毒親育ちのトラウマ集

胸の話

私は全寮制の高校に通っていた

起床から就寝まで寮生たちと過ごす

お風呂の時間、とても細いのに巨乳で形まで綺麗なパーフェクトな胸を持った先輩がいた

巨乳な人は服の上からでもわかるが、その先輩は全くわからず、いわゆる脱ぐとすごいタイプの人だった

普段は大人しく、自信なさげな人なのだがとある先輩が「あなたって胸大きいよね」というと「そんなことないよー😊」と、あの先輩からは想像できないような満面の笑みで答えたのだ

ああ、胸が大きいって私と同じくらいか、それよりも自信の無い人をここまで笑顔に、自信に満ち溢れることが出来るものなのかと痛感した

以来、胸に必要以上に執着するようになってしまった

好きな人から「ブスだし、胸もない」など言われる度に「ああ、だから私はこの人から選ばれないんだ。整形して豊胸したら付き合ってもらえるんだ」と本気で考えたり
 
貧乳、小さいと付き合っていた人に言われて、死にたくなったり

服を試着した際、胸のラインがないのでヌーブラなどで盛って着てもらった方がとやんわり店員さんに言われ

その度にあの普段は自信が無い先輩の、溢れんばかりの笑顔が浮かんでしまう