こんなはずじゃなかった

B介

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夏休みだー!!5※®︎15

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睡蓮は、パーカーを脱ぎ捨て、サンダルも脱ぐと、海へと飛び込んだ、浅瀬からより、深くへむかい、泳ぎ出す。水を得た魚のように、楽しいそうに泳ぐ姿に、誘われる。サングラスを捨て、着ていた服さえ邪魔に感じ、睡蓮を追う。

追ってきた者達に捕まえてみろ!とばかりに挑戦的に振り向き、笑う。

ああ、本当に人魚みたいだ…。誰しもが思った。

必死に泳ぎ、睡蓮の足に触れると、睡蓮は面白そうに、また先へと泳ぐ。

焦らされた様な感覚にたまらず、睡蓮を抱え込んだ。

「あはは!速いじゃないですか?」

睡蓮を抱え込んだ 兵藤と西園寺に、笑いかけながら、髪を掻き上げる仕草に魅了される。

まるで美しき人魚の女王、睡蓮の周りに集まった人間の男達を魅了し従えているかのように、輝く。

「お前、本当に綺麗だな。」

ポツリと呟く、兵藤に、睡蓮ははあ?という顔をした。

「泡になって俺達の前から消えないか…心配なんだが…。」

続く西園寺に、キョトンとする睡蓮。

「ハハッ!何言ってんだか。俺は消えないよ。てか、消えても、あんたらには捕まりそうに気がします。」

周りに集まった、豪、櫟原、圭介、マリマリ、西園寺、兵藤に視線を送り、そして浜辺でこちらを見つめている白樺、二階堂、森脇、双子達にも。

「とても手強そうです。」

フッと笑う睡蓮の魅力に西園寺は鎖骨にキスを落とす。

「おい!コラッ!何どさくさに紛れて!!」

スパンと西園寺の頭を叩くと、今度は兵藤に頸を舐められた。

それに周りも火がつき、睡蓮はピラニアの様な勢いの男達につまみ食いの如く触られる!

「うわわわ!マジ、ふざけんな!!離せよ!あっ!誰だ!乳首つねったの?
あっ!尻触んな!ひゃあ!へ、ヘソやめて!!」

ひーひー叫び、ぐったりした睡蓮は男達に抱えられながら、浜辺まで戻った。

少しスッキリした男達の顔を浜辺で見ていた者達が睨み付ける。

白樺は西園寺からぐったりした睡蓮を奪うと、パラソルの下に寝かせて、水分を摂らせた。

「ありがとう副会長…。ピラニアに襲われて…」

「ええ、見ていました。ホラ、ちゃんと水分摂って。」

「腹減ったよう。」

グーとお腹を鳴らす睡蓮に、別荘に戻るか?と話が出るが、睡蓮が海には海の家だ!と、頑なに譲らなかった。

かなりの人数だったが、なんとか入れて、席につく。

かなりの食べ物が来て、がっつく睡蓮。

そこへ、女性の集団が来た。

「すみません!ご一緒してもいいですか?」

クネクネ身体をくねらせながら胸を寄せる仕草に、つい睡蓮も見てしまう。

めちゃくちゃ可愛い子達!
ビキニの水着が眩しい。

「すまない。合宿で来ているから、相手は出来そうにない。」
笑顔無しの冷たく答える西園寺。

えっ!?断るの?男子校なら、食いつきません?久しぶりの女性ですよ?

なんと、自分以外平然とした顔で黙々と食べている。

あれ?何故?
ハッ!!奴ら、イケメンだからこんな状況当たり前なのか?
休みに入れば女が群がり慣れていると!!

俺だけじゃないか、ウハウハウキウキデレデレしてんの!!

彼女達も思いの外、冷たい態度に動揺して、唯一態度が柔らかい睡蓮を見つけ、すがりつく。

それが行けなかった。1番触れてはいけない核に彼女達は手を出した。

「きゃー貴方、男性なのにめちゃくちゃ色っぽいね?彼女とかいる?」

豊満な胸を睡蓮の背中に押しつけ、しなだれかかってくる女性に、睡蓮は顔を真っ赤にする。

「きゃー可愛い!チュッ」
睡蓮のほっぺにキスをした瞬間、圭介の割り箸がベキッと折れた。

ひい!!圭介!?

「睡蓮…俺、さっきからすごーく!我慢してんだけど…俺の気持ち知ってて、そういうことしてんの?」

ヤバイ目つきで睨まれ、睡蓮は怯える。

そして、カレーライスを食べていた、隣の兵藤のスプーンがマリックさんもびっくりな程曲がって、鬼の形相している事にも気付いてガタブルです。

「もう一度言う…俺達は合宿中だ…去れ。」

今度は魔王の様な瞳で睨みつけ、さすがの女の子達も顔を青くして去っていった。

いやー!!この状況で置いていかないで!!

ピリピリして、誰も何も発しない。
助けを求めて、田島先輩と小川先輩を見るが目を合わせてくれない。林、安田もだ。

「睡蓮ちゃん、あんなケバケバの脂肪にデレデレになるなんてお仕置きが必要だね?」

マリマリ先輩が睡蓮の目の前にビックフランクフルトを差し出した。

へ?食べろってこと?

「睡蓮のせいで皆気分が悪くなったから、気分上げてくれなきゃ?睡蓮ちゃん、このフランスのケチャップ舐めて?」

な、舐め??
俺がギョッとすると。

「かじっちゃダメだよ?舐めてね?お仕置きだから、これで済んだ方がいいでしょ?じゃないともっとひどい目に合うかもよ?ホラ、圭介の顔を見て?」

チラッと圭介を見ると目が逝っちゃってる!!

俺は慌てて、マリマリからフランクを受け取ろうとしたが、マリマリはくれなかった。

このまま…って事か。

俺はマリマリ先輩が持ったままのビックフランクフルトに舌を伸ばした。赤い舌を伸ばして、必死にケチャップを舐めとる。串の奥の方は舐めずらく、眉を寄せる。

「睡蓮ちゃん…舐め辛い時はフルート吹くみたいに横から咥えて…そう、上手だよ。」

なんかマリマリ先輩の声が苦しそう…

ゴクリッ。


周りから唾を飲み込む音がする。

視線も絡みついて、落ち着かない。

よし、全部舐めとった。と、口を離すと、マリマリ先輩は首を振る。

「まだまだ、薄らと残っているでしょう。先端から咥えてしゃぶって?」

しゃ、しゃぶる!?

その発言で、エロいことさせられていた事に気付き、顔を一気に真っ赤にする!

しかし、マリマリ先輩は許してくれず、口に押しつけてくる。

俺が恐る恐る口を開くと、一気に奥に押し込んで前後させる。

「ん、ン!?」

苦しくて、呻くと、マリマリ先輩は高揚した表情で楽しそうに見つめる。

「美味しい?噛んじゃダメだよ?」

ハアハアと荒い息遣いが耳に入るが、必死にフランクを咥えていて、周りの様子が分からない!

もう無理!!
俺はフランクフルトを齧った。

「ああー!ダメだって言ったのに!まあ、でも限界の子もいた様だし、これで許してあげましょう!」
 
その一言に、林、安田がトイレに走って行った。

ほ、本当に許してもらえたのだろうか…周りの目がギラギラして恐ろしいよ。

「あれ?余計に火をつけちゃったかな?」

テヘペロって笑うマリマリ先輩を睨みつけた。
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