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「はい、姫乃ちゃんどうぞ」
ひろかからお弁当のフタに乗った山盛りのおかずを渡された。
「あ、ありがとう」
見るとそこにはしっかりとハンバーグも乗っていて、感動してしまった。
好きだって言ってたのに。
「ハイ、じゃあ僕はこれ」
凌からは焼きそばパンとコロッケパンを半分ずつ。
「ありがとう」
もう、いつものお弁当よりずっと豪華だし。
姫乃はパンを受けとると口に入れた。
「おいしい」
次にひろかからもらったハンバーグ。
「これもすっごくおいしい!
二人とも、ありがとう」
友達とごはん、いつ以来だろう。
幸せだな。
誰も見てないし、今日だけ、だから今だけは…。
姫乃は今の幸せを祈るように噛みしめた。
お弁当も食べ終わり、気持ちいい風にさらされながら一息ついた頃、唐突にひろかが口を開いた。
「そういえばさぁ、姫乃ちゃんは本当に自分より強い人が現れたらその人と付き合うの?」
ブッ
ひろかのいきなりの質問に姫乃は思わず口に含んでいたお茶を吹き出してしまった。
いきなり何言い出すの!
よりによって、凌の前で!
「何それ、何なのその話!?」
凌が青い顔をして割り込んできた。
「凌には関係ない!
そもそも私が負けるなんてありえないし、だからそんな質問も無意味!!」
「確かにね~。
今までも、誰にも負けたことないの?」
その問いに姫乃の箸が止まった。
ひろかからお弁当のフタに乗った山盛りのおかずを渡された。
「あ、ありがとう」
見るとそこにはしっかりとハンバーグも乗っていて、感動してしまった。
好きだって言ってたのに。
「ハイ、じゃあ僕はこれ」
凌からは焼きそばパンとコロッケパンを半分ずつ。
「ありがとう」
もう、いつものお弁当よりずっと豪華だし。
姫乃はパンを受けとると口に入れた。
「おいしい」
次にひろかからもらったハンバーグ。
「これもすっごくおいしい!
二人とも、ありがとう」
友達とごはん、いつ以来だろう。
幸せだな。
誰も見てないし、今日だけ、だから今だけは…。
姫乃は今の幸せを祈るように噛みしめた。
お弁当も食べ終わり、気持ちいい風にさらされながら一息ついた頃、唐突にひろかが口を開いた。
「そういえばさぁ、姫乃ちゃんは本当に自分より強い人が現れたらその人と付き合うの?」
ブッ
ひろかのいきなりの質問に姫乃は思わず口に含んでいたお茶を吹き出してしまった。
いきなり何言い出すの!
よりによって、凌の前で!
「何それ、何なのその話!?」
凌が青い顔をして割り込んできた。
「凌には関係ない!
そもそも私が負けるなんてありえないし、だからそんな質問も無意味!!」
「確かにね~。
今までも、誰にも負けたことないの?」
その問いに姫乃の箸が止まった。
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