンゴくらいにしか思ってないって。それより早く保健室いこーぜ」

 いきり立つ雅人をたしなめる俺を見てぷっと吹き出す車塚。

「あ、あんた、ら、ほ、保健室、行くの? そ、そのデコで? そんで、あんたら、先生に『女子に顔面掴まれました』って説明す、するの? ちょ、やめて! 死ぬ! …ぷぷ」

 プルプルと震えながら言う車塚。サイテーだなこいつ。

「…てわけでじゃあな」

 ひらひらと手を振りながら立ち去る。
 すると少し離れたところから、

「あ、そうそう! あんたら今日影で鶯ボールって言われてたわよ! じゃあね、鶯ボール!」


  なんてことがあった。

 彼女は罪悪感とか善悪の基準とかなんか道徳的なものを何処かに置き忘れてきたとしか思えない。

「…そーだな。確かにアイツなら『あ、ゴメン』とか言って頭蓋骨砕いてきそうだ。やるしかねーのかねー」
「つってもそんな調べるったってよー、そんな都合よく…、おい!」

 言いながら歩いていると5m程先に見覚えのある後ろ姿を見つける。

「あれ、ゆーくんじゃね?」
「…ゆーくんだな」

 俺達は後をつけることにした。

5

「…思うんだけどさ」
「なんだよ?」
「俺ら最近人の後つけ過ぎじゃないか?」

 電柱に身を隠しながらヒソヒソとささやき合う。目的のゆうくんはコンビニの袋をもって右へ左へと路地を曲がりながら歩く。

「…まあ気にすんな、やらなきゃやられんだ、しゃーねーよ」
「…そうだな、あれ?」

 ぼやいている間にゆうくんの姿を見失った。

「あちゃー、どうしようか?」
「いや、待て! ここ見ろ」
 雅人が指差す方を見ると1軒の民家。表札には『美園』の文字がかいてある。

「あ、確かゆうくん名字美園じゃなかったか?」
「だろ? ここぜってーゆうくんの家だべ?」

 トントン

 後ろから肩を叩か後ろを振り返るとそこにはゆうくんが薄気味悪い笑みを浮かべながら立っていた。

「ねえ、あとつけてたよね?」

「…あ、いや、その」
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