124 / 131
それでも続く3月
3月12日(木)22:45
しおりを挟む
今日は、ゆかりちゃんからLIMEがエマージェンシーアラートが発令されて、仕事帰りに、みんなで集まった。
鬼頭巡のことだったみたい。
なんでも、ゆかりちゃんのところにも探りが入ってきたらしい。
ゆかりちゃんいわく、「大学の時にソロキャンプで知り合った人が鬼頭巡と同じ大学で、『篠田千枝さんのことを知らないか?』と聞いてきたみたい。あー鬱陶しい」
ふと、私は、みんなが集まっている中で、鬼頭巡のグラムインスターを見たんだけど、相変わらずだった。
いつもの投稿みたいに、あの時みたいな生々しい影山さんの事後だと思われる投稿や、私の会社で働いていた時に仕事で関わった芸能人との自撮りや、ブランドもののバッグ、そして、景色のいい風景や、高そうなお店のご飯の投稿の数々……。
唯一、文章としてあったのが、「私は仕事をやめさせられるように、追い込まれたの」だったので、私は少し、戦慄を覚えた。
そして、ゆかりちゃんは呆れて、カフェの机に顔をのせて、いつもの半開きの目で、「……通報した」と小さく一言いった。
りっちゃんは、「え? ゆかり、なんていったの? 今」と目を丸くしてゆかりちゃんにもう一度、同じことを言うように促した。
ゆかりちゃんは、さっきより少し声を大きくして、「鬼頭巡の詮索がうざかったから、匿名で、税務署に通報した」といった。
私と朱莉ちゃんとりっちゃんは、ゆかりちゃんのその行動に驚いて、声が出なくなって、顔を見合わせたんだけど、おいちは、「まさに天誅!ですぞ!」といって、ゆかりちゃんに親指を立てていた。
朱莉ちゃんは、「それだけで、鬼頭巡の千枝ちゃんへの執着? 粘着? は終わらないかもしれないけれど、とりあえず、一旦はなんとかなりそう」といって、引き続き、私達は、お互いの近況を話し合いながらも、りっちゃんの彼氏がどうだの、笑いながら楽しく夜ご飯を食べていた。
鬼頭巡のことだったみたい。
なんでも、ゆかりちゃんのところにも探りが入ってきたらしい。
ゆかりちゃんいわく、「大学の時にソロキャンプで知り合った人が鬼頭巡と同じ大学で、『篠田千枝さんのことを知らないか?』と聞いてきたみたい。あー鬱陶しい」
ふと、私は、みんなが集まっている中で、鬼頭巡のグラムインスターを見たんだけど、相変わらずだった。
いつもの投稿みたいに、あの時みたいな生々しい影山さんの事後だと思われる投稿や、私の会社で働いていた時に仕事で関わった芸能人との自撮りや、ブランドもののバッグ、そして、景色のいい風景や、高そうなお店のご飯の投稿の数々……。
唯一、文章としてあったのが、「私は仕事をやめさせられるように、追い込まれたの」だったので、私は少し、戦慄を覚えた。
そして、ゆかりちゃんは呆れて、カフェの机に顔をのせて、いつもの半開きの目で、「……通報した」と小さく一言いった。
りっちゃんは、「え? ゆかり、なんていったの? 今」と目を丸くしてゆかりちゃんにもう一度、同じことを言うように促した。
ゆかりちゃんは、さっきより少し声を大きくして、「鬼頭巡の詮索がうざかったから、匿名で、税務署に通報した」といった。
私と朱莉ちゃんとりっちゃんは、ゆかりちゃんのその行動に驚いて、声が出なくなって、顔を見合わせたんだけど、おいちは、「まさに天誅!ですぞ!」といって、ゆかりちゃんに親指を立てていた。
朱莉ちゃんは、「それだけで、鬼頭巡の千枝ちゃんへの執着? 粘着? は終わらないかもしれないけれど、とりあえず、一旦はなんとかなりそう」といって、引き続き、私達は、お互いの近況を話し合いながらも、りっちゃんの彼氏がどうだの、笑いながら楽しく夜ご飯を食べていた。
0
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜
葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」
そう言ってグッと肩を抱いてくる
「人肌が心地良くてよく眠れた」
いやいや、私は抱き枕ですか!?
近い、とにかく近いんですって!
グイグイ迫ってくる副社長と
仕事一筋の秘書の
恋の攻防戦、スタート!
✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼
里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書
神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長
社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい
ドレスにワインをかけられる。
それに気づいた副社長の翔は
芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。
海外から帰国したばかりの翔は
何をするにもとにかく近い!
仕事一筋の芹奈は
そんな翔に戸惑うばかりで……
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる