千枝のスマホダイアリー

みすずメイリン

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最低最悪な始まり方をした1月

1月19日(月)21:44

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 今日は、久しぶりに、百地さんと著者エージェントのお姉ちゃんとお姉ちゃんが担当する作家さんと藤堂さんと近衛さんと、一緒に社内の会議室で仕事をすることになった。
 仕事が始まる前に、私はちょっと、近衛さんに話しかけてみた。
「あの、近衛さん」
「あ、篠田さん、どうしたの?」
「急なんですが、近衛さんって甘いものとか大丈夫なんですか?」
「どうしたの? 急に。お姉さんにいわれて行動しているのかな?」
「いや、そうでもないですよ。今年のバレンタインの義理チョコにでもどうかと思いまして」といったら、近衛さんは嬉しそうに顔をニンマリさせながら、親指と人差し指で顎を擦りながら、答えた。
「僕は、基本的に嫌いな食べ物はないんだけど、どうもレーズンがダメで」
私はそれを聞いて、笑顔で答えた。
「じゃあ、お姉ちゃんにもそう伝えておきますね」

 私は、百地さんに会議中にちょっと話しかけた。
「百地さん、今年のバレンタインはどうするの?」
 百地さんは、ヒソヒソとしながら、私に返事をした。
「有名なチョコレート屋さんの義理チョコを、あげるだけだよ。あ、藤堂さんに対しては、この前のあんこ餅のこともあるんだし、手作りチョコでも良いんじゃないの」と、百地さんは、ニヤニヤしながら話していた。
 私は、少し顔が熱くなったので、お姉ちゃんにも、バレンタインの話を振ってみた。
「ねえねえ、お姉ちゃん、今年は近衛さんにバレンタインのチョコをあげるの?」ときいたら、「そのつもりでいるんだけど、どういうチョコレートが良いんだろう? 手作りでも大丈夫かな?」とお姉ちゃんがいうと、百地さんがつかさずニヤニヤした顔で、「近衛さんは、レーズンが入っていないものだったら、なんだって喜ぶよ」といった。
 すると、藤堂さんが、真剣な目つきで、「会議中に、何を話しているんだ? 篠田はメモをとれ」と怒られちゃった。

 会議が終わり、定時にも上がれたから、今夜はお姉ちゃんが私の家に泊まることになった。
 あー、嬉しい。
 お姉ちゃんとこうして、話し合えるのも、久しぶりだー。

 そういえば、百地さんが、会議の終わりに、「二人の恋を応援しているよっ! あと藤堂さんと近衛さんは分家だから大丈夫っ!」っていっていたなあ。
 今年のお正月に、藤堂さんの家に圧倒されて、さらには近衛さんの別荘持ちに、私達の家柄の格差を思い知ったけど、分家の人なら、結婚も本家の人と比べて自由なのかな? ということは、百地さんは本家のお嬢様ってことなのかなー?
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