千枝のスマホダイアリー

みすずメイリン

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最低最悪な始まり方をした1月

1月20日(火)19:27

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 今日は、藤堂さんと百地さんと、広報担当部の近衛さんと、著者エージェントのお姉ちゃんと、小説を書いて売り上げたお姉ちゃんが担当する作家さんと、そして営業部の影山さんと鬼頭巡(萎える)が、外回りの仕事で、書籍化した小説の映画化のロケ地に行ってきて、俳優さんと女優さんの演技を見ていた。
 影山さんは、相変わらず、休憩中に女優さんにナンパしていたけど、つい出来心で、ちょっとムカついて、影山さんのナンパを邪魔しちゃった。

 「あのー、お疲れ様です。みなさんの演技、とても迫力があってすごかったです。皆さん、疲れていますよね? 私、何かしらコンビニで買ってきますよ」といったら、影山さんと話していた女優さんが、笑顔で、
「そんなに気を使わなくてもいいですよ。こちらこそ、私達の演技に対して高評価をしてくださり、ありがとうございます。ネットの評判では、結構ひどいので……。ああ、あと、あの飲食物は結構ですので、とりあえず、あの男性から私を遠ざけてくださいませんか?」と聞かれた。
 あの女優さんの外見の美しさに惚れ惚れとしたけれど、ネットでは性格悪いだの容姿の粗探しをされていたなあ。でも、私にはそんな風には見えなかったんだけどなあ。
「ああ、うちの営業部の人間が邪魔してすみませんでした。気をつけるようにいっておきますので」というと、その女優さんは、笑顔だけれどもすこし迷惑そうに、「そうしていただけると、助かります。って、あなた、スタッフじゃないの?!」と驚かれた。
「はい。出版会社から来ておりまして、私は編集部に所属しています。ちょっと、休憩中、お困りのようでしたから、つい、声をかけてしまいました」と私は照れ笑いしながら、いうと、様子を伺っていた影山さんが段々と不機嫌になり、そして、百地さんも会話に加わってきた。
 「撮影中、お疲れでしょうに、この後も我が社のインタビューも控えておりますので、女優さんには是非、リラックスをしていただけたらなあ、と思いまして。本当に我が社の営業部が無礼な行為をしてしまい、本当にすみません」と、百地さんも謝ったら、その女優さんは、
「だから、そんなに気を使わなくても良いですよ。ところで、私の相手役の人が、また別の女性に話しかけられていますね」と、指を刺して、鬼頭巡と影山さんが俳優さんにも、声をかけていた。
 私はつかさず、女優さんに頭を下げて謝った。
「うわああ、うちの営業部の人間が、本当にすみません。今すぐ、注意してきますね」と、私がいったら、
「ああ、彼のことは、良いわよ。もう慣れているでしょうし」と女優さんは返事をしてくれたとたん、相手役の俳優さんを見ると、私のお姉ちゃんに話しかけていて、それを見ていた近衛さんが困った顔をしていた。
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