2 / 48
第2話:婚約破棄2
しおりを挟む
王城の外で待つメイドが予定外の早い帰りに驚きつつも、私の異様な雰囲気を察して、すぐにローズレイ家の屋敷へ馬車を走らせてくれた。
そして、屋敷に到着すると、騎士・メイド・執事たちを一斉招集した。
「時間が惜しいの、二度は言わないわ。よく聞いてちょうだい」
事の敬意を説明しようとした瞬間、私の声がいつもより低いせいか、長年にわたって仕えてくれている執事長のフレデリックが制止する。
「お嬢様。何があったか存じませんが、いったん落ち着きましょう。どんな時でも冷静でなければならない、それがローズレイ家にございます」
それくらいわかってるわ、と言いかけて、私は言葉を飲んだ。抑えきれないイライラで心が乱れていることくらいは自覚している。
「私は冷静に判断しているつもりよ」
「とてもそのような顔ではございません」
フレデリックに反抗され、ムッとした気持ちになっている時点で、私はまだまだ半人前なのだろう。
焦りと苛立ちを断ち切るように、大きなため息を吐いた。
「イライラしていることは認めるわ。でも、時間がないのは事実なの。不備があるようであれば、フォローしてちょうだい」
「かしこまりました」
ニコやかな笑顔を向けてくれるフレデリックは、こういうときの対処がうまい。使用人たちが必要以上に焦らないように、バランスを取ってくれるのだ。
ただ、今回の件に関しては、さすがにフレデリックでも予想できないと思う。
「まず初めに、レオン殿下から婚約破棄を告げられたわ。裏でウォルトン家が糸を引いていて、ティエール王家は弱みを握られている可能性が高いの」
「……左様ですか。お嬢様が取り乱される理由がよくわかりました」
人前で笑顔を見せないローズレイ家だが、さすがに家臣たちは私の気持ちをよく理解している。レオン殿下と婚約を結べたことが嬉しくて、人一倍仕事を頑張り、実績作りをしていたから。
お父様が暮らすローズレイ領から離れ、王都の仕事を一任された私は、今まで完璧にこなしてきた。ローズレイ家の仕事・学生生活・王妃教育……スケジュールがパンパンになりながらも、地道に歩み続けてきたのだ。
それがローズレイ家に生まれた私の使命であり、願いでもある。自分で婚約者を選べない貴族だからこそ、愛する人と共に歩むことに強く憧れていた。
こんなことで心が折れるくらいなら、最初から彼と婚約する道を選んでいない。
「レオン殿下の様子もおかしかったわ。婚約破棄を望んでいるとは思えなかったし、言葉を選んで話していたように見えたの」
裏で糸を引くウォルトン家に悟られることなく、親しい貴族たちが気づくようなメッセージをレオン殿下は送っていたはず。
彼がグレースの名前を口にしなかったのは、明確に敵であることの意思表示であり、私の名前を呼んでいたのは、今もなお信じてくれている証拠でもあった。
だから、レオン殿下の言葉が気にある。この時期に夜会という場所で婚約破棄することに大きな意味がある、そう言ったのだ。
「まだ世間には公表されてないけれど、国王様の容態が悪いのは知っているわね。聖女であるグレースが治療しているけれど、うまくいっていないの。普通に考えて、人質に取られている可能性が高いわ」
「治せる病気をあえて治さず、王家を脅している、ということですな」
国王の座を長期間空席にすることはできない。今月末までに回復の兆しが見えなければ、レオン殿下の即位を早めることが閣議決定されたばかりだ。
つまり……、
「ウォルトン家が国の中枢に入り込むために、ローズレイ家は踏み台にされた。夜会という大勢の証人と協力者を得て、計画的に動いていたのよ。このままグレースが王妃になれば、国が乗っ取られるわ」
国を支えるはずの三大貴族の一角が国家転覆を狙うなど、いったい誰が考えるだろうか。最悪、グレースが王族の仲間入りをした瞬間、事態は急変する。
グレースの妊娠が発覚した段階で王族を抹殺すれば、この国の正当な後継者はお腹の子供しかいなくなる。出産して成人するまでの間、母であるグレースが女王の座につき、国を支配するだろう。
たとえ、その子がレオン殿下の子供でなかったとしても、この時期に妊娠すれば騙すことができる……。
深く考えれば考えるほど、事態は深刻だ。ウォルトン家の調査や国王様の病気など、調べなければならないことが山ほどある。
タイムリミットは、約一か月。レオン殿下が即位するまでが限界であり、今月末の本会議が勝負になる。
この国はいま……窮地に追いやられているのだ。
しかし、法の下で罪を裁くローズレイ家が黙ってみているはずもない。愛する婚約者を奪われたのなら、なおさらのこと。
「相手は三大貴族の一角、ウォルトン家よ。一刻も早くお父様と連絡を取り、対処に当たるわ」
フレデリックが紙とペンを渡してくれたので、いま話したことを箇条書きで記載していく。
すでに夜も遅いが、早くも執事たちは動き出そうとしてくれていた。
「旦那様の指示があるまで、各自で情報収集にあたりましょう。婚約破棄を言い渡された以上、お嬢様は外出をお控えください」
「無理な話ね。ローズレイ家を侮辱されただけでなく、婚約者を奪われたのよ。ここまで馬鹿にされて、ジッと待つなんてできないわ」
「しかし、ウォルトン家も明確に敵と認識しているはずです。向こうが万全の準備で待ち構えるのなら、必要以上の行動は立場を危うくいたしますぞ」
フレデリックの言い分は正しい。すでにこの屋敷も監視され、私は要注意人物だと認識されていると考えるべきだ。
グレースに啖呵を切った『悪役令嬢のシャルロット』は、ね。
「言ったわよね、私は冷静だと。現状の様々な可能性を分析した上で、私も情報収集にあたる必要があると判断しているの」
八年間もレオン殿下の婚約者として過ごした私は、庶民にまで顔が割れている。お父様譲りの険しい表情と、お母様譲りの長い黒髪が、公爵令嬢シャルロットのイメージを作っていることだろう。
だからこそ、周りを誤魔化すことができる。
お母様……。こんな形になってしまったけれど、親離れをするときが来たみたい。これからは遠い星空から見守っていてね。
意を決した私は、騎士が腰にかける剣を借り、子供の頃から大切にしていた髪を首の根本でバッサリと切り落とす。
メイドがハッと息を吞む姿を見れば、どれほど予想できない行動だったのかよくわかるだろう。
「近日中には、王城で働くローズレイ家のメイドが解雇され、臨時募集がかかるはずよ。私はそこにメイドとして潜入し、情報収集と協力者を探すわ。文句はある?」
「……ございません」
一人の女として決意した私を見て、家臣たちが反論することはなかった。もしかしたら、私の頬に流れ落ちる涙を見て、声をあげられなかったのかもしれない。
自分でも意地っ張りだと思うし、髪を切っただけで涙声になるなんて、私はまだまだ弱い。
だからお願い、お母様。私に勇気と力を貸して。
そして、屋敷に到着すると、騎士・メイド・執事たちを一斉招集した。
「時間が惜しいの、二度は言わないわ。よく聞いてちょうだい」
事の敬意を説明しようとした瞬間、私の声がいつもより低いせいか、長年にわたって仕えてくれている執事長のフレデリックが制止する。
「お嬢様。何があったか存じませんが、いったん落ち着きましょう。どんな時でも冷静でなければならない、それがローズレイ家にございます」
それくらいわかってるわ、と言いかけて、私は言葉を飲んだ。抑えきれないイライラで心が乱れていることくらいは自覚している。
「私は冷静に判断しているつもりよ」
「とてもそのような顔ではございません」
フレデリックに反抗され、ムッとした気持ちになっている時点で、私はまだまだ半人前なのだろう。
焦りと苛立ちを断ち切るように、大きなため息を吐いた。
「イライラしていることは認めるわ。でも、時間がないのは事実なの。不備があるようであれば、フォローしてちょうだい」
「かしこまりました」
ニコやかな笑顔を向けてくれるフレデリックは、こういうときの対処がうまい。使用人たちが必要以上に焦らないように、バランスを取ってくれるのだ。
ただ、今回の件に関しては、さすがにフレデリックでも予想できないと思う。
「まず初めに、レオン殿下から婚約破棄を告げられたわ。裏でウォルトン家が糸を引いていて、ティエール王家は弱みを握られている可能性が高いの」
「……左様ですか。お嬢様が取り乱される理由がよくわかりました」
人前で笑顔を見せないローズレイ家だが、さすがに家臣たちは私の気持ちをよく理解している。レオン殿下と婚約を結べたことが嬉しくて、人一倍仕事を頑張り、実績作りをしていたから。
お父様が暮らすローズレイ領から離れ、王都の仕事を一任された私は、今まで完璧にこなしてきた。ローズレイ家の仕事・学生生活・王妃教育……スケジュールがパンパンになりながらも、地道に歩み続けてきたのだ。
それがローズレイ家に生まれた私の使命であり、願いでもある。自分で婚約者を選べない貴族だからこそ、愛する人と共に歩むことに強く憧れていた。
こんなことで心が折れるくらいなら、最初から彼と婚約する道を選んでいない。
「レオン殿下の様子もおかしかったわ。婚約破棄を望んでいるとは思えなかったし、言葉を選んで話していたように見えたの」
裏で糸を引くウォルトン家に悟られることなく、親しい貴族たちが気づくようなメッセージをレオン殿下は送っていたはず。
彼がグレースの名前を口にしなかったのは、明確に敵であることの意思表示であり、私の名前を呼んでいたのは、今もなお信じてくれている証拠でもあった。
だから、レオン殿下の言葉が気にある。この時期に夜会という場所で婚約破棄することに大きな意味がある、そう言ったのだ。
「まだ世間には公表されてないけれど、国王様の容態が悪いのは知っているわね。聖女であるグレースが治療しているけれど、うまくいっていないの。普通に考えて、人質に取られている可能性が高いわ」
「治せる病気をあえて治さず、王家を脅している、ということですな」
国王の座を長期間空席にすることはできない。今月末までに回復の兆しが見えなければ、レオン殿下の即位を早めることが閣議決定されたばかりだ。
つまり……、
「ウォルトン家が国の中枢に入り込むために、ローズレイ家は踏み台にされた。夜会という大勢の証人と協力者を得て、計画的に動いていたのよ。このままグレースが王妃になれば、国が乗っ取られるわ」
国を支えるはずの三大貴族の一角が国家転覆を狙うなど、いったい誰が考えるだろうか。最悪、グレースが王族の仲間入りをした瞬間、事態は急変する。
グレースの妊娠が発覚した段階で王族を抹殺すれば、この国の正当な後継者はお腹の子供しかいなくなる。出産して成人するまでの間、母であるグレースが女王の座につき、国を支配するだろう。
たとえ、その子がレオン殿下の子供でなかったとしても、この時期に妊娠すれば騙すことができる……。
深く考えれば考えるほど、事態は深刻だ。ウォルトン家の調査や国王様の病気など、調べなければならないことが山ほどある。
タイムリミットは、約一か月。レオン殿下が即位するまでが限界であり、今月末の本会議が勝負になる。
この国はいま……窮地に追いやられているのだ。
しかし、法の下で罪を裁くローズレイ家が黙ってみているはずもない。愛する婚約者を奪われたのなら、なおさらのこと。
「相手は三大貴族の一角、ウォルトン家よ。一刻も早くお父様と連絡を取り、対処に当たるわ」
フレデリックが紙とペンを渡してくれたので、いま話したことを箇条書きで記載していく。
すでに夜も遅いが、早くも執事たちは動き出そうとしてくれていた。
「旦那様の指示があるまで、各自で情報収集にあたりましょう。婚約破棄を言い渡された以上、お嬢様は外出をお控えください」
「無理な話ね。ローズレイ家を侮辱されただけでなく、婚約者を奪われたのよ。ここまで馬鹿にされて、ジッと待つなんてできないわ」
「しかし、ウォルトン家も明確に敵と認識しているはずです。向こうが万全の準備で待ち構えるのなら、必要以上の行動は立場を危うくいたしますぞ」
フレデリックの言い分は正しい。すでにこの屋敷も監視され、私は要注意人物だと認識されていると考えるべきだ。
グレースに啖呵を切った『悪役令嬢のシャルロット』は、ね。
「言ったわよね、私は冷静だと。現状の様々な可能性を分析した上で、私も情報収集にあたる必要があると判断しているの」
八年間もレオン殿下の婚約者として過ごした私は、庶民にまで顔が割れている。お父様譲りの険しい表情と、お母様譲りの長い黒髪が、公爵令嬢シャルロットのイメージを作っていることだろう。
だからこそ、周りを誤魔化すことができる。
お母様……。こんな形になってしまったけれど、親離れをするときが来たみたい。これからは遠い星空から見守っていてね。
意を決した私は、騎士が腰にかける剣を借り、子供の頃から大切にしていた髪を首の根本でバッサリと切り落とす。
メイドがハッと息を吞む姿を見れば、どれほど予想できない行動だったのかよくわかるだろう。
「近日中には、王城で働くローズレイ家のメイドが解雇され、臨時募集がかかるはずよ。私はそこにメイドとして潜入し、情報収集と協力者を探すわ。文句はある?」
「……ございません」
一人の女として決意した私を見て、家臣たちが反論することはなかった。もしかしたら、私の頬に流れ落ちる涙を見て、声をあげられなかったのかもしれない。
自分でも意地っ張りだと思うし、髪を切っただけで涙声になるなんて、私はまだまだ弱い。
だからお願い、お母様。私に勇気と力を貸して。
1
あなたにおすすめの小説
十二回の死を繰り返した悪役令嬢、破滅回避は諦めました。世界のバグである司書と手を組み、女神の狂ったシナリオをぶっ壊します
黒崎隼人
ファンタジー
十二回の死を繰り返した公爵令嬢オフィーリア。十三回目の人生で彼女が選んだのは、破滅の回避ではなく、世界の破壊だった。
「この世界は、女神の描いた三文芝居に過ぎない」
ループする度に歪む日常、完璧な仮面の下に狂気を隠した婚約者や聖女。全てが残酷な神の「物語」の駒でしかないとしたら?
これは、筋書きを押し付けられた悪役令嬢が、同じく運命に抗う謎の司書と「共犯者」となり、狂った世界のシステムに反逆する物語。断罪の先に待つのは救済か、それとも完全な無か。真実が世界を壊すダークミステリーファンタジー、開幕。
捨てられた悪役はきっと幸せになる
ariya
恋愛
ヴィヴィア・ゴーヴァン公爵夫人は少女小説に登場する悪役だった。
強欲で傲慢で嫌われ者、夫に捨てられて惨めな最期を迎えた悪役。
その悪役に転生していたことに気づいたヴィヴィアは、夫がヒロインと結ばれたら潔く退場することを考えていた。
それまでお世話になった為、貴族夫人としての仕事の一部だけでもがんばろう。
「ヴィヴィア、あなたを愛してます」
ヒロインに惹かれつつあるはずの夫・クリスは愛をヴィヴィアに捧げると言ってきて。
そもそもクリスがヴィヴィアを娶ったのは、王位継承を狙っている疑惑から逃れる為の契約結婚だったはずでは?
愛などなかったと思っていた夫婦生活に変化が訪れる。
※この作品は、人によっては元鞘話にみえて地雷の方がいるかもしれません。また、ヒーローがヤンデレ寄りですので苦手な方はご注意ください。
※表紙はAIです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
運命に勝てない当て馬令嬢の幕引き。
ぽんぽこ狸
恋愛
気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。
その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというものだったらしい。
だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。
しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。
五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。
王家を追放された落ちこぼれ聖女は、小さな村で鍛冶屋の妻候補になります
cotonoha garden
恋愛
「聖女失格です。王家にも国にも、あなたはもう必要ありません」——そう告げられた日、リーネは王女でいることさえ許されなくなりました。
聖女としても王女としても半人前。婚約者の王太子には冷たく切り捨てられ、居場所を失った彼女がたどり着いたのは、森と鉄の匂いが混ざる辺境の小さな村。
そこで出会ったのは、無骨で無口なくせに、さりげなく怪我の手当てをしてくれる鍛冶屋ユリウス。
村の事情から「書類上の仮妻」として迎えられたリーネは、鍛冶場の雑用や村人の看病をこなしながら、少しずつ「誰かに必要とされる感覚」を取り戻していきます。
かつては「落ちこぼれ聖女」とさげすまれた力が、今度は村の子どもたちの笑顔を守るために使われる。
そんな新しい日々の中で、ぶっきらぼうな鍛冶屋の優しさや、村人たちのさりげない気遣いが、冷え切っていたリーネの心をゆっくりと溶かしていきます。
やがて、国難を前に王都から使者が訪れ、「再び聖女として戻ってこい」と告げられたとき——
リーネが選ぶのは、きらびやかな王宮か、それとも鉄音の響く小さな家か。
理不尽な追放と婚約破棄から始まる物語は、
「大切にされなかった記憶」を持つ読者に寄り添いながら、
自分で選び取った居場所と、静かであたたかな愛へとたどり着く物語です。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる