クラス転移で召喚された虐められている私。新しい仲間とざまぁしちゃうかも?

チレム

文字の大きさ
73 / 111
アガネスト帝国王立魔法学園

カイルside

しおりを挟む
「他に質問ある?」

「そうだな……あ、奈々葉の周りに居る奴らはなんなんだ?今じゃ、たー……シリウスの婚約者まで一緒に居るじゃないか。」

「あ~……まず、モナはお姉ちゃんが作り出した神獣だよ。ほら、モナ。膝においで。」

「かしこまりました。」

鳥女か……いやまぁ、こいつは普通じゃないもんな

「この姿は前にも見たよね?で、私の妹2人と4人の使用人としている子達は、私が拾った子達かな……人間を辞めるかどうかはあの子達に好きに決めさせるつもり。あの6人はお姉ちゃん達のこと知っているし、紹介もしたもの。」

「絶対、人間辞めるだろ……」

うん、逆にやめない方がおかしい。

「あはは……で、リア……ルーデリアも最初は、任務道理に近ずいたのだけれど、ルーデリアがルーデリアとして産まれる前に私と同じところに住んでいてさ。」



ルーデリアがルーデリアとして産まれる前?

「ちなみに~奈々葉ちゃんが近ずいたからわずかな神力に当てられて思い出したのだけれどね~♪」

「……え?そうなの?……後で謝っとこう。」

神力……?

「……よく分からん……え?婚約者がここに産まれる前に?奈々葉と同じところ……召喚される前の所で生きていたのか?」

「そういう事。リアは、前の世界で死んでここに生まれ変わったの。」

「それを輪廻転生って言うのよ~」

時系列おかしくね?

「な、なるほど……だから、シリウスに聞いた話と全然違かったんだな。」

「当たり前だよ……あとは……リアの事は殿下が居る前に言える事はこのくらいかな?」

「そうね~……他にも無いの?奈々葉ちゃんのバストサイズとか♡」

その手があったか!

「!」

  俺はつい奈々葉の胸に目を向けてしまうが、いや、そんな最低な事今やる訳には行かない。っと思いとどまる。

「あ、後でなら……」

「いや、良いのかよ!」

「って、質問は?他にも無いのなら放置していた殿下の方へ行くけど……」

「……情報を整理したいから、何かあったらまた質問するけど良いか?」

「うん。」

 はぁ……奈々葉の笑顔……ナナの時よりもこっちの方が輝いて見えるのは気の所為だろうか?

「さて、殿下。質問をお答えできる限り致しましょう。」

「……やっとか……まず、父上にアフロディナ様が話したと言うのは?」

あ~それな。いつ言ったのだろうか?

「あら~それはね?私達の奈々葉ちゃんを傷付けてもしてみなさい?この国もこの国の周辺も消し炭にしてあげるわ♡って言っておいたのよ~……まぁ、奈々葉ちゃんに後で怒られちゃったけど……」

「当たり前だよ。そんな事のためにお姉ちゃんが陛下に顔を出すこと自体おかしいもん。」

「なら、父上はある程度知っているのか?」

「そうね。」

「2人はどうして私に関わってきたんだ?」

2人って俺もか?


「私は、妹達とこの世界で生きる為には、仕事をしなければいけないのだけれど、そのある仕事で依頼されたのが陛下から第2王子の護衛を歳の近い私達に来たのよ。」

「その以来のおかげでこうやって奈々葉に近ずけたんだけどな?」

 俺は奈々葉をチラッと見て言ってやると奈々葉は少し頬を染めた。

「///」

「あーん、もう!奈々葉ちゃんは、可愛いわ~……人間もやめた所だし、そろそろ何を司るのか後で考えましょうね~」

「……だから早いって……」

ターゲットが暗い顔になってきた。

「……あぁ、勘違いすんなよ。
 シリウスを俺が守りたくないなっと思ったらそもそもこの依頼を受けなかったんだからな。
 これでも、俺は以外とお前を良い友人とも思っていたけどな。
 権力を振りかざす事もしないし、でもバカでもないし。」

「そうか……それを聞いて安心したよ。」

そう言って俺らは笑いあった。

「さて、他にありますか?」

「ルーデリア嬢の事はもう聞いちゃいけないのかな?」

「……リアの居ないところで、話すのはちょっと……」

以外とそういう所律儀だよな~

「あら~じゃあ結衣ちゃん呼んじゃう?周りにリリルルちゃんや、使用人の4人が居るだけみたいだし。」

呼ぶ?どういう事だ?

「ちょっ!お姉ちゃん!元の名前は、リア自身が言わないとダメでしょ!」

「あら~……じゃあルーデリアちゃんを呼んじゃう?」

「呼ぶ……?」

「召喚よ~ワープでも良いけど……行くのめんどくさいわ~」

「めんどくさい……って……じゃあ何でさっきは殿下をワープで連れてきたの?」

「そんなの覗き見しているくせに、その見ていた相手にバラされるってかっこ悪いじゃない?」

「……以外とお姉ちゃん、性格悪い?」

いや、良い性格の間違いだろ。

 あれを見られたなんて、恥ずかしくて殺してやろうかとも思ったぜ?

「そんなっ!お姉ちゃんは~、奈々葉ちゃんと一緒でどうでもいい者はほんとに死のうがどうでもいいだけよ~」

あ、奈々葉も良い性格だったわ。

「あ、いま奈々葉否定できなかった感じか?」

そう言うと、奈々葉は苦い顔をして

「……顔に出てた?」

なんて聞いてくるんだから可愛い。

「いいや?なんかそんな感じした。」

「愛の力よ~」

愛?なんで今そんなのが出てくるんだ?

「私の加護を与えたのだから、そういう対象にはそれなりの力がつくのよ~」

「……義姉さん、ありがとうございます。」

「あらあら~♪」

 なんて呼んだらいいか迷った末、そう呼ぶ事にした。

奈々葉が不思議そうな顔で俺を見てくるので

「だって、これから一生一緒なんだろ?だったら俺からしたら義姉になるんじゃないか?」

 言った瞬間、奈々葉はまた顔を真っ赤にして少し俯いてしまった。

俺はそれが可愛くてニヤニヤが止まらん。


「あら~……奈々葉ちゃん顔が真っ赤よ?あと、とりあえず7人呼んじゃうわね♡」

えいっ♪

 いや、掛け声かっるっ!

「「「「「「「「?!」」」」」」」」

 いつもの7人は、いきなりでてきて困惑していた。

「ごめんね~急に呼び出しちゃって♪」

「あ、アフロディナ様!」

「アフロディナ様、こんにちは。何かありました?」

「アフロディナ様……?」

「「「「アフロディナ様、こんにちは」」」」

おぉ……やっぱり知ってるんだなぁ

「姉ね!?元に戻ってるよ!?」

「そして、何故ここに殿下がいらっしゃるのです!?」

「……えーと?どういう状況?」

「「「「!?」」」」

すげぇ勢いで聞いてくるじゃん。

落ち着けって。




パンパン


お姉さんが手を叩いて言う。

「はい、はい~落ち着いて~」

 6人はその言葉で黙るが、婚約者は、

「……わ~……綺麗な人……」

と呟いた。


「あら~?嬉しい事行ってくれるわね♪」

「お姉ちゃん……もう、皆急にごめんね……」

「大丈夫だけど……どういう状況?」

「それは……「は~い、そこは姉である私が話しまーす!」……そこは、当事者である私達が話すと思うんだ……」
 
めっちゃ被せたな……

「もう~この子達の驚いた顔が見たいのよ~」 

「……もう!」 

「は~い、とりあえず、奈々葉ちゃんとカイル君は無事くっつきました~!!」

「「「「「「「!?!?」」」」」」」

 お姉さんがそういうと、あいつらものすごい目を開いて目線が奈々葉と俺を行来している。

……おもしれぇこと思いついた。

 俺は、隣に居る奈々葉の肩を抱き、ニッって笑ってやった。

 奈々葉は照れてしまい、目線を外してしまったが。

可愛い奈々葉を見れたから良いだろう。

「「「「「「「早くない(ですか)!?」」」」」」」

……いやまぁそうだよなぁ~

 俺ら出会って1ヶ月たったか、たってないか位だもんな~

「え?ちょっと待って!?どういう流れでそうなったの?!」

「聞きたい!え?カイル、無理矢理だったらどうなるかわかってる?!」

「カイル……気に食わないと思っていましたが、早すぎませんか?」

おぉう……すげぇ圧。

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪

naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。 「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」 まっ、いいかっ! 持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

勇者のハーレムパーティー抜けさせてもらいます!〜やけになってワンナイトしたら溺愛されました〜

犬の下僕
恋愛
勇者に裏切られた主人公がワンナイトしたら溺愛される話です。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...