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それでも続く3月
3月14日(土)15:23
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初めて、自分以外の人がカップル成立しているところを見ちゃった。
おいちとりっちゃんと朱莉ちゃんとゆかりちゃんとで集まって、更には、同じ会社の友達の瑠璃ちゃんも呼び出して、一緒にお昼ご飯を食べていたんだけど……。
何故か、お姉ちゃんと近衛さんが、そのカフェにも来ていた。
そんな私達は、怪しまれないように、お姉ちゃんと近衛さんの様子を伺っていた。
近衛さんは、お姉ちゃんにホワイトデーのプレゼントを渡していた。それに対してお姉ちゃんは、いつも以上にキュートな笑顔で、「ありがとうございます!」といって、中身を確認をして、「また、あとで食べますね」と、近衛さんに伝えた。
近衛さんは、そんなお姉ちゃんを見て、嬉しそうに腕を背中に向けて、グーの形を作っていたんだろうけど、察するにこれは、ガッツポーズをバレないようにしていたのかな? と思った。
おいちが「そういえば、今日はホワイトデーだったでござるな」といって、朱莉ちゃんが、「えっ?! もしかして??」と若干顔を赤らめて少し大きな声でいったから、私は、つかさず、「シーッ! とりあえず、落ち着いて朱莉ちゃんっ!」といって、そのまま、近衛さんとお姉ちゃんのやりとりを見ていた。
「今日は、私のわがままに付き合ってくれてありがとうございます。実はここのカフェ、妹の千枝がたまに通っているところなんですよ」といって、お姉ちゃんはメニュー表を見て、近衛さんは、「へー、そうなんですね」といい、このカフェのインテリアや照明などを見渡していた。
あー、私達のことが、バレるかと心配したけど、そうでもなかった。あー、良かった。
近衛さんとお姉ちゃんが頼んだメニューが来て、ついに近衛さんは……、お姉ちゃんに告白をした。
「こうやって、実果さんとまた食事ができることに嬉しく思う。去年の4月に初めて出会った頃から、僕は実果さんが好きでした」
それを聞いたお姉ちゃんは、頬を少し赤らめながら、両手で口を押さえて、目をまん丸に開いてものすごく瞬きをしたけれど、「実は、私も、近衛さんのことは、豊道さんのことが、ずっと良いなあ、と思っていたので、光栄です」といって、近衛さんとお姉ちゃんは付き合うことになった。
お姉ちゃんと近衛さんは、この後も、お互いどう呼び合うか話し合い、そのやりとりを見ていた私達に気づかず、そのまま、ご飯を食べ終わり、退店していった。
そしてたった今、お姉ちゃんから、LIMEがきた。
「彼氏が今できたよっ!」
おいちとりっちゃんと朱莉ちゃんとゆかりちゃんとで集まって、更には、同じ会社の友達の瑠璃ちゃんも呼び出して、一緒にお昼ご飯を食べていたんだけど……。
何故か、お姉ちゃんと近衛さんが、そのカフェにも来ていた。
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近衛さんは、お姉ちゃんにホワイトデーのプレゼントを渡していた。それに対してお姉ちゃんは、いつも以上にキュートな笑顔で、「ありがとうございます!」といって、中身を確認をして、「また、あとで食べますね」と、近衛さんに伝えた。
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おいちが「そういえば、今日はホワイトデーだったでござるな」といって、朱莉ちゃんが、「えっ?! もしかして??」と若干顔を赤らめて少し大きな声でいったから、私は、つかさず、「シーッ! とりあえず、落ち着いて朱莉ちゃんっ!」といって、そのまま、近衛さんとお姉ちゃんのやりとりを見ていた。
「今日は、私のわがままに付き合ってくれてありがとうございます。実はここのカフェ、妹の千枝がたまに通っているところなんですよ」といって、お姉ちゃんはメニュー表を見て、近衛さんは、「へー、そうなんですね」といい、このカフェのインテリアや照明などを見渡していた。
あー、私達のことが、バレるかと心配したけど、そうでもなかった。あー、良かった。
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それを聞いたお姉ちゃんは、頬を少し赤らめながら、両手で口を押さえて、目をまん丸に開いてものすごく瞬きをしたけれど、「実は、私も、近衛さんのことは、豊道さんのことが、ずっと良いなあ、と思っていたので、光栄です」といって、近衛さんとお姉ちゃんは付き合うことになった。
お姉ちゃんと近衛さんは、この後も、お互いどう呼び合うか話し合い、そのやりとりを見ていた私達に気づかず、そのまま、ご飯を食べ終わり、退店していった。
そしてたった今、お姉ちゃんから、LIMEがきた。
「彼氏が今できたよっ!」
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