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8話 許さない。ずっとあんたを憎んできた
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---自らのライフを50消費する。それは痛みではなく恐怖の形で襲い掛かる---
痛くはない、ああ。来るんだろうな。
ライフ50を捨てる代償が。
お父様に捨てられるのが怖かった。
お父様に殺されてもよかった。
もう捨てられるのは嫌だ。
『お前、僕に話しかけるなよ』
ああ、辛かったな。
殴られるのも切り刻まれるのも炙られるのもそりゃ痛いけど、辛かったな。
今までで辛かった記憶が、俺が逃げてる過去が来るのかよ。
これに勝たなきゃ4エネルギーは手にできないってか。
『僕は金は稼ぐしメイウッド伯爵家家長としての務めは果たす。
僕の機嫌なんて取ろうとしなくても食わせてやるし学校にも行かせてやる。
メイウッド伯爵家の爵位も継がせてやる』
つれぇよ。
俺にとってお父様はこの人なんだ。
務めか、お父様は務めで俺に接してきたんだろうか。
『ホトカルに虐待されてるなら、家に来るか』
うるせぇよ。
俺を捨てた癖に今更。
あんたは誰も殴らないだろう。
でもな、俺はあんたを許さない。
なんで、半端に父親面するんだよ。
ずっとあんたを憎んできた。
でも、それも逃げてるんだろうな。
誰かを憎んでお父様のしてる事を目を逸らしている。
お父様が俺にしてる事が許されない事だなんて俺にも分かる。
『お前むかつくんだよ』
ああ、俺は人をむかつかせるんだろうな。
へらへらして逃げてふざけて、そりゃむかつかせるよな。
『痣だらけ傷だらけで学校来てよ、可哀想な俺を救ってくれってか』
はは、好き勝手言ってくれたよな。
今でもさ、お前の事全部許したわけじゃないんだろうな。
許してるふりしてもう気にしてないみたいなふりしても、やっぱりまだ気にしてるよお前に言われた事。
この闘技に勝って、お前とも話さなきゃな。
『おら、立てよ。やられっぱなしで可哀想な俺アピールか、おら』
『そんなんだからお前s』
ああ、そうだよな。
でも俺、お前に感情全部ぶつける事にするよ。
今でも許せない事も話してさ、許せないままにするよ。
イハート、お前と本当に友達になりたいんだ。
今までもう気にしてないふりして友達面してて悪かった。
お前は分かっていたんだろう。
今までごめんな。
『そんなんだからお前捨てられるんだよ』
何言われても怒らねぇわけじゃなぇよ。あれは怒ったぜイハート。
人が気にしてる事ずばずば言いやがって。
本当の事なら何言っても許されると思ってるんじゃねぇぞ。
俺はお前のそういう所が嫌いだよ。
人の事なんて何も考えずにどんな馬鹿でも分かるだろう事でもなんで分からねぇんだよお前。
でもお前、真っすぐに来てくれたよな。
お前のそんな所は好きだしずっと助けられてきたんだぜ。
あの時の怒りも恨みも、この闘技に勝ってぶつけに行くぜ。
痛くはない、ああ。来るんだろうな。
ライフ50を捨てる代償が。
お父様に捨てられるのが怖かった。
お父様に殺されてもよかった。
もう捨てられるのは嫌だ。
『お前、僕に話しかけるなよ』
ああ、辛かったな。
殴られるのも切り刻まれるのも炙られるのもそりゃ痛いけど、辛かったな。
今までで辛かった記憶が、俺が逃げてる過去が来るのかよ。
これに勝たなきゃ4エネルギーは手にできないってか。
『僕は金は稼ぐしメイウッド伯爵家家長としての務めは果たす。
僕の機嫌なんて取ろうとしなくても食わせてやるし学校にも行かせてやる。
メイウッド伯爵家の爵位も継がせてやる』
つれぇよ。
俺にとってお父様はこの人なんだ。
務めか、お父様は務めで俺に接してきたんだろうか。
『ホトカルに虐待されてるなら、家に来るか』
うるせぇよ。
俺を捨てた癖に今更。
あんたは誰も殴らないだろう。
でもな、俺はあんたを許さない。
なんで、半端に父親面するんだよ。
ずっとあんたを憎んできた。
でも、それも逃げてるんだろうな。
誰かを憎んでお父様のしてる事を目を逸らしている。
お父様が俺にしてる事が許されない事だなんて俺にも分かる。
『お前むかつくんだよ』
ああ、俺は人をむかつかせるんだろうな。
へらへらして逃げてふざけて、そりゃむかつかせるよな。
『痣だらけ傷だらけで学校来てよ、可哀想な俺を救ってくれってか』
はは、好き勝手言ってくれたよな。
今でもさ、お前の事全部許したわけじゃないんだろうな。
許してるふりしてもう気にしてないみたいなふりしても、やっぱりまだ気にしてるよお前に言われた事。
この闘技に勝って、お前とも話さなきゃな。
『おら、立てよ。やられっぱなしで可哀想な俺アピールか、おら』
『そんなんだからお前s』
ああ、そうだよな。
でも俺、お前に感情全部ぶつける事にするよ。
今でも許せない事も話してさ、許せないままにするよ。
イハート、お前と本当に友達になりたいんだ。
今までもう気にしてないふりして友達面してて悪かった。
お前は分かっていたんだろう。
今までごめんな。
『そんなんだからお前捨てられるんだよ』
何言われても怒らねぇわけじゃなぇよ。あれは怒ったぜイハート。
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本当の事なら何言っても許されると思ってるんじゃねぇぞ。
俺はお前のそういう所が嫌いだよ。
人の事なんて何も考えずにどんな馬鹿でも分かるだろう事でもなんで分からねぇんだよお前。
でもお前、真っすぐに来てくれたよな。
お前のそんな所は好きだしずっと助けられてきたんだぜ。
あの時の怒りも恨みも、この闘技に勝ってぶつけに行くぜ。
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