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カラフルな4月
4月29日(火)15:46
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今日は昭和の日ってことで、祝日。
天気も良いから、服の洗濯とお風呂場の掃除をしていたら、ゆかりちゃんからLIMEがきた。
「今から、千枝ちゃん家に行っても良い?」
「部屋が汚いけど、いいよ」と返信した30分後ぐらいに、ゆかりちゃんがきた。
相変わらず、何を考えているのかわからないし、ボーとしていて血圧がいつも低い人みたいなんだけど。
「いきなり、ごめん。暇だったから、きた」とゆかりちゃんはいって、私の部屋の床に体育座りをした。
「ごめんねえ。何もなくて。とりあえず、なんか飲む?」
私は、キッチンに行って冷蔵庫を開けようとしたら、「気を使わなくても良いよー」といわれたんだけど、あまっていたコーラがあったから、それをコップに注いで、ゆかりちゃんに渡した。
いつものように何を考えているかわからない顔で、ゆかりちゃんは、コーラを飲み始めた。そして口を開いた。
「今日、ゴールデンウィークで繁忙期だったから、休日出勤したんだけど、つらくて早退してきた」
なんと意外な。どう声をかければ良いのかわからないので、とりあえず、ちょっとしたお世辞をいった。
「ゆかりちゃん、何があったかは聞かないけれど、今日はゆっくりしてよ」
「うん。わかった。千枝ちゃんの本を読んでも良い?」
「いいよ」と返事したら、ゆかりちゃんは、何かエッセイ本を読み始めた。
そして、お姉ちゃんも、私の家に来た。ゆかりちゃんは、驚いて、「こんにちは」と淡々と挨拶しただけだった。
お姉ちゃんもゆかりちゃんに、「こんにちは。千枝がいつもお世話になっております」っていったんだけど、ゆかりちゃんは、「今は、私の方がお世話されてます」といった。
お姉ちゃんは、どうやら仕事の都合で、参考になるような本を探しにきたらしい。
ついでに、チラッと近衛さんとのことも聞いてみた。
「お姉ちゃん、近衛さんとはどうなったのー?」
「え、近衛さんとは、単なる仕事仲間、取引先の人ってだけだよ」って、お姉ちゃんは焦りながら、若干頬を赤らめて甘い顔をしていたけど、近衛さんのことを聞いた直後に、本を持ち出して、「じゃあ、借りるね。ありがとう、千枝」といって、そそくさと出て行っちゃった。
そんなお姉ちゃんの姿をみたゆかりちゃんは、「お姉さん、忙しそうだね」といって、本を閉じて、元の場所に戻して、「私も帰る。今日はありがとう」といって立ち上がって、帰ってしまった。
一体、なんだったんだろう?
天気も良いから、服の洗濯とお風呂場の掃除をしていたら、ゆかりちゃんからLIMEがきた。
「今から、千枝ちゃん家に行っても良い?」
「部屋が汚いけど、いいよ」と返信した30分後ぐらいに、ゆかりちゃんがきた。
相変わらず、何を考えているのかわからないし、ボーとしていて血圧がいつも低い人みたいなんだけど。
「いきなり、ごめん。暇だったから、きた」とゆかりちゃんはいって、私の部屋の床に体育座りをした。
「ごめんねえ。何もなくて。とりあえず、なんか飲む?」
私は、キッチンに行って冷蔵庫を開けようとしたら、「気を使わなくても良いよー」といわれたんだけど、あまっていたコーラがあったから、それをコップに注いで、ゆかりちゃんに渡した。
いつものように何を考えているかわからない顔で、ゆかりちゃんは、コーラを飲み始めた。そして口を開いた。
「今日、ゴールデンウィークで繁忙期だったから、休日出勤したんだけど、つらくて早退してきた」
なんと意外な。どう声をかければ良いのかわからないので、とりあえず、ちょっとしたお世辞をいった。
「ゆかりちゃん、何があったかは聞かないけれど、今日はゆっくりしてよ」
「うん。わかった。千枝ちゃんの本を読んでも良い?」
「いいよ」と返事したら、ゆかりちゃんは、何かエッセイ本を読み始めた。
そして、お姉ちゃんも、私の家に来た。ゆかりちゃんは、驚いて、「こんにちは」と淡々と挨拶しただけだった。
お姉ちゃんもゆかりちゃんに、「こんにちは。千枝がいつもお世話になっております」っていったんだけど、ゆかりちゃんは、「今は、私の方がお世話されてます」といった。
お姉ちゃんは、どうやら仕事の都合で、参考になるような本を探しにきたらしい。
ついでに、チラッと近衛さんとのことも聞いてみた。
「お姉ちゃん、近衛さんとはどうなったのー?」
「え、近衛さんとは、単なる仕事仲間、取引先の人ってだけだよ」って、お姉ちゃんは焦りながら、若干頬を赤らめて甘い顔をしていたけど、近衛さんのことを聞いた直後に、本を持ち出して、「じゃあ、借りるね。ありがとう、千枝」といって、そそくさと出て行っちゃった。
そんなお姉ちゃんの姿をみたゆかりちゃんは、「お姉さん、忙しそうだね」といって、本を閉じて、元の場所に戻して、「私も帰る。今日はありがとう」といって立ち上がって、帰ってしまった。
一体、なんだったんだろう?
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