最弱聖女と婚約破棄を告げられた私が一週間結界を張る事を辞めた結果。今更謝ってももう遅い!! 妹と元婚約者は約束通り拷問処刑でざまぁ(笑)

甘いからあげ

文字の大きさ
1 / 9

1話 「ええ、それでいいわ。一週間語の被害は甚大でしょうけど、どうしても貴方達がそうしたいというのなら止められないもの」

しおりを挟む
 「ビノア。お前のような最弱聖女とは婚約破棄だ。
さぁ喜べこれから今すぐ拷問処刑だ。
お前のような最弱聖女のせいで、今までどれだけペレパンタ王国の者が死んだと思っているんだ。
さぁ罪を償って拷問処刑だ。
どような拷問でも、お前のような最弱聖女のせいで痛み苦しみ悲しみ死んでいった国民達の苦しみの7000万分の1にも
なりはしないがな。
せめて苦しませて後悔させて殺してやる。
有り難く思え」
 はぁ。最低ですねこの婚約者ムイタク・スライカルは。
ムイタクは何でも人のせいにして逃げます。
国民が苦しみ死んでいっているのは誰のせいだと思っているのでしょう。
貴方のせいでしょうに。
 「そうよムイタク。お姉様のせいで多くの国民が死んだのよ。
最弱聖女のお姉様は当然拷問処刑。
真実の愛に目覚めたユニアムとムイタクは結婚して幸せに暮らすのよね」
 はぁ?幼い頃からずっと自称病弱で怠けて遊んでいたため聖女としての実力が低いユニアムが何やら責任転嫁してきます。
何故、私のせいになるのでしょうか。
ユニアム、国民が死んでいってるのは貴女のせいでもあるのですが。
 「はぁ、かってな事を言わないで頂戴。
私は何も悪くないわよ。人のせいにするのはやめて頂戴。
責任をとって拷問処刑というのなら、まずは貴方達が拷問処刑されるべきでしょう。
国民が殺されているのは貴方達のせいなのだから。誰より何より貴方達が悪いのよ」
 本当に、この2人が原因なのです。
貴方達が拷問処刑されて下さい。
 「あら~お姉様ったら人のせいにするのね~。最低ね~」
 「そうだ!こいつは最弱聖女なだけでなく人のせいにする最低の下劣聖女だ!」
はぁ、品性が下劣なカス2つが何やら喚いてどうしても私のせいにするようです。
 「そう、そこまで言うのなら仕方ないわね。
もし私のせいだというのならどうやってそれを証明するのかしら」
 何も証明できるわけがありません。そもそも私が原因なのではないのですから。
 「煩い黙れ!!証明など必要ない!!
とにかくお前が全て悪いんだ!!」
 「そうよそうよ!!全てお姉様が悪いのよ!!」
はぁ、相手にするのも疲れるし時間の無駄ですね。
 「はぁ、仕方ないわね。それじゃあ私が結界を張るのを一週間やめてみましょう。
きっと、酷い事になりますよ。
今まで私がペレパンタ王国を護っていたのですから」
 「ふんっ!!お前のような最弱聖女なぞいなくても何も代わりはしない!!
いいだろう!!
一週間後今までと代わりない被害なら、お前は拷問処刑だ!!
それでいいな!!」
 「ええ、それでいいわ。
一週間語の被害は甚大でしょうけど、どうしても貴方達がそうしたいというのなら止められないもの」
 「お姉様は一週間後拷問処刑ね~ユニアム楽しみにしてるわ~。
今までユニアムを虐めてきたお姉様が死ぬのよ~。
これでもうユニアムは虐められなくなるのよ~」
 はぁ?私がユニアムを虐めていた?
私はユニアムにずっと虐められていましたが、私がユニアムを虐めていたなどありえません。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

聖女の、その後

六つ花えいこ
ファンタジー
私は五年前、この世界に“召喚”された。

聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~

白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。 王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。 彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。 #表紙絵は、もふ様に描いていただきました。 #エブリスタにて連載しました。

捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています

日向はび
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。 自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。 しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━? 「おかえりなさいませ、皇太子殿下」 「は? 皇太子? 誰が?」 「俺と婚約してほしいんだが」 「はい?」 なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる

みおな
恋愛
聖女。 女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。 本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。 愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。 記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。

処理中です...