113 / 132
114話 【変態レズ月恵と貴女に好意を持って呼ぶ少女の好感度がレベル3になりました】
しおりを挟む「そうじゃないと」
「私がここにいる意味がないよ」
気づくと、また小羽玖ちゃん達の前に戻っていた。
「そういうものかしら」
「そうだよ」
そうだそうです。
「小羽玖ちゃんは、さっきも実椿ちゃんの事を守ったもの」
「次もその次もこれからも」
「きっと、守れるわよ」
違いますね。
これは間違っています。
「私も、守るわ、実椿ちゃんを」
ぴろんっ。
【いずれ懐刀として活躍する少女の好感度が上がりました】
先ほど紳士が小羽玖ちゃんを懐刀と言ったからか、その情報がアナウンスに反映されているわね。
やはり、このアナウンスは私だけに聴こえているんだわ。
しかし、いずれ懐刀として、ですか。
今は確かにまだ懐刀というような事なんてしていませんが。
このアナウンスは私の情報が反映されているだけではなく。
誰か、もっと知っている者の情報が反映されているのかしら。
この世界、エタファンは分からない事だらけです。
「うん」
「よろしくね、変態レズ月恵」
ぴろんぴろんぴろんっ。
また、好感度の上がる効果音が聴こえました。
私の名前だという月恵という名前で呼んでくれるという事は、やはり好感度の上がっている証拠なのでしょう。
【変態レズ月恵と貴女に好意を持って呼ぶ少女の好感度がレベル3になりました】
間隔早い早い。
これ、まさか、またこのまま意識が薄らいできたりしませんよね。
美少女を配置しておいて頂戴と頼んだけれど、そんなに早く美少女を配置できているわけがありません。
まぁ、あの紳士が私の話を聞いているのか聴こえているのかすらもわかりませんし。
あ、意識が薄らいできました。
だめもとで美少女お願いします。
私は、もう紳士との逢瀬なぞしたくありません。
「お客人」
ああ、当然のようにだめでした。
また紳士の声が聴こえてきました。
なんかもう、このまま目を開かなくてもいいかしら。
いいわよね。
紳士なんて見たくもないし、私が何言っても答えてくれないんだから。
話は聞いておきますから、何か適当に喋っておいて下さい。
「来訪客」
「よく来たわね」
!今、美少女の声が聴こえてきました。
私には分かります。
この声は美少女の声です。
私なら、声を聞いただけで美少女かどうかが分かります。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる