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05.騙されてると思った?
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結局、婚約者様との会うことは避けられず、3日たった今日に俺は王太子様に会うべく王宮に訪れたのだ。
アンジェリカの記憶が殆ど無く、婚約者の王太子の事を覚えてなかったのに上手く接しられるか不安で仕方なかった。
しかも会うだけで朝から凄い気合い入れて着飾れたから来る前からヘロヘロだった。
さらに会ってみたら発光物かよ!って言いたくなるぐらい輝いたイケメンだし…もう見るのも嫌になって現実逃避しまくってたが、王太子を無視し続ける訳にもいかねぇ…
「申し訳ありません、殿下がとても素敵で恥ずかしくて目を合わせられなかったのです…それに此処からの風景もとても美しくて、つい見とれてしまいましたわ」
顔を少し伏せて恥ずかしそうに手を頬に当てて少し顔を隠しつつ、言い訳を述べる。
お嬢様ぽい喋り方と、前世で見たぶりっ子を少し真似て対応する。
いやー我ながら気持ち悪いなー。
でも、これが功を奏したのかジョセフィードは特に疑問に思うこともなく微笑んだ。
「…君に褒められると嬉しいよ。お世辞でも嬉しい。この庭園は落ち着くんだよね。だから、このガゼボで本を読むのが好きなんだ。ここで君と過ごす事が出来て幸せだよ」
「私もこんな素敵な場所で殿下と過ごせて幸せですわ」
御互いに微笑み合いながらお茶とスイーツを頂く。
会話が続かないと思ったが王太子様が色々、話をしてくれるので相槌を打つだけで助かってる。
下手にこちらから話をして墓穴掘るのだけは勘弁したいからな。
それにしても、このケーキ旨いな。
「アンジェリカ嬢はとても美味しそうに食べるね」
「やだ、食い意地張って、はしたないですよね…とても美味しくて、つい食べすぎてしまいましたわ」
「いや幸せそうに食べる君は見てて飽きない。遠慮せずに沢山食べると良い。こっちのケーキもどうだい?私のお薦めだよ」
「…ええと…では頂きます」
差し示されたケーキを後ろに控えていた王宮仕えの侍女に頼んでお皿に取り分けてもらう。
よく英国のアフタヌーンとかで見る三段になってるティースタンドに色とりどりのケーキやクッキー等の焼き菓子が乗っている。
それがテーブルの横のワゴンに乗っていて、侍女に頼んで取り分けてもらうスタイルらしい。
「私はお茶のお代わりをくれないか。ああ、アンジェリカ嬢にも入れてあげてくれ」
取り分け綺麗にケーキが盛られた皿を俺の前に置いた侍女に王太子様が頼むと「畏まりました」と言ってティースタンドの横に置いてあったティーポットを持ちお茶の準備を始める。
今使ってるカップに注いでくれて良いのに、新しいカップに注いでる。
お貴族様は贅沢だなー。
そう思いながら、お薦めされたケーキを一口食べる。
「んん!美味しい!」
思わず叫んでしまってから、ハッとする。
王太子様にも侍女にもめっちゃ見られてる。
恥ずかしくなり俺は俯いた。しかし王太子様は嬉しそうな声で笑った
「ははは!そうだろう、私もそのケーキが一番好きなんだ。酸味があって甘過ぎなくてね。女性には物足りないらしいんだが…」
「確かに…甘さ控えめと言うか、酸味のお陰でさっぱりしてますね。でも私は好きですわ!これなら何個でも入りそう!」
「そこまで気に入って貰えたなら薦めたかいがあったよ。君とお茶を飲むときは毎回これを出してもらおう」
「嬉しいです!有難うございます殿下」
なんだよ王太子様良い奴だなー!
上手いこと誤魔化せてるし、このまま何とかなりそうだな!
ご機嫌でケーキを頬張る俺を見て微笑むと王太子様は優雅にカップを傾けた。やっぱイケメンは絵になるな。
遠慮しなくて良いと言われたので、図々しくもう1切れ同じケーキを取ってもらう。
「よっぽど気に入ってくれたんだね。良ければ焼き菓子をもって帰るかい?」
「良いのですか?」
「ああ、アンジェリカ嬢が喜んでくれるなら幾らでも。君、そこの焼き菓子を幾つか包んでくれ」
侍女に頼むと、侍女は頭を垂れた後、包み紙を取りに行ってしまった。
橋の向こうに護衛さんは立っているが、ガゼボの中は先程の侍女さんだけだったので二人きりになった。
すると王太子様は微笑みを深めて俺を見据えた。
「さて…と、君は一体誰だ?」
アンジェリカの記憶が殆ど無く、婚約者の王太子の事を覚えてなかったのに上手く接しられるか不安で仕方なかった。
しかも会うだけで朝から凄い気合い入れて着飾れたから来る前からヘロヘロだった。
さらに会ってみたら発光物かよ!って言いたくなるぐらい輝いたイケメンだし…もう見るのも嫌になって現実逃避しまくってたが、王太子を無視し続ける訳にもいかねぇ…
「申し訳ありません、殿下がとても素敵で恥ずかしくて目を合わせられなかったのです…それに此処からの風景もとても美しくて、つい見とれてしまいましたわ」
顔を少し伏せて恥ずかしそうに手を頬に当てて少し顔を隠しつつ、言い訳を述べる。
お嬢様ぽい喋り方と、前世で見たぶりっ子を少し真似て対応する。
いやー我ながら気持ち悪いなー。
でも、これが功を奏したのかジョセフィードは特に疑問に思うこともなく微笑んだ。
「…君に褒められると嬉しいよ。お世辞でも嬉しい。この庭園は落ち着くんだよね。だから、このガゼボで本を読むのが好きなんだ。ここで君と過ごす事が出来て幸せだよ」
「私もこんな素敵な場所で殿下と過ごせて幸せですわ」
御互いに微笑み合いながらお茶とスイーツを頂く。
会話が続かないと思ったが王太子様が色々、話をしてくれるので相槌を打つだけで助かってる。
下手にこちらから話をして墓穴掘るのだけは勘弁したいからな。
それにしても、このケーキ旨いな。
「アンジェリカ嬢はとても美味しそうに食べるね」
「やだ、食い意地張って、はしたないですよね…とても美味しくて、つい食べすぎてしまいましたわ」
「いや幸せそうに食べる君は見てて飽きない。遠慮せずに沢山食べると良い。こっちのケーキもどうだい?私のお薦めだよ」
「…ええと…では頂きます」
差し示されたケーキを後ろに控えていた王宮仕えの侍女に頼んでお皿に取り分けてもらう。
よく英国のアフタヌーンとかで見る三段になってるティースタンドに色とりどりのケーキやクッキー等の焼き菓子が乗っている。
それがテーブルの横のワゴンに乗っていて、侍女に頼んで取り分けてもらうスタイルらしい。
「私はお茶のお代わりをくれないか。ああ、アンジェリカ嬢にも入れてあげてくれ」
取り分け綺麗にケーキが盛られた皿を俺の前に置いた侍女に王太子様が頼むと「畏まりました」と言ってティースタンドの横に置いてあったティーポットを持ちお茶の準備を始める。
今使ってるカップに注いでくれて良いのに、新しいカップに注いでる。
お貴族様は贅沢だなー。
そう思いながら、お薦めされたケーキを一口食べる。
「んん!美味しい!」
思わず叫んでしまってから、ハッとする。
王太子様にも侍女にもめっちゃ見られてる。
恥ずかしくなり俺は俯いた。しかし王太子様は嬉しそうな声で笑った
「ははは!そうだろう、私もそのケーキが一番好きなんだ。酸味があって甘過ぎなくてね。女性には物足りないらしいんだが…」
「確かに…甘さ控えめと言うか、酸味のお陰でさっぱりしてますね。でも私は好きですわ!これなら何個でも入りそう!」
「そこまで気に入って貰えたなら薦めたかいがあったよ。君とお茶を飲むときは毎回これを出してもらおう」
「嬉しいです!有難うございます殿下」
なんだよ王太子様良い奴だなー!
上手いこと誤魔化せてるし、このまま何とかなりそうだな!
ご機嫌でケーキを頬張る俺を見て微笑むと王太子様は優雅にカップを傾けた。やっぱイケメンは絵になるな。
遠慮しなくて良いと言われたので、図々しくもう1切れ同じケーキを取ってもらう。
「よっぽど気に入ってくれたんだね。良ければ焼き菓子をもって帰るかい?」
「良いのですか?」
「ああ、アンジェリカ嬢が喜んでくれるなら幾らでも。君、そこの焼き菓子を幾つか包んでくれ」
侍女に頼むと、侍女は頭を垂れた後、包み紙を取りに行ってしまった。
橋の向こうに護衛さんは立っているが、ガゼボの中は先程の侍女さんだけだったので二人きりになった。
すると王太子様は微笑みを深めて俺を見据えた。
「さて…と、君は一体誰だ?」
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