殿下、貴方が愛している私の妹は結界魔法なんて使えませんよ。だから言ったじゃないですか。今更戻ってくれと言われても今更もう遅い!ざまぁ!

甘いからあげ

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2話 殿下ったらあっさり左腕吹き飛ばされて殿下の左腕がぐちゃぐこなごなに散り乱れています。ざまぁ(笑)殿下は仕事もできないボンクラですね

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 「お、おいフェイリア。確かにジウラルは可愛いとは言えないし、ブスか普通かって言われたらブスだし。
だからといってまぁ問題もなくテンキイナス王国を護っていた聖女を処刑したらまずいぞ」
 「はぁ?誰に向かって言ってるのかしら殿下」
 フェイリアが詠唱を唱える事なく魔法を放ち、殿下の左腕を吹き飛ばしました。
ぷぷー(笑)殿下ったらあっさり左腕吹き飛ばされて殿下の左腕がぐちゃぐこなごなに散り乱れています。
ざまぁ(笑)
 「煩いわね!!殿下、フェイリアの夫になれるからといって、まさかフェイリアと対等にでもなったつもりかしら。
次にフェイリアに口出しをしたら、こんなものじゃすまないわよ。
お姉様は処刑するのよ!!」
 「ジウラル!!約束通り5000万円だ!!それを持って逃げろ!!」
 殿下が残った右腕で5000万円を投げつけてきました。
だから桁が一桁足りないと言っているのに、まぁ仕方ありませんね。
5000万円を拾います。
たったの5000万円とはいえ、何もないよりはましです。
 「あらあら、殿下、フェイリア今言ったばかりよね。
『こんなものじゃすまないわよ』って」
 「タイマン闘技だ!!受けてたてフェイリア!!」
 「あらあら、まぁいいでしょう。貴方が負けたら殺すわよ」
 「構わん!!デッキを抜け!!」
 はぁ、馬鹿ですねぇ。殿下がフェイリアに勝てるわけがありませんが、まぁいいでしょう。
最後に一つだけ言っておきましょう。
 「殿下、貴方が愛している私の妹のフェイリアは結界魔法なんて使えませんよ」
 「ふん!!そんな事はどうでもいい!!さっさと消え失せろ!!」
 「闘技」
 「闘技」
 頭お花畑な2人が闘技を始めたので、私は5000万円を拾い上げこの場を後にしました。
後から”助けてくれ!!お前の忠告通りフェイリアは結界魔法なんて使えなかった!!”
なんて言われても知りませんからね。
まぁ、そんな事言おうにも殿下はこの闘技に負けて殺されるのでしょうから言えないでしょうがね。
ざまぁ(笑)
。。。笑っている場合ではありませんね。
今フェイリアに追いつかれたら私は殺されるでしょう。
ああ、1万円がひらひらと舞ってしまいました!!
1万円!!1万円!!待ってー私の1万円!!
まったく、殿下ったら本当にどうしようもないボンクラですね。
そりゃあ仕事も出来るわけないってものです。
普通5000万円慰謝料として渡すならアタッシュケースに入れるなり、せめて括って束にするでしょうに。


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