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第20話
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俺は、潤から渡された練習用の剣を腰にさして改めて町の外へ向かう。
「あれ?カイトって魔法使いじゃなかった?」
「そうだよ」
サクラはその言葉を聞いて気まずそうに腰の剣をチラリと見る。
「あぁ、これ?これは俺の仲間から貰ったものなんだ。将来、魔法剣士になりたいから今から剣教えてくれって言ったら一つくらい自分の剣を持ってた方がいいって」
「へぇ……………じゃぁ、剣も使えるんだ。すごいね」
「剣はまだまだだよ」
そんな会話をしながら次の町に続く道を歩いていると目の前に人が倒れているのが見えた。
慌てて俺とサクラはその人に駆け寄る。
緑の髪をした若い男だった。
お腹が引き裂かれている。魔物にでもやられたのだろうか。出血の量を考えると命に関わるかもしれない。
「どうしようか…近くの町にはまだまだ距離があるし……さっきの町に戻るにしても間に合うかどうか・・・」
「……………私が治すわ」
男の傷口に手を近づけ目を閉じる。
すると、サクラの手が温かい光に包まれた。
「ヒール」
そう唱えると男の身体が光に包まれる。
男の傷は塞がっていて、さっきまで生気が無かった顔も顔路が良くなったいた。
「サクラ!凄い!あの怪我が塞がってる」
「………………っ!」
ガクッとサクラの身体が傾く。
「?!サクラっ!」
俺は慌ててサクラの身体を受け止める。
どうやらサクラは気を失ってしまったようだ。今のでかなり魔力を使ってしまったのだろう。
とりあえずその場にサクラを寝かせる。
「……………うっ………」
男の意識が戻ったようだ。
「目が覚めたか?」
「!?誰だっ!」
男は自分の腰に隠し持っていただろう短剣を俺の喉に当ててきた。
早いっ!
間一髪で男の短剣を避ける。しかし少し避けるタイミングが遅かったため薄皮一枚切れた。
「っ…………!」
「はぁっ!」
短剣を握りしめ、また男が切りかかってくる。
ちっ!なんで襲いかかってくるんだよ!せっかくサクラが助けた命なのに。
しかたねーな。
「サンダーストーム!」
「ぐぁあっ……!?」
放った魔法で男の動きが止まる。少し麻痺するくらの電撃を男に撃つ。さすがにサクラが治したのにまた怪我をさせるわけにはいかない。
よし。今がチャンスだ。
俺は隙をつき、男の後ろに回り腕を後ろにひねりあげる。
「ぐあっ!」
「お前は誰だ?なんでここで倒れてたんだ?」
「……………っ!お前に言うか」
俺はさらに男の腕をキツくひねる。
「ぐあぁぁぁっ…」
男は顔を歪めて辛そうに悲鳴をあげるが何も話そうとしない。
「やめてっ!」
いつの間に意識が戻ったのかサクラは立ち上がり男の腕を捻り上げている俺の腕を離そうとする。。
「え?コイツがいきなり襲いかかってきたから…」
「くっ…」
「ごめん…カイト……………実はこの人、私の付き人なの」
「はぁ!?」
とりあえず、サクラの言葉で男の腕を解放する。
「………………っ……すみません、王女様」
「…………王女?!」
俺は男とサクラの顔を交互に見る。
嘘をついている風には見えない…が。
サクラが実は王女様だっただなんて信じられるか!
「………はぁ…この方はサクラ・スフィルツ王女だ。お前のようなどこの馬の骨か分からん奴が一緒に行動出来るお方じゃない」
「ちょっと!ネル!言い過ぎよ」
「しかしっ!」
ネルと言う男はサクラに言い返そうとしたが、サクラの顔を見て口を閉ざした。
「ごめん…今まで黙ってて。私はスノーヴァ王国第一王女サクラ・スフィルツ。こっちは私の付き人ネル」
サクラに紹介されるが、ネルは俺を見てフンっと顔を背けた。
何なんだ。この嫌われようは…
「でも、王女が無事で本当によかった…ずっと探してたんですよ。なぜ国を出る時、私も連れて行ってくださらなかったのですかっ………」
「ごめん………………ネルに迷惑かけたくなかったの」
「何をっ…………私はサクラ様に忠誠を誓っているのです。サクラ様の為でしたら私は何でも致します」
サクラはネルの言葉に嬉しそうな、そして寂しそうな笑顔を向けていた。
「あれ?カイトって魔法使いじゃなかった?」
「そうだよ」
サクラはその言葉を聞いて気まずそうに腰の剣をチラリと見る。
「あぁ、これ?これは俺の仲間から貰ったものなんだ。将来、魔法剣士になりたいから今から剣教えてくれって言ったら一つくらい自分の剣を持ってた方がいいって」
「へぇ……………じゃぁ、剣も使えるんだ。すごいね」
「剣はまだまだだよ」
そんな会話をしながら次の町に続く道を歩いていると目の前に人が倒れているのが見えた。
慌てて俺とサクラはその人に駆け寄る。
緑の髪をした若い男だった。
お腹が引き裂かれている。魔物にでもやられたのだろうか。出血の量を考えると命に関わるかもしれない。
「どうしようか…近くの町にはまだまだ距離があるし……さっきの町に戻るにしても間に合うかどうか・・・」
「……………私が治すわ」
男の傷口に手を近づけ目を閉じる。
すると、サクラの手が温かい光に包まれた。
「ヒール」
そう唱えると男の身体が光に包まれる。
男の傷は塞がっていて、さっきまで生気が無かった顔も顔路が良くなったいた。
「サクラ!凄い!あの怪我が塞がってる」
「………………っ!」
ガクッとサクラの身体が傾く。
「?!サクラっ!」
俺は慌ててサクラの身体を受け止める。
どうやらサクラは気を失ってしまったようだ。今のでかなり魔力を使ってしまったのだろう。
とりあえずその場にサクラを寝かせる。
「……………うっ………」
男の意識が戻ったようだ。
「目が覚めたか?」
「!?誰だっ!」
男は自分の腰に隠し持っていただろう短剣を俺の喉に当ててきた。
早いっ!
間一髪で男の短剣を避ける。しかし少し避けるタイミングが遅かったため薄皮一枚切れた。
「っ…………!」
「はぁっ!」
短剣を握りしめ、また男が切りかかってくる。
ちっ!なんで襲いかかってくるんだよ!せっかくサクラが助けた命なのに。
しかたねーな。
「サンダーストーム!」
「ぐぁあっ……!?」
放った魔法で男の動きが止まる。少し麻痺するくらの電撃を男に撃つ。さすがにサクラが治したのにまた怪我をさせるわけにはいかない。
よし。今がチャンスだ。
俺は隙をつき、男の後ろに回り腕を後ろにひねりあげる。
「ぐあっ!」
「お前は誰だ?なんでここで倒れてたんだ?」
「……………っ!お前に言うか」
俺はさらに男の腕をキツくひねる。
「ぐあぁぁぁっ…」
男は顔を歪めて辛そうに悲鳴をあげるが何も話そうとしない。
「やめてっ!」
いつの間に意識が戻ったのかサクラは立ち上がり男の腕を捻り上げている俺の腕を離そうとする。。
「え?コイツがいきなり襲いかかってきたから…」
「くっ…」
「ごめん…カイト……………実はこの人、私の付き人なの」
「はぁ!?」
とりあえず、サクラの言葉で男の腕を解放する。
「………………っ……すみません、王女様」
「…………王女?!」
俺は男とサクラの顔を交互に見る。
嘘をついている風には見えない…が。
サクラが実は王女様だっただなんて信じられるか!
「………はぁ…この方はサクラ・スフィルツ王女だ。お前のようなどこの馬の骨か分からん奴が一緒に行動出来るお方じゃない」
「ちょっと!ネル!言い過ぎよ」
「しかしっ!」
ネルと言う男はサクラに言い返そうとしたが、サクラの顔を見て口を閉ざした。
「ごめん…今まで黙ってて。私はスノーヴァ王国第一王女サクラ・スフィルツ。こっちは私の付き人ネル」
サクラに紹介されるが、ネルは俺を見てフンっと顔を背けた。
何なんだ。この嫌われようは…
「でも、王女が無事で本当によかった…ずっと探してたんですよ。なぜ国を出る時、私も連れて行ってくださらなかったのですかっ………」
「ごめん………………ネルに迷惑かけたくなかったの」
「何をっ…………私はサクラ様に忠誠を誓っているのです。サクラ様の為でしたら私は何でも致します」
サクラはネルの言葉に嬉しそうな、そして寂しそうな笑顔を向けていた。
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