5 / 9
5話 ”食らい尽くす肉食獣人アムーラガブリアン” 必殺技”氷雪雪原ガブツヴァイン”は氷耐性があっても大ダメージは確実だ!
しおりを挟む
---サカッサ視点---
「そうか。なめらかな従順性トリュースと美しき遊撃者ラパマで攻撃」
4エネで闘技者スキル”冬越しの木百紅”発動。
こいつでどうだ。
お前みたいな馬鹿にはこれが分かりやすいだろう。
痛みと僕のスキル”冬越しの木百紅”で思い出せ。
お前の闘技を。始めてお前とした闘技を。今までやってきた闘技全てを。
「効くな。始めの闘技はこれで負けちまったんだよな」
「ああ、そうだ。また冬越しの木百紅で終わるのか」
「そんなわけない。なぁ、今更だけど闘技しようぜ」
「ああ、闘技だ」
今やっと闘技が始まった。
「俺のターンドロー。
合体カードを使い6エネで相棒と合体。俺と相棒は”食らい尽くす肉食獣人アムーラガブリアン”になる」
---ネウファスト視点---
相棒、合体してくれるか。
いや、合体だ相棒。
---
---視覚は互いを認識していないが、彼等は互いを認識していた---
---サカッサ視点---
”合体成功”
「肉食獣の強さと肉食人の強さを、アムールの弱さと俺の弱さを重ね合わせ強さは10倍弱さは100倍
肉食獣人アムーラガブリアン」
来たか。まだ見たことのない合体だ。
召喚と違って、合体したターンからいきなり攻撃できる。
このターン、来る!!
「お前らも、全員で勝ちに行くぜ。俺もお前達も望む闘技でな。
”スマートタイガースマラ”と”ホワイトタイガーガルラ”で攻撃」
さっきと同じ攻撃でも、違う。
---闘技者の攻撃フェイズ---
「氷雪雪原ガブツヴァイン」
今までより、より深く一つになっている。
「おい、まだHPは残ってるだろ。このままダウンカウントで終わりなんてわけないよな」
すぐにそんなわけないと返したくても返せない。
ダウンカウントが始まってしまう。
いつもそうだった。
HPが尽きて負けるのはネウファストでも、ダウンカウントで負けるのは僕だった。
これは闘技なんだ。立たなければならない。
「ダウンカウントが始まったぞ。立てよサカッサ」
お前が闘技をしたのに、俺が闘技をしないわけにはいかない。
僕が立たないわけにはいかない。
「どうやって勝つか考えていただけだ」
事実、勝つ手段はあるんだ。
この闘技、僕が勝つ。
「そうか。なめらかな従順性トリュースと美しき遊撃者ラパマで攻撃」
4エネで闘技者スキル”冬越しの木百紅”発動。
こいつでどうだ。
お前みたいな馬鹿にはこれが分かりやすいだろう。
痛みと僕のスキル”冬越しの木百紅”で思い出せ。
お前の闘技を。始めてお前とした闘技を。今までやってきた闘技全てを。
「効くな。始めの闘技はこれで負けちまったんだよな」
「ああ、そうだ。また冬越しの木百紅で終わるのか」
「そんなわけない。なぁ、今更だけど闘技しようぜ」
「ああ、闘技だ」
今やっと闘技が始まった。
「俺のターンドロー。
合体カードを使い6エネで相棒と合体。俺と相棒は”食らい尽くす肉食獣人アムーラガブリアン”になる」
---ネウファスト視点---
相棒、合体してくれるか。
いや、合体だ相棒。
---
---視覚は互いを認識していないが、彼等は互いを認識していた---
---サカッサ視点---
”合体成功”
「肉食獣の強さと肉食人の強さを、アムールの弱さと俺の弱さを重ね合わせ強さは10倍弱さは100倍
肉食獣人アムーラガブリアン」
来たか。まだ見たことのない合体だ。
召喚と違って、合体したターンからいきなり攻撃できる。
このターン、来る!!
「お前らも、全員で勝ちに行くぜ。俺もお前達も望む闘技でな。
”スマートタイガースマラ”と”ホワイトタイガーガルラ”で攻撃」
さっきと同じ攻撃でも、違う。
---闘技者の攻撃フェイズ---
「氷雪雪原ガブツヴァイン」
今までより、より深く一つになっている。
「おい、まだHPは残ってるだろ。このままダウンカウントで終わりなんてわけないよな」
すぐにそんなわけないと返したくても返せない。
ダウンカウントが始まってしまう。
いつもそうだった。
HPが尽きて負けるのはネウファストでも、ダウンカウントで負けるのは僕だった。
これは闘技なんだ。立たなければならない。
「ダウンカウントが始まったぞ。立てよサカッサ」
お前が闘技をしたのに、俺が闘技をしないわけにはいかない。
僕が立たないわけにはいかない。
「どうやって勝つか考えていただけだ」
事実、勝つ手段はあるんだ。
この闘技、僕が勝つ。
0
あなたにおすすめの小説
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
捨てられた聖女、自棄になって誘拐されてみたら、なぜか皇太子に溺愛されています
日向はび
恋愛
「偽物の聖女であるお前に用はない!」婚約者である王子は、隣に新しい聖女だという女を侍らせてリゼットを睨みつけた。呆然として何も言えず、着の身着のまま放り出されたリゼットは、その夜、謎の男に誘拐される。
自棄なって自ら誘拐犯の青年についていくことを決めたリゼットだったが。連れて行かれたのは、隣国の帝国だった。
しかもなぜか誘拐犯はやけに慕われていて、そのまま皇帝の元へ連れて行かれ━━?
「おかえりなさいませ、皇太子殿下」
「は? 皇太子? 誰が?」
「俺と婚約してほしいんだが」
「はい?」
なぜか皇太子に溺愛されることなったリゼットの運命は……。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる