1 / 9
1話 「お姉様ぁ〜お姉様って〜無学無教養ブス下品怠惰で生きてる意味ないわよねぇ〜。さっさと死んだら?フリューハート男爵家の恥晒しなのよ〜」
しおりを挟む
「お姉様ぁ~お姉様って~無学無教養ブス下品怠惰で生きてる意味ないわよねぇ~。
さっさと死んだら?フリューハート男爵家の恥晒しなのよ~。
お姉様の婚約者のマテンタ様も、お姉様にはもったいないわ~。
カリーナにちょ~だい。いいでしょ~カリーナ病弱なんだから~これぐらいのお願い
聞いてくれてもいいでしょ~。
お姉様~カリーナは優しいから~選ばせてあげるわ~。爵位継承権を破棄して家の地下で人目に触れずに生きていくか、
尊厳を尊重して切腹か」
はぁ。カリーナは幼い頃から可愛く美しく両親にも殿方にも愛され病弱なふりをして両親や殿方からちやほやされていました。
カリーナは私のものをなんでも欲しがり、なんでも奪おうとしてきました。
終いには私の婚約者のマテンタまで欲しがり奪おうとしてきたようです。
フリューハート男爵家の家督も何もかも欲しがり、私から奪いたいようです。
やれやれ、そこまで言うなら仕方ないですね。
私の命か尊厳、どちらか選べですか。
優しいですね。私はカリーナに命か尊厳かなんて選ばせる気はありません。
「お姉様~ごめんなさ~い。お姉様から婚約者も家督も奪おうとしてごめんなさ~い。
もうお姉様から何かを奪おうとなんてしないから許して~お願~い。
カリーナは病弱なんだから~これぐらいのお願い聞いてくれてもいいでしょ~。
カリーナはお姉様から命か尊厳どちらかを選ばせてあげようとしたでしょ~。
だから~カリーナは尊厳を捨てるから~命だけは助けて~」
はぁ?今更許して?助けて?今更ゆるすわけないじゃないですか。
「今更許して助けてと言われてももう遅いのよ。ざまぁ」
何やらまだ叫んでいるカリーナの首を踏みつけます。
これでカリーナも少しは静かになるでしょう。
下に付けるつもりの者の首を踏みつけるなんて、当然しません。
カリーナを下に付ける気はありません。
カリーナは殺すしかありません。
これは仕方のないことなのです。
そんな事を考えても本当はただただカリーナを殺したいからです。
嫌いな者の首を踏みつけるのは楽しいです。
私はカリーナが嫌いです。
嫌い嫌い大っきらい!!
死ね死ね死ね!!
いつしか、カリーナは静かになっていました。
死んだふりでもないでしょう。
死んだのでしょう。
「ざまぁ!!」
私は笑っていました。笑いが止まりません。
「はははははは!!はー!ははは!!
カリーナ!!貴女弱い癖に何で私に楯突いたのよ!!
馬鹿ねぇ!!毎日ちゃんと勉強して知識も教養もあって特別進学クラスで!!
それなのになんで私より弱い事が分からないのよ。
なんで私に勝てないなんて事も分からないのよ!!
ばーかばーか!!」
さっさと死んだら?フリューハート男爵家の恥晒しなのよ~。
お姉様の婚約者のマテンタ様も、お姉様にはもったいないわ~。
カリーナにちょ~だい。いいでしょ~カリーナ病弱なんだから~これぐらいのお願い
聞いてくれてもいいでしょ~。
お姉様~カリーナは優しいから~選ばせてあげるわ~。爵位継承権を破棄して家の地下で人目に触れずに生きていくか、
尊厳を尊重して切腹か」
はぁ。カリーナは幼い頃から可愛く美しく両親にも殿方にも愛され病弱なふりをして両親や殿方からちやほやされていました。
カリーナは私のものをなんでも欲しがり、なんでも奪おうとしてきました。
終いには私の婚約者のマテンタまで欲しがり奪おうとしてきたようです。
フリューハート男爵家の家督も何もかも欲しがり、私から奪いたいようです。
やれやれ、そこまで言うなら仕方ないですね。
私の命か尊厳、どちらか選べですか。
優しいですね。私はカリーナに命か尊厳かなんて選ばせる気はありません。
「お姉様~ごめんなさ~い。お姉様から婚約者も家督も奪おうとしてごめんなさ~い。
もうお姉様から何かを奪おうとなんてしないから許して~お願~い。
カリーナは病弱なんだから~これぐらいのお願い聞いてくれてもいいでしょ~。
カリーナはお姉様から命か尊厳どちらかを選ばせてあげようとしたでしょ~。
だから~カリーナは尊厳を捨てるから~命だけは助けて~」
はぁ?今更許して?助けて?今更ゆるすわけないじゃないですか。
「今更許して助けてと言われてももう遅いのよ。ざまぁ」
何やらまだ叫んでいるカリーナの首を踏みつけます。
これでカリーナも少しは静かになるでしょう。
下に付けるつもりの者の首を踏みつけるなんて、当然しません。
カリーナを下に付ける気はありません。
カリーナは殺すしかありません。
これは仕方のないことなのです。
そんな事を考えても本当はただただカリーナを殺したいからです。
嫌いな者の首を踏みつけるのは楽しいです。
私はカリーナが嫌いです。
嫌い嫌い大っきらい!!
死ね死ね死ね!!
いつしか、カリーナは静かになっていました。
死んだふりでもないでしょう。
死んだのでしょう。
「ざまぁ!!」
私は笑っていました。笑いが止まりません。
「はははははは!!はー!ははは!!
カリーナ!!貴女弱い癖に何で私に楯突いたのよ!!
馬鹿ねぇ!!毎日ちゃんと勉強して知識も教養もあって特別進学クラスで!!
それなのになんで私より弱い事が分からないのよ。
なんで私に勝てないなんて事も分からないのよ!!
ばーかばーか!!」
0
あなたにおすすめの小説
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
(完)聖女様は頑張らない
青空一夏
ファンタジー
私は大聖女様だった。歴史上最強の聖女だった私はそのあまりに強すぎる力から、悪魔? 魔女?と疑われ追放された。
それも命を救ってやったカール王太子の命令により追放されたのだ。あの恩知らずめ! 侯爵令嬢の色香に負けやがって。本物の聖女より偽物美女の侯爵令嬢を選びやがった。
私は逃亡中に足をすべらせ死んだ? と思ったら聖女認定の最初の日に巻き戻っていた!!
もう全力でこの国の為になんか働くもんか!
異世界ゆるふわ設定ご都合主義ファンタジー。よくあるパターンの聖女もの。ラブコメ要素ありです。楽しく笑えるお話です。(多分😅)
私の妹は確かに聖女ですけど、私は女神本人ですわよ?
みおな
ファンタジー
私の妹は、聖女と呼ばれている。
妖精たちから魔法を授けられた者たちと違い、女神から魔法を授けられた者、それが聖女だ。
聖女は一世代にひとりしか現れない。
だから、私の婚約者である第二王子は声高らかに宣言する。
「ここに、ユースティティアとの婚約を破棄し、聖女フロラリアとの婚約を宣言する!」
あらあら。私はかまいませんけど、私が何者かご存知なのかしら?
それに妹フロラリアはシスコンですわよ?
この国、滅びないとよろしいわね?
婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
【完結】 ご存知なかったのですね。聖女は愛されて力を発揮するのです
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
本当の聖女だと知っているのにも関わらずリンリーとの婚約を破棄し、リンリーの妹のリンナールと婚約すると言い出した王太子のヘルーラド。陛下が承諾したのなら仕方がないと身を引いたリンリー。
リンナールとヘルーラドの婚約発表の時、リンリーにとって追放ととれる発表までされて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる