千枝のスマホダイアリー

みすずメイリン

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激動な11月

11月15日(土)23:56

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 あー間に合ったー。
 日付的には、ギリギリ今日までに日記を綴れたー。うれしー。
 
 今日は、りっちゃんと朱莉ちゃんとおいちとゆかりちゃんと一緒に紅葉狩りに行ってきた。
 これは私にとったら、2日目の紅葉狩りなんだけど。

 あー、当たり前だけど、肌寒くなってきたなあ。
 今日のりっちゃんは、芸術の秋ということで、代表的な女性の芸術家に扮した格好をしてきた。
 紅葉と水玉って相性がいいのかな??
それを見た朱莉ちゃんは、苦笑いしていたけれど。

 紅葉は相変わらず、綺麗だった。真っ赤に染まった紅葉もあれば、緑から黄色へ、黄色から橙色へ、橙色から赤色へと変わっていっているグラデーションのある紅葉もあったし、ちょっと不思議な植物も見つけた。青い花なんだけど、葉と茎の色が赤くて、調べたら、瑠璃茉莉擬ルリマツリモドキという花が紅葉していたみたい。
 青と赤のコントラストが可愛いお花だった。私は、それをスマホで撮って、紅葉の写真とともにグラムインスターに載せた。

 紅葉狩りを終えて、近くにあるカフェに寄って、私たちは、お昼ご飯を食べた。
 りっちゃんは、お昼ご飯の和食を食べながら、「やっぱり、食欲の秋よねー」と私たちに同意を求めてきた。
 私が、「うん。そうだよねー」というと、りっちゃんは、「アンタはもっと食べなさいっ!」といわれた。やっぱり、りっちゃんは、オネェというより、オカン……。
 朱莉ちゃんは、微笑んで私を見て、「でも一時期よりかは、健康的になったんじゃないの?」と聞いてきた。
 私は苦い思いをしながら、振り返って「あー、本当に朱莉ちゃんたちがいうように、一時期は眠れなくて食欲もなかったんだよー」といった。
 そしたら、ゆかりちゃんがボソッと、「……健康的になったのは、藤堂さんのおかげ」といって、私の顔は熱くなった。
 おいちは、「『いのち短し恋せよ少女』って感じでござるな」といったんだけど、私たちはもう、少女っていう年齢でもないでしょ、と思った。黙っておいたけど。
 そしたら、りっちゃんが食いついたように、藤堂さんのことを聞いてきた。
「アンタ、告白の返事はまだしないの?」
私は、さらに顔が熱くなったような気がしたけど、「あれは一方的に告白されただけだから、返事はしなくても良いかなあ、と思っているの」っていったら、りっちゃんは、舌打ちして、「煮え切らないわね」といってきた。
 朱莉ちゃんは、私の反応を見て、「やっぱり、藤堂さんのことが好きなんでしょ。素直になりなさいよ」といわれた。

 なんだかなあ。
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