守ってあげます!!

吉野ゆき

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お誘い

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「パフェが食べたくてこっちまで来るの?」

姫乃がクスクス笑っていると『パフェのためなんて断られたらどうするの!ちょっと貸して!!』と電話の奥で声がした。


『姫ちゃん、久しぶり!
私は違うからね!純粋にツリーが見たいの!服とかもほしいし」

…杏奈。

「だから姫ちゃん、案内してくれないかな?
…久しぶりにさ、3人で会おうよ」


「うん」

考えるより先に口が動いていた。


「予定ないし、大丈夫。
じゃあ日曜10時に駅で。
うん。
待ってる。
じゃあね」

姫乃は別れの言葉を口にするとプツリと通話を切った。


ツーッ、ツーッと規則的な機械音を聞きながら、姫乃は先ほどの約束を反芻する。


響子と杏奈が来る。


姫乃はとうに切れているケータイの画面をじっと見つめた。


嬉しい気持ちと、やっぱり、なぜ?という不安な感情が入り混じる。



「気にしすぎなんじゃない?」

ひろかはバッサリとそう言った。

「そうなのかな…」

それでも不安の色を隠せない姫乃に、ひろかは言葉を続けた。


「案外、『あのこと』も気にしてるのは姫乃ちゃんだけかもよ?」

そんなことあるわけないじゃん…。

ひろかはお気楽なんだからと小さくため息を漏らす。

でもその小さいことは気にしない大らかでポジティブな所に私は救われてる。


「ただ単に姫乃ちゃんに会いたいだけだよ、きっと」


ひろかがそう言うと、本当にそうなんじゃないかと思えてくるから不思議だ。
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