公爵令嬢で大聖女な私が婚約者の馬鹿王子に婚約破棄パーティ追放資格剥奪されて受け入れたけれど どこまでも追いかけます。逃げられると思わないで

甘いからあげ

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婚約破棄するなら打ち合わせぐらいしておけ。私に虐められた設定の次の婚約者は馬鹿だから虐められてないって言っちゃったでしょ。

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 「お前のような無能は僕のパーティにいらない。クビだ。二度とその醜い面を見せるな年増が」
 は?無能?貴方は私がいなければもふうさ一匹に殺されてたのだけれど。 
 「私がいなければ、貴方すぐに死ぬわよ」
婚約者で第一王位継承者のサンドロのほっぺたをひっぱりながら言う。
 「その無礼な手をどけろ。処刑されたいのか。今すぐ断罪してやろうか」
 「貴方の腕で私を殺すのは無理よ。私に非がないのに私を国を挙げて処刑するというのなら、
貴方は殺さないけれどこの国はただではすまないわよ。その覚悟があるなら、やりましょうか」
 私はまだこの馬鹿王子のほっぺたをひっぱりながら言う。
 「ふ。まぁ貴様は僕の元婚約者となる女だ。この無礼な行為も寛容に許してやろう。だから
手を放せ」
掴んだこのほっぺたを離す気はない。
 「元婚約者ですって。婚約破棄の話なんて聞かされていないけれども」
 元々馬鹿王子の方から大聖女の私の夫という肩書だと箔がつくと婚約を持ち掛けてきたのに、急に婚約破棄ね。
 まぁ婚約破棄する理由も次の婚約相手も当然分かり切っているのだけれども。
 「言い遅れたな。貴様とは婚約破棄だ。大聖女の称号も剥奪だ」
 「あら、大聖女の称号を剥奪されたら、超聖女になるのかしら。それはいいかもしれないわね」
「うぬぼれるな戯け」
大聖女の称号嫌だったのよ。『征服でもするのか』『いずれ大聖女様も無料になるんすね。その時は無料で楽しませてもらいます』
『調子乗ってない?乗ってるよね』とか大聖女の称号のせいで難癖つけられるのよ」
 「なんの話をしている貴様。とにかく貴様は大聖女の称号を剥奪されてただのプリーストにでもなればいい」
 「本当大聖女の称号嫌だったし、それはむしろ喜んで」
 「次の婚約者はディーナにする」
 馬鹿王子は隣に座っているプリーストのディーナの腰に手を回し言う。
 「ごめんなさーい前大聖女様で前婚約者様のヴァネッサ様」
 ディーナが甲高く甘ったるい声で喋るがそれは本人の勝手だし別にいいと思うし、もし誰かの声を
気に食わないと言って殴る者がいれば私がその無法者を眼球破裂するまで殴り歯をばっきばきに折ってやろうと思う。
ディーナの甲高く甘ったるい声が気に食わないと言って殴る者がいれば喉かっさばいて殺す。
正直あの甲高く甘ったるい声が羨ましくてディーナにあの声の出し方を教えてもらったが難しくて諦めてしまった。
彼女なりに努力した成果なのだろう。
プリーストとして努力しろと思わなくもないが。
 「正当な理由なく婚約破棄するのだから、賠償金も違約金も払ってもらうわよ」
 婚約破棄はむしろありがたい。さっさと婚約破棄。でもとれる物はとっておくわ。
 「正当な理由があるのだ。そんな物は払わん」
 「正当な理由なんてないでしょう。さっさと払うもの払って婚約破棄して頂戴」
 「正当な理由ならある。ディーナに酷い虐めをしていただろう。そのような下劣な女、僕の妻に相応しくない」
 「私ぃーいじめられてませんよー。ヴァネッサ様にはむしろ神聖魔法の事を教えてもらったり、お世話になってたぐらいだもん」
 「話を合わせろよ」
 馬鹿王子がディーナに小声で言う。まだ馬鹿王子のほっぺたを引っ張ってるのだから、小声でディーナに言っても聞こえている。
打ち合わせ無しか。その子馬鹿だからそんな機転を求めても無理難題よ。
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