奴隷に恋しちゃった王子様

なぎさ

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ファミリア王国

のー!タメ口様付け

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その時、ドアをノックする音が聞こえた。





「準備は終わった?」





「「「あ」」」






ひょこっと顔を覗かせたルークをみて思い出したけど、そういえはあたしたちいろいろ準備してたんだった。






「忘れてた」





※ここから旭表示からアサヒになります。すみません。




「父さんがアサヒに会いたい会いたいって駄々こね始めたんだよ」






やれやれと言いながら首をプルプルと振っているルーク。






「すぐ済ませますので」






リリが素早く答え、あたしはあっという間に準備を終わらせた。






「じゃあ、父さんたちのところへ行こうか、アサヒ」


「うん。リリ、ララ、ありがとう」





そう言って開かれた扉から一歩踏み出したその時。






「楽しんできてね」

「またね、アサヒ」






その言葉を言い終わったのと同時に扉が閉まった。






「あの二人、アサヒにタメ口きいてなかった?」

「いいんだよ、あの二人にはあたしから言った。タメ口も様もなしって」






何も知らない、友達なんて一人もいない世界でなんだか友達ができたみたいで嬉しいな。
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