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1話 「さぁ、その扉を超えて、ちゃっちゃと異世界転生しちゃいなさい」
しおりを挟む「鴨下実加」
「貴女は、コントローラーを握ったまま、死にました」
「異世界転生の条件を満たしたわ」
「さぁ、その扉を超えて、ちゃっちゃと異世界転生しちゃいなさい」
突然、こんな事言われても困るわね。
どうやら、私は死んだようね。
この、ボディラインがそのまま出るようなぴっちぴっちれどすけべレオタードに廻しをつけた女神のような何かは、異世界転生する前のイベントね。
廻しをつけているのだから、女神ではなく、女力士なのかしら。
しかしまぁ、服の上に廻しをつけるというのは、和の心を汚す行為ではないでしょうか。
汚す行為よ。
私は、和の心を汚され、苛立ちを覚えてきた。
そう、私は鴨下実加と呼ばれてたし、和の心があるし、私の前世はきっと日本人よ。
「貴女ね、人種や国籍、肌の色は何の関係もないわ」
女神のような何かは、白い肌に、青い瞳のむっちり金髪ボインちゃんだ。
その、肌の色や瞳の色、髪の色。
人種国籍を批難するわけではないわ。
「レオタードの上に廻しをつけるなんて、和の心を汚す行為よ」
「そのレオタードを脱いで、廻しを付けなおしなさい」
「話しはそれからよ」
何故か、私は興奮していた。
ああ、死後の世界でも、これは分かる。
私は、レズなんだ。
むっちむちボディがそのまま出るようなぴっちぴちどすけべレオタードの女神に、
私は欲情しているんだ。
「HAN!」
「和の心?」
「下らない事言ってんじゃないわよ」
和の心を下らないと笑われ、私はもう、取るべき行動は1つしかなかった。
「GAME」
死後の世界でも、異世界転生前でも、GAMEと意思を示せば、コントローラーが現れる。
それは、死後の世界で記憶が消えていても、残っている当然の常理。
私は、コントローラーを握る。
「GAME」
女神のような何かも、GAMEと意思を示し、コントローラーを握った。
【GAMEが承認されました】
アナウンスが流れる。
!
気づくと、私もレオタードに着替えていて、レオタードの上に廻しを巻いていた。
「あらあらあら、和の心がどうでしたっけぇ」
くっ。
私が、服の上に廻しをつけるなんて、なんたる羞恥。
しかし、分かる。
今、ここで、廻しを外したら、私はゲームに負けた事になる。
「私だけ、裸に廻しだと」
「貴女に掴みやすい部分が減って」
「フェアじゃないでしょう」
心を、平静にしようとする。
心が騒ぎ、勝てる相手ではない。
しかし、心が滾らず勝てる相手ではない。
そんな事は、互いにコントローラーを握っていれば、分かる事だ。
ディスプレイには、私を模したキャラクターも、ぴちぴちレオタードの上に、廻しをつけている。
それは、対戦相手も同じだ。
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