こんなはずじゃなかった

B介

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合同合宿です。2

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「おっと?逃げるのか?睡蓮。」
煽る2年に青筋ピキピキの睡蓮。

白樺先輩にサーブで狙われる。

「ボール拾うぐらい、出来ますよ!!」
俺は難なく拾う。だが、合わせられないのだ。

空きスペースにポトリ…

「ぎゃははは!コイツマジで苦手だわ!」
指を指して笑う兵藤。
「確かに、意外と協調性ないもんね睡蓮ちゃん。」
ヘラヘラ笑うマリマリ先輩。

協調性無いって酷くない?

そんなこんなで日頃の恨みなのかボロクソにされて、シャワーを浴びて別荘に帰宅。

夜は簡単にバーベキューらしく、食材が大量にあった。

組み立てや炭起こしを兵藤、圭介、西園寺が率先してやっている。ギャーギャーうるさいが。

肉のブロックをマリマリ先輩と櫟原先輩、豪が捌いている。
双子はお風呂掃除。田島先輩は一階のトイレ掃除、小川先輩は二階のトイレ掃除。林、安田は海から戻って砂だらけの玄関を掃いて、皆のビーチサンダルを庭で洗ってくれている。
洋一郎、小倉は使う食器を出して洗い、二階堂先輩は米を研いでいる。
確かに、俺協調性無いかも…何していいか分からず、ウロウロ。

「睡蓮、一緒に野菜切ってください。」
俺は白樺の声に飛びついた。

「ふふ、迷子みたいな顔をしてましたよ。」

ムッと唇を尖らしながら、照れる睡蓮。

玉ねぎとエリンギを切る。

「それ、切り終わったらピーマンとニンジンもお願いします。」

「わかりました。」

白樺先輩は隣でキャベツを切っていた。皆御子息なのに、手際がいいな。

どんだけハイスペックなんだろ。

「おーい、火が付いたぞ!分厚い肉あったら持ってこい!」

「風呂掃除終了ー!!スイスイ!後で一緒に入ろうねー!!」

ぞろぞろと庭に出れるリビングに集まる。

なんか、こういうのいいな!!

ある程度準備できたら、庭に集まり、焼けた肉から食べ出した。

「ヤバ!うまい!!」
めちゃくちゃいい肉だ。

「明日はもっと睡蓮が喜ぶものだ。」

ニヤリと笑う西園寺に睡蓮は興味津々に寄っていった。

「なになに?」

「明日は海鮮だ。海老が大量のな!」

「マジ!!」
テンション高く喜ぶ睡蓮に、ドヤ顔で兵藤を見る西園寺。

チッと舌打ちして肉に噛みつく。

食後は皆でゆっくりトランプを行った。

ババ抜きだが、ある事を皆気づいた。もう一つの睡蓮の弱点。表情でわかる。
普段平然としているが、確かに嫌がっていたり、引いているのが雰囲気的にわかる睡蓮。ババがあるのが、眉がピクピクして分かりやすい。皆笑いを堪えて、続けていく。

「わー!!なんで俺、三連敗?」
うーむと悩む睡蓮が可愛すぎてやばいらしい。

「今日1日で前より睡蓮を知れた気がする。」
ニコニコ笑う洋一郎に、キョトンとする睡蓮。

「だー!!もう、一旦抜けます!風呂入ってくる!」

立ち上がる睡蓮に、皆の目が光る。

「あっ!スイスイ入るなら僕達も!」キララキが立ち上がる。
「俺もー…。」
しれっと兵藤が混ざる。

「させるか!!兵藤!」
西園寺が兵藤の足を抑える。

「じゃあ、まず双子を止めろよ!!田島、小川!!」

兵藤の指示に双子を止める。

チッと舌打ちするキラの顔はいつもの穏やかな顔ではなかった。

「ちょっと!邪魔すんなよ!!あれだけデカい風呂だろ?皆で入ればいいじゃん!」
キー!!とラキが怒る。

「馬鹿やろ!!睡蓮と入って平静で入れるのか?俺は嫌だぜ、お前らのお勃ったナニ見るの。」
西園寺は兵藤を抑え込んだまま嫌な顔して言う。

「えー、俺は睡蓮ちゃんの見れれば他は気にしないから、行ってもいいよねー。」
マリマリはいそいそと向かう。

「だー!!風政!止めろ!」
マリマリを止める二階堂。



その頃の睡蓮。大浴場にびっくり!

「でけー!!すげー!!」



そしてリビングでは牽制する男達。

「こんな一大イベント!!俺、行きたい!!」

「黙れ!圭介!お前が1番理性ねえだろ!」
豪が怒鳴る。

「ここでどうするか話し合ってもキリが無い。もう、皆で入ってもいいんじゃない?その方がお互い見張れるし、明日以降は順番とか決めれば?」

「流石二階堂!!そうと決まれば。」

ザッと全員立ち上がる。緊張のせいか皆顔を強張らせ、胸が高鳴っていた。

いざ!睡蓮のもとへ!!


「ふー…いい湯だった。お先!!西園寺先輩の別荘の風呂、デカいな!」

タオルで頭を拭きつつ現れた睡蓮に、皆膝から崩れていった…。

無念…。

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