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それでも続く3月
3月12日(木)22:45
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今日は、ゆかりちゃんからLIMEがエマージェンシーアラートが発令されて、仕事帰りに、みんなで集まった。
鬼頭巡のことだったみたい。
なんでも、ゆかりちゃんのところにも探りが入ってきたらしい。
ゆかりちゃんいわく、「大学の時にソロキャンプで知り合った人が鬼頭巡と同じ大学で、『篠田千枝さんのことを知らないか?』と聞いてきたみたい。あー鬱陶しい」
ふと、私は、みんなが集まっている中で、鬼頭巡のグラムインスターを見たんだけど、相変わらずだった。
いつもの投稿みたいに、あの時みたいな生々しい影山さんの事後だと思われる投稿や、私の会社で働いていた時に仕事で関わった芸能人との自撮りや、ブランドもののバッグ、そして、景色のいい風景や、高そうなお店のご飯の投稿の数々……。
唯一、文章としてあったのが、「私は仕事をやめさせられるように、追い込まれたの」だったので、私は少し、戦慄を覚えた。
そして、ゆかりちゃんは呆れて、カフェの机に顔をのせて、いつもの半開きの目で、「……通報した」と小さく一言いった。
りっちゃんは、「え? ゆかり、なんていったの? 今」と目を丸くしてゆかりちゃんにもう一度、同じことを言うように促した。
ゆかりちゃんは、さっきより少し声を大きくして、「鬼頭巡の詮索がうざかったから、匿名で、税務署に通報した」といった。
私と朱莉ちゃんとりっちゃんは、ゆかりちゃんのその行動に驚いて、声が出なくなって、顔を見合わせたんだけど、おいちは、「まさに天誅!ですぞ!」といって、ゆかりちゃんに親指を立てていた。
朱莉ちゃんは、「それだけで、鬼頭巡の千枝ちゃんへの執着? 粘着? は終わらないかもしれないけれど、とりあえず、一旦はなんとかなりそう」といって、引き続き、私達は、お互いの近況を話し合いながらも、りっちゃんの彼氏がどうだの、笑いながら楽しく夜ご飯を食べていた。
鬼頭巡のことだったみたい。
なんでも、ゆかりちゃんのところにも探りが入ってきたらしい。
ゆかりちゃんいわく、「大学の時にソロキャンプで知り合った人が鬼頭巡と同じ大学で、『篠田千枝さんのことを知らないか?』と聞いてきたみたい。あー鬱陶しい」
ふと、私は、みんなが集まっている中で、鬼頭巡のグラムインスターを見たんだけど、相変わらずだった。
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唯一、文章としてあったのが、「私は仕事をやめさせられるように、追い込まれたの」だったので、私は少し、戦慄を覚えた。
そして、ゆかりちゃんは呆れて、カフェの机に顔をのせて、いつもの半開きの目で、「……通報した」と小さく一言いった。
りっちゃんは、「え? ゆかり、なんていったの? 今」と目を丸くしてゆかりちゃんにもう一度、同じことを言うように促した。
ゆかりちゃんは、さっきより少し声を大きくして、「鬼頭巡の詮索がうざかったから、匿名で、税務署に通報した」といった。
私と朱莉ちゃんとりっちゃんは、ゆかりちゃんのその行動に驚いて、声が出なくなって、顔を見合わせたんだけど、おいちは、「まさに天誅!ですぞ!」といって、ゆかりちゃんに親指を立てていた。
朱莉ちゃんは、「それだけで、鬼頭巡の千枝ちゃんへの執着? 粘着? は終わらないかもしれないけれど、とりあえず、一旦はなんとかなりそう」といって、引き続き、私達は、お互いの近況を話し合いながらも、りっちゃんの彼氏がどうだの、笑いながら楽しく夜ご飯を食べていた。
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